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今日は先日解析を更新した、
「セザンヌ UVシルクカバーパウダー」と、
「CANMAKE マシュマロフィニッシュパウダー」
との成分特性の違いについて解説していきたいと思います!
結構Twitter等のコメントなどでマシュマロとの違いが気になっているという方が多かったので取り上げてみます。
ちなみにセザンヌUVシルクカバーパウダーの解析はこちらです。
▶セザンヌ UVシルクカバー パウダー(SPF50/PA++++) 成分解析
マシュマロフィニッシュパウダーはとても人気のアイテムですが、
ブログでは解説したことがない製品なので初登場になります!
◎「セザンヌ」と「CANMAKE」の関係について
というわけで今回はこの二種類の製品について比較をしていくのですが、
キャンメイクさんもセザンヌさんも500円~1000円程度の超プチプラでありながら、
高いクオリティのメイキャップコスメを中心としたお化粧品を扱っているブランドです。
ターゲットの年齢層がキャンメイクの方が若めで、セザンヌの方が幅広い印象はありますね。
実はこの「CANMAKE」さんと「CEZANNE」さんには深い関係があるのです…。。
…いや、まぁ化粧品に多少詳しければ誰もが知っていることだと思いますが(^^;)、
いずれも同じ「井田ラボラトリーズ」さんという同一の化粧品メーカーが手掛けるブランドです。
左がキャンメイクで右がセザンヌですが、よくよく見ると同じ住所が書いてありますね!
なので、「キャンメイク」と「セザンヌ」は、製品自体は同レベルのクオリティの商品を扱っていると思っていただいて結構です。
どちらも数百円とかで購入できる商品としては、非常に品質の良い製品が多い印象です。
アトピー肌質や敏感肌でも使えるものも多数あります!
◎CANMAKE「マシュマロフィニッシュパウダー」について
というわけで本題ですが、
CANMAKEのマシュマロさんはまだこちらのブログでは解説していないので
ざざっと使用感を見ていきたいと思います。
デザインの違いはあれど、UVシルクカバーパウダーとよく似ていますね。
こちらもプレストタイプのフェイスパウダーで、
テカリを防いで毛穴や凹凸を目立たなくするソフトフォーカス効果の高いパウダーです。
左側に下地だけ塗って、右だけに下地+マシュマロフィニッシュパウダーを塗布したのが以下の写真。
毛穴やシワの凹凸なども、きれいにぼかしてくれる使用感が予想されます。
この辺は先日解説したセザンヌUVシルクカバーパウダーと非常によく似ていると思います。
残った左側にセザンヌUVシルクカバーパウダーを乗せると、
一見すると両者の違いは全くわかりません。
(いずれも明るい肌色用)
洗浄特性についても、
単品であれば優しい洗顔料で簡単に落とせましたので
この辺りもUVシルクカバーパウダーと似たような感じでした。
なので、基本の使い方も一見するところの使用感もよく似ているため、
同じような製品かと思われがちです…!!
しかし成分を見てみると結構な特性の違いがあるので詳しく解説してみましょう。
◎「紫外線防御効果と肌への優しさ」はセザンヌが優勢!
まず大きな違いの一つとして上げられるのが「UVカット成分とUV防止効果」についてです。
セザンヌUVシルクカバーパウダーは、製品にも記載の通り
「SPF50/PA++++」
という非常に強力な紫外線防止効果をカラー問わず持っています。
対してCANMAKEマシュマロフィニッシュパウダーでは、
- [MO][ML][MP]の3つのカラーはSPF26・PA++
- [MB]のみSPF50+・PA+++
という紫外線防止特性を持っています。
MB は非常に強力なUVカット効果を持ちますが、これは最も暗い色ですので使用できる肌質が限られていることを思うと、
実質的にはほとんどの肌色でUVカット効果はUVシルクカバーパウダーの半分程度です。
この時点で、紫外線防止効果においてはセザンヌUVシルクカバーパウダーの方が優勢といえるでしょう。
(ただ、カラー展開が2色なので、4色展開のCANMAKEにはその点では劣る)
しかし、さらに重要なのは、
「紫外線防止剤」の種類です。
CANMAKEマシュマロフィニッシュパウダーでは、このような成分になっています。
合成フルオロゴパイト、シリカ、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジメチコン、トリエチルヘキサノイン、酸化亜鉛、ワセリン、トリエトキシカプリリルシラン、水酸化Al、水、BHT、BG、オリーブ果実油、スクワラン、ホホバ種子油、ブドウ種子油、セイヨウトチノキ種子エキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、レモンエキス、シソ葉エキス、アロエベラ葉エキス、トコフェロール、メチルパラベン、酸化チタン、酸化鉄、マイカ、タルク
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル ・酸化亜鉛 ・酸化チタン
の3種類の紫外線防止剤が配合されており、
うち「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」は代表的な紫外線吸収剤の一種です。
敏感肌の方だと稀にお肌に合わないことがあることでも知られていますね。
紫外線散乱剤である「酸化亜鉛」も、皮脂と結合してテカリを防止するなどの機能が優秀ですが、
亜鉛の金属アレルギーを持っている人だと合わない場合が稀にあります。
ですので、とにかく「敏感肌向け」を考慮すると、
紫外線防止剤は「酸化チタン」のみというのが理想的になってきます。
それに対して、セザンヌUVシルクカバーパウダーは
紫外線防止剤は「酸化チタン」のみで構成されているため、
<全成分>
ジメチコン、リンゴ酸ジイソステアリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリエチルヘキサノイン、ホホバ種子油、スクワラン、オリーブ果実油、マカデミア種子油、ブドウ種子油、ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、セラミド3、アロエベラ葉汁、ポリクオタニウム-51、加水分解コラーゲン、ローズマリー葉エキス、ブドウ葉エキス、キイチゴエキス、加水分解ヒアルロン酸、アシタバ葉/茎エキス、グリチルリチン酸2K、水、BG、エチルヘキシルグリセリン、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ケイ酸(アンモニウム/銀/亜鉛/Al)、(+/-)シリカ、PET、ベンゾイミダゾールダイヤモンドアミドエチルウレアカルバモイルプロピルポリメチルシルセスキオキサン、(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー、ハイドロゲンジメチコン、合成フルオロフロゴパイト、マイカ、タルク、ラウリン酸亜鉛、ポリメタクリル酸メチル、ステアリン酸、アルミナ、トリエトキシカプリリルシラン、シリル化シリカ、酸化チタン、酸化鉄
(※後ろの方に書いてありますが、着色剤扱いで後方記載しているだけで実際には主成分として配合されています)
敏感肌への配慮もより優秀と言えます。
(ただしラウリン酸亜鉛や亜鉛混合成分も含まれているので金属アレルギーについては絶対に起こらないとは言い切れません)
酸化チタンのみでこのUVカット効果を出すのはすごく難しいことですので、
技術的な意味でも高く評価できる点です。
高い紫外線防止効果を保有しつつも、
敏感肌適正もより優れているので、
より強力な紫外線対策をしたい方や敏感肌の方にとってオススメなのは「セザンヌUVシルクカバーパウダー」だと思います!
しっとりしたパウダーなので、乾燥感が出にくいのも良い点です。
◎「白浮きのしにくさと皮脂くずれ・テカリ防止効果」はCANMAKEが有利!
しかし、
「酸化チタン」を多く配合しているセザンヌUVシルクカバーパウダーは、
「白くなりやすい」という弱点がどうしてもあります。
前回の解説でも書いたように、SPF50を出しているパウダーとしては、非常に巧みに白浮きを抑えているという印象が僕にはありますが、
酸化チタンは比較的白っぽくなりやすい粉体成分です。
さすがに紫外線吸収剤や透明性の高い酸化亜鉛を主体に構成しているCANMAKEのマシュマロパウダーにはこの点は劣ります。
また、
「酸化亜鉛」という紫外線散乱剤は、
「皮脂を吸収してテカリを防止する効果」にも非常に優れています。
(皮脂と結合して固まらせる性質があります)
これが入っていると入っていないでは、皮脂くずれやテカリ防止効果がかなり違ってきます。
ただ、その他の崩れ防止効果のシリコーン樹脂成分やフッ素成分などは入っていないので、
マシュマロパウダーも強固に崩れないというわけではありませんが
それでもUVシルクカバーパウダーに比べるとテカリ・崩れ耐性はある方だと思います。
皮脂を吸収してしまうので、乾燥っぽくなりやすいというデメリットにもなりますが、
テカリや皮脂くずれを少しでも抑えることを優先するなら
「CANMAKEマシュマロフィニッシュパウダー」の方がオススメと言えそうです!
ちなみに酸化亜鉛の効果で皮脂が出ると若干落ちにくくなる可能性はあるので、
時間が経つと洗浄特性も違ってくる(洗顔料で落としにくくなる)かもしれません。
◎CANMAKE【シュマロフィニッシュ】vsセザンヌ【UVシルクカバー】…フェイスパウダー比較まとめ
というわけで簡単にまとめますと、
- いずれもテカリを抑え、毛穴や凹凸をカバーするソフトフォーカス効果の高いフェイスパウダー。ツヤを打ち消すマット系。洗顔料等でも落としやすく、プチプラで入手しやすい。
- 紫外線防御効果がより高く、より敏感肌向けなのは「セザンヌ UVシルクカバーパウダー」。
- 白浮きしにくく、皮脂くずれやテカリを防止しやすいのは「CANMAKE マシュマロフィニッシュパウダー」(色展開も多い)。
という感じになります!
似たような製品で、ある意味同じブランドですが、よくよく成分の特性を見ていくとこんな感じの違いがあることが分かります。
ちなみにセザンヌのUVシルクカバーパウダーは8月に新色が追加されるそうです(*^^*)
▶高カバー・薄づき密着・崩れにくい 隙無し美肌に♡新商品『ラスティングカバーファンデーション』&『UVシルクカバーパウダー』の新色を販売開始
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