自然と何度も目や耳に入ってくる言葉
(あれ！？ まただ…）
と しばらく心に引っかかる言葉
私はそういう言葉がとても気になります
そんな時は
「見聞きした文脈からわかることだけじゃなく
その言葉の中に大切なことがあるはず」
とタロット・オラクル７種類の中からカードを引いて
カードの絵を見て感じることから整理してみます
今回 気になった言葉は
「〇〇のせい」
うまくいかなかったことを
「自分のせいだ」
「お前のせいだ」
と自分や他者の責任にしようとする場面。
また 逆に
「あなたのせいではない」
「誰のせいでもない」
と悪者を仕立て上げないようにする場面。
そんな「〇〇のせい」を
続けて見聞きし 気になりました。
共通点はどの場面も
悪い事態や哀しい出来事
残念な結果や受け入れ難いことが起こっていた
ということ。
私自身 「〇〇のせい」
って言いたくなった時
人に言われているように感じた時
誰も悪くないと思った時
それぞれの場面のような思いをしたことがあるけれど
確かに良からぬ事態が目の前にあった時
でしたね。
さて では
「〇〇のせい」
で今大切なことは何か
カードの見解を見てみましょう。
まず 1枚目
月と太陽を両手に持つ彼女は
万物のバランスを司る受容の女神
あらゆる物事をすべて受け容れ
陰（月）と陽（太陽）
その他 白黒 善悪 正誤 男女など
相反する二極のバランスを絶妙に取っています
これは私が見聞きした例の中だと
「あなたのせいではない」
「誰のせいでもない」
と悪者を仕立て上げないようにする
に近いカード。
うまくいかないことや悪い事態に直面すると
人はどうしでも
「誰かや何かのせい」にしたくなる。
でも そんな時にこの女神のように
月も太陽も 相反するものを
どちらも同じように手に持って
「白黒つけない」
「善悪や正誤をハッキリさせない」
「どちらかだけが悪いわけではない」
という
一方に偏らない姿勢で
落ち着いて 状況を見ること
がまず大事なのでしょう。
…というのも
今 女神の前にあるイチジクは
まだ熟れてなくて青いのね。
イチジク＝目の前の出来事とすると
現状はまだ実ってはなく
ハラハラ葉が落ちたりと変化中。
もう少し待たないと
はっきりとどうなるかはわからない
中途の状況だから。
彼女はそんな様子をじっと見つめています。
頭上には熟れたイチジクがあるけれど
目の前のイチジクがそのように育って
果汁が彼女に滴り落ちる
＝結果がどうなるかわかるまでにも
まだ時間がかかりそうだしね。
「〇〇のせい」
と言いたくなる時
言われているように感じる時
＝白黒 善悪 正誤をつけたい時は
すぐにズバッ！っと決めつけず
＝自分や他者を一方的に責め立てず
一旦 少し待つ姿勢で
状況がどう変わっていくか
冷静に見守ってみるといいですね。
では もう１枚
大きく輝く白い光と
小さな黄色の光
黄色の光は暗い木陰から
上空で明るく輝く白い光を
ひっそり見上げているようです
1枚目と照らし合わせると
上空で光り輝いている白い光が【月】
木陰でひっそり光る黄色い光が【太陽】
に見えて このカードでは
「大小」「上下」「明暗」など
【月】と【太陽】が分断していて
二極の世界観を感じます。
私が見聞きした例だと
「自分のせいだ」
「お前のせいだ」
とどちらか一方を責め立てる方に近い。
木陰にいる【太陽】は
上空で輝く【月】を見上げて
（自分なんてまだまだ…）
（あんな風にはなれない…）
なんて自分を過小評価したり
卑下している印象。
なのだけど よく見ると
【月】も【太陽】も本体は同じ位の大きさと明るさで
【太陽】は木陰に隠れているから
【月】のように光が放たれてないだけなのね。
実際の【月】と【太陽】を見てもわかるように
どちらも同様に
それぞれの魅力や力が充分あるのです。
１枚目で女神が【月】も【太陽】も
同じように手に持っていたように
どちらも同等だということ。
「〇〇のせい」
に当てはめると こんな風に
自分より上と感じる存在や
理想とする状況と比べて卑下したり
自分が持つ力を忘れて
思うように発揮出来ていなかったり
隠れるように自信をなくしている時
「自分のせいだ」
「お前のせいだ」
と言いたくなるのかもしれない。
でも これ 逆に言うと
「自分のせいだ」
「お前のせいだ」
とどちらか一方を責め立てたい時は
誰かや理想と比べて卑下したりせず
自分自身の魅力や力を思い出し
持てる力を存分に発揮して
自信を復活させるチャンス！
でもあるということ。
１枚目と２枚目 どちらも
月【陰】が太陽【陽】より上に描かれていて
２枚目の方が明暗もあるから
よりわかりやすいけれど
陰陽は「差異がある」と感じます。
「〇〇のせい」
と言いたい時
言われていると感じる時
誰も悪者にしたくない時って
そんな差異をどうしても感じてしまう時
なんじゃないかな。
でも 月【陰】と太陽【陽】には
上記で読み解いてきたように
本来 絶妙で同等な関係性がある。
悪い事態や哀しい出来事
残念な結果や受け入れ難いこと
目の前の良からぬ事態【陰】は
一方に偏らずに見る力
待つ姿勢や冷静な見守り力
バランスを取る力や受容力など
自分が持つ力の発揮のキッカケ【陽】になる
そう考えると
月【陰】も太陽【陽】も どちらも大切
ですね。
以上 「〇○のせい」のリーディングでした。
下記も参考にどうぞ。
以下はカードリーディング例です
「自分にとって大切なこと」を受け取る練習や
直感のお試しとしてご利用ください
タロット・オラクル７種類
オリジナルカードメッセージ
３枚の中でパッと見て
気になるカードはどれですか？
直感で選ぶ三択メッセージ
何度も見聞きした言葉を
２枚のカードでリーディング
今 気になる絵のカードはどれですか？
質問に従って１枚のカードを読む練習
１枚のカードを直感で読んでみよう