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【コーセーコスメポート セラミエイド 薬用スキンクリーム】 成分解析
水分補給:★☆☆☆☆
油分補給:★★★★☆
保湿持続性:★★★★★
伸びの良さ:★★★☆☆
酸化安定性:★★★★★
肌なじみ :★★☆☆☆
しっとり感:★★★★★
サラサラ感:★☆☆☆☆
敏感肌適正:★★★★☆
価格適正:★★★★★(140g:1,650円)
【セラミエイド 薬用スキンクリーム】
について解説していきます。
「セラミエイド」という商品名の通り、
こちらはお肌のバリア機能物質である『セラミド』をテーマにした高保湿クリームです。
近年、大手化粧品会社がセラミドに着目した製品を各社それぞれ発売してきていますが、
(有名所では、花王・ロート製薬・小林製薬など)
KOSEさんが新しくその市場に参入してきた感じになりますね。
セラミドクリームについては各社色々特徴が異なっているのでそれぞれの違いについては今度詳しくまとめますが、
本日はセラミエイドについてのみ解説していきます。
全成分はこんな感じになっています。
【全成分表示】
グリチルレチン酸ステアリル※、 精製水、流動パラフィン、ワセリン、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、スクワラン、濃グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、L-セリン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、dl-α-トコフェロール、ユビデカレノン、2-エチルヘキサン酸セチル、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸、エデト酸二ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルポリシロキサン、水酸化ナトリウム、フェノキシエタノール※;有効成分 無印;その他の成分
こちらのセラミエイド「薬用」スキンクリームは=医薬部外品になっており、
有効成分として、グリチルレチン酸ステアリルを配合しています。
これは効能効果の部分に書いてあるとおり、
「肌荒れ・あれ性」などを防ぐ、抗炎症剤の一種です。
油溶性の抗炎症剤で、クリームなどによく配合されています。
炎症を抑制する効果が一番メインの効能となっているクリームですね。
また、主成分は
流動パラフィン、ワセリン、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、スクワラン、濃グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル
などになっていて、
これは使用してみれば分かるのですが非常に濃厚なテクスチャーになっていることから
特にベースの流動パラフィンやワセリンなどがかなり高濃度になっているようです。
稀に敏感肌に刺激になるジプロピレングリコール(DPG)が少し多めの配合に見えますが、実質油分ベースなので刺激感を感じる人は少ないと思います。
自己乳化型モノステアリン酸グリセリルは、「ステアリン酸グリセリル(SE)」という乳化剤です。
石けん成分が若干混ざっている非イオン系乳化剤です。
(これも稀に刺激を感じる人がいます)
安定した乳化をする上では簡単に乳化できるのが便利な成分ではありますが、
乳化剤としては低刺激性を考慮するとベストな選択といえるかは微妙なところなので、コストを削減するための採用かなと思います。
安価なクリームなどにはよく使われている印象があります。
以上がベース成分ですね。
刺激になりうる成分として2種類挙げましたが、あくまで「稀に」程度のもので
香料や着色料なども入っておらず、シンプルにまとめており
基本的には敏感肌に配慮した構成になっています。
ところで成分表を見ると一見「セラミド」という成分が何も入っていないことに気づくかもしれません。
『セラミエイド』という製品でセラミドのワードを前面に押し出しているのに、実はセラミドが入っていない!?
…と勘違いしてしまう人もいそうですが、
これは【医薬部外品】あるあるでして、
医薬部外品だと成分の表示名称が化粧品とは変わるものが多く、セラミドもその一つです。
実際には太字にした
「N-ステアロイルフィトスフィンゴシン」
というのが化粧品では【セラミド3(セラミドNP)】と表示されているものと同じ成分です。
つまりこのセラミエイドは、ヒト型セラミドのセラミド3を配合している点で「セラミドケア」を謳っているクリームです。
そして140gとたっぷり入って1650円程度で購入できる、とてもお求めやすいクリームになっており、
ヒト型セラミドを低コストで補給できる点が最大の利点だと思います。
ただ配合しているセラミドはセラミド3単一であり、
配合量も価格を考慮するとさほど多くはないことが予想されます。
セラミドはある意味サポート役に回っており、
実質的には、主成分のワセリンやスクワラン、流動パラフィンなどの炭化水素油によるラップ効果と、
グリチルレチン酸ステアリルの抗炎症作用がより効果的に働くクリームなのではないか?
と僕は感じました。
製品の使用感は、本当に「濃厚」という言葉がピッタリなものです。
テクスチャー自体がバターや濃厚なチーズを彷彿とするようなコッテリしたクリームです。
お肌に伸ばすと、肌に浸透して馴染むという感触はほとんどなく、
表面を濃密に保護するべく広がっていきます。
あまりお肌に浸透しないので少量で広範囲に塗れますが、
馴染みにくいので時間をかけて体温で溶かしながら伸ばしていく感じです。
しっかり馴染ませると、ワセリンや流動パラフィン特有のツヤ感が生まれますね!
かなりしっかり保護してくれるクリームなので、
目元の保湿などにナイトクリーム代わりに使うなんてこともできそう😉
以上、コーセーコスメポートの【セラミエイド薬用スキンクリーム】について解説しました。
セラミドは一応ヒト型セラミドの「セラミド3」が配合されていますが、
セラミド効果を大きく実感するよりも
抗炎症剤(グリチルレチン酸ステアリル)やハイカバーな油分の保護効果による保湿効果や肌荒れ防止効果が一番実感しやすい製品だと思います。
成分は基本的に低刺激なのですが、
とてもこってり濃厚なクリームなのでお顔に使う場合は塗布量や塗布部位には注意したほうが良いかもしれませんね💡
ちなみに、140gで1650円という価格は、
市販のセラミドケア系のクリームでは突出してお求めやすいので
コスパ良く濃厚高保湿なクリームが欲しい場合はぜひ試してみてください!
【ブランド/製品名】
KOSE/セラミエイド
【全成分表示】
グリチルレチン酸ステアリル※、 精製水、流動パラフィン、ワセリン、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、スクワラン、濃グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、L-セリン、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、dl-α-トコフェロール、ユビデカレノン、2-エチルヘキサン酸セチル、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、イソステアリン酸、エデト酸二ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルポリシロキサン、水酸化ナトリウム、フェノキシエタノール※;有効成分 無印;その他の成分
【容量 & 価格】
140g 1,650円
【謳い文句など出来るだけ詳しい情報】
赤ちゃんも使える無添加*薬用処方のスキンクリーム。こっくり濃厚なクリームが密着浸透。うるおいヴェールでバリア機能を高め、乾かない肌へみちびきます。たっぷり使えるサイズ。
【引用元】
Amazon
https://www.amazon.co.jp/コーセーコスメポート-セラミエイド-無添加処方-ひどい乾燥にお悩みの方へ-ボディクリーム/dp/B08F9GCRTH
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