ミシュランガイドにも載る大阪府の日本料理店。
今年2月にノロウィルスを原因とする87人もの集団食中毒事件を起こし「営業停止処分」を受けていたにもかかわらず、客に頼まれて仕出し弁当を提供し、これがまた「食中毒」を引き起こしたというニュースである。
仕出し弁当11個(税込み7,268円!)の中から数人が体調を崩し、原因はまたもやノロウイルス。店主は「客の頼みを断れなかった」とはいうものの、最終的には“逮捕”となってしまった。
こういうのは『泣きっ面にハチ』ではなく、『自業自得』と言わざるを得ない。
地元でも有名な繁盛店だというが、これで再起はさらに困難を極めることになる。
☝️スーパーなどでも食中毒を出すと「営業停止」処分が出る。
そのほとんどは(重篤な事件でない限り)発生日から起算して「3日間」が相場である。
それも「刺身」が原因なら「刺身コーナー」だけが販売停止の対象で、その他の魚や肉・総菜は通常通り販売してもいい。きちんと認めて対応するなら、店全体の経営を脅かすような「処分」まではしない、という考え方なのだろうと勝手に解釈している。
もちろんその時は、作業場を全て消毒したり、担当者全員の健康チェックをして「再発防止策」を保健所に提出する。被害に遭われたお客様への対応や回復具合も処分に考慮される。
店側はたとえ1人の担当者の「認識不足」から発生した事案でも「2度と起こさない!」と固く誓うものなのだ。ゆえに何度も繰り返すことは、まず無い。
👤しかしこのように、処分中にまた同じ事件を起こせば容赦なく「逮捕」される。経営者家族で隠ぺいの口裏合わせもあったらしち。
飲食店は店と客の信頼関係で成り立っている。
ミシュランガイドに掲載されるより、お客さんの信頼を回復する方がずっと難しいのだ。
#ヤミ営業
【小林久ホームページ】