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今日はこちらについてお話していきたいと思います!
ロート製薬の肌ラボ【極潤】シリーズはというと知らない人は殆どいないだろう
シンプルで低刺激なスキンケア化粧品として知られているドラストコスメの金字塔ですね。
僕もこのシリーズの【化粧水】は特にオススメで、ブログやTwitterでも何度か紹介していますし、
YouTubeでもオススメのプチプラ化粧水のひとつとして解説しています。
しかし、実はこちらのアイテム、この8月末に公式にリニューアルが行われていて、
Amazonなどの通販ではまだ新しいものは入手できませんが、店頭販売分が順次リニューアル品に置き換わっています。
それで
「肌ラボがリニューアルしたらしいのですが、成分はどう変わっていますか?」という質問をたくさん頂いているので、
今日をこれを扱っていきます。
本当は↓のような新規デザインの通常サイズがあるのですが、
僕のご近所のドラッグストアではまだ化粧水と乳液が大容量サイズや詰替え用しか売っておらず、、💦
中身は同じということでこちらを実際に使ってお話していきたいと思います。
ちなみに、新旧ではデザインのイメージはあまり変わっていませんが、
旧デザインは右のタイプで水滴が縦長に落ちてきているようなデザイン。
新デザインは左のタイプで丸い水滴が落ちてこようとしているようなデザインです。
では早速見ていきましょう!
◎リニューアルの本命…ロート製薬新開発の『発酵ヒアルロン酸』が追加!
まず今回のリニューアルは全般的にどうなったのか?という話ですが、
元々肌ラボ「極潤」シリーズはというと保湿成分の『ヒアルロン酸』に最も着目したシリーズで、
旧製品でも
・加水分解ヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸)
・アセチルヒアルロン酸Na
・ヒアルロン酸Na
という3つの種類のヒアルロン酸を配合していました。
本来巨大分子で浸透性が低いヒアルロン酸を分解して小さくした「ナノ化ヒアルロン酸」を始め
分子量大小様々なヒアルロン酸を配合することで、角層の隅々まで保湿成分を浸透させることができました。
そこに、今回のリニューアルによって
「発酵ヒアルロン酸」
・乳酸球菌/ヒアルロン酸発酵液*(発酵ヒアルロン酸)
という成分が追加されていますね。
これはロート製薬が新たに開発した低分子ヒアルロン酸の一種で、
特殊な乳酸菌によって巨大分子のヒアルロン酸を分解(=発酵)して得られた成分です。
微生物発酵によって通常の加水分解ヒアルロン酸とは異なった様々な微小成分が作られるため、
単純な保湿効果以外にも色々な美容効果が期待できるとされています。
メーカーの研究によると、通常のヒアルロン酸と比較して肌バリアの改善効果が見られたのだとか。
▶製薬会社の研究16年の新発見!『発酵ヒアルロン酸*1』&『浸透型ヒアルロン酸*2』
これは素直にシリーズ通してのアップデートと評価することができそうです!
◎化粧水【極潤ヒアルロン液】の比較…使用感は大差なし?・敏感肌適正↓・グリセリン&パラベンフリーに。
では最初に本命の「化粧水」から比較していきます。
(左:リニューアルのポンプタイプ、右:旧版)
近所にはポンプタイプしか売っていなかったので、でっかいですね💦
まずは全成分を見ていきましょう。
ちょっと見にくいですが、こちらが以前のバージョンの成分ですね。
低刺激保湿基剤である「BG・グリセリン」をメインに構成していて、
あとは品質の調整剤以外はヒアルロン酸数種類のみというとてもシンプルな構成でした。
敏感肌にもオススメで、ドラッグストアで手軽に入手できるとても優秀な化粧水と評価していました。
対してこちらがリニューアル版です。
無香料無着色でシンプルな構成であることは同じですが、
・「グリセリン」がカットされた(グリセリンフリーに) ※…「ジグリセリン」は別成分
・代わりに「ペンチレングリコール」が大幅に配合
・防腐剤が「メチルパラベン」の代わりに「フェノキシエタノール」に
という具合に変更されています。
これ、地味なようでかなり大きな違いですね。
まずグリセリンがカットされたことでグリセリンが苦手だった方が使えるようになった可能性があります。
市販でグリセリンフリーの化粧水は少ないので、これは朗報という方もいるかもしれません。
しかし一方で、グリセリンは最も低刺激な保湿基剤とも言われる成分で、
その代わりに敏感肌には刺激が懸念される「ペンチレングリコール」が高配合されてしまったのは、
敏感肌向けの化粧水としてはあまり良いリニューアルとは言えないです。
なぜ刺激が懸念されるペンチレングリコールをこんなに入れる必要があったのか?というと、
これはパラベンフリーの処方に変えたのが原因と思われます。
パラベン(特に「メチルパラベン」)は多くの防腐剤の中でも本当に低刺激な成分で
それでいて低濃度でも広範囲様々な菌類などに防腐効果を発揮する優れた成分なのですが、
世間一般にとても嫌われているため、ロートさんもそれを懸念してパラベンフリー処方に変えたのだと思います。
しかしそうすると代替成分が次に低刺激と思われるフェノキシエタノールになるのは必然なのですが、
フェノキシエタノールはパラベンよりも対応できる菌の種類が狭く、
補助的な防腐機能成分を何かしら足さないと十分な防腐設計を組むのが難しいです。
(フェノキシ単品で防腐しようとするとかなり高濃度になるためより刺激が出てしまう)
結果として、防腐補助作用が高い「ペンチレングリコール」が高濃度で配合されているわけです。
刺激が若干出てしまうデメリットより、ノンパラベンの世間体を優先したということでしょうか…。。
それは敏感肌向けとしてオススメしてきた僕としてはちょっと切ないリニューアルになりました…。
テクスチャーはほとんど変化なく、
化粧水だけでもかなり高い保湿力が期待できます。
グリセリンが抜けた分若干しっとり感が弱くなった気もしますが、大半の方は気づかないくらいの違いだと思います。
ただし、やはり旧作に比べて若干のヒリヒリ感を感じるようになったので、
この点は本当に残念に思います。
旧極潤は今使っても本当に低刺激です。
敏感肌向けとして旧型を愛用されている方は、是非ご注意ください。
◎乳液【極潤ヒアルロン乳液】の比較…使用感はほぼ同じ・敏感肌適正↓・スクワランカット・「防腐剤」フリーに。
次は乳液の比較です。
すいません、リニューアル版が詰替え用しか入手できず…。。
昔の肌ラボの空容器に移し替えて使ってみます😅
乳液の成分も先程と同じく発酵ヒアルロン酸が増えているのがメインのリニューアルですが、
全体的な成分構成も結構変わっています。
こちらが旧タイプで、
比較的低刺激な乳液として知られていて、これもそこそこ良い製品でした。
(個人的には化粧水ほどの評価ではないですが、ドラストプチプラコスメとしてはかなり優秀なアイテムです)
特にプチプラコスメとしては珍しく、
乳液の油分に「スクワラン」を配合していたのが大きいです。
そこそこコストが嵩む油分ですから、プチプラで購入できたのは凄いです。
さらっとしつつもお肌を適度に保護してくれる優秀な油分です。
一方でリニューアル版では、
なんと「スクワラン」が丸々カットされてしまいました…💦
そして化粧水同様に「ペンチレングリコール」が配合されています。
さらにこちらはパラベンフリーどころではなく「防腐剤」フリーの構成に…。
スクワランが無くなったのは単純に改悪だと思います(^^;)
乳液として油分の保湿には重要な成分の一つだったと思います。
トリ~グリセリルが合成油脂で悪い成分ではないですし、保護効果の油分としてオレフィンオリゴマーも配合されてはいますが、どうしてもニセモノっぽい保湿になってしまう部分があります…。
そして「防腐剤フリー」も、これは良いことに聞こえるかもしれませんが、
実際にはそんなに良いことではなく敏感肌向けとしてはあまりやってほしくないことです。
防腐剤フリーは公に定められる「防腐剤」を使わずに、
先程のペンチレングリコールなどの公に指定されていない防腐機能成分を駆使して防腐設計を組んだ処方のことです。
今回はペンチレングリコールと「カプリルヒドロキサム酸」という成分を使っています。
古くから使われているパラベン等に比べて安全性もいまいちよく分かっていない成分ですので、
ぶっちゃけ普通に防腐剤入れたほうが良いのでは…と僕は思います。
(旧処方はパラベン利用で盤石な構成でした…。。)
使用感自体はそんなに違いが分からないですが、
リニューアル版には若干のヒリヒリ感がやはりあります…。
リニューアルしてグリセリンフリーになったわけでもないですし
特に嬉しい要素は発酵ヒアルロン酸の追加くらいのもので、
特にスクワランが無くなって保護効果が低下しているのは悲しいところです。
◎クリーム【極潤ヒアルロンクリーム】の比較…「クリーム」から「クリームっぽいジェル」に?敏感肌適正↓、スクワランもカット。
クリームについては使用している人もそんなに多くはないと思いますのでさらっと行きますが…、、
新デザインが右です。デザインは違いますが、
雰囲気が似すぎていてどっちがどっちがわかりません…。苦笑
こちらに関しては、
旧型の時点で敏感肌に少し刺激がある「DPG」が結構多めに入っていたので
敏感肌適正が凄く高かったわけではないです。
しかし、リニューアル↓で更にペンチレングリコールが追加されたので、
さらに敏感肌適正が低下していますね。
グリセリンベースも変わらず、
グリセリンが苦手な方にオススメできる要素もないです。
そして、これ成分詳しい人が見るとリニューアル版の全成分かなりやんちゃですよね…。。。。
「クリーム」なのに、1%以上配合されている油分がありません。
ペンチレングリコールとヒアルロン酸Naの間が1%のラインなのですが、
それより上に油分の配合がないので、油分が少量しか入っていなんです。
構成的にはクリームというより「オールインワンジェル」ですね。
リニューアル前は「スクワラン」がかなり多く配合されていたので
しっかりクリームとしての保湿効果が実感できました。
ややこってり感のある伸びの良いクリームです。
(奥:旧型、手前:リニューアル)
しかしリニューアル版のもの(手前)はクリームというか「ジェル」っぽくて、、
やたらサラッとしていてクリーム感は本当に無くなってしまっています。
オールインワンジェルということなら全然ありですが、
やはり高級な油分であるスクワランをカットして油分量も下げ、ほぼジェルのアイテムになってしまったのは、、
さすがに改悪と言わざるを得ないかなと…思います。。
◎個人的には全体的に「改悪気味」のリニューアルでした
はい、というわけで
極潤シリーズがリニューアルしたということで成分と使用感の比較をしてみたのですが…。。
発酵ヒアルロン酸を追加したことで新たな効果を期待できるようになったのは良いことだと思います。
ただ、そのために引き換えにして
根幹となる化粧品の使用感やこれまでのメリットを大きく損なってしまったのは
とても残念だったなと個人的には感じましたね…。
もちろん、敏感肌でもなければこの違いを感じない人も多いと思いますし、
新しい製品の方が好き、という方もいると思います。
まぁ肌ラボはかなり頻繁にリニューアルするイメージがありますので、
また次回より良い構成の製品になることを期待して待っていようと思います(^^)ゞ
以上…、、と言いたいところですが最後にちょっとしたお知らせで、
かずのすけ@kazunosuke13
速報なのですが…、、 1ヶ月ほど前より『セラヴェールスキンウォッシュインデュース250mL』が普段より大変ご好評を頂いており、在庫補充が間に合わず本日よりECサイト分が欠品となってしまいました🙇♂️ もし直近でご入用の方は詰め替… https://t.co/SC5AX3xyDg
2020年09月29日 23:24
かずのすけ@kazunosuke13
また、在庫切れとなったのはECサイトのみですので、お近くの取り扱い店では在庫が残っている可能性があります。(店頭分がなくなり次第欠品となります…💦) 250mLの在庫補充には3週間ほどお待たせする見通しです。 何卒ご了承をよろし… https://t.co/HTNj9FmwdT
2020年09月29日 23:24
現在CeraLaboECサイトにおいて、
「セラヴェールスキンウォッシュインデュース」が在庫切れになっております。。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんm(_ _;)m
もしすぐにご入用の場合は、750mlの詰替え用は在庫に余裕がございます。
またお近くの公式取扱店にて250mlの在庫が残っている可能性もあります。
Twitterでは入荷まで3週間ほど、と申し上げましたが、
少し予定が早まり10月上旬には入荷できる見通しです!
入荷まで今しばらくお待ち下さい…!
では本日は以上です!!
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