皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


久々の投稿です...笑

最近ネタに困っておりまして...とりあえず先月末に行ったCECHA00のメンテナンス&修理作業をサクッと紹介したいと思います!


早速開けます〜👇

ホコリはそれなりって感じですかね...?

まだマシなレベルだと思います👍


基板を取り出して掃除し、RSXの殻割りを行います。


もちろんCELL側も...


グリスを拭き取り、電子部品洗浄剤で綺麗にします。


CMOSバッテリーはギリギリ動作するレベルの電圧ですが、交換した方がいいですネ〜


RSX側のプロードライザはPanasonic製SP-Capに交換!

ファンコンカスタム(Ver.4)+CELL/RSX VDDC低電圧化も抜かりなく行います。


筐体は洗浄し、各種パーツも綺麗に清掃しました✨


動作もバッチリです👌


組み立てて作業終了!!


以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.30 作成

皆さまこんばんは🌙
PS-Customizeの渡邊です。


だんだん記事の書き方が雑になっているのは気のせい....ではありませんね...笑

それはさておき、先日修理を終えたCECHB00の作業内容をご紹介します!


残念ながら、この機体はGLODでしたので基板交換となりました...

新たな基板は、becountで総使用時間が5日のもので、型番は1-871-868-22です。

90nm RSXの欠陥によるYLOD対策のため、CELL/RSXの低電圧化とファンコンのカスタムを行います。

*CELLに欠陥はありませんが、どちらも下げることによって10Wほど消費電力を削減できます。


低電圧化とファンコンのカスタムについては、やり方は解説しませんが、これらが重要な理由は近いうちに記事にします。


プロードライザの劣化によるYLODも対策するため、CELL/RSXの両側のプロードライザを交換します。


CELL側は、Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9
RSX側は、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R
にそれぞれ交換しました!

CMOSバッテリーも0V近くでしたので、3.0V以上の純正品に交換...!

CELLは、CXD2964GB('06年製)
RSXは、CXD2971DGB('06年製)
です。

BDドライブは、全てのディスクを読み込んだので流用しましたが...

ピックアップレンズの平行移動時に「ギー」「ガガガガ」という音がする(レールのグリスが完全に落とされていた)ので、新たにグリスを塗布しておきました。

ネジが黒色→銀色に変わっていたり、テープが剥がされているなど、一度分解されているかと思います。

ピックアップレンズを交換したのでしょうか...


オーバーホールも終えて組み立てる前の様子です!


組み立てて...動作確認をして...完了!!

以上で作業は終了です!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.6.4 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


先日修理を終えたCECH-3000Bの作業内容のご紹介です。


不具合の内容は、8002F1F9アップデートループです。

何度繰り返しても👆の画面が出て正常に起動できなくなります...

(実は修理せずに抜け出す方法もあるのですが、今回は割愛します...笑)


早速分解しました👇

ホコリは"そこそこ"という感じですね〜

ネジを外していき、基板を取り出します。


CECH-2000〜3000系で発生する8002F1F9アップデートループは、9割方RT8057GQW(レギュレーター)の故障です。

1.8V回路の電圧を計測したところ、0Vでしたので間違いなさそうです。


基板をしっかり予熱した後に取り外して...


ペーストハンダ(有鉛)を塗布します!

鉛フリーはんだは大嫌いです笑


一旦チップを実装せずに溶かして...


その後、新しいレギュレーターを載せます!

修理前後で大きな違いはないかと思います!


修理後に動作確認したところ、アップデートループは無事に解消され、無線接続もできるようになりました✨



*余談タイム

CECH-3000Bの基板は、KTE-001というものです。


XDR DRAMはELPIDA製(国産ロット)でした!


CELLはCXD2996GB

RSXはCXD5301A1GB

です。


閑話休題...


オーバーホールも終えて組み立てます!


BDドライブのシールドやスイッチユニットの光沢部分も輝きを取り戻しました笑


組み立て完了です!

筐体も綺麗になりましたネ✨



というわけで、以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.31 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


昨日終えた、DECHA00Jの修理作業のご紹介です!
DECHA00Jは、いわゆる"開発機"と呼ばれるもので、正式名称はデバッギングステーション(DEBUGGING STATION)です。
一般での購入はできず、ゲームソフトの開発メーカー等で使用されていたものです。

BANDAI NAMCOで使用されていたようですネ!


天板にはTESTと印刷されています。


一度YLOD(3034)で修理したとのことで、アルミテープが貼付されていました。

今回は、ファン爆音とシャットダウンRLODの修理をします。


前回の修理では、リボールかリフローをしたようです。


-12基板で、CELL,RSXともに2007年製です。


XDR DRAMはELPIDA製(国産ロット)です。


CELLはCXD2964AGBでした!


ファンが爆音になる原因は、ほとんどの場合CELLのヒートスプレッダとダイ間のグリスの劣化によるものです。

殻割りしてグリスを塗り替えました!


シャットダウンRLOD(シャットダウン時に赤点滅で電源が落ちる不具合、A0901001)は、CELL側のプロードライザを交換することで改善します。

Panasonic製SP-Cap EEF-UE0E471ERに交換しました!


RSX実装側の2個は吉満さんにお任せして...笑


RSX裏側のプロードライザ2個をPanasonic製SP-Cap EEF-GX0E471Rに交換いたしました!


プロードライザに貼付されていた遮熱シール?は、前回修理時の加熱によりヒキガエルの皮膚のような状態でしたが、一応貼付しておきました...笑


電源ユニット側面の無線アンテナ線の固定テープは破れていたため...


新しいものに交換!


修理後も安心してご使用いただけるよう、90nm RSXの欠陥による影響を最小限に抑える処置(詳しくは吉満さん経由でお伝えします。)もさせていただきました!


また、システムソフトウェアは4.30(DEX)でしたので、吉満さんとも相談のうえ、最新?の4.81(DEX)にアップデートさせていただきました。



動作確認をしたところ...

・起動OK!

・ファンの動作OK!

・ディスク読み込みOK!

・シャットダウンRLODの発生なし!

問題なさそうです✨


近日中にPLAYSTATION.FACTORYにお戻しして、最終仕上げ&組み立てをしていただきます!


以上になります。

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.27 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


連投させていただきます...笑

またまた先日完了した修理&メンテ依頼品の作業のご紹介です!


早速分解します!

ホコリはうっすら堆積している程度ですね〜


うわ、RSXにフラックス痕!!

リフローしたな〜?

という冗談は置いておいて...

RSXがCXD5300A1GBに換装されているリファービッシュ基板ですね!


エラーログを取得すると、2120→2203→1002の複合エラーです。

リファービッシュでこのエラーが出ていれば、ほぼ間違いなくRSX側のプロードライザの劣化です。

(A000〜030ですので、1秒未満のYLODになります。)


お客様からのご要望もあり、CELL/RSXの両側を交換いたしました。

CELL側は、Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9

RSX側は、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R

にそれぞれ交換しました。

YLODは直りました!


その後、筐体の清掃やファンの交換を行い...


組み立てて作業終了!


とりあえず作業のご紹介は以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.22 作成

皆さまこんばんは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


本日投稿するネタは、先日完了した修理&メンテ依頼品の作業です...!


早速分解してみると...

かなり綺麗な状態ですね!✨


基板を取り出し、グリスを拭き取りました。

-12ボードですね〜


エラーログを取得すると...

A0801002でしたので、RSX側プロードライザの劣化が濃厚ですね〜


ササッと交換します!


使用する代替コンデンサは、Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471Rです。

YLODは無事に直りましたので、メンテナンスに進みます!


グリスを再塗布して...


筐体の穴あけ+ファン取付加工も...


完成!!


上下ファンの取付とCMOSバッテリーの外付け化を行いました!



ということで、この機体は以上になります!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.22 作成

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


まともに投稿するのは1週間ぶりくらいになるでしょうか...?


早速ですが、記事を連投していきます笑

まずはこのネタから...!👇


当店では、プロードライザの代替コンデンサに高品質&高信頼なPanasonic製のSP-CapまたはPOSCAPを採用しております。

左下から順番に

・Panasonic SP-Cap EEF-KX0E471RB

2.5V、470μF、3mΩ、125°C 5500時間

・Panasonic SP-Cap EEF-GX0E471R

2.5V、470μF、3mΩ、105°C 2000時間

・Panasonic SP-Cap EEF-UE0E471ER

2.5V、470μF、12mΩ、105°C 1000時間

・Panasonic POSCAP 2R5TPE330M9

2.5V、330μF、9mΩ、105°C 2000時間


RSX側に使用する代替コンデンサは、修理依頼品においてはKXかGXシリーズを...メンテ品の製作ではGXかUEシリーズをそれぞれ使用しています。

(UEシリーズについての説明は割愛し、記事の最後の方で少し触れます。)


*KXシリーズについては、単価が高く一度に大量入荷はできない(一注文で50〜100個程度)ため、ご依頼の時期や在庫状況により、お応えできないまたはお時間を頂戴する場合があります。


なお、KXとGXシリーズの違いは寿命のみとなり、基本的に性能や特性は同じです。

GXは105°C 2000時間であるのに対し、KXは125°C 5500時間となります。


アレニウスの法則に基づき「常時65°Cの環境で24時間使用」したと仮定して推定寿命を計算すると、

GXシリーズでは...

温度の差から指数を算出:(105-65)÷10=4

寿命(時間)を算出:2000×2^4=32000

時間を年に直す:32000÷24÷365=3.652...

ということで、約3.6年


KXシリーズでは...

(125-65)÷10=6

5500×2^6=352000

352000÷24÷365=40.18...

ということで、約40.1年


温度は少し高めに見積もっていますが、KXシリーズではこのような条件下でも40年持つ計算になります笑


寿命の話はさておき...


CELL側はA0901001(いわゆるシャットダウンRLOD)が出ている場合にのみ交換し、基本的にPOSCAPを使用しています。


KXシリーズより上の製品(TXシリーズ 135°C品)もあるのですが、残念ながら「2.5V 470μF 3mΩ」の要件を満たす製品はありません...

TXシリーズでプロードライザを代替できるコンデンサを挙げるとすれば、EEF-TX0E391RB(2.5V、390μF、3mΩ、135°C 5500時間)が最良だと思います。


390x4=1,560μFですから、0E128等のプロードライザ(1,200μF)を置き換えるには問題なさそうですね!


470μFでも支障はないかと思いますが、静電容量が低いほどESLが下がる傾向にあるので、敢えて330〜390μFを採用するのはアリかもしれません。

(SP-Capクラスになると、そもそも低ESLなので、気にする必要は皆無だと思います笑)


余談ですが...

はんだにもこだわっており、gootのSD-64を使用しています。

Sn(60)+Pb(37.5)+Ag(2.5)の構成で、少量の銀を含有しています。

銀を含んでいるので、ぬれ性や拡散性、温度サイクル耐性、クラック耐性にも優れています。

接合部の信頼性が高くなるので、余計な抵抗やノイズが発生しにくくなり、長寿命化が期待できます。


最後に実装例を載せて終わりにします👇


・SP-Cap EEF-GX0E471R

各種マザーボードに実装されているSP-Capといえばこの製品です。PS3にも採用されています。

見た目が同じような中華のパチモノも出回っています...


・SP-Cap EEF-KX0E471RB

高級感があって一番カッコいいです✨

サーバーなどの常時稼働システムや信頼性が求められる環境で採用されるコンデンサです。一般向けの製品でこれが採用されている例はないかと思います...


・SP-Cap EEF-UE0E471ER

SP-Capの中でも初期の製品で、既に生産が終了しているコンデンサです。

現行製品と比べると劣る点は多いですが、一般タンタルコンデンサよりは信頼性が高く、安定した性能を持っています。

厚さが4mmですので、写真のようにCELLやRSXが実装されている側に取り付ける必要があります。


・POSCAP 2R5TPE330M9

グラフィックボードで見ることが多いコンデンサで、PS3のFBVDDQライン等にも採用されています。

タンタルコンデンサの一種ですが、ポリマー自己修復機能等により安全性を確保しています。


ということで、このネタは以上!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.21 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


GW中とその前後の週は大変忙しく...

空いたわずかな時間で依頼品の2台の修理をしていました!GWの週終わりには、PS4のリボール、PS3のRSX取り外しを...

というわけで、本日からほぼ毎日更新して行きますので、よろしくお願いいたします🙇


まずは、この2週間くらいを振り返ります↓


①依頼品1台目


-12基板、90nm RSX '07製DGB、1002 YLOD

RSX側プロードライザの劣化によるYLODを修理しました!

安定のPanasonic製SP-Capを使用✨

やはり'07製のCXD2971DGBはアンダーフィルが改良されたのではないか...と日々考えています笑


②依頼品2台目


-22基板、40nm RSX '11製A1GB、ゲーム中にA0802120

起動中に発生するA0802120は、RSXのバンプゲートやHDMIコントローラーの異常、その他電源系回路の異常が疑われますが、検査しても一切異常なし...

リファービッシュの1002は、基本的にA0002120を先頭にしてA0302203,A0231002と続く複合エラーが記録されるので、この機体もプロードライザの劣化が原因ではないかと推測しました。

RSX側プロードライザをPanasonic製SP-Capに交換したところ、電源が落ちる不具合は解消されました!

A0901001が出ていたため、CELL側のプロードライザはPanasonic製POSCAPに交換!


*参考

CXR714120-304GB 40nm RSX リファービッシュ基板で発生する1002 YLOD


③PS4 CUH-1000AのAPUリボール

いわゆるBLOD(電源が落ちないパターン)で起動しない機体です。基板はSAA-001です。

一部では、CUH-1000および1100系で採用されているAPUのバンプまたははんだボールには問題があると言われており、APUと基板の導通不良でBLODとなるようです。

*APU以外にも原因は存在し、HDDの故障やHDMIコントローラーの故障で発生することもあります。


電源がすぐに落ちるBLODは、ほとんどが12V系無通電(電源ユニットの故障)によるものですので、簡単に修理できます。


PS3とセットで購入した、いわばおまけ的なもののため、最悪壊れるのを覚悟で作業します。

やや不十分ですが、120°C 6時間でプリベーグしたのち、カプトンテープを貼付して...


いざ、取り外し開始!


綺麗に外せました✨


パターン清掃後ですが、基板の膨張やパターン剥がれもなし!

メモリはELPIDA製でしたが、Micronに買収される直前の頃の製品でしょうか...


APU側も綺麗にして...


サクサクっとボールを載せます。

鉛含有の0.55mmにしました。


とりあえずはここまで終わらせて、放置!笑

少し時間が空いてしまったので、実装時にはプリベークから始めないとですね...


APUは、PS3のCELLと同様にSysconと紐付けられているので、APUを壊したらゲームオーバーです。

AliExpressなどで販売されているAPU単体はポン付けでは動作しません。


④公式リファービッシュ基板の失敗品?からRSXを取り外す

公式リファービッシュ基板と思われるものですが、YYYY-MM、40のシールが貼付されていない基板です。


管理コードはNPAi-539で、RSXがCXD5301DGBで2013年の第35週に製造されているので、おそらく2013-10Cだと考えられます。

管理コードは書き換えられた跡がありますので、2回目の修理品の可能性があります。


CELL/RSX/CELL側のプロードライザ1個を交換されている珍しい基板ですが...

残念ながら、CELLとSBを繋ぐ回路周辺(青丸🔵シール部分)が膨張しています笑

分解した時にはこの状態でしたので、メーカーの修理失敗品(そのためYYYY-MM、40のシールは未貼付)なのかもしれません。

ただ、メーカー以外で一度分解された形跡もあったので、闇雲にリフローを試したものなのかもしれません...

(CELL側に追加でフラックスを塗布したような跡も見受けられました。)


ダメ元でエラーログを取得したところ、意外にも2120,2203,1002の複合エラーでしたので、RSX側のプロードライザをPanasonic製SP-Capに交換してみました。

エラーが3034,4441に変わりました笑

過去の例と同様にCELL側のRX4シーケンスで3034となっていました。

前回はサウスブリッジのリフローで直りましたが、この基板は、CELLとサウスブリッジを繋ぐ回路周辺が膨張しているので...いわずもがなそういうことです笑


CELL自体は壊れていないと思いますが、これを修理する場合は、Syscon、NAND、CELLをセットで別の基板に移植する必要があります。


基板は部品取りに回して、生きていると思われるRSXを取り外します。


取り外しの失敗率を下げるため、IHSの殻割りがどうしても必要になります。

IHSを取り外すことにより、危険水域(250℃〜)まで加熱せずともはんだボールが溶けるようになります。


ただ、40nm RSXの接着剤(エポキシ樹脂)は、90/一部の65nmより非常に強力ですので、テコの原理で取り外そうとすると、BGAの損傷やVRAM破壊のリスクがあります。


そこで、今回はVRAMとヒートスプレッダの間に極薄の刃を差し込み、接着剤をカットしていくという方法で殻割りを行いました。

上側2箇所は刃でカットし、下側2箇所は150℃くらいで温めながらヒートスプレッダをゆっくり動かして取り外しました。


昨日の晩から今夜まで約24時間プリベークしたのち、取り外そうと思います...!

SP-Capも取り外さないとなぁ...


ということで、本日はここまで!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.5.13 作成

2025.5.13 修正

皆さまこんばんは🌙

PS-Customizeの渡邊です。


本日の仕事は、修理&メンテ依頼品の作業です!

修理完了まで10時間ほどかかりました笑


2度のYLOD再発&ビープスピーカーの故障というトラブルの連発でしたが、無事に修理することができました!


それでは早速分解していきます👇(閲覧注意)

ホコリは結構多めですね...

写真の左上をよ〜く見ると...「40」のシールが確認できます笑

前回の依頼品と同様、この機体もリファービッシュ基板です。


エラーログを取得します。

1002,2203,2120の複合ですね〜

リファービッシュ基板でこの複合エラーの場合は、ほぼ間違いなくRSX側のプロードライザの劣化がYLODの原因です。


一点気になるのが、1002,3034,4001,2120の複合エラー
4001はCELL関連なので、3034エラーはCELLの故障を示しているのかもしれません...
このエラーを出すために何回か起動を繰り返し、ログを確認してみました。

BE:RRAC:BX0シーケンスでエラーが出ていますね〜

BX0は一番最初の通信段階です。A0401002が最初に出ているので、1002の発生が遅れる(ステップがA023→A040)とCELLの通信段階まで進み、そこでエラーが発生するということだと考えられます。


プロードライザ由来の3034もあり得るということですね〜
新しい発見です!


原因がわかったところで、RSX側のプロードライザを交換します。


正常に起動するようになりました!


...と思ったのですが、ここから地獄を見ることになります。


そんなことは知らずに動作確認を進めていたのですが...

突然YLOD発生!!

エラーログを取得すると...👇

A0202120が10個とA0213013、A0901001が出ています。


まずはA0901001ですが、これはCELL側のプロードライザの劣化が原因です。

シャットダウン時に「ピピピッ」とビープ音が鳴って赤点滅で電源が落ちる不具合がありますが、その時に記録されるエラーがこれです。


CELL側のプロードライザ1個をPanasonic製SP-Cap(EEF-GX0E331R)+Panasonic製POSCAP(2R5TPE330M9)に交換します。

この後エラーログを取ったところ、A0901001は消えました。


次に進みます。

A0202120とA0213013は、基本的にF6302ヒューズとそれに関連する回路の部品の故障(C6320など)が原因です。

確認したところ、F6302は切れていたため交換しました。

続いてF6302が切れた原因を探します。

目視での確認では異常は見受けられませんでした。抵抗値を測定しても特に異常はありませんでしたが、最も可能性が高いC6320を取り外して静電容量をチェックしたところ...

OL(オーバーロード、オーバーレンジ)

となりました。

C6322も取り外して静電容量をチェックし、C6320は交換して再実装します。


綺麗に実装できました✨


交換後に電源を入れたら起動したのですが...

数分後にまたもやYLOD発生!!

エラーログは先程と同じでしたが、F6302は切れていませんでした。抵抗値を測ると上昇していますので、切れてはいないものの正常な状態ではないようです。


C6320を取り外して静電容量を測るとOLとなります...


そういえば、いつのまにかビープ音が鳴らなくなっていますね...笑

原因はおそらくQ4014トランジスタだと思うので、抵抗を測ってみました。

予想は当たっていたようで、R1が異常な値を示しました。


右側に表面実装型アルミ固体電解コンデンサがあるので、ヒートガンは使えません。

全て手はんだで作業します。


スピーカーは正常だと思いますが、一応交換しておきます。

はんだごてでトランジスタとスピーカーを取り外します。


新しいトランジスタとスピーカーを取り付けます。

もちろんどちらも純正品です。


無事に音が鳴るようになりました!


さてさて、どんどん進みましょう...👇


C6320だけを交換してもダメということは、その他の部品にも問題がある可能性が高いです。

ということで...

C6320,C6322,C6326,C6342,C6344,Q6303,Q6305,Q6307,L6302,L6306

を交換します。

おそらく関係ないですが、Q6304,L6002も交換しました。

*サービスマニュアルでは、Q6304はC6304(誤植?)となっています。


全て純正部品を使用して、綺麗に実装しました。


これでダメなら基板交換をするつもりです。


「もうYLODはいらんよ...」

と思いながら、電源投入!


YLODは直りました。

まだ喜ぶのは早いですね笑

しばらく動かしておきます...


10分...20分......30分!!

問題なさそうです!



BDドライブを交換(BD-410→BD-410)して、PS1,2,3もプレイしてみましたが、フリーズしたり電源が落ちたりすることなく、正常に動作しています!


修理完了!


リファービッシュ基板でしたので、できるだけ基板交換はしたくありませんでしたが、今回はGLODにもならず無事に修理を終えることができました。

この記事の投稿前に電源を入れてみましたが、依然として全く問題なく動いております。


修理完了の報告メールを差し上げたところ、すぐに返信がありました。お客さまにも大変喜んでいただけたようで嬉しい限りです。


ということで、本日はここまで!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.4.28 作成

皆さまこんにちは☀️

PS-Customizeの渡邊です。


先日メンテナンスを終えた、CECHA00の出品が完了しました!


商品ページ👇

(反映されるまで時間がかかるようです。)


筐体は未加工となります。

オリジナルの見た目でYLOD対策をした機体をお探しのかたは必見!!

是非ともご検討くださいませ✨


製作記👇


また後ほど...!

ご覧くださいまして、ありがとうございました✨



2025.4.26 作成

2025.4.26 修正