「私は頑張っている!」
と主張している子どもに対して
「確かに頑張っているかも知れないけれど
結果が伴っていないのに、
なんでそんなにのんびりしているの?!」
と、
もどかしくなることありません??
私も先日、
「やっているよ!」という長女の主張に
「練習量足りてるの?!」
ともどかしい思いをしながら、話し合っていたら
あることに気がついたんです。
それは
長女は
自分の物差しで
頑張りを計っているけれど
全体の物差しで
頑張りを計っていない。
どういうことか説明しますね。
まずね、
自分の頑張りを自分の物差しで計っているのは
こういう状態。
↓
昨日の自分より、今日の自分は頑張った!
と自分の努力や成長や変化を認めることです。
例えば
ウサギとカメの話でいうと
カメさんタイプ。
ゴールへ向けて自分が
一歩一歩進むことを目的にしているので
ウサギのことは全く目に入っていません。
これは
☑ 自分を信じる
☑ 周りに振り回されない
☑ マイぺースで成し遂げる
ために、大事なことです。
長女が「私は頑張っている!」
と言っていたのは、この頑張りでした。
でも、
受験となると競争をしなくてはなりません。
そこで
自分の頑張りを
全体の物差しで計ることも必要になってきます。
それはこういう状態
↓
ウサギとカメで例えるなら、
ウサギさんタイプ。
ウサギさんは、
カメさんと自分の位置を比較して
先にゴールすることを目的にしていました。
人や目標から比べて自分は頑張った!
と自分の努力や成長や変化を認めることです。
これは
☑ 目標を達成する
☑ 周りと比べて選ばれる
☑ 相手を見て自分を知る
ためには大事なことです。
私が
「なんで結果が伴っていないのに、
のんびりしているの?!」
と言っていたのは
この頑張りでした。
つまりね
頑張っているかどうかを計る場所が
私と長女で全然違っていたんですよ!!
だから話が噛み合わなかったんですよね。
それに
私に言われれば言われるほど
自分の努力を否定されているように感じていたようです。
それに気が付いて、私がこの説明をしたら、
長女は、初めて頑張りを計る物差しが
2つあることに気付いたようでした。
正直
「え?知らなかったの?!うそでしょ?!」
と私は驚いたのですが
長女の反応で、
思い当たることがあったんです。
それは
長女は人と比べられるような環境に
ほとんどいたことがないんです。
習い事は
スイミングやダンスの個人種目で
野球やサッカーなどの団体競技は未経験だし
今まで塾にも行ったことがなくて、
通信教育だし
もともとマイペースで
人と競うこともあまり好きじゃなくて
相手が何をしようと
あまり気にしない性格なのもあって
ライバルに勝つために!
目標を達成するために!
必死で頑張る!
という経験があまりないんですよね。
そう思うと
この考え方があまりなかったのも納得。
なのでもしかしたら、
のんびりマイペースさんは
人や目標から自分の頑張りを見る考え方を
普段からあまり慣れていないのかも知れません。
そんなタイプは、
自分の決めたことをコツコツ努力する力はあるので
全体の比較の中でも
自分が納得する努力することが見つかったら
もっと結果が出るんじゃないかな~
と思うのでした。
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