穴と橋とあれやらこれやら -5ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【2】より続く。

 

 

前回最後の写真から17分後。

乳峯神社前に戻り、日陰で休憩しているところだ。

 

ホントは10分もあれば戻れる距離だったが、途中でちょっと小ネタを発見したためそれに引っかかってた。それを記事にするかは微妙だが、とりあえずはもう直射にヤラレてヘロヘロ。

 

アメダス天気で当日のデータを見ると、ここからそう遠くない粥見(松阪市飯南町粥見)の最高気温が34.7度。昨今の異常な酷暑にあっては猛暑日になってないだけで「涼しいやん」とかおかしな感想を抱いてしまうが、んなわけないのだ。日陰もない道を歩き回ってりゃ、当然そうなるわな。

 

 

 

 

正直もうしんどかった(めんどくさかった)が、

それでも反対側もチェックしとかないと後悔するのは目に見えていたので、移動開始。

 

 

 

 

直射のもと、歩くこと10分。

キタ、ここだ。

 

 

 

 

この分岐。

入ってすぐをまた右折だ。現在地こちら

 

 

 

 

すると…

先刻見たのと同じテイストの、半廃道。しばらく進むと、山へと入っていく。

 

 

 

 

先ほどと違い

こちらはすぐさま車道としての姿を失ってしまった。なんなんだこの道は。

 

しばし進むも、隧道がありそうな気配がまったくしないのは先ほどと同様。これは…決まりか。

 

 

 

 

スマホで位置確認。

ほぼ、先ほど反対側で位置確認したのと同じあたりにいる。もうちょいだけ進めば線が繋がる感じだったが、もう十分だろう。

 

ここに、地理院地図に描かれたような100m近い隧道は、ない。少なくともいま現在は。

 

 

地理院地図その他で隧道表記が誤って描かれているところは、わずかながらもある。これまで記事にした中では綿向山のやつ賀田町のやつなんかがそうだが、いずれも実在しなかった。前者はおそらく橋の誤記、後者は…もしかしたら昔はあった?って印象だった。で、ここもまた、なかったと。

 

正直なところ、予想どおりだった。「ない」と確認するのも立派な成果だし。実際、半信半疑で行ったらホントに穴あったよ!なパターンもまれにあるから、止められないのよね~。

 

 

 

それにしても、ここに関しては橋の誤記は考えられないし、何をもとに描かれたものなんだろう。隧道が存在するような地形ではまったくなかったが、かつては実際に存在したなんてことが有り得るんだろうか?

いわんや、わたくしの目がフシアナだった、って展開なら胸アツなんだけど、これ見て自ら再調査を敢行してくださる方は、いるかな?

 

 

 

 

撤退場所で撮った、最後の1枚。

なんか、変な場所だったわ~(語彙

 

 

 

 

一点、大きな心残りがある。

 

実は後半、神社から移動している途中、近隣にお住まいであろう方々とすれ違った。もとからここではぜひ誰かに聞き込み調査をしたいなと思っていたので、まさに絶好のチャンスだったんだが…挨拶しただけで話しかけられなかった…。

 

まあ基本的に人見知りってのはもちろんあるんだが、相手が4人と複数で、しかも冠婚葬祭なのかそれっぽい服を着られていたため、時間ないかもな、とか、こんな日なたで話しかけて暑いだろうな、とか、変に気を回してしまったんだな。これで相手が単独で普段着だったら、間違いなくお話を伺ってたと思うんだが…。

 

酷暑も相まって、これ以外に近隣の方を見かけることはついぞなかったので、どっちかというと隧道がなかったことよりもコッチにガッカリして現地をあとにしたっけな~。しかも水分も飲み切ってヘロヘロやったし…。

 

 

どなたか再調査してくださる奇特な方は、ぜひよろしくお願いしたいところ。

 

 

 

以上。

 

 

 

【1】より続く。

 

 

辿りはじめは草が生い茂って廃道間違いなしに思えた道だったが、

山に入るやこの状態。これ、生きてる…?

 

 

 

 

途中こういう感じの、

ちょっとよくわからない「人の痕跡」があった。なんですの?

 

 

 

 

さて、距離的にもそろそろじゃないの?

…って、あっ。

 

 

 

 

あれ?あれ?

ここで行き止まり!?やっぱり廃道だったか。てか、何なのこの道。

 

唐突に、道は終わった。ならばこここそ隧道の坑口があるべき場所なはずだが、ない。という以前に、ありげな地形では全然なく、「埋まっちゃったのか?」とすら思えないレベル。

これは~?やっぱり~?地図の間違い~?

 

 

 

 

上の写真左下方向には、

炭焼き窯の跡?とおぼしき窪みがあったが、これとて「隧道の陥没痕か?」なんてロマンさえ許してもらえないほどに「これじゃない」感。

 

 

 

 

ここでスマホを取り出し現在位置確認。

ちょうど、地理院地図での坑口あたりにいると思うんだが…。

 

 

参考に再掲。

 

 

とりあえず、ここには何もない。少なくともこちら側には。ならば、反対側はどうだ?

 

今思えば、判断ミスだったかもしれない。道は無くなってしまったが、斜面を巻いていけば反対側に出られたと思われるのに、そうはせずに来た道を引き返してしまった。

まあ左目の状態的に「たぶん大丈夫だけどちょっと気をつけないと」くらいの(以前なら余裕で行けた程度の)地形に見えたので自重したわけだが、実行してりゃ歩行距離は半分以下で済んだはずだから、熱中症寸前にまでならなかっただろうな。てか、すでに暑さで朦朧としてたのかも(笑)。

 

 

 

 

まあそうして下した判断により、

引き返し、この道へ侵入したポイントを過ぎ、

 

 

 

 

やがて

終点が見えた。舗装路に出たのだった。

 

 

 

 

舗装路(作業道七日市杢原線という名称だった)から振り返り。

進入防止措置はなにもなし。現在地はここ

 

 

 

 

そこから戻ろうとすると、

すぐにまたもや獣害除けフェンス。

 

こっから炎天下を、まずは乳峯神社まで戻った。HPを削られながら…。

 

 

 

【3】に続く。

 

 

【前回】より続く。

 

 

ハイッ!!ということでね!(久々

 

いつだっただろうか、地理院地図を見てて、

ここ飯高町七日市に未知の隧道表記を見つけたのは。3年ほど前だったか?

 

もちろん我が探索のお伴である県別マップルやその他地図をみても、そんな隧道は載っていない。これは、絶対現調せなアカンやつでしょ~。

 

 

…と思いつつ、寝かせっぱなしにしてたわけだが。

 

 

ホームからの距離感や予想される難易度など、リハビリにちょうどいいや!というわけで、目を病んで以来1年間自粛していた活動を徐々に再開するにあたって、メインターゲットに選んだのだった。

 

 

 

果たして、あるのか?ないのか?

 

 

 

 

神様へのご挨拶と祈願を済ませ、いよいよ探索スタート。

まずは乳峯神社前から、北へ向かう。

 

 

 

 

これから目指すのは、赤線のルート。

この「一見最短の」ルートで隧道の描かれた道を目指すのだが…ちょっと気になることが。

 

 

 

 

最短距離に見えて、実は拡大すると…

最後の最後、微妙につながってないんだな~。

 

んまあ、このくらいなんとかなるでしょ!(フラグ

 

 

 

 

てなわけで、神社から歩くこと2分で、

トラップが待つ…かもしれない分岐へ。もうすでに暑さでキツイ。

 

左へ入った先には獣害除けフェンスが見えているが、結論から言うと、ここからわずか60mほどの間に3か所もこれがあって辟易した。なんでやねん。

 

ほどいて開けて、閉めて結ぶ、これが意外とめんどいのよね~。念のため書いとくと、立入禁止的表示はなかった。

 

 

 

 

プチ苦労してたどりついたどん詰まり。

目論みどおり、「例の道」がすぐそこに見えている(赤線)。イイね!

 

 

 

 

だが、そこに向かう道は…

地理院地図の野郎、めっちゃ正確じゃねぇか!こんな時に限って。きっちり、道は無くなっていた。待ち受けるは激藪。

 

でも、目指す道はもうこのすぐ上。なんとかなるだろ、と突撃…

 

 

 

 

したらば、

地図にない、小さな溜め池があった。目指す道はさらにもう一段上。

 

 

 

 

激藪をかき分けてぶはー!登りきったら、

ついに出た、目指す道!

 

…なんだけど、その道とは獣害除けフェンスで画されていて、道へ踏み入ることができない!まさか、こんなトラップかーー!!

 

ご覧のとおり、フェンスはなぜか壊れており、これを無理やり乗り越えると本格的に破壊してしまいそうで。このクソ暑い中、今さら激藪を戻ってフェンスを3つも開け閉めして、遠回りしてくる気力が湧かない。なんとかならんか?

 

 

 

 

…うーーーーーん、ガサガサガサガサ…

 

 

 

 

 

けっこうトリッキーな体勢を余儀なくされたが、

なんとかネットを傷めずに路上へとダイヴ・イン。

 

 

 

 

すでにけっこう疲れてしまったが、とにもかくにも、件の道へと足を踏み入れることができた。

 

上の写真は隧道表記とは逆方向で、こちらにも興味はあるが、

当然まずは、探し物を見つけに行く!

 

ここからすぐに山へと分け入っていくこの道、さあこの先に地図どおりのものを見せてくれるのか?

 

 

 

【2】に続く。

 

 

 

 

2025年7月21日、復活へのステップ~三重・奈良徘徊にて訪ねた神社をご紹介。

 

 

参道より正対。

「村社 乳峯神社」の社標と、左右に古木。雰囲気イイな~。ちなみにこれで「ちのみね」神社とよむのだそう。

 

 

 

 

50mほど進んだところ。

ここに限らず、神社の前で道が分かれてるとこ、好きだ。現在地はこちら

 

 

 

 

鳥居をくぐって、境内へ。

掃除が行き届いていて厳かな感じ。でも人っ子一人いない。落ち着くな~。手水は止まっていた。

 

 

 

 

さらに進んで、拝殿前へ。

広々とした境内は、ほぼどこもが木陰に覆われていて、酷暑だったこの日、ホッとする涼しさと静けさだった。

 

 

 

 

そしてあちこちにある、とても立派な杉の巨木。

探索の成功を祈って、しばし英気を養った。

 

 

 

 

日陰の心地良さが名残り惜しいが、

往くか、そろそろ。

 

 

 

 

そう、ここには単に参拝に訪れたわけではなかった。ある重要なミッションを帯びてきたのだ。

 

それは…この地理院地図をご覧いただきたい。

拙ブログの属性を考えれば、もうおわかりだろう。

 

 

「乳峯神社」という文字の左側に、何が見えるかね?

 

 

 

 

【次回】に続く。

 

 

 

「京都市内の古い住所看板」シリーズ、1年以上やってなかったとは気づかんかったな~。

 

 

今回も、ど~こだ?から。

ちょっとわかりにくいか。

 

 

 

 

はい、ここでした~。

これもまた、ザ・京都の住所!的な1枚ですな~。「下ル東入」あたりとか特に。

 

 

 

 

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おお、久々の「ハイフアイならナショナルラジオ」。

 

記事にした中であったっけ?と確認したら、【13】ですでに紹介してましたな。しかも書き始めも酷似…って、まあいつもか。

 

 

いくつかのシリーズがあるナショナルもの、京都市内では比較的見るほうかな。フジイダイマル、仁丹、アリナミンに次ぐ第4位ってとこか。共感薄そう~。