【2】より続く。
前回最後の写真から17分後。
乳峯神社前に戻り、日陰で休憩しているところだ。
ホントは10分もあれば戻れる距離だったが、途中でちょっと小ネタを発見したためそれに引っかかってた。それを記事にするかは微妙だが、とりあえずはもう直射にヤラレてヘロヘロ。
アメダス天気で当日のデータを見ると、ここからそう遠くない粥見(松阪市飯南町粥見)の最高気温が34.7度。昨今の異常な酷暑にあっては猛暑日になってないだけで「涼しいやん」とかおかしな感想を抱いてしまうが、んなわけないのだ。日陰もない道を歩き回ってりゃ、当然そうなるわな。
正直もうしんどかった(めんどくさかった)が、
それでも反対側もチェックしとかないと後悔するのは目に見えていたので、移動開始。
直射のもと、歩くこと10分。
キタ、ここだ。
この分岐。
入ってすぐをまた右折だ。現在地こちら。
すると…
先刻見たのと同じテイストの、半廃道。しばらく進むと、山へと入っていく。
先ほどと違い、
こちらはすぐさま車道としての姿を失ってしまった。なんなんだこの道は。
しばし進むも、隧道がありそうな気配がまったくしないのは先ほどと同様。これは…決まりか。
スマホで位置確認。
ほぼ、先ほど反対側で位置確認したのと同じあたりにいる。もうちょいだけ進めば線が繋がる感じだったが、もう十分だろう。
ここに、地理院地図に描かれたような100m近い隧道は、ない。少なくともいま現在は。
地理院地図その他で隧道表記が誤って描かれているところは、わずかながらもある。これまで記事にした中では綿向山のやつと賀田町のやつなんかがそうだが、いずれも実在しなかった。前者はおそらく橋の誤記、後者は…もしかしたら昔はあった?って印象だった。で、ここもまた、なかったと。
正直なところ、予想どおりだった。「ない」と確認するのも立派な成果だし。実際、半信半疑で行ったらホントに穴あったよ!なパターンもまれにあるから、止められないのよね~。
それにしても、ここに関しては橋の誤記は考えられないし、何をもとに描かれたものなんだろう。隧道が存在するような地形ではまったくなかったが、かつては実際に存在したなんてことが有り得るんだろうか?
いわんや、わたくしの目がフシアナだった、って展開なら胸アツなんだけど、これ見て自ら再調査を敢行してくださる方は、いるかな?
撤退場所で撮った、最後の1枚。
なんか、変な場所だったわ~(語彙
一点、大きな心残りがある。
実は後半、神社から移動している途中、近隣にお住まいであろう方々とすれ違った。もとからここではぜひ誰かに聞き込み調査をしたいなと思っていたので、まさに絶好のチャンスだったんだが…挨拶しただけで話しかけられなかった…。
まあ基本的に人見知りってのはもちろんあるんだが、相手が4人と複数で、しかも冠婚葬祭なのかそれっぽい服を着られていたため、時間ないかもな、とか、こんな日なたで話しかけて暑いだろうな、とか、変に気を回してしまったんだな。これで相手が単独で普段着だったら、間違いなくお話を伺ってたと思うんだが…。
酷暑も相まって、これ以外に近隣の方を見かけることはついぞなかったので、どっちかというと隧道がなかったことよりもコッチにガッカリして現地をあとにしたっけな~。しかも水分も飲み切ってヘロヘロやったし…。
どなたか再調査してくださる奇特な方は、ぜひよろしくお願いしたいところ。
以上。