アロベビー ミルクローション 成分解析 | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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アロベビー ミルクローション 成分解析

 

 

  水分補給:★★★★☆
  油分補給:★★★☆☆
保湿持続性:★★★☆☆
 伸びの良さ:★★★★☆

酸化安定性:★★★☆☆

 肌なじみ :★★★★☆
   しっとり感:★★★★☆
 サラサラ感:★★☆☆☆
敏感肌適正:★★★☆☆ 

  価格適正:★★★☆☆(150ml:2530円) 



赤ちゃんや新生児向けの保湿剤として昔からかなり人気の

 

【アロベビー ミルクローション】

 

を解説していきます。

 

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全成分がこんな感じになっております。

 

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原材料の99%が天然由来で、原材料の20%がオーガニック栽培原料ということです。

 

 

僕は基本的に「天然由来」という言葉は言葉遊びだなと思っていて、

 

オーガニックとは言っても成分を見れば

 

「ステアリン酸グリセリル」「セテアリルグルコシド」「ステアロイル乳酸Na」などなど、

 

明らかな合成界面活性剤が普通に入っているわけですね。

(合成界面活性剤が悪いというわけではなく、いずれも比較的低刺激な成分)

 

これは、合成して作ってはいるけど、その【原料】が天然物であれば、

 

【天然“由来”】とはいくらでも言えるということです。

 

 

そもそも化粧品の成分はほぼすべての成分が「天然由来」です。

 

だって「石油」だって立派な天然資源なので、

 

石油から合成した界面活性剤(いわゆる「石油系合成界面活性剤」)ですら

 

「天然由来成分」と言えてしまうのです。

 

 

だから「99%天然由来成分」というのは特にすごいことではありません。

 

天然由来じゃない成分を見つける方が難しいので、実は大抵の化粧品は99%天然由来です。

(ちなみに1%は保険的に外しているだけで、ほぼ100%と言っていいかもしれません…)

 

 

ただ、オーガニック栽培原料を20%使っているというのは良いと思います。

 

これは原料としている植物をオーガニック栽培しているというもので、

 

海外のオーガニック基準にも合致している成分だと思います。

 

(まぁオーガニック栽培しているからと言って成分の効果には大した差はないのですが…この辺はポリシーの世界ですからね)

 

 

 

成分はグリセリンを多めに配合している乳液で、

 

次にオレンジ果実水が配合されています。

 

オレンジ果実水はオレンジの果汁ではなく、果実を水蒸気蒸留して得られる水

 

「芳香蒸留水」というものです。

 

オレンジの香料成分が微量に溶けたお水ですね。香りのする水と思えば良いと思います。

 

 

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは合成油脂の一種で、

 

セテアリルアルコールは硬さ調整の油分ですね。

 

 

オリーブ果実油、シア脂、ヒマワリ種子油

 

などの「油脂」が配合されています。

 

 

油脂は皮脂の主要成分ですので、乾燥肌にはこういった油脂成分が本当に重要です。

 

油脂は比較的高価な成分なので、市販の安価なボディミルクとかにはあんまり入っていません。

 

 

そういう意味で、油脂を的確に補給できる構成なのはとても良いと思います。

 

 

ホホバ種子油も皮脂の主成分として存在しているエステルの仲間なので、

 

重要な保湿成分です。

 

 

 

ボディミルクでこういった適切な油分が補給できるものは安価なものだと少ないので

 

市販のものでは乾燥が改善しない人でも効果を感じるかもしれませんね💡

 

 

これがベースの構成になっており、

 

あとは植物エキスなどが複数ブレンドされています。

 

 

有名なものだと「ツボクサエキス」「カンゾウ根エキス」などがありますね。

 

ツボクサエキスというと韓国コスメのシカクリームに配合されているもので、

 

カンゾウ根は、医薬品の抗炎症剤の原料にもなっています。

 


そういった肌荒れ防止系のエキスが多く見られます。

 

 

カミツレ花エキスも有名で、「カモミラET」として美白有効成分に登録されているものもあります。

(原料は違うと思いますが、似た性質があるかも)

 

 

あとはチャ葉エキスなど静菌作用の高いエキスもチラホラ。



適当に入れているわけではなく、実績の豊富なエキスを色々効果を狙って配合しているように見えますね。

 



あとはラベンダー花水(これも芳香蒸留水)やラベンダー油ローズマリー花油などの香料や精油成分が結構豊富に入っています。

 

 

 

そんな感じで、油分を適切に補給できるベース構成に、

 

植物エキスや精油を多く配合したザ・オーガニックって感じのボディミルクですね。

 

 

乾燥の改善などの効果を実感する人も多いでしょう。

 

 

 

ただ、デメリットとしては、オーガニックコスメ特有のものですが

 

植物エキスや精油などを豊富に配合していることがかえって

 

「接触アレルギー」を起こしやすくなってしまう点です。

 

 

 

特に「ラベンダー精油」は最近アレルギー陽性が増えているらしいので、

 

アレルギー体質のお子さんにご利用になるのは注意した方が良いかもしれません。

 

合わない場合は明確に合わないので、その兆候は見逃さないようにしましょう。

 

 

 

 

 

実際の使用感についてですが、

 

塗った感じの刺激感などはかなり少ないと思いました。

 

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グリセリンが結構しっかり入っているので、保湿感はかなりあります。

(ベタつきが苦手な方は注意かも)

 

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油脂成分が主体なので、浸透などは結構はやい印象です。


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ただ、結構精油の香りが強いので、香料が苦手な方は注意が必要ですね。

 



以上、【アロベビー ミルクローション】の解説でした!




・アロベビー
・380ml
・¥5,060
・オーガニックのミルクローション
・成分
水、グリセリン**、オレンジ果実水*、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、セテアリルアルコール、オリーブ果実油*、シア脂*、ホホバ種子油*、ラベンダー花水*、ヒマワリ種子油、ツボクサエキス、イタドリ根エキス、オウゴン根エキス、カニナバラ果実エキス*、カンゾウ根エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス*、チャ葉エキス、ラベンダー花エキス*、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、ステアリン酸グリセリル、キサンタンガム、セテアリルグルコシド、ステアロイル乳酸Na、ベヘニルアルコール、トコフェロール、BG、ベンジルアルコール、デヒドロ酢酸、ラベンダー油*、ローズマリー葉油*(*印はオーガニック栽培原料、**はオーガニック由来原料)

 

引用元:Amazon

 

 

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