葛原橋 (和歌山県西牟婁郡白浜町市鹿野) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2014年1月4日、おっさんの逃避行・紀伊半島彷徨2日目。
 
この日のネタは、けっこう記事にしている。それだけ濃い一日だったってことですなあ。時系列で、水呑隧道下津屋橋深谷隧道久木のあれやらこれやら熊野川隧道高尾隧道上滝トンネルなどなど。
 
 
今宵ご紹介するのは、深谷隧道(今や閉じられちゃった?)から55分後、和歌山県道37号日置川大塔線を南下中に出会った、魅惑のアレ。
 
 
タメなく、
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ドン。
 
これはまんま県道からの見え方。場所はコチラ↓
 
 
 
そう、これは魅惑の、
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狭小車道吊り橋!
 
 
 
 
しかも~?
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愛と信頼の0.5t制限!キター!
 
いや~、車道吊り橋なのに0.5t制限って、通行できる四輪車なんてシニアカ―くらいしかないんじゃないのかねキミぃ!
 
 
 
見上げる主塔。
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けっこう大きいが、ゴツさは感じない。シュッとした主塔(寒)。

 
いやでもマジで、スマートで結構好きな感じ。
 
 
 
 
左側主塔の外側に、銘板発見。
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「昭和35年12月 日置川町建造」。
 
製作は、日本鋼管株式会社(現・JFEエンジニアリング株式会社)清水造船所。この銘板、初めて見たかも?ちなみに日置川町は、2006年3月に白浜町と合併、その名は消えてしまった。
 
 
 
で、お名前は見つけられなかったんだけども、
 
実は橋のたもとに
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「葛原橋」というバス停が。間違いなくこれがお名前でしょ~。
 
この橋を渡った先にある数件の集落が、葛原集落というようだ。
 
 
 
 
では…渡ります。
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はい、もちろん徒歩ですよ(笑)。
 
床版は木製。車道吊り橋ってことで、タイヤが乗る部分は板を敷いて補強してある。うーん、車で渡りたかったなあ。でもあの制限標識を見ちゃうと、さすがに…(笑)。
 
 
 
最初こそ少し鬱蒼とした感じだが、そこを抜けると、
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おぉう気持ちいいーー!!
 
これは…えーと、
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上流側になるのか。ここまで山の中だと、どっちが上流か下流かわからんくなるな。
 
 
 
 
で、こちらが下流側。
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川の名は、旧町名と同じ日置川。最後まで蛇行を繰り返しながら、太平洋に注ぐ。
 
 
 
 
ところで、木製の床版だが
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タイヤ部分の間、つまり真ん中には、一部こんな箇所も。
 
0.5t以内だからって、バイクでも真ん中は走らない方がいいかも。これがホントの「このはしわたるべからず」(笑)。
 
 
 
でもさすがに集落への架け橋だけあり、
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主索は健全そのもの!しっかりとメンテされているようだ。
 
渡った先の葛原集落にとっては、正にこの橋が生命線だからね~。
 
 
 
渡り切って、振り返り。
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おっ、こっちには立派な銘板が!
 
 
 
 
と思いきや、
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残念ながらこれもお誕生日だった。
 
お名前の銘板があってもおかしくないのにな。失われたのだろうか。
 
 
 
 
葛原集落側から、全体を。
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イイっすな~!
 
集落にはお邪魔せず、ここで撤収。
 
 
 
常に、なんか面白いアングルで撮れないかと考えてるわたくし、実は、
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こういう「主塔内部見上げアングル」をよく撮るんですわ(笑)。
 
これがけっこう面白いんだな。自己満足やけど(笑)。
 
 
 
堪能した。
 
 

 

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以上、完結。