2011年10月27日、第一次伊豆探索にて訪ねた物件をご紹介。この日のネタで記事にしてるのは、しょっぱなの汐吹隧道、白田川橋、小湊二号&一号隧道、黒船橋、犬走島隧道。
今宵ご紹介するのは、それらより後の終盤に訪ねた隧道。
いきなり、ドン。
このご面相には驚いた。現在地はこちら。
人里近い、車道の町道(市道)なのに、
ガチな素掘りですやん。凄いなあ。よっぽど安定してるんだろうか。
ただ、記事を書くにあたりストビューで見てみたら、現在は両側ともモルタルで固められていた。
これは一枚目写真と同じ南伊豆町側の2019年7月撮影分で、その前の2014年8月撮影分からの間のいつかに補修されたようだ。ワイルド極まるビジュアルが失われたのは残念だが、さすがにしようがないよね。
洞内の様子。
なんか、相模湾をはさんだ房総半島最南端付近にある畑2号第三隧道にテイストが近いように思った。同じ地層が続いてる可能性はあるよね。まああちらの「息をのむレベル」ほどじゃないけども。
しかしこれまた…ストビュー画像が暗くてしっかりと判断できないが、どうも洞内も補修されてしまったようにも見える。実際どうなのかは不明だが。
車で抜ける。
もしかしたら、今では見られない洞内風景…なのかも。
で、こちら。下田市側坑口。
先述のように、こちらもモルタル補修されてしまった。
改めてQ地図様によればこの隧道、1930(昭和5)年建造、延長89mとのこと(ただし市町界に位置するため、南伊豆町60m、下田市29mと分割して表示されている)。誰も来ない山奥ならいざ知らず、この立地で80年以上も素掘りのままで供用されていたなんて。
最後に、もしかしてサイズ感がわかりにくいかも、ということで、
レンタカーを入れて一枚。…遠近感で伝わりにくいか。
余談だが、拙ブログの前前前身かつ元祖となるヤフーワイワイマップ(こんなサービスがあったこと、誰も覚えてないだろうな…)時代にこの隧道を採り上げた時に、この業界の伝説的な存在である「学生服のヤマダ」さんから突然コメントをいただいてビビり倒したのが忘れられない。
コメント内容は忘れてしまったんだが、そこから始まったご縁で三子生隧道探索やM.I.H.、幻の清水谷隧道といった思い出深い探索もさせてもらった。面白いこともあるもんだなあ~って。
以上。