手作りマスクが普及し、どんな生地がいいのよく聞かれたので、いろんな生地のご紹介です。
通気性ならダブルガーゼが一番です。
リネンもネットではおススメですが、私には合いませんでした。
立体マスクにするなら、スムースニットという伸縮性の有る生地もよく出てます。
柄とか色の好みでおすすめしても首を縦に振られないことも多いので、生地の種類をご紹介したいと思います。
コットン生地はその名の通り、木綿の種から取れる「種子毛」を使って作った繊維のことです。
吸水性・通気性に優れており、やわらかで耐熱性もあります。
(アイロンや染色の時に熱に強いです)
糸は番号が小さいほど太くなります。(針は小さいと細くなります)
■ブロード・シーチング生地
どちらも平織で丈夫な織り方です。
ブロードは40~60番の糸で織られていて密度があり、光沢もあります。
カッターシャツやブラウス向きの生地です。
シーチングは20番手の糸で織られており、密度が荒く通気性があります。
安価なのでシーツや洋裁の仮縫い用の生地です。
ローン生地は60番以上で織られた薄い生地で、夏のシャツやブラウスに使われます。
■オックス生地・帆布
オックス生地は「オックスフォード」の略で、縦横2本ずつそろえて織った平織で、そろえて織ったものがオックス、撚ったものが帆布で、厚みがあるのに通気性があります。
主に中厚のカッターシャツや、入園入学グッズに使われます。
帆布は船の帆に使われていた布で、厚みもあり丈夫です。
カバンで有名ですが、跳び箱やコンバースなどにも使われてる生地です。
濡れると目詰まりし、水を通しにくくなります。
薄 ローン<ブロード<シーチング<オックス<帆布 厚
■ツイル生地
綾織りと呼ばれる、縦横交互ではなく、1回、または2回飛ばしで織られ、柔らかくデニム生地も綾織りです。
柔らかくて丈夫なのでズボンやスカート向けです。
■スムースニット
表も裏も平編みに見える、肌触りが柔らかくベビーや子供、ワンコの服向けの生地ですが、伸縮性があるので縫いにくい。。。←テフロン押さえを使うとましです。
表はお好きなコットンで、口に当たる裏はガーゼで作られる方もいらっしゃいますので、生地の特徴を踏まえて楽しんで作ってみてはいかがでしょうか。
(帆布は重すぎるので無理ですよ!)
夏の暑い時には口に当たる所だけでも、涼しく感じられる冷感素材もありますよ。
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