私もスーパーを経営していた時は、数えきれないほどの「万引き」現場を目撃し、その顛末を目の当たりにした。
田舎のスーパーゆえ(理由にはならないが)、捕まえた「万引き犯」が知り合いの子供だったり、その親だったり、はたまた地元で名前の知れた人だったり…。
『万引きGメン24時』のテレビ番組のような、スッキリ型がつく事案ばかりではないのだ。
👤子どもの将来を思えば…
👤家族の顔が浮かべば…
👤本当に反省している様子が見えたときには…
きちんと会計させた上で、警察に「被害届」を出さずにそのまま帰したケースもあった。
『甘い!』と言われたら返す言葉もない。
反省していると思ったのに、再犯した者もいる。
腹いせに店や私の悪口を言いふらした輩もいる。
下手に“恩義“をかけると、このようなしっぺ返しがくることも多い。そもそも万引きは立派な「犯罪」なのだから。
そしてこのたび、 「ユニクロ」が、外国人グループなどによる万引事件が相次ぐ状況を受け、特定した万引犯に対し、『全ての損害を民事手続きで賠償請求する』方針を明らかにした。
☝️もうこれでいいのかも知れない。
“罪を憎んで人も憎む“ こんな時こそ、情けをかけずに(事務的に)処理をするべきなのだ。私の記憶でも「出来心」で盗むことは少なく、盗む者は初めから盗みにやって来る。
ほとんどのお客さんは万引きなどしないし、万引き犯と同じ売り場で買い物なんかしたくない。
現在は、警察に「万引き通報」をしても、以前のように、取り調べで半日も拘束されることはなくなり、簡易的に警察が取り次いでくれるように改善された。
☝️万引き額は売り上げの1%にも及ぶという調査もある。ユニクロにならって他の小売店(もちろんスーパーやドラッグストア)も足並みを揃えたらどうだろうか?
もはや「心を鬼にする」必要はない。目には目を!
【小林久ホームページ】