和歌山県道213号白浜久木線・久木側 【1】 (和歌山県西牟婁郡白浜町久木) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2014年1月4日、おっさんの逃避行・紀伊半島彷徨2日目。
 
この日は「隧道day」とでも言うべき日で、朝から夜までキャラの濃い物件たちに巡り合って充実度も疲労度もズッシリ(笑)。
記事にしているのは、朝イチの水呑隧道深谷隧道、午後の熊野川隧道、夕方の高尾隧道、夜の上滝トンネルなどなど。濃いでしょ(笑)。
 
今回ご紹介するのは、個性でいえばこの日一番、いや、わたくしの知るあらゆる隧道の中でも断トツで最もアレな物件。時系列では深谷隧道と熊野川隧道の間になる。
 
 
アレってなんだ?それは記事中にてお目にかける。
 
 
 
とは言え、記事上のイントロとしては、違う切り口で始めることになる。
 
まあ言わば、今回は前説ですわ。
 
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ここは和歌山県道37号日置川大塔線・久木(ひさぎ)橋の西詰。
 
上記のゼンリン地図をご覧いただくとわかるが、ノートさんが突っ込んでいる橋のたもとのダートはまったく描かれていない。県別マップルでは点線道が描かれているが…。
 
そもそも今回の記事タイトル「和歌山県道213号白浜久木線…なのか?」ってなぁ何を意味してるのか、といえばですね、
 
 
この広域地図をご覧ください。
 
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和歌山県道213号白浜久木線は、地図左上から中央に向けてヒョロヒョロと延びる、黄色に色づけした道。
 
路線名で終点となっている久木は地図内右下、もちろん現在地である久木橋が所在するところだが、県道はそのはるか手前で消えている。いわゆる「分断県道」…?いや、久木側には県道として表記される道路は描かれていない。
 
のだが、
 
 
地理院地図を見ると…なんと、
 
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ノートさんのいる道がしっかりと表示されており、しかもそこには県道の証しである黄色が付けられている!
 
実は自動車交通不能区間もすべて県道指定されているってことなのか。しかも当該区間は破線で描かれているのだが、地図を拡大すれば、久木橋から数百mが実線で描かれているのがわかるかと。
 
 
とかいろいろ書いてきたが、地理院地図でこうなっているってのは今夜知ったこと(笑)。当日の情報は、実はこの道が県道であるらしいこと、そして…「この先に穴がある」ってだけ(笑)。
 
 
…というわけで、
 
おなかの弱いノートさん、ゆっくりダートを進むこと数分。
 
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ふっつりと道は終了。いきなりケモノ道レベルの踏み跡に。
 
うーん、地理院地図、正確やな…。写真の色調がおかしいが、実際の行く手はここまで暗くはなかった。
 
 
 
目的は、さらにこの先。
 
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ここからは、徒歩にて進軍。
 
盛り上がってきたよ~!何しろ、この先に待っているものを知ってしまってるからね…。
 
 
 
この道…地理院地図によれば県道のはずなんだけど、
 
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一番ヤバイところじゃコレモンですよ。
 
崖に向かって傾斜した、幅数十センチの細道。それを固めるのは、堅牢な石積み。崖の下は、日置川の流れだ。
 
 
 
このあたりは、美しい日置川峡に近いところで、
 
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ほどなく路外はこんな感じになる。極上!
 
 
 
うーん、
 
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キレイ!でも怖っ!
 
今回、タテ写真多めでお送りしております(笑)。
 
いや~、しかしこれが県道なんよね~。最高やな~。
 
 
 
そして、徒歩進軍わずか3分(!)。登場するは、この
 
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ハング!
 
うわ~キテるわこの道。スゲー!
 
 
 
…って、
 
 
 
うわわわ。アレ…。
 
 
 
 
 
【隧道篇】に続く。