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お家で出来る!シャンプーの卵白変性テスト (準備編)
では実験を始めましょう!
最初に用意するのは、
↓こちらの透明カップです。
今回の実験ではこの透明カップを試験管代わりに使います!
手順(1) 卵白と卵黄を分ける
卵白と卵黄の分け方については割愛します(^_^;)
こう、殻と殻で交互に黄身をキャッチボールすると綺麗に分けられます…。。
使うのは白味だけなので、余った卵黄はお料理にでも使いましょう(^^)笑
カップの上で卵白を分ければ別に他の容器は必要ありません。
あと卵白を分けるとたまに↓にあるような白い塊が入って来る事がありますが、
この時はお箸などを使って白いのを取り除いて下さい。
変性して白色沈殿が生じた時に見間違える可能性があります。
あと卵白はわざわざ小分けにしなくてもいいです。
カップに1個の卵白で実験できます。
同じくらいのサイズの卵なら、1個の卵白の量は同じくらいです。
ただ卵白がもったいない場合は、卵白を2等分くらいに分けても良いでしょう。
(かずのすけはもったいないので2等分にして使いました^^;)
2等分以上は少なすぎるのでオススメしません。
もし分ける時は、
卵白は塊になっているところがあるので↓みたいにしてお箸で適当に切って下さい。
このあと目分量で結構なので、二等分に分けましょう。
手順(2) 卵白に薄めたシャンプー液を加えて振り混ぜる
前回の記事で作った5倍に薄めたシャンプー液を、
1個分の卵白の場合 → 10滴
半個分の卵白の場合 → 5滴
加えます。
そして円を描くようにして回すように混ぜます。
バシャバシャ混ぜると要らない泡が起つので、出来るだけ泡が立たないように混ぜてください。
「5滴とか10滴とか少なすぎ」と思うかもしれませんが、
これくらいで本当に十分です。
逆にあんまり多く入れすぎると乳濁化剤が入っているシャンプーの場合
乳濁剤の濁った色が付きすぎて反応の結果が見難くなります。
これくらいの薄さで加えれば、
右が普通の水に乳濁剤入のシャンプー5倍希釈液を10滴入れたもの、
左が卵白に乳濁剤入のシャンプー5倍希釈液を10滴入れたものですが、
見るからに左の方が白く濁ってますよね。
(ちなみにこれはラウレス硫酸NaベースのLUXシャンプーの結果です)
もしパール化剤のせいで濁っているというのであれば、
水に入れた場合も同じくらい濁るはずです。
ですのでこれをパール化剤の影響どうこう騒ぐことはできません。
(もちろん油滴を加えたわけでもないので乳化でもありません。)
手順(3) しばらく静置して、結果を確認する
というわけで↑の写真でも既にお見せしましたが、
混ぜた後5分ほど静置しておいて
変性作用の強い(刺激強めの)シャンプーの場合、
卵白が顕著に白く濁ります。
(というか白い不溶物が現れる)
たとえば、
こないだもお見せしましたがラウレス硫酸Naの塊、
食器用洗剤『ジョイ』。
(これはシャンプーより原液濃度が濃いので10倍に薄めてます)
かなりの量の白いゲル状物質が出来てますね。
ちなみに元の卵白は↓のように綺麗に澄みきって、
カップの底の丸いくぼみも綺麗に見えます。
このように写真を真上から撮ると
この丸いくぼみが見えるかどうかで卵白変性の強弱を判断できます。
(運良く…笑)
その他同様に「ラウレス硫酸Na」ベースの
LUX スーパーリッチシャインモイスチャーシャンプー
マシェリ モイスチュアシャンプー
あとは石鹸(ミリスチン酸・ラウリン酸・水酸化K)ベースの
植物物語ボディソープ
が見事に白い不溶物が生成されました。
いずれもパール化剤で白くなってるタイプなので
乳濁剤ですよー!って言われると嫌なので…
市販シャンプーの中では比較的(というかかなり)まともな内容のシャンプー、
スーパーマイルドにご協力頂きます。
↓こちらもパール化剤入の白濁したシャンプーなのですが、
主成分は「ココイルメチルタウリンタウリンNa」という、
アミノ酸系よりやや強いアニオンを持つ成分ですが
ラウレス硫酸などに比べると圧倒的に低刺激の成分です。
コチラの結果を見ると、
ご覧のようにわずかに白色の不溶物が生成してはいますが、
底の丸いくぼみは十分見えています。
パール化剤入のシャンプーですがちゃんと透明ですよ。
卵白変性の大きさも予想どおりというところでしょうか。
つまりこのように、
変性作用の弱い(刺激弱めの)シャンプーの場合、
卵白の変性はほとんど起こりません。
例えば他にも、
以前の美容師さんのブログでも取り上げられていた、
『ラウロイルメチルアラニンNa』というアミノ酸系洗浄成分が主成分の
ケアテクトHBカラーシャンプー
が↑こちら。
全く濁らず「ホントに入れたの?」って感じですね(^_^;)
(ホントに入れてますよ!ウソだと思うなら同じ方法でお試し下さい)
実際には全く変性してないというわけではないのですが
この撮り方だとほっとんど見えないくらいの微々たる変性です。
そして
『ラウレス-5カルボン酸Na』主成分の
ディアテックカウンセリングプレシャンプーです。
「ラウレス」が物騒なイメージありますが、
アミノ酸系と同じ親水基構造を持つカルボン酸系成分です。
こちらもほぼノー変性。
(これもよく見ればびみょ~には出てるんですけどね)
というわけで結果を並べてみれば、
ラウレス硫酸系・石鹸系など高刺激の洗浄成分のシャンプーなどは白い不溶物が生成し、
アミノ酸系・カルボン酸系・タウリン系など低刺激の洗浄成分がベースになっているシャンプーは変性をほとんど起こしません。
あえて順序付けしてみるとすると、
カウプレ≒ケアテクト<スーパーマイルド<<植物物語≦LUX≦マシェリ<ジョイ
の順で敏感肌への刺激がある、と言える可能性が高いですね(^_^;)
ちなみにこの結果はかずのすけのシャンプー解析でつけている刺激性の点数順位とほぼ同じ結果です。
つまりこのような方法で実験を行えば、
たとえシャンプーの成分に詳しくなくても視覚的に界面活性剤の敏感肌適正を調査することができます。
もちろん完全に100%正確なテストが出来るわけではないですが、
一消費者がなんとなくの目安としてテストして見る分にはこの方法でやれば十分な結果が見られるでしょう。
もちろん何種類もやろうと思うと超絶めんどくさいですが、
(かずのすけもなんだかんだ予備実験も込みで述べ5~6時間かかってます;)
一種類くらいであれば30分あれば出来ることだと思います。
まぁこれをやろうって人はそうとうマニアだと思いますが…(^_^;)
以上、
かずのすけ流 お家で出来る!シャンプーの卵白変性テスト でした!
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