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花王 ソフィーナiP ベースケアエッセンス 土台美容液 成分解析
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ソフィーナ iP(アイピー) ベースケア エッセンス 本体 90g 土台美容液
4,313円
Amazon |
水分補給：★★★☆☆
油分補給：★★★☆☆
保湿持続性：★★★☆☆
伸びの良さ：★★★★★
酸化安定性：★★★★☆
しっとり感：★★★☆☆
サラサラ感：★★★☆☆
炭酸効果：★★★★★
敏感肌適正：★★★★☆-
価格適正：★★★★★（90g：5400円）
※リニューアルされました！
詳しくは以下記事を参照してください。
▶【ソフィーナiP ベースケアセラム 土台美容液】成分解説！「ベースケアエッセンス」との変更点は？
例えば平成を代表する「ハイテクコスメ」を何個か挙げろと言われたら必ずランクインしてくると思われる、
とても革新的な技術を採用している美容液になっています。
いわゆる「炭酸コスメ」といわれるものは古今東西色んなものが発売されているのですが、
実際に『本物の炭酸コスメ』ってものすごく珍しいどころか
ほとんどの製品は偽物と言っても過言ではありません。
（多くは炭酸Naや炭酸水素Naの中和反応による発泡現象を利用していたり、体温で気化する発泡剤を含んでいるだけで、実際の炭酸効果は全く無いというものばかり）
その中でもこちらの【ソフィーナiPベースケアエッセンス】は
非常に数少ない『本物の炭酸コスメ』の代表作です。
高濃度の二酸化炭素溶液は皮膚に付着すると皮膚から吸収されて血中に取り込まれ、
擬似的な酸素不足状況を作ります。
すると「酸素を供給するために血行が促進される」…
という現象が起こります。
この現象を体感できるのが『高濃度炭酸泉』で、
高濃度炭酸泉に浸かると血行が促進されて肌が赤くなることで知られています。
「炭酸コスメ」とはこういった現象を応用した化粧品とされています。
ここで炭酸コスメで重要なのは、
長時間「炭酸≒二酸化炭素」を液中に高濃度溶存させられているかどうか？ということで、
これが現代の化粧品技術でも中々達成できない課題でした。
二酸化炭素は液中に溶存できる濃度が本来はかなり少なく、
さらによしんば炭酸飲料のように容器内では封入が出来ていたとしても、
外に出した瞬間に外圧が下がって気化し、一気に濃度が落ちてしまって大した効果も得られません。
（肌に出してパチパチはじけてしまうのは炭酸が抜けてしまっているということです）
高濃度の状態である程度の時間皮膚に付着している必要があるため、
二酸化炭素を封入していても皮膚に乗せたその時に一気に気化して効果が得られないのです。
しかしソフィーナIPでは、
特殊なポリマーやシリコーン等の溶剤を使用して、
皮膚に出しても二酸化炭素を簡単に気化させない技術を採用しているため
皮膚に塗布した状態でも高い二酸化炭素濃度をある程度の時間維持できるようになっています。
実際にこれを試してみると、
最初はこういうクリーミーな泡状なんですが↓
3～4分これを放置していても、このジェル状の液体から中々泡が抜けていきません。
そしてこれを拭き取ると、
塗布した部分のみ紅斑が発生します。
拭き取った後には1～2分でこの紅斑は引いてしまうのですが、
二酸化炭素以外にこういった紅斑現象を無理矢理引き起こすような成分は入っていないので
（刺激を加えることでむりやり紅斑を起こす成分というものもあります…；）
実際に炭酸による効果が出ていると考えられます。
（ただ、これは公式の使い方ではなくて、公式では肌に出して薄くのばして馴染ませろという使い方が指示されているため、そうすると薄くなってしまってあまり効果が出ないのではないか？とも思います。）
注意として、これは浸透しているのは「二酸化炭素」という気体のみで、
別に入っている成分自体ほとんど肌に浸透して嬉しいものは入っていません。
（ナイアシンアミドが入っているけど、微量なので大した効果はなさそう）
主成分のDPG、ジメチコン、イソノナン酸イソトリデシル、プロパンジオール、PEG-32、(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマー、PEG-60水添ヒマシ油、PEG-3ジメチコン…
とほぼ全ての成分が単なる基剤成分になっているので、
効果としてはこの炭酸効果を喜ぶくらいしかできないわけです。
二酸化炭素を安定封入するために他の成分があまり入れられないのだろうとは思いますが、
美容成分がほとんど入っていないということに不満を抱く人もいるかもしれないとも感じます。
あと、素晴らしい技術により炭酸効果を体験できる美容液であることは確かなのですが、
実際たとえ数分間だけ血行が良くなったとして肌に良い効果がどれくらいあるのか？というと
そこも議論の余地があるのかなという気もします。
（高濃度炭酸泉でも30分くらい入っていないと健康上良い影響はないと言われているので…）
長時間の方が良いということなら、スキンケアのはじまりとして使うより
15分くらい放置して洗い流しのパックみたいな感じで使う方法もありそうだな…と思ったり。
とはいえ化粧品の製剤技術は非常に高いものがあるのは確かで、
とても希少価値の高いアイテムだと僕は思います。
基剤がDPGであることが肌が弱い人だと若干ピリピリ感じるかもしれないのと、
香料が結構強いと感じたのが個人的には惜しいなと思ったところです。
ちなみになぜ「土台美容液」という名前になったのか？というのは考えた人に聞かないと分からないですが、
多分炭酸の浸透を考慮するとスキンケアの1番最初に使わないといけないからではないでしょうか。
美容液というと化粧水や乳液の後に使うイメージの人が結構いそうだったから、
土台美容液というタイトルにして導入液的に使うように誘導したのかなと僕は思いました。
（実際のところは分かりません。笑）
実際本品は手軽に炭酸効果を得られるというのが1番の売りであって
これそのものには大したスキンケア効果はないので、
必ず他のスキンケア化粧品と組み合わせて使用した方が良いと思います。
というわけで以上、【ソフィーナiP ベースケアエッセンス】の解析でした。
価格的には決して高くない、むしろ技術力の高さ的には安いとさえ思います。
『本物の炭酸コスメ』を体感してみたい！という方は是非一度試してみてください。
ソフィーナ iP(アイピー) ベースケア エッセンス レフィル 90g 土台美容液
商品紹介
微細で濃度の高い炭酸泡をマッサージするようにぬり広げるだけで、
美容液が、角層最深部に速攻浸透。
まるで生まれ変わったかのように、
うるおい・ハリに満ち、気になるザラつきもつるつるに。
肌の調子を健やかに保つ、土台美容液です。
原材料・成分
水、DPG、ジメチコン、二酸化炭素、イソノナン酸イソトリデシル、プロパンジオール、PEG-32、(メタクリル酸ラウリル/メタクリル酸Na)クロスポリマー、PEG-60水添ヒマシ油、PEG-3ジメチコン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、水酸化K、リン酸K、香料、EDTA-2Na、ナイアシンアミド、フェノキシエタノール、メチルパラベン
容量&価格
90g： 5400円
引用元
Amazon.co.jp
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