乱歩酔歩--Random Walk official blog-- -15ページ目

9月の活動報告

どうも遊木です。

 

ようやく、うっすら秋っぽくなってきましたね。

芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋……秋は楽しみがいっぱいです。

 

10月以降は見に行きたいイベントが沢山あるので、今から英気を養いたい。

 

 

今月の活動報告です。

 

 

□制作関連

〇漫画関連

今月は修正作業より、新しい知識を詰め込む時間が長かったです。

その代わり、作品設定の中でも一番面倒くさそうな項目をイイ感じに倒せました。……まぁ、それでも、まだまだ詰める箇所は沢山ありますが。

ウィキペディアの旅はどこまでも続くよ……!

積んでいる書籍も、そろそろ本腰入れて倒したいところ。

現在は、必要な時に必要な項目のみ読んでる感じなんですよね。 そろそろ、ちゃんと前から読まなきゃいかん。

今一番欲しいのは、とあるシリーズの学習装置です。

 

〇エッセイ

 

詳細は前回の記事参照。

ようやっと更新しました。

本編はこちらから。

 

 

□黄金町「ART of MIKU」

最初に、この展覧会を黄金町でやると聞いたときは、「はぁぁああ……初音ミクを黄金町で…時代も変わったね」と、年寄り臭いことを言ってましたが……。

「これ、あれだな、“初音町”だからか」って気付いた瞬間、すっごい笑顔になった。

 

と言いつつ、時代の移り変わりを感じたのも本当で、これは開催地がどうのこうのというより、実際にアーティストの作品を見て強く感じました。

アイドル、己の分身、信仰の対象、文化の象徴、魂(音楽や物語)を入れて初めて動く儚い存在……各々のボカロに抱く思いが、ちゃんと分かる。 アートとして表現されている。

いやぁ、アニメやノベライズまではすんなり呑み込めましたが、まさかボカロがハイカルチャーの領域に食い込んでくるとは。

ボーカロイド文化の黎明期を知っている身としては、紅白歌合戦で千本桜が流れたとき以来の衝撃です。

ボカロといえば、かつては一部のオタクが(おもにニコニコ民が)信仰しているイメージで、「ボカロを好き=深いオタク」という印象があったほど。

それが今では、世間の音楽に溶け込み、美術に溶け込み、社会に溶け込んでいる。

文化の興りを見るのは面白いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□「能登半島と横浜-銭湯がつなぐ人びとの交流-横浜都市発展記念館

私達は銭湯の文化を直接は知らず、どこかフィクション的視点で見ている気がします。

銭湯で紡がれていたコミュニティや教育はもちろん、何故銭湯が出来たのか、誰が広めたのか、社会にとってどのような存在だったのか、何も知らない。

何なら私は、「らんま1/2」で初めて銭湯の存在を認識したほど。

スーパー銭湯やサウナは現代でも流行っていますが、やはり昔ながらの銭湯とは別物と言って良いでしょう。

 

今回の展覧会は、遠く離れた能登と横浜が、実は銭湯で繋がっていたというもの。

 タイトルだけで、「どうしてそことそこが?」ってなりますよね。

語れる程知識が身になっていないので、詳細は省きますが、この展覧会で、能登の人が何のために横浜で銭湯を営み、どのような人の流れがあったのか、どう発展し、どう廃れていったのか、一連の流れを知ることが出来ました。

 

 

 

 

 

SNSでも呟きましたが、10年以上横浜に住んでいるのに、ほとんど初見の情報でした。

 

日本人は風呂好きで、だからこそ銭湯の文化は、街の発展、街の歴史と切っても切り離せない存在です。

今回の展覧会を通して、横浜の歴史や文化を学ぶ上での新たな切り口を得ました。

今後も注目していきたい。

 

 

□八景島

年パスが切れる直前に行ってきました。

更新のシステムが変わったので、このあと暫くは年パスなしの民になります。 次に行くときまで大分間が空いてしまうなぁ……。

ということで、最後にばーっと目に焼き付けてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

□リアル脱出ゲーム×鬼太郎誕生

 

 

東京会場が終わる直前に、高校の友人と行ってきました。

初めて時間制限がある脱出ゲームをやった……。

以前サークルメンバーで、横浜街歩きの謎解きはやりましたが、それ以来2回目です。

 

結果は、途中までは調子良く進んだのですが、最終問題が解けず……!

何なら最終問題も半分は解けていたから、非常に悔しい!

 

ネタバレ厳禁なのでざっくりとした感想しか言えませんが、脱出ゲームに慣れていないゲ謎好きさんは、2回行った方が良いかもしれません。

初見+脱出ゲーム不慣れで行くと、シナリオを楽しむ余裕がない。

難易度が結構高いので(10段階中7ぐらい)、よっぽど頭のやわらかい人じゃないと、余裕をもって進められないと思います。

 

光り過ぎて文字が見えない……

 

個人的には挑戦者より、運営に関わってみたいです。

参加者の進行を考えながら、限られたスペースを上手く利用して流れを考えるのが楽しそう。

企画書とか作ってみたい……と思ったけど、高2の文化祭で自分達がやった出しものが、結構近い企画だった。(クオリティは置いといて)

好み変わってねぇ。

 

あと、今更ですが初めて「新宿東口の猫」を生で見ました。

いや、おもろいね。

思わず見ちゃう。

 

 

 

 

 

 

最後に余談ですが、ようやっとハンマーヘッドでハーバーソフトを食べました!

以前から気になっていたのだ……。

 

 

本当に、ハーバーの味がそのままアイスになってました。

本体も練り込まれているので、食感がおもしろい。

普通のアイスと比べるとちょっと高いけど、ハーバー好きさんにはおススメの一品!

 

あと、その日はハンマーヘッドに初入港の船がいました。

横浜の海沿いは船がいっぱい。

 

 

 

 

 

個人インスタも少し更新しています。

また、例によって数ヶ月前の写真もありますが。

 

 

ではでは。

 

 

aki

ポルノのライヴとか。

どうもこんばんは霧島です。
もう9月も半ばを過ぎたというのに…まだ全然暑いね…


そんなわけで一瞬時間があった(気がした)のでポルノグラフィティのライヴに行ってきました!!
9/8でデビュー25周年ということで特別なライヴだったのですが…

 

 


めちゃめちゃ楽しかった!!

私は学生の頃からポルノのファンで、上京して初めて自分でチケットを取って行ったライヴもポルノでした。
最近発表されたこちらのMV…マジで青春時代をポルノと共に過ごしてるのでめちゃくちゃグサグサきましたね…すき…

 

 

 

 

 

 

横浜スタジアムでのライヴも8年ぶりとのことで、私も最後に参戦したのはかなり前なので本当に久しぶりでした。

アンコールも含めて3時間近くあったのかな?夕方からの開演でしたが最後までとても熱いライヴで最高でした。そして何回行ってもあの会場の一体感痺れる……他のバンドのライヴに行ったことがないので比較のしようもないんだけど…
基本手拍子やら腕振りやら変なダンスやらでずーっと動いてたので、翌日うっすら右半身筋肉痛になりました。どんだけ?

私が参戦したのは7日は、いつも後半に向けてどんどん声の調子が上がっていく昭仁さんの声が、後半あまり本調子ではないようで心配だったのですが、翌日8日、デビュー日のライヴは「25年で1番うまく歌えた」とのことで一安心しました。もうずっと歌上手いのに25年で1番てやばない?円盤化してくれますように。

そんな感じでリフレッシュしつつ、久しぶりにHCP(ヒビカシティープロジェクト)の「弓形のプリュイ」のおまけマンガをXに投稿しました。

 


こちらは以前私が担当したサークルミーティングで描いたネームにペン入れしたものです。
横浜創作オフ会も控えていたのでサークル活動の宣伝も兼ねて…

久しぶりに描いたけどなんというか…2Pしかないのに結構キャラの作画が大変だった…(死)
本当はそれより前に描いたネーム(こちらもミーティング内で扱ったもの)があるのですが、今回はちょっと時間が足りなかったのでまた次回チャレンジしたいと思います。そもそもネームが行方不明な気もするg

さて、ここから月末に向けて当初の予定よりバタバタしそうな雰囲気なので頑張っていきたい所存。

したらば!

 

rin

久しぶりに更新しました。

どうも遊木です。

9月も後半なのに、熱中症指数、いまだに「極めて危険」が出るのホントどういうこと??

 

 

 

9月に入り、久しぶりにエッセイ漫画を更新しました。

 

本編はこちらからどうぞ。

 

作業していることは匂わせていましたが、ようやく完成しました。

今回は順調な遠足だったので記録程度です。

エッセイはハプニングが起こった方が内容が潤う……良いのか悪いのか。

 

1p1コマ目は、最初、普通に作画してたのですが「いや、どう考えても写真の方が良いやろ」となり、須々木氏が撮影した写真に差し替えました。

美しい富士山をご堪能下さい。

 

まぁ、過去にも草津エッセイで「都合により写真でお届け」はやっているので……前例がある!うん!

 

 

大した分量ではなかったものの、作業時間をちょっとずつしか取らなかったので、思ったより時間がかかってしまいました。

あと、なんかエヴァ関連の背景を描くのが楽しくなってしまったのも遅延の要因。

 

 

 

実は、サークル関連のエッセイを更新したのは、去年の9月ぶりです。(「RW伊勢鈍行の旅」がラスト)

 

本当に丸1年更新してなかった…だと……?

 

今回更新したのも、ネタ自体は去年の11月のもので、めちゃめちゃ長い期間懐で温めていました。

……温まるどころか腐敗しかかっていた。危なかった。

 

議事録漫画(および、ネタになる行事)はRWの活動の特徴でもあるので、文化が廃れない様にしたいです。

 

ちなみに、現時点でネタのストックはあと一つ二つあります。

何なら近いうちに増える予定もあるので、「次の更新はまた1年後~」みたいにならないよう気を付けます。

気を……付ける…ッ!

 

 

最後に余談ですが、エッセイ内の人物作画がいまだに安定しません。

回によって等身が伸びたり縮んだりします。

助けて。

 

 

 

aki

「第12回横浜創作オフ会」をやった! そしてわりと重要なお知らせ。

横浜創作オフ会幹事の須々木です。

 

9月14日(土)に 第12回横浜創作オフ会 を無事開催できました!

 

 

参加してくれた皆様、ありがとうございました!!

 

そして、残念ながら参加できなかった皆様、またの機会に是非!

 

 

 

 

前回は、はじめて初参加がゼロでした。

 

「“創作”をきっかけに新たなつながりをつくる」と言って開催している横浜創作オフ会として、これはかなり望ましくない状況。

 

どうしたものか…と思っていましたが、今回は初参加の方もいて、みんなでしっかり盛り上がっている感じだったので大変良かったです。

 

ちなみに、久しぶりに二次会の参加率が100%でした。

 

開催を重ねてきても、毎回新たに面白い話題に触れられるのは良いです。

 

刺激的な時間をありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

*     *     *

 

 

 

 

 

 

さて、ここで、今後の横浜創作オフ会について重要なお話があります。

 

第12回の参加者には当日、簡単に告知しましたが、改めてまとめておきます。

 

 

 

 

横浜創作オフ会は、途中コロナ禍の中断を除いて、3月と9月の年2回ペースで定期開催してきましたが、

この流れは半年後、2025年3月の第13回をもって終了にしたいと思います。

 


「その後の開催は絶対にない」とは言いませんが、次回が結果的に最終回となる可能性は結構高いです。

 

「そのうち参加したい」という声をわりとよく聞きますが、次回第13回の参加を逃すと永遠にその機会は訪れないかもしれません。


一応、そのつもりでいてください。

 

 

 

 

 

 

というわけで、余程のことがない限り、2025年3月第13回横浜創作オフ会は開催します。

 

ちなみに、カレンダーを見る限り2025年3月15日(土)となる可能性がかなり高いです。

 

時々告知はするつもりですが、2月頃に参加者募集します。

 

現時点で参加したい気持ちがある人は、スケジュールにしっかりチェックしておきましょう。

 

今回参加してくださった人はもちろん、興味はあったけれど都合がつかなかった人、興味はあったけれど様子見だった人も是非参加をご検討ください!

 

皆様のご参加、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sho

 

 

ラストマイル観たよ!

どうもこんばんは霧島です。

最近天気が荒れてて運動不足気味です…いい加減腰が爆発しそうなので今日は雨の中を散歩してきました。雷でめちゃ空ピカピカしてて美しかった。


先日映画ラストマイル観てきました!以下ネタバレを含みますのでまだ観てない!これから観に行く!と言う方はぜひ観た後に読んでいただければ…(今回は珍しくかなり盛大にネタバレしてます)



 

 

 







ではまず簡単にあらすじから…

DAILY FASTという大型ネット通販サイトの流通センターに、センター長として福岡から赴任してきた舟渡エレナ。チームマネージャーの梨本孔に施設内を案内してもらっていると、センターから発送された荷物が届け先で爆発し、次々と死者や重症者が出るという連続爆破事件が起こる。
最初の事件が起こったのはブラックフライデー前夜。いつもより荷物量が多く、流通をストップすると大きな損害となってしまう。流通を止めることなく爆弾や犯人を見つけようと躍起になるエレナだが…


こちらはドラマ「アンナチュラル」「MIU404」でお馴染みの野木亜希子さん脚本、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーによる作品で、シェアードユニバースというドラマと同じ世界線で描かれる作品となっています。

(我がサークルRandom Walkでいうところのヒビカシティープロジェクト的な感じですね)

ここで少しアンナチュラルとMIU404の紹介を挟みます。

アンナチュラル:不自然死究明研究所(通称UDIラボ)という架空の研究所を舞台に、法医解剖医の三澄ミコトが毎回様々な「死」を扱いながらその裏側にある謎を解明していく物語。


MIU404:働き方改革の一環で、機動捜査隊(Mobile Investigative Unit)に新たに設置された第4機動捜査隊。そこでバディを組むことになった元捜査一課の優秀な刑事志摩一未と、奥多摩の交番から赴任してきた伊吹藍が初動操作の24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕のために奔走する。


この二つももちろんシェアードユニバースなのでアンナチュラルのキャラクターが後続のMIU404に登場したりするのですが、今回のラストマイルも爆破事件なのでさきの作品とも相性がよく、各キャラクターが普通に仕事をして普通に登場するというとても自然な流れがあるんですよね。

ラストマイル、一つの作品として私はとても楽しめたのですが、過去作のドラマを網羅していた方が何倍も楽しめるのではないかなと個人的には思います。知らずに観ると単純にキャラの整理で結構いっぱいいっぱいになるのではないかと…

映画の世界観共有の話は一旦ここまでにして、内容についてもいくつか触れたいなと思います。


まず今作、ポスターを見れば分かる通り主人公は舟渡エレナ(満島ひかりさん)と梨本孔(岡田将生さん)なのですが、序盤あまり2人を好意的に見えるように描いてないんですよね。

野木さんの描くキャラクターはいつもとても魅力的なのでそこにまず「いつも(ドラマ)と違う感」を感じました。ともすれば悪役なのかも…?と観客が思うような描き方をしている。怪しさ満点なわけです。

そもそもが爆弾犯は誰か?というストーリーが一つの軸になっているので、観客は否が応でも犯人を探してしまう。
でもあるシーンを境にそれが一変するんですね。あの流れは本当に秀逸でした。

ドラマだと毎週視聴者に観てもらわないといけないのでできるだけ早い段階でキャラに好感を持たせる必要がありますが、映画はよほどつまらなくないかぎり序盤多少キャラの好感度が低かろうと観てもらうことができる。
そこをうまく利用した面白い流れだなと感じました。(もちろんストーリーが面白いから離脱されないというのは大前提)

そこで謎に包まれていたエレナの過去が描かれ、本当の意味で孔との運命共同体感が後押しされる。

この映画、もちろん流通センター内での出来事ばかりではなく、現場、つまり配送業者の抱える苦悩なども描かれます。これがまた物語後半でめちゃくちゃ効いてくる。

ちなみに余談ですが、この配送の過程で描かれる佐野親子の父親がよく口にしていた「やっちゃん」という人物、私は最初事件のキーパーソンとなる「山崎」と佐野父になんらかの関わりが…!?と思いながら観ていました。しかし彼はデリファス勤務だしまだかろうじて生きてるし…でも何か繋がりがないと浮いて見えるセリフだよな…と思ったんですが、これが仮に山崎の父親であるとすると結構すっと納得がいくんですよね…いや山崎が事故を起こしてからの父親の対応(恋人とのことで悩んでいたというのを間に受け恋人を非難したり、山崎が訴訟を起こさないというサインをしてるあたり)などにちょっと違和感を持ちながら観ていたので…
この辺りの描写がもう少しあるとより山崎の絶望が深く描かれたのかなとも思うのですが、描いてないあたりが逆に何があったとしても自死に至ってはいけないというメッセージのようにも思えたり…なんだり…

佐野親子の好きなシーンが二つあるんですが、一つはやはり息子が爆発に巻き込まれそうになった時に真っ先にかけより、自分たちが運ぶ荷物は大丈夫だと言ったじゃないか!と上司に怒鳴り…そのあと「あんたも無事でよかった」と2人の肩を抱くシーン

この親子はスタートから組織の末端…言わば皺寄せがくるポジションとして描かれており、出だしからなんだか可哀想な雰囲気も漂っていてエレナと孔が持つべき好感度を担っていたキャラクターなのかもなとも思います。(可哀想だから好感度が高いとかそういう話ではもちろんない)

そしてもう一つは最後の爆破阻止のシーン。
これめちゃくちゃアツいのが最後に命を救ったのが、警察でもエレナたちでもなく宅配のおじさんというところなんですよね…

ラストワンマイル…「顧客にモノ・サービスが到達する最後の接点」(wikiより)

そもそも佐野親子の息子は、価格競争に耐えられず倒産した電機メーカーで働いており、その時に日乃本産の洗濯機というワードが出てくるのですがここにきてそれが命を救うとは…。誇りを持って真面目に自分の仕事をして、たとえそれが途中で潰えたとしても回り回って自分の命を救うことになる…もうこの映画の中で1番泣きましたね。真面目にこつこつ働いててよかったなあ…!!て心底胸に来ました。

ただ自分の仕事を誠実にやろう、という姿が野木さんの脚本ではよく描かれていて、私はそれがとても好きなので…

もちろんそういう人々が必ずしも報われる世界ではなく、「報われなかった人々」も描かれているのが苦しいですが…


そして何よりしんどいのが、これだけの事件が起こっても結局世界はほとんど変わらないということ。この映画で描かれていた山崎や筧まりかの姿と舟渡エリカの1番の違いは、世界を変えようとしたか、自分を変えたかだと私は思います。そうして、次はあなたの番とエレナから孔へと引き継がれていく。巨大な組織の中で何か問題が起きても、首だけ挿げ替えればまた変わらず機能してしまうんですよね。大事なのは、無理な時に無理だと誰かに言えること、やーめたと手を離してしまえる事。

いつかMIU404で九ちゃん(九重)が言った「自分が使えない奴だって認めるのは怖い」に対する陣馬さんの「間違いも失敗も言えるようになれ」がめちゃくちゃ思い出されました。山崎にはそういう人が…きっといなかったんだろうな…


そしてこの映画を全て観た後の米津玄師さんの「がらくた」

 



そういうことォ!!!?て情緒がぶっ壊れましたね。私歌聞いてる時にあまり歌詞を理解しないタイプなんですが(なにそれ?)これは本当に…そこの視点なの…?みたいな…


何を隠そうこれ1番しんどいのが山崎佑はまだ生きてる事なんですよね。いやもう目を覚まさないのかもしれない。でももし覚ましたらと思うと戦慄してしまいます。自分が何をしてしまったのかということの大きさに、生きていける気がしない…いやそれでも生きなきゃいけないというのが言わんとしている事なんだろうけど…それでもしんどすぎる…


この、それでも世界は変わらないという真実を単純な後味の悪さだけでなくエンターテイメントを交えつつ、過去作からのファンへのプレゼントも交えつつで描いていて本当にすごいな…と。


まだ一回しか観れていないので取りこぼしてる部分も多そうですが、それでも週刊ジャーナルというワードやメロンパン号、かつての若者の更生(というかMIUの勝俣くんに至っては放送当初「こういう子たち(警察に助けられた)が将来警察になったりするんだろうな…」と淡く思ってたので解釈が一致過ぎました)や立派に生きてる白井くんにもう興奮し通しでした。毛利さんは相変わらずさらっとかっこいいしさぁ…「山崎が濁らなかった」の件やば過ぎましたね。東海林さんに見せてあげたかった。(?)

伊吹の「きゅるっ」を完全に理解してる志摩とかスタンスの変わらない(真逆の)ミコトと中堂さんとか研修医やってる久部くんとか…木林さん髪伸びてたね。


もう何回か観たいです。観るたびに発見がありそう…


とまぁ思ったことをだらだらと書き殴ってしまいましたが、今年の夏(といってももう8月も終わりだが)は観たい映画がまだあるので、ひとまず仕事を終わらせて堪能したいと思います。


したらば!

rin