お仏飯は故人に食べてもたうために供えるものではありません | 吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

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おはようございます
吹田・関大前 「静心庵」・僧侶の淨華です


法事に招かれた時や、急なお葬儀やお通夜の時に、
またお墓の話や諸々の仏事のことを、近くに気軽に聞ける人がいない。
そんな時のお助けになればと思って書いています。
仏事の決まり事などは、各宗派によって様々に違うものです。
ご自身の宗派に従って下さい。
あくまで、こちらに書かせて頂いているのは、浄土真宗の仏事・行事・作法の事
となりますので必要なところだけ、読んで下さいね



さて今回は「 お仏飯(お仏壇にお供えするご飯)についてお話します。


■お仏飯の作り方

お仏壇にお備えする白いご飯のことを「お仏供(ぶっく)(お仏飯(ぶっぱん)

と、言います。

お仏供は、盛槽(もっそう)の円筒形の筒にご飯を詰めて突き出し、
形を整えて仏器に盛ります。

朝、ご飯が炊けたらまず最初にお仏供を作り、お備えしましょう。

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■お備えの仕方
朝、おつとめの後にお備えし、お昼におさげします。
ご本尊の上卓(うわじょく)の香炉を中心に、その両脇に一対置きます。
上卓に置く広さがない場合は、ご本尊の前に仏器台を置いて備えます。

■何のためにお備えするのか?
お仏供は、故人に食べてもらうために「そなえる」ものではありません。
「供える」ではなく「備える」と書くのは、
お荘厳を整えるという意味合いを表すためと言われています。

お仏壇のお荘厳は極楽浄土の世界を表現したもので、
お仏供もそのお飾りの一つです。
命をいただいて生きていることを常に心するご縁として、
朝のおつとめの後にお仏供を備えることを大切にしていきたいものです。


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