こんにちは、スタルペスです。

 

昨年12月に行った阿蘇の「古坊中(ふるぼうちゅう)」を紹介しようと写真を見ていたのですが、画ずらが乏しいので昨日、阿蘇の「西厳殿寺(さいがんでんじ)」に行ってきましたので12月と6月の丸っと半年ズレの写真を同時にブログに載せたいと思います。

季節感がなくてすみません。

 

まずは、初冬の阿蘇の景色をご覧ください。

 

阿蘇ドライブの起点は、JR阿蘇駅からです。県道111号線(阿蘇吉田線)を阿蘇の山並みに向かって登っていきます。

阿蘇の雄大な景色が体感できるもっともおすすめのコースです。

阿蘇中岳に向かう途中に現れてくるのが「米塚」です。遠くからは古墳のように見えますが高さ80mの約3300年前のれっきとした火山です。

 

米塚の背景は、阿蘇谷を囲むようにある外輪山です。

これだれでも阿蘇カルデラの大きさが実感できます。

 

 

※古墳ではありません。阿蘇の「米塚」です。頂上は指で押したような凹みがあります。

 

 

 

※「米塚」の肩越しには外輪山が眺められます。

 

 

 

※遠く九重連山も眺望できます。

 

 

 

※草原の山が間近に迫ってきます。

 

 

 

※草千里と烏帽子岳、手前は阿蘇火山博物館

 

 

 

※草千里は78万5000㎡の大草原ですが、もともとは直径1Kmもある火口です。

 

 

 

※草千里展望台から阿蘇中岳を臨む

 

 

 

※草千里展望所から見た「阿蘇中岳」の噴煙

 

 

「草千里展望台」で阿蘇の雄大な景色を満喫したあと、中岳に向かって車を進めます。

阿蘇中岳から1km手前にあるのが、遺跡「古坊中(ふるぼうちゅう)」です。

 

 

 

※ここが「古坊中」です

 

 

 

※古坊中から阿蘇中岳を臨む

 

 

 

「古坊中」というのは、昔ここに山岳信仰の聖地があったことによります。

阿蘇山は、世界有数の火山ですが、古代より人々は阿蘇の自然の力に怖れ、信仰の対象として崇められてきました。

それと山岳信仰が結びつきこの一帯は一大霊場の地となりました。最大、37坊中・51庵が立ち並んでいたと言うことですからここ、中岳一帯は今とは全く異なる壮観な景色があったことが解ります。

 

 

 

※古坊中跡に残る石塔

 

 

 

現在は数基の石塔が残っているだけでさみしいですが、「つわもの達が夢のあと」という感じです。

阿蘇さんの噴火は、国家的な変事の予兆と考えられ、その都度大がかりな読経や祈祷・賑給(施しをすること)が行われました。

この祈祷・読経を担った人たちがこの坊中の修験僧や山伏たちだったようです。

その僧たちは、この阿蘇山信仰に訪れる人たちに宿坊を提供したりして、現在の高野山のような一大霊場となっていたそうです。

 

 

 

※古坊中に唯一残る遺跡

 

 

 

※「古坊中遺跡」ほとんどの人が気がづかない小さな遺跡です。

 

 

しかし、この37坊中・51庵を庇護していた阿蘇氏が、島津・大友との争乱に巻き込まれ古坊中は廃れていきます。古坊中も戦火に焼かれ僧侶たちは四散していきます。

 

 

その後加藤清正が、阿蘇の山岳信仰を復興するため僧侶たちを呼び集め、阿蘇山の麓の黒川の地に再建されました。

これまでの阿蘇山上の坊中を「古坊中」と呼び、麓に再建された坊中を「麓坊中」と呼び阿蘇山信仰が伝承され繁栄の日を迎えます。

 

しかし、再び阿蘇山信仰の危機を迎えることになります。

それは、明治時代に入ってからの「廃仏棄却令」です。当時あった37坊はすべて廃されてしまいます。

その中で、再び再興したのが、現在の「西厳殿寺(さいがんでんじ)」です。

 

昨日、訪れてきたのがここ「西厳殿寺」です。国道57号線から県道111号線に入ってすぐのところに「西厳殿寺」はあります。

山門も立派なお寺です。

 

 

 

※西厳殿寺山門

 

 

 

 

※西厳殿寺本坊

 

 

※西厳殿寺の庭(池)

 

 

 

※西厳殿寺の池の水は透けているように透明です。

 

 

 

※水子地蔵

 

 

 

山号は、「阿蘇山」というそうです。正式には「阿蘇山西厳殿寺」というそうです。

比叡山延暦寺”等、寺院には山号がつけられますが、これは山岳信仰からの名残だそうです。

 

この「西厳殿寺」は、近年もいくつもの試練を迎えています。

2001年9月に本堂が火事で焼失することとなります。鎌倉時代制作の仏像7体も消失してしまいます。

現在は、本堂の礎石が残っているだけです。

 

 

 

※火災で焼失した本堂の礎石

 

 

 

※焼失した本堂を取り囲むように並んだ石仏(観音仏)たち

 

 

 

※境内の隅にある「足手荒神堂」

 

 

 

※「足手荒神堂」には役小角に付き従った男鬼・女鬼の像があるというが・・・

 

 

 

※こちらの像が男鬼・女鬼の像??

 

 

 

※この鏡石をさすった後に、痛みのある足や手をさすると痛みが和らぐそうです。

 

 

 

また、西厳殿寺奥の院は2016年4月の熊本地震により倒壊してしまいます。

阿蘇山信仰の要は、試練の日が続きます。

 

山を畏怖し崇めた、古人達の強い信仰心が今も継承されていることに感動させられた一日でした。

 

 

さて、今回のランチです。

昨年の12月に「古坊中」に行った際のランチと昨日「西厳殿寺」に行った際のランチの2店を同時に紹介します。


まずは、昨年12月に伺った「産庵(うぶあん)」さんの紹介をします。

 

 

 

※国道57号線、大分に向かう滝室坂の登り口にある「産庵(うぶあん)」さん

 

 

※家内は「温かいそば」。この海苔の大きさに驚き!!

 

 

 

※私は冷たいそば(海苔は自分で千切ってのせます)

 

 

 

※何種類もあねお漬物が頂けます。

 

 

この「産庵」さん、人気メニューは「おにぎりランチ 500円」だったようで、半分のお客様がおにぎりランチを食べていました。

2個の大きなおにぎりと、「のっぺ汁」にお漬物の食べ放題つきで500円はお得です。

今度来たときは、絶対に「おにぎりランチ」を注文しよっと~

 

 

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さて、昨日「西厳殿寺」に行ったときに伺ったのは、人気のカフェ「隠れ茶房 茶蔵カフェ」さんです。

古民家を改築した、隠家的なカフェです。

 

 

 

※隠れ茶房 茶蔵

 

 

 

※古民家カフェ 茶蔵さんです

 

 

 

※前菜のサラダ(大皿に一杯盛られています)

 

 

 

※家内が注文した「新漬け高菜とベーコンのバターパスタ」

 

 

 

※ジャガイモの冷製スープ

 

 

 

※テーブルにはかわいい花がまたおしゃれ

 

 

 

※私の注文した、「肥後赤牛の日本風ラグー」、とろける柔らかさ!!

 

 

 

※家内のデサートはチーズケーキ

 

 

 

※私はガトーショコラのケーキ

 

 

雰囲気もよく、ゆったりと落ち着いたお店で料理もおいしく頂きました。

ただ、周りのお客様はカップルや若い人たちばかりで、私たちのようなシニアは少なかったので、ちょっと場違いのところに来たのかと最初は少し戸惑いました(笑)。