PA6Hを使ったGPS受信機を作りましたPart1(ニキシー管時計スピンオフ第一弾) | トドお父さん通信

トドお父さん通信

北部九州在住 高BMI中高年のオタク趣味の活動記録



P PA6Hです、小さいです



台風19号がすぎましたね。

スーパー台風っていってた割には拍子抜けでした。 

でも被害が少なくてよかったですね。


台風で自宅待機の休みの間にニキシー管時計プロジェクトを進めようと計画

しました。


現在、外形図を作って、木工加工で苦戦を強いられております。



ちょっと、気分を替えるために、連休最後の月曜日にGlobal Top社のGPSチップ 

PA6Hを使ってGPS受信機を作りましたので、報告しますね。


本当は、前に説明したようにGPSの計時情報を使って、二キシー時計の時間校正

をしようという、いわば電波時計の高級版を目指しています。


GPS衛星、3Dの位置情報まで提供しているのに、そのうちの時間情報だけを使う

わけですから、勿体無い使い方ですね。


今日は仕入れた部品を使って、動作確認・デバッグを兼ねてGPS受信機を作ってみ

ようというサブプロジェクトです。  (スピンオフ企画w)


さて、どうなるでしょうか?

まず、GLOBAL TOP社のGPSチップ PA-6H Ebayで$19.8 送料数ドルで購入



 中国から届いたPA6H。小さいです


見通しが悪いトド父さん、基板のことまで考えていませんでした。

さすがに、衛星が使用する1.6GHzとなるとユニバーサル基板に手配線では性能が

でそうにありません。 


うーーんどうしよう。

困り果ててネットでググると、GPS用の基板を出している会社がありました。


ランニング・エレクトロニクス社さん。

http://www.runele.com/?ca=2


ちょっとICが分厚い、PA-6Cの基板を¥1008、送料¥250で売ってくれるゲナです。

ピン配が少し違うが、いいやっポチっとした後に、メールで社長さんに相談しました。


なんと、同じ値段でPA6H用の基板を送って頂けるとのことです。

当然 基板のみ。チップ部品等は自分で用意して下さいとのことです。

しかも、土曜日の深夜というのにこの親切な対応。


これには、感謝感激 雨あられです。

社長さん、親切な対応ありがとうございます。体に気を付けて下さいねー。


 下が届いた基板です



冷静になってしらべると、ランニング・エレクトロニクス社さんでPA6H Breakout基板 実装

済み¥4094で売っているではないですか? PA6Cなら¥3500。



 ランニング・エレクトロニクスさんの基板


買った方が安いね、晩のオカズ ってことで、実装込みで買った方が安かったですね。


まぁ、先にIC買ったので仕方がない。 でも作る楽しみがありますからねっ、キリッ。



閑話休題:

PA6H基板、チップ部品の実装があるので厄介です。 地道に小さい部品から実装開始。


だんだん、PA6H基板が出来上がってきましたね。

回路図はランニング・エレクトロニクスさんのHPより拝借 

http://runningele.web.fc2.com/pa6cbo/PA6CBreakout_sch.pdf


  

  表面です。 1P方向 間違えないでね       裏面です。ビーズないので直結ww

GPSチップの基板は、1608サイズの抵抗とコンデンサを付けるだけです。

チップの実装に慣れてない人は、ちょっと大変かもしれません。


フラックスをたっぷり付けて、いいピンセットを使うのがコツですよ。


ケイツー電子工業の、このページを参考にしてくださいね。

http://www.k2-denshi.com/handa/handa.html



フラックスについては、こちらに薀蓄があります。

ハンダ付け職人のはんだ付け講座



こて先ペーストも最近オキニのアイテムです。

http://www.hakko.com/japan/products/hakko_fs100.html

半田が流れなくてイモハン気味な時に、こて先にこれをジュッとした後にすぐに半田部に

あてると、見る間に流れていきますよ。 体に悪そうないやなニオイがするのが難点ですww




またまた、閑話休題www:

ニキシー管には、3Pステレオプラグで、Txd、3V,GNDを接続すればいいのですが、

PCに接ぐにはバイトデータをシリアル信号に変換するUARTが必要ですね。

さらに、今のPCはシリアルI/Fもってないので、シリアルからUSBに変換する必要が

あります。


UARTはPA-6Hに内蔵されているので、あとはUSB変換だけですね。

こりは、秋月電子からARDUINO用で買っていたFTDI社のシリアル-USB変換基板

¥800を使います。 こりはたぶん、日本一安いと思います。



  1個持ってた USB-シリアル変換基板


ランニング・エレクトロニクスさんのPA6H基板を組んだら、このUSB変換基板から3.3V

、GND、Txd(送信信号)、Rxd(受信信号Iを接続するだけです。


GPSチップのTxd信号とRxd信号と、USB基板のTxd信号とRxd信号の接続はクロスで

入れ替えて下さいねー。


そこらに転がっていたユニバーサル基板に取り付けて、さぁできあがり。

それぞれ、ピンヘッダーで抜き差し可能な型で作りました。

あとで、また別のものに流用したいですからね。



  

 ミニUSBを接続して、ドライバをインスコ     裏面の配線です(暗いーー、スマソ)


FTDI社のドライバのインスコにすごい手間取りました。

新しいドライバと、まえのドライバをアンインストールするユティリティをFDDI社のHP より

ダウンロードして、まずアンインストールから始めなければなりません。

CDCDM Uninstaller 1.4 - Windows Device Driver Uninstaller


ユティリティを使わず、OSのデバイスドライバの削除では、いつまでたっても終わりません。

ここが、¥800の理由なので仕方ないですかねー。

また、FDDIチップのドライバとVertual Portのドライバの2種をインスコする必要があります

ので注意して下さいね。


ここまで行ったら、ド疲れさんです。


さて、USBが接がれば、次はGPSチップの動作確認です。


ドキドキ胸胸、USBケーブルを接ぐと、GPSチップにFTDI基板から電源をONしてしばらくは、赤LEDが点滅します。

衛星をキャプチャすると、赤LEDがきえて知らせます。 初回キャプチャ遅いので焦らないようにね。


ここで、PPS出力に付けた緑LEDが1秒おきに点滅。こりがニキシー時計の標準時間になる予定。


ここまでで、ちゃんと動作しているみたいでひとまず安心。

ランニング・エレクトロニクスさんの基板のおかげですね。手作りではこうはいかないでしょ。



次は、Global Top社のHPに置いてある、GlobalTop GPS Viewer v1.8 をインスコ。

立ちあげてみます。


 こんな画面が出てきますた



デバイスドライバのポート(COMとLPT)タグで確認した USB Serial Portの設定内容

を書き込みます。 次にOPENを押す。


わおっつ、衛星をキャッチ!!! 感動の一瞬です。



   9個の衛星をキャッチ!

これはいいですね。


次にBT747というアプリをインストール。

これは地図に現在位置を表示できるアプリです(本当はもっと多機能なのですが。。)



 現在地を誤差わずかで表示


ワオッ、こりも現在地が無修正まるみえではないですか?

UPしたら個人情報ダダもれですね。 でも座標が200mくらいずれてる? 何故に?



あ”-、ここまで書いて疲れてきましたよ。


本当に、時計の時刻を知るだけに使うのは勿体無いですね、このチップ。

なんか、もっと応用を考えてみたいくなりますね。


それでは、おやすみなさい。