【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -14ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト



私は幼少時代から優等生で、幼稚園では「仲良し会長」、小・中・高校では「生徒会長」、大人になれば青年会議所の理事長に商工会では副会長、そして最年少(49)で県の教育委員長。

仕事では「地域密着経営」のモデルとなって、“中小企業診断士試験“の事例問題に採用されるまでになった。

私にしてみれば“ウケ狙い″のお調子者が、「わらしべ長者」の様にうまく転んだだけであり、周りからの“やっかみ″など、百も承知である。

性格的には『人間失格』の主人公“葉蔵“にシンパシーを感じる“嫌なタイプ“

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️大人になるまで、いろんなおじさん、おばさん達にこう言われた。

👤「お前は絶対成功すると思っていた。俺の目に狂いはない!」

👥「やっぱり成功する人は違うわよね〜。昔から目立ってたもの。私の言った通りでしょ!


中には、
👤「あいつ(私)が成功したのは俺のおかげだ。前からいろいろ相談にも乗ってやったんだ」

会ったこともない人に「弟子」や「教え子」呼ばわりされるのも妙な気分である。

まあそれでも人生が順調に回っていれば“笑い話“で済むし、私も「いつもお世話になってま〜す」「皆さんのおかげで〜す」と“カラ返事“していれば済むことでもあった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️さてそんな「俺の目に狂いはない!」とお墨付きをいただいた私の会社が「倒産」してからというもの、状況は一変する(笑)

それまで「俺の目に狂いはない」と威張っていた人たちは、忍法『手のひら返し』を繰り出し始める。

👤「実は薄々、俺もヤバいと思ってたんだ」

👥「あいつ(私)も大したモンじゃない。あれだけ言ったのに、俺の言うこと聞かないんだから」


その目が“狂っていた“ことを確信した(元)応援団たちは、皆一気に私の前から消えていった。

まるで私と関わった過去さえ消したいみたいであり、数で言えば1,00人いた応援団が、2〜3人に減る感じ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

👤私はこれからまた頑張って、応援してくれた人に復活した姿を見せて「恩返し」をしたいと思っている。

☝️人生最悪の時、一文無しの私に「カンパ」をして生活を支えてくれた人が県内外に300人いる。

今までは「地域貢献」だの「故郷に恩返し」などと偉そうなことを言っていたが、私の残りの人生のテーマは、この一番苦しい時に支えてくれた300人と、一文無しになってからも何も変わらず付き合ってくれた人たちに恩返しをすることである。

そしてその恩人たちに、
👥『私たちの目に狂いはなかった!』と、

“私を見捨てた人“に向かって、誇らしげに胸を張ってもらいたいのだ。

 

【小林久ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com

 



「食品の消費税をゼロ%に!」
 

最近は選挙に向けてそんなニュースが飛び交っている。多くの消費者は大喜びだが【外食産業=飲食店】はどうなるのか?今回は、飲食業の現場目線で考えてみましょう。

✅ “外食控え“が進んで「巣ごもり」再来?

食品が消費税ゼロになれば、家で食べる方が“絶対お得”になります。飲食店で食べれば消費税10%加算、まさにコロナ禍で経験した“巣ごもり需要”が再来することでしょう。これは飲食店にとっては〝死活問題”です。

✅ 仕入れの税金がゼロで利益が増える?
→実はそうでもない

食品の仕入れにかかる消費税がゼロになれば、一見「原価が下がる=利益が増える」ように思えます。でも、これは半分正解・半分間違い。

理由は仕入れに消費税がかからないと、「仕入税額控除」が使えなくなるため。帳簿上は「利益」が増えて見えるかもしれませんが、手元に残る現金は変わらない、もしくは減る可能性もあります。

✅ 問屋が「便乗値上げ」してくる?

仕入先(問屋)もビジネスです。
「消費税がゼロになったからその分値上げして商品価格は据え置き」なんて動きがあれば、飲食店にとっては地味に打撃です。

飲食店は引き続き「売上に10%課税」されるのに、仕入れ原価だけが上がる。この構造、じわじわと首を絞められます。

✅ 消費者心理:価格据え置きでも“便乗値上げ”に見える

飲食店は仕入れの消費税がゼロになっても、メニューの値段は下げないと思います。それに対して、「仕入れに消費税が掛からないんだから値下げしろ!」という客も出てくることでしょう。そして「便乗値上げ」と謗(そし)られ、価格の正当性が問われやすくなります

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【結論】 一律減税の方がシンプルでフェア

「食品だけゼロ%」という制度は、生活者にとっては良くても、飲食店にとっては制度上の損失(とばっちり)が多く、不公平感を生みやすい仕組みです。

👤 以上、飲食店の店主に成り替わり、意見表明させていただきましたm(_ _)m

(首相の見解)

 

 

 

【小林久ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com

 

 

 

 

山梨が誇る世界企業『シャトレーゼ』、商品の割安感や美味しさから人気が高く、全国展開している洋菓子店(ケーキ屋さん)である。

👥「高いケーキじゃなくて、シャトレーゼでいいじゃん!」

こんな会話をしながら「子供の日」にケーキを買い求める客も多いことだろう。



☝️そんなシャトレーゼに出入国在留管理庁“入管″から改善命令が出されたというニュース。

命令は、ベトナム人の特定技能実習生157人に対して、「給料の未払い(4,100万円)」があったことに対するもの。シャトレーゼ側は「工場の建設が当初より遅れたため」と説明している。

銀行でもなんでも、“お国“からお叱りを受けることは重大な事案であり、「知らなかった」「他でもやっている」「今後気をつける」など、上っ面の対応では済まされない。

シャトレーゼは1ヶ月後を期限に「改善報告書」を提出して、改めて受け入れ機関としての基準を満たしているか判断される。ダメならもちろん工場の生産にも影響が出るだろう。



シャトレーゼはこの3月、下請け業者に発注した資材を無償で保管させていたなどとして、公正取引委員会が「下請法違反」で是正勧告している。

👤ちょっと続き過ぎではないか…?

シャトレーゼは去年、甲府の和菓子店から全1,000店舗までに成長させ、全国のホテルやゴルフ場経営まで手がけた“カリスマ社長″が亡くなったばかり。

その葬式が終わってから、今年になって“堰を切ったように“行政指導“が2つも連発している。

なぜ?

現在は新たな体制で会社を運営しているが、こうした象徴的な“支柱“を失くした後の組織は、得てしてそれまでの経営を問われることもある。

シャトレーゼはファンも多い。
是非とも「◯◯だから安く売れるんだ」などという“ヤジ馬″の声など吹き飛ばして、堂々と世界に進出して欲しいと願うばかりである。

#シャトレーゼは非上場企業

 

【小林久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com
 



👤「備蓄米を放出して、米価を安定させます!」
政府がそう言っていたのに、実際に市場に流れたのはたったの「2%」(><)

それじゃ値段が下がるわけないですよね。どこに米が“滞留″しているのでしょうか?

☝️グラグラ煮立ったお湯に、コップ1杯の水を入れたって、温度はほとんど変わりません。

👤しかも、大臣の発言もずっと後手後手です。

「3月中には出回る」「4月には値下がりする」「4月末にはなんとか…」と続いて、気づけば5月。食品全体がまた値上がりしています。

米の代わりに食べていた「うどん」や「パスタ」も値上げ。
さらに、節約のために買った「輸入米」と相性がいいカレーまで値上げ……

これはもうストレスで“やけ食い“が加速しそうです。



☝️今回のポイントは「米不足の原因」ではなく、「なぜ備蓄米が店頭に並ばないのか?」です。

卸売業者は「精米に時間がかかっている」と言いますが、過去最高益が出ていると聞くと、
「本当に精米が遅れてるだけ?」とちょっと勘ぐりたくもなります(失礼🙏🏻)

「外食チェーンに優先的に回ったのでは?」とも思いましたが、それも違うようです。

ではこの米価格の高騰を引き起こしている“ラスボス”は誰なんでしょう?

【政府? 農協? 卸問屋? 消費者?】
(※少なくとも米農家の責任じゃないと思ってます)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

👤今回の騒動で、小売店の備蓄米仕入れ原価は「5kgで税抜き3,042円」という話が出てきました。スーパーの利益率が10%程度だとすれば、私なら税込み3,680〜3,980円くらいで売ると思います。

それでも高い!
ただ、備蓄米が本格的に流通すれば、税込み3,000円前後(前年比1.5倍くらい)に落ち着くんじゃないかと淡い期待をしています。

もちろん、備蓄米は非常時用であり、簡単に店頭に並ばないことは理解しています。

でも今回のケースは、そもそも「仕組みそのもの」に問題があるような気がしてなりません。

非常時に非常用の対応が取れないからです。

☝️皆さんにもそれぞれお考えがあると思います。

この騒動が落ち着いたら(あるいは落ち着かなくても)、しっかり「原因」を精査する必要があると感じています。

#お米は食べ物
#食い物にしちゃダメ

 

【小林久ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com
 

減税の是非はともかく、「消費税」の税率が変われば(またはゼロになれば)、消費者の負担が減り、可処分所得が増えることでより多くの物を買う。それで景気も上向きだ!

☝️それはさておき…、

もし消費税の税率が下がった場合、全ての小売店は「商品売価」を替える作業が必要になる。

特にスーパーマーケットやドラッグストアは、取扱いアイテム(5,000〜20,000とも?)すべての“値札“を替えなければならない。

テレビで評論家が「消費税を下げるなんて簡単!スーパーなんかコンピューターで税率をポンと変えるだけ」などと″物知り顔″でドヤっているが、現実にはそうもいかないのである。

☝️国のルールで、商品価格は(消費税を込みにした)『総額表示』であることが決められている。そして「書きたきゃ税抜き価格を小さく書いてもいい」と店に対してせめてもの″ガス抜き″を認めた。

これは、お客さんが「一体いくら払えばいいか?」が分かるためと言っているが、実際は、将来また消費税を上げるときに、消費者に税負担を感じさせないためである。(図星?)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

さて、スーパーの売り場でよく見る「プライスカード」
「値付け」には大きく分けて2パターンある。

①税込み価格でキリのいい売価にする
(例)税込み198円(本体価格183円)・980円(税抜き907円)など

 



②本体価格は一切変えずに、税率を加算した売価にする
(例)税込み213円(本体価格198円)、1,058円(税抜き980円)など

 



👤皆さんはどちらが好みだろうか?
私がお客さんなら198円(税込み)の店がいい!

国は当初、すべてのスーパーが②を選ぶと思ったはずである。

そうすれば消費税率が変わっても「税率」だけを変えれば対応できるからである。

(実際にはそうはいかないのだが)

👥しかし多くのスーパーは、「税込価格でキャッチーな売価」、すなわち″仕上がり“で198円や280円、999円などになるように、消費税(食品なら8%)をすべて加算せずに売価の″字ヅラ″を合わせてある。(地腹を切って)

①と②の比率は全体の半々くらいと予想する。
消費税が上がっても下がっても、スーパー側は「便乗値上げ」したと思われないように、また一から売価設定をやり直す必要があるのだ。

これは消費税がゼロになっても同じこと…(^^;
私は①のスーパーに愛を感じる…❤️

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ついでにスーパーの立場で言うと、来月から消費税が下がると分かっていれば、今月はすべての在庫を売り尽くすために、必要最低限の仕入れしかしない。月が変われば仕入れの税率も下がるのだから。

これで一時的に、日本中のスーパーで客の「買い控え」と店の「仕入れ控え」が同時に発生し、売り場はガラガラになることでしょう。メーカーだって高い原料は仕入れたくないはず。

☝️さてどうなることでしょうか?
確かなのは、『これまで日本で消費税が下がったことは一度もない』ということです。

 

【小林久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com
 



今、各政党は「消費税の減税」「食品に限ってゼロにする」など、国民の″ご機嫌取り″に躍起になっている。いずれ″Z″が簡単に許すはずもなく、リモコン付きの先生が「さもありなん」の屁理屈で必死に抵抗することだろう。

👤「財源はどうするんだ?」→私の知ったこっちゃない。給付金の財源はあるんでしょ?

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️1989年に初めて「消費税」が導入されてから今年でもう36年が経つ。早いものだ。

全国のスーパーマーケットやコンビニは大変だった。

スタートの税率はすべて「3%」、事前に何度も勉強会を重ね、商品の値札を替え、全部のレジのシステムを替えてその日に備えた。前夜は皆で徹夜作業だったことを覚えている。

「商品そのものの値段と消費税を分けて表示していい」との指導があったが、お客さんにしてみれば大事なのは『いったいいくら払うんだ?』ということである。

☝️大半のスーパーは「税込み価格」を前面に押し出した。

「1個98円」の商品は、3%の消費税込みで101円になるが、これではお客さんは買ってくれない。従って99円か100円にして、差額はスーパーがその分″泣いて″いたのだった

加えてお客さんから莫大な消費税を徴収して国庫に納めているのに、1円も「徴収代行手数料」もいただけない。ガスでもNHKでも少しは貰えるのに…。

👤子供が100円玉を持ってお菓子を買いに行ったら、消費税が乗っかって「1円足りなかった」と泣きながら帰ってきた

💢どうしてくれる!」などと母親の″お門違い″のコメントを流すワイドショーもあった。親ならそれくらい計算して渡すべきだろう。

実際にはまとめて買うより、バラで買った方が1円未満を四捨五入するため、多少得になることもあったが、流石にそこまでするお客さんはいなかった。

 



お国は消費税の負担を感じさせないために、税込みの「総額表示」を推奨している。

コメンテーターが「消費税の税率のボタンを変えればいいだけだから、すぐに税率は下げられる!」というが、そうは問屋が卸してもスーパーは対応できないのである(^^;

なぜなら(食品の税率)8%を込みにして、「298円」や「999円」のキリの良い値段にしてあるからだ。総額表示が普及した今、消費税が下がることによる売価の変更は想像以上に大変な作業になる。(期限付きで元に戻すならなおさら)

″Z″や″インナー議員″は消費税を下げるどころか上げたい!

国民は少しの間でも消費税を下げてもらって暮らしを楽にしたい!

この相反するニーズに、政治はどう決着をつけていくのでしょうか?

 

【小林久 ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com



みんな大好き『シャウエッセン』、日本人がそれまで食べていた、歯応えのないウインナー市場に登場した当時、自分のスーパーに初めて入荷した時のことを覚えている。(そろそろ私も「生き字引」の年頃かw)

今皆さんがスーパーで見かける比較的価格の高いウインナーは、すべからくこのシャウエッセンを模倣した商品と言っても過言ではない。

私の世代など「魚肉ソーセージ」や「赤ウインナー」が主流だったので(それはそれで美味しいけど)、初めてシャウエッセンを食べた時の衝撃を覚えている。

「バキッ・バキッ!」そう、シャウエッセンの特徴はこの食感にある。まさに″贅沢な″未知の美味しさだった。

発売元の日本ハムは、本場ドイツに何度も視察に行き、当時日本に珍しかった「皮付き」ウインナーに勝負を賭けたのだ。



☝️今ではもうだいぶ知れ渡ったが、シャウエッセンなどの皮付きウインナーを美味しく食べるには、いきなりフライパンで焼くより、一度茹でてから焼いた方が、より旨味や食感が増す。

本来、日本ハムが薦める食べ方は「焼かない・切らない」が基本だったが、私のように「いきなり電子レンジへ入れる」不精な客に対しても、時流に合わせてそれを公式に「解禁」したw。


👤(私の中の悪魔が囁く…)

シャウエッセンは高い…(税込み500円近い)。塩分もカロリーも高いし、添加物も当然入っている。最近の値上げもモロに反映されてるし、中身も減った。パッケージも巾着をやめてコストダウン?そして特売ではあまり安く売らない。これじゃロピアや業務スーパーの「完コピ」ウインナーで十分じゃね?

そんなことを思うのは私だけではないと思うが、40年もの間「シャウエッセン推し」を続けてきたファンは、多少高くなったとて商品を買い続けるのである。

シャウエッセンは2030年に世界で1,000億円以上を売り上げる「ロングセラー商品」に成長した。

・伊藤ハムの「アルトバイエルン」

・プリマハムの「香薫」


このライバルたちが、シャウエッセンを超える日が来るのだろうか…?

 

https://www.kobayashihisashi.com
 



3月の消費者物価指数が、前年から3.2%上昇して110.2%となり、43ヶ月連続で物価が上がっているという。

この指数には変動の大きい「生鮮食品」が除かれているため、生活している上で「1割上がっただけ?」と納得しづらいデータになる。

欧米などは酒類を除いた「生鮮食品」に加えて「エネルギー関連」も除外するという。日本もそれに照らし合わせて計算すると、わずか「1.6%」の物価上昇に過ぎない→「物価は上がってない」と言いたげだ。

👤冗談言っちゃいけねえよ!

生鮮食品も酒もガソリンも全部入れて計算してよ、何か都合の悪いことでもあるのかい?

と、ツッコミを入れたくなるのは私だけではあるまい。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️『景気の気は、気持ちの気!』

そう、お役人さんたちが弾き出す数字より大切なのは「庶民の肌感覚」なのだ。

日々の暮らしを切り詰めて、精一杯生きている人がどう思うか?

これを数字として公表すべきだろう。

・消費者物価指数→前年比110%

・消費者「実感」物価指数→前年比130%


 これなら分かりやすい!

選挙の時ばかり、やれ「給付金」だの「消費税をゼロにする」だの、餌を撒くようなことしか言わない先生たちには、米の値段が2倍になった庶民の暮らしは理解できまい。

「庶民派」と「庶民」は違う。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️ここでひとつ質問です。

あなたはいつものようにスーパーに買い物に行きました。

今日は特売日でなんと『全品どれでも3割引』。これ、とっても嬉しいですよね?

👥3割も安いんじゃ、いつもの2倍くらい買っちゃおうかしら!

👤給料が思ったほど上がらないから、3割引なら我慢してたモノが買えるぞ!

3割引きなら喜んで買う。すなわちお客さんの「肌感覚」は『モノの値段が3割高い』ということ。その3割引きの値段は、つい2、3年前の当たり前の価格なんです。

欲しいお肉や刺身、大好きなお菓子やたまに食べるラーメンやハンバーガーの値段は3割高くなりました。これが消費者の「肌感覚」です。

今、米は安くて3,500円、ガソリンもリッター180円。これを「3割引」にすれば、米は2,450円、ガソリンは126円です。どうです、これなら買うでしょう?
 
【結論】 モノの値段は、ここ2、3年で3割上がりました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

値上がりは悪いことばかりではありませんが、その分が生産者や労働者、下請け業者に届かないことが問題です。この間「最高益」を叩き出している会社は、みな大企業ばかりです。

先生方には、「指数」を出したらそれを改善するような舵取りをお願いしたく存じます。

国民の「肌感覚」は、先生方が思うほど鈍感ではありませんゆえ。

 

https://www.kobayashihisashi.com
 



岡山県に本部があり関西を中心に展開する、日本一のディスカウントスーパー『LAMU(ラ・ムー)』、ご存知の方も多いと思います。

今週「ラ・ムーが今冬、山梨県甲府市に初出店!」とのニュースが発表されました。

関東には店舗がないので馴染みが少ないスーパーですが、お近くに「ラ・ムー」がある方にはその″時空を超えた″安さを実感していることでしょう。

店名も『LAMU(ラ・ムー)』と独特ですが、このスーパーの経営母体は「卸売問屋」の『大黒天物産』、スーパーに卸すより自分たちで安く売っちゃえ!ということで小売に進出したという店です。

私も小売業界を離れて久しいので、この出店情報は寝耳に水…(@_@) 

山梨県に出店申請が出たことで知るところとなりました。

👤なぜ関西から離れた「飛び地」の山梨に?

と調べたら、長野県に『西源』という子会社があり、そこが運営するということ。ゆえにフランチャイズではなく「本気」で山梨を食いに来ていることがわかります。(すでに信越地方には15店舗有り)



☝️山梨県(人口80万人)には半月前にあのコストコが開店したばかりです。そしてその結果は想像通り、「コストコは大繁盛、テナントや近隣商店街に波及効果は無し!」といった感じ(ー ー;)

👥コストコは大容量で年会費もかかる。だから安くても行かない。

それなら地元資本のスーパーマーケットも″棲み分け″ができる!はずだったのに…。

この「ラ・ムー」は年中無休・24時間営業。弁当類は198円、惣菜は98円。

人気の「タコ焼き」は6個入って100円という安さです。

 



おまけに山梨の出店予定地は、幹線道路がクロスする絶好のロケーション。

売り場も600坪と大型店。″棲み分け″どころか残ったパイを″根こそぎ″持っていかれることでしょう。

年会費も要らず、支払いは現金のみ。徹底したコストカットで店も(お世辞にも)上品とは言えない(^^; しかし「ラ・ムー」が近所にある地域の物価は確実に下がります。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

☝️ロピア・コストコ・ラムー・トライアル・コスモスドラッグ・ダイレックス、そして数えきれないほどのドラッグストアetc. 

県外資本の進出に怯える地元スーパー。

そこに商品を納品しているメーカーや運送業者も同様です。私なら迷わず「白旗」を上げて退散します。

👤山梨県民はまだ「ラ・ムー」のことをよく知らないのでタカを括っていますが、出店してしまえばもう手遅れ!なのは、全国の事例を見ればわかります。

「ローカルスーパー」が本当に″怖い″のは、『コストコ』ではなく、ロピアやラ・ムーのような日々の食品を低価格で大量に販売するスーパーなんです。

 怖い・怖い((((;゚Д゚)))))

 

https://www.kobayashihisashi.com
 



スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』

執筆陣に加えていただいてから7回目の登場です!

☝️今回のテーマは【ロピアの出店でローカルスーパーは潰される?】と題して、今一番勢いがあり、全国に出店を加速しているロピアを迎え撃つ方法を私なりに解説してみました。

【最新記事リンク先】

 

 


👤私が住む山梨県では、甲府駅前にあるヨドバシカメラの地下にロピアが開店して以降、老舗百貨店の地下食品売り場と、JR甲府駅ビルの食品売り場が両方とも撤退を余儀なくされました。同じ状況は全国にも広がっています。

☝️しかし全国には強敵ロピアが出てきてもしっかり生き残っている地場スーパーも存在します。

👤″競り勝つ″のではなく″生き残る″
これが最善の策ではないでしょうか。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

おかげさまで前回の記事【コストコ再販店の裏側】も閲覧数が伸びました。

これも皆さまのおかげです。ありがとうございますm(__)m

 



☝️すべてランキング1位になりました!
【過去記事一覧】

 

 


👤これからも毎月第2・第4金曜日に「スーパーの裏側」を紹介して行きます。ぜひご覧ください!

皆様の閲覧が私のモチベーションです!

https://www.kobayashihisashi.com