パワポ部 -7ページ目

パワポ部的 【プレゼンの流儀】 (2012.5.3版)

$パワポ部-パワポ部・鬼五則

世の中にはいろいろな“プレゼンの流儀”があり、それぞれの持論がネットや書籍やセミナーなどを通じて飛び交っています。

そこで、パワポ部としてもそのスタンスを打ち出すべく、独自の流儀を書き記してみることにしました。

最近のトレンド(「ジョブズ」的なものや「プレゼンテーションzen」的なもの)とは相反するように見える部分もありますが、あくまでも手段が異なるだけで、目指すところは同じだと思っています。
“流儀”ですから、やり方は他と違っているほうがいいですよね。
(単に、画一化や予定調和を嫌う僕の天の邪鬼さに起因するものではありません。←どうだか)


んなことはともかく、早速その流儀とやらを。

一度にたくさん書いてもあれなので、とりあえず5項目。また追加していきます。

※“流儀”と銘打っていますが、将来的に中身がごろりと変わるかもしれません。
 (変化していくことも、またひとつの流儀)


パワポ部的【プレゼンの流儀】 2012.5.3版


プレゼンの「べき論」に囚われるな!

プレゼンに決まった型はない。プレゼンの表現は自由である。百人百様であればいい。「こうしたほうが良い」という意見はあっても、「こうしなければならない」という決まりはない。大切なのは型ではなく、「どうすれば伝わるか?」という工夫である。

プレゼンは100%相手視点でつくれ!

プレゼンとは、目的の実現のために相手を動かすこと。そのためには「相手が喜んで動きたくなるか?」がポイントになる。よって、プレゼンは「自分の言いたいこと」ではなく、「相手の知りたいこと」で展開する必要がある。相手の知りたいことを追求すれば、余分な要素が削ぎ落とされ、内容は自ずとシンプルになる。(単に「シンプルにすること」を目指してはいけない)

はじめにシナリオありき!

パワーポイントを起動する前に、プレゼンのシナリオ(トーク&スライド展開)をつくること。スライドをつくりはじめるときには、すでに実際のプレゼンが頭の中で行われているように。スライドはあくまでも、このシナリオを伝わりやすく“視覚化”するためにある。

スライドは細部までつくり込め!

プレゼンスライドは「見せるもの」ではなく「見てもらうもの」。できるだけキレイで見やすいものになるよう、細部までつくり込むこと。神は細部に宿る。細かいところまで気遣いされたスライドに、オーディエンスは好意を抱くだろう。逆もまた然り。

アニメーション効果はどんどん使え!

アニメーション効果は“伝わりやすくするための強力な手段”としてどんどん活用すること。ただし、できるだけアニメーションであることを意識されないように。“意味”として相手に伝わらなければアニメーション効果は逆効果になる。

【アニメーションの役割】

1.プレゼンの流れをつくる
2.注目させる
3.強調する
4.順序・方向を表現する
5.リズムをつくる
6.“おもしろみ”をつくる


以上!

【パワポTips】 GIFアニメをプレゼンスライドに活用する。


GIFアニメーション。おもしろいですよね。

ついつい見入ってしまいます。

そういえば、最近はこんなのもありました。

国際GIFアニメアワード



海外でもおもしろいものがたくさんありますね。

そのなかで一つのジャンルになっているのが、

「Oh my god!」シリーズ。

↓こんな感じです。



いやあ、おもしろい!

いいですねぇ、oh my god.gif。

これって、プレゼンスライドにも使えそうですよね?



てことで、サンプルをつくってみました。

「残念な結果」にぴったりですw



画像の代わりにGIFアニメをスパイス程度に使ってみるのもいいかもしれませんね。

お試しあれ。



※ちなみにGIFアニメのつくりかたは、こちらに書いてます。
 ↓
【つくりかた】GIFアニメ×パワーポイント

【パワポTips】 「幽霊文字」でアニメーションのタイミングを操作

少し前にエントリーした「音楽とシンクロする映像特集+パワポでチャレンジ!」

という記事にもあるように、パワポで音楽とシンクロさせるのはかなりむずかしいのです。

が!

パワーポイントクリエイター・清水みゆきさんが編み出した

幽霊文字

というテクニックで、音とアニメーションのシンクロが簡単に!

幽霊文字とは何か?

それは、「そこに存在するのに目には見えない文字」のこと。

↓使い方を映像でまとめてみました。



※↑この映像の元になっているパワポデータ(PowerPoint2010で作成)は
 こちらからダウンロードできます。



このように幽霊文字を使えば、

「数秒に一度アニメーション効果を発動させる」

という見せ方が可能になります。

パワーポイントに「アニメーションのグループ化」機能が実装されるまで、

このテクニックで乗り切ります!

【実体験】 プレゼンの緊張を確実にやわらげる方法


先日、お客様の会社にお伺いし、セミナーを開かせていただきました。

内容は「見栄えのよいパワーポイントスライドのつくりかた」について。

30~40名様を前に、1時間半ほど一人でしゃべってきました。

このようなセミナーは初めてではありませんし、

仕事柄ちょこちょこプレゼンすることもあります。

が、



……緊張しますよねぇ、人前でしゃべるとゆーのは、、、、



何度やっても緊張します。

まったく慣れることはありません。

とりわけ僕は極端に緊張してしまう性格なので、

毎回逃げ出したくなってしまいます。



ところが。



なぜかそれほど緊張しなかったんです、今回のセミナー。

もちろん多少は緊張しましたよ。多少、じゃなくて、かなり、かな。

でも、思っていたよりはずっとマシだったんです。

あら不思議。

なぜでしょう?

心臓に毛でも生えてきたのでしょうか?

これはぜひとも答えを知りたい。

とゆーことで、ちょっとその原因を探ってみました。

そして発見しました。

プレゼンの緊張を確実にやわらげる方法。

ずばり、これです。



プレゼンの緊張を確実にやわらげる方法

=スライドをつくりこむ



これですよこれ。

そう、スライドがしっかりできていれば、

“安心度”は高まります。

ちゃんとプレゼンの流れに沿ったスライドになっていれば、

スライドがプレゼンを引っ張ってくれます。

これは頼もしい。

世間的には


「プレゼンはトークがメイン」

「プレゼンターが主役で、スライドは脇役」


なんてことを言われていますが、

そんなことは気にせずにいきましょう。

目的は「自分がしゃべること」ではなく

「相手にしっかり伝わること」

なのですから。

逆に、スライドをつくりこむことによって、

安心してしゃべることができるようになります。

プレゼンターがメイン、にもなれるわけです。

とにかく、スライドをつくりこめば、安心度は高まり、

確実に緊張はやわらぎます。

経験者談。



では具体的に、スライドはどのようにつくればいいか?

手順は下記のとおり。


【スライドのつくりかた】

1)シナリオをつくる
  →トークの内容+スライドの展開を文字で書く

2)プレゼンしながらスライドをつくる
  こちらの記事を参照

3)練習
  →だいたいのトーク内容とスライド操作が把握できればOK


はじめにシナリオありき。

プレゼンの流れに合わせてスライドをつくっていきましょう。

逆に、プレゼンの流れが見えないスライドにしちゃうと、

超緊張することになりますよ(笑)




さて、「スライドをつくりこむ」とはどういうことでしょうか?

それは、


スライドをつくりこむ
=要素を削ぎ落としていくこと



です。


文章よりも「キーワード」。

文字よりも「ビジュアル」。

そのキーワードなりビジュアルが、

シナリオを導き出してくれればいいのです。

つまり、スライドはプレゼンターにとっての


プレゼンのヒント集


と言えます。

「スライド=プレゼンのヒント集」をつくることで、

プレゼンの緊張は確実にやわらぎます。

キーワードやビジュアルで展開していくスライドをつくると、

それを見てもらいたくなってきます。

プレゼン自体が、ちょっと楽しみになってくるのです。



ということで、緊張しないためにスライドをつくりこむ。

プレゼンの緊張で困っている方(めっちゃ多いですよねw)、

ぜひぜひお試しください。

音楽とシンクロする映像特集+パワポでチャレンジ!

いきなりですが、音楽と映像の“ノリ”がシンクロすると、

とっても気持ちいいですよね。

なんともいえない高揚感があります。

百聞は一見にしかず。まずはこちらの映像をご覧ください。




これは映画『ドラゴンタトゥーの女』のオープニング映像。

映像のカット割りが音楽と完全に一致しています。

めっちゃかっこいい!



てことで、いくつか探してみました。音楽と映像がシンクロしている作品。



最初はこちら。

すかんち『恋のマジックポーション』のPV。

この曲もリズムがシンクロ。




こちらはコーネリアスのライブOP。

“プロジェクション”ですね。




これはDaft Punk『Technologic』のPV。

音楽に合わせて歌詞が表示されます。




歌詞が表示される、といえば、いわゆる“キネティックタイポグラフィ”作品は、シンクロ率がかなり高いですね。

たとえばこれ。『初音ミクの消失』PV。

最高速ボーカル部分が気持ちいいです。




こんなのもあります。

『プレパレード』キネティックタイポグラフィバージョン。




一風変わったこんな作品もあります。

ケミカルデラザーズ『Star Guitar』PV。すごいですよ、これ。




そういえば、「iida」のCMもかなりシンクロしていましたね。




このCM、曲はcapsuleだったんですね。

僕、capsuleめっちゃ聴いてますよ。

capsuleでシンクロと言えば、やはりこれは外せません。




いやあ、素晴らしいシンクロ……とゆーかコラボでした。

って、話が横っ飛びに飛んだところで、最後にこんなのにチャレンジ。

パワーポイントでつくりました。

アニメーションにサウンドを同期。

が、失敗。

タイミングを合わせるのはめっちゃ難しいですね。。。

引き続きチャレンジしてみます。


【拡大鏡プレゼン】ショートカットキーで一発ズーム!


プレゼンでもっとも避けるべきこと。


しかし、もっともよく見かけること。


それは、


「見えないプレゼン」


スクリーンの表示が小さくて、何が書いてあるのかわからない。


これでは「伝わり力=ゼロ」ですよね。


この「見えないプレゼン」を回避する方法。


それが、


「拡大するプレゼン」


以前、パワポ部でもこういうツールをご紹介しました。


パワーポイントで“ズーミングプレゼン”!
http://ameblo.jp/powerpointer/entry-11112725426.html


続・パワポでズーミングプレゼン!(pptPlex使用)
http://ameblo.jp/powerpointer/theme-10015957050.html



これらはいずれも、フリーのソフトやアドインを活用したものでした。


が!


なんと、Windows7の基本機能だけでできちゃうじゃないですか!


その名も


「拡大鏡プレゼン」


画面内の任意の箇所を拡大表示する「拡大鏡」機能。


これ、PowerPointのスライドショー中でも使えるのです!


しかも、ショートカットキーでいろんな操作ができちゃいます。


てことで、「拡大鏡プレゼン」をショートカットキーを使って進めてみましょう。


※(  )内はMacでWinを使う場合(Bootcamp)のショートカット


---------------------------------------------------

●PowerPointのスライドショーを開始

パワポ部-拡大鏡01

[F5] 
([F5])




パワポ部-拡大鏡02


●任意の箇所を拡大鏡でズーム

[Windowsキー]+[+] 
([command]+[+])




パワポ部-拡大鏡03

↓マウスを動かすと拡大部分が移動します

パワポ部-拡大鏡04


●表示倍率を変更する

[Windowsキー]+[+]または[-]
([command]+[+]または[-])




パワポ部-拡大鏡05


●拡大鏡のサイズを変更する

[Shift]+[Alt]+[方向キー]
([Shift]+[option]+[方向キー])




パワポ部-拡大鏡06


パワポ部-拡大鏡07


●色を反転する

[Ctrl]+[Alt]+[I]
([control]+[option]+[I])


↓これ便利です!

パワポ部-拡大鏡08


●拡大鏡を終了する

[Windowsキー]+[Esc]
([command]+[esc])




パワポ部-拡大鏡09


---------------------------------------------------


以上です。


ショートカットキーだけまとめておきます。


●PowerPointのスライドショーを開始

  [F5] ([F5])

●任意の箇所を拡大鏡でズーム

  [Windowsキー]+[+] ([command]+[+])

●表示倍率を変更する

  [Windowsキー]+[+]または[-] ([command]+[+]または[-])

●拡大鏡のサイズを変更する

  [Shift]+[Alt]+[方向キー] ([Shift]+[option]+[方向キー])

●色を反転する

  [Ctrl]+[Alt]+[I] ([control]+[option]+[I])

●拡大鏡を終了する

  [Windowsキー]+[Esc] ([command]+[esc])



基本的には「ズームしなくても見えるプレゼン」じゃなきゃいけませんが、


拡大鏡の使用を“仕掛け”として組み込んだスライドにすれば、


おもしろいプレゼンができそうですね。

Google & Facebook情報活用講座 ~効率的な情報のインプット&アウトプット法~

2012年の2月に社内向けに実施した、


ゆる~いセミナーで使用したスライドを公開します。


題して、


Google & Facebook情報活用講座
~効率的な情報のインプット&アウトプット法~


↓スライドの内容はこれです




アニメーション効果を使っているのは2~3カ所のみ。


ほとんど「画面切り替え効果」だけで構成しています。


************


てことで、本日は特別に、このPowerPointスライドも放出します。


ただし、PowerPoint2010版のみ


2007でもご覧いただけますが、画面切り替え効果が全滅します。


セミナー時のトークを「ノート」部分にちょろりと記しています。


ノートをご参照いただきながらスライドショーをご覧いただくと、


内容が理解しやすいかと思います。


------------------------------------------------------------------

【PowerPointのダウンロード】


下記URL&パスワードでダウンロードしてください。


◆ダウンロードURL

http://bit.ly/GKez0a


◆パスワード

30min

------------------------------------------------------------------


使えそうでしたら、セミナーでご活用くださいませ。


机上プレゼン!


机上プレゼン。


これ流行りますよ。


なにその机上プレゼンって?


ということで、まずはこちらの映像をご覧ください。


(↓ちなみにこの映像は、PowerPointに手撮りのビデオを挿入してつくったものです)





出てきましたね、机上プレゼン。


そう、プロジェクター映像を壁面に映すのではなく、


机の上に投写しちゃうのです。


これって新しくないですか?


プレゼンの雰囲気もがらりと変わりますよね。


で、この机上プレゼンを可能にしたのが、


「超短投写」という技術。


つまり、プロジェクターとスクリーンの距離が短くても、


しっかりと大きく映すことができる、という技術です。


日立さんのプロジェクターでこれができます。


僕が使用したのは↓このプロジェクター。


電子黒板機能付き超短投写モデル


このプロジェクターは、短投写だけでなく、


付属のインタラクティブペンで、タッチ操作や書き込みができる、


という仕様になっています。


↓こんなふうに机上に映ります

パワポ部-机上プレゼン02


↓インタラクティブペンでスライドの操作が可能です

パワポ部-机上プレゼン01


↓ですから、もんたメソッドもできちゃいます

パワポ部-机上プレゼン03


★☆★☆★☆★☆★☆


さて、ではそもそも、机上プレゼンの何がメリットになるのか?


僕なりにまとめてみました。


3つあります。


--------------------------------------------------------
机上プレゼン 3つのメリット
--------------------------------------------------------


1)囲める


まず1つめは、「投写映像を囲める」ということ。


通常のプレゼンテーションは


「送り手(プレゼンター)」と「受け手(オーディエンス)」


の“居場所”が分かれますが、


この机上プレゼンの場合、全員が


「一つの机を囲む」


ことになります。


送り手と受け手の距離もかなり近くなります。


この“近さ”、そして“囲む”という状態が、


送り手と受け手の一体感を生みます。


受け手が「参加している」気分になるのです。


相手との心の距離も、ぐっと近くなりますね。



2)触れられる


参加者全員の手元、机の上で展開されるスライド。


一般的なプレゼンでは、スライド内を手で指し示せるのはプレゼンターだけですが、


机上プレゼンでは、受け手もスライドに触れ、指し示すことが可能です。


送り手と受け手が“手”というツールを使って、


プレゼンを共有することができるのです。


これこそがまさに“インタラクティブなプレゼン”と言えるでしょう。


さらに、「電子黒板機能」が付いたプロジェクターなら、


画面にタッチするだけで、スライドを送ったり、リンクへジャンプすることができます。


いちいちパソコンを操作しなくてもいいわけです。


そう、机上プレゼンでは、“手”が有効に使えるようになるのです。


プレゼンだけでなく、会議やミーティングにも有効ですね。



3)手軽


お客様のところへ出向いてスライドプレゼンをする場合。


どの会議室にも、プロジェクター投写に最適な壁やスクリーンがあるわけではありません。


スライドプレゼンひとつにしても、スクリーンや部屋の大きさ、電源の位置など、


いろいろと考慮し、用意しておく必要があります。


が、机上プレゼンの場合、机と電源さえあればなんとかなります。


どんな狭い部屋であっても。


まあ、机の色によっては、白色のシートを持っていく必要はありますが。


机の上にポンとプロジェクターを置いて、PCとつなぎ、スイッチオン。


これでもうプレゼンができます。


電子黒板機能を使う場合は、簡単なキャリブレーション(位置調整)をすればOK。


とにかく手軽です。



★☆★☆★☆★☆★☆


以上、机上プレゼンのメリットをまとめてみました。


自分でやってみて感じましたが、プレゼンというものが


ものすごく身近で親しみのあるものに感じられました。


気軽・手軽に机上プレゼン。


積極的に取り入れてみようと思います。




最後に、おまけ↓


電子黒板機能もかなりおもしろそうです!

【読むパワーポイント(1)】プレゼンスライドを刷新するたった一つの方法

************************************
いずれまとめようと思っていましたが、
一向にまとめないので、
まとめず小出しにしていきます。
************************************



読むパワーポイント(1)

プレゼンスライドを刷新する
たった一つの方法




ご覧のように、僕はプレゼンスライドが大好きです。

「プレゼンではスライドばかり観ず、オーディエンスを観て話すこと」

と世間ではよく言われますが、僕はスライドが大好きなので、

プレゼン中もついついスライドばかり観てしまいます。

観るだけでなく、つくるのも好きです。

「次はどんな表現にしようかなあ」なんて企みながら

スライドに向き合うわくわく感。

プレゼンの目的が「相手を動かすこと」ではなく、

「相手を驚かすこと」にすり替わっていることもしばしばです。

そんなスライド好きの僕が発見した、プレゼンスライドを刷新する

たった一つの方法をご紹介しましょう。



では早速。

プレゼンスライドを刷新する方法とは、ズバリ、


スライドはプレゼンをしながらつくる!


ということ。

スライドウェアは問いません。パワーポイント。キーノート。プレジー。なんでも。

そのスライドウェアの制作画面を開いた状態で、プレゼンの現場にいる自分を想像し、

実際に台詞を口にし、ジェスチャーを交えながら、スライドをつくっていきます。

(あ、言い遅れましたが、これはあくまでもスライド制作段階のメソッドであり、

プレゼンテーションのシナリオはある程度完成していることが前提です)


具体的にはこんな感じです。文中の「(Enter)」は、スライドを進めることを意味します。



~~~~~~~~

プレゼン会場に入ると、スクリーンにはすでに《スタンバイスライド》が映し出されている。

これは、スライドの中央にロゴだけが光っているような感じにしようか。

まず最初はご挨拶。

「では、そろそろはじめさせていただきます。このたびはご多用のところ……」

(Enter)

ここで《タイトルスライド》を表示。

「本日のプレゼンテーション、テーマはこちら……

 ……××を○○にする方法についてお話しさせていただきます」

“××を○○”の部分は、タイミングを合わせて強調表示してみてはどうか?

スライドショーで確認。お、なかなかいい感じ。ジェスチャーも合わせてみよう。

次。

「……まずはこちらをご覧ください」

(Enter)

ここでガツン!と《つかみのスライド》。△△の写真を全面表示してみる。

「これ、なんの写真だかおわかりですか?……」

「実はこれ、□□が○○しているところの写真なんです」

(Enter)

「□□の○○シーン」というテロップがズームアウトで登場。

……

~~~~~~~~



このように、まさにいまプレゼンをしている!、というイメージで

スライドをつくっていくのです。

プレゼンとスライド制作を並行することよって、

「プレゼンと一体化したスライド」ができあがります。

また、やってみるとわかりますが、

「この流れだと、ここでデータをドン!と出したい」

「このキーワードは最初から表示させずに、セリフに合わせて登場させよう」

「このあたりは、トントントン!と、リズミカルに進めていきたい」

なんてふうに、具体的な見せ方のアイデアがわいてきます。

同時に、プレゼンの“間(ま)”というものがとても気になってきます。

そう、“間”。

これがプレゼンの善し悪しを決する大きなポイントとなります。

一般的にもっちゃりしたプレゼンは、“間が悪いプレゼン”になっています。

実際の間を考えずに、PCの画面内だけでスライドをつくっていると、

まさに“間の抜けたプレゼン”になってしまうのです。

こうも言えます。

「絵面の見栄えが良いスライドでも、間を考慮していないスライドだと、

間抜けなプレゼンになってしまう」

プレゼンの間を織り込み、プレゼンと一体化するスライド。

それは、プレゼンをガラリと変えてくれます。

そう、スライドはプレゼンの頼もしい味方になるのです。



さて、この「スライドはプレゼンをしながらつくる」という方法の実践には、

3つの意識すべきポイントがあります。

以下、簡単に解説していきましょう。



-----------------------------------------------------------
【ポイント1】
オーディエンス視点を忘れない
-----------------------------------------------------------

スライドは“プレゼンターの立場”でつくっていくわけですが、

発想はあくまでも“オーディエンスの視点”で組み立てていきます。

「何を見せたいか?」は、

「オーディエンスは何を見たいか?」を考えて決めます。

「どのように見せたいか?」は、

「オーディエンスはどのように見たいか?」を考えて決めます。

常にオーディエンスの視点を持つことによって、

スライドの内容が明確になっていきます。


-----------------------------------------------------------
【ポイント2】
“アニメ待ち”を避ける
-----------------------------------------------------------

“アニメ待ち”とは何か?

それは、オブジェクトのアニメーション効果が終了するまで、

プレゼンターがプレゼンの進行を待っている状態です。

みなさん、きっと心当たりがあることでしょう。

これまでに見たプレゼンでも、おそらく自分のプレゼンでも。

「アニメーションはできるだけ使わないように!」

と世の中的にアニメーションが非難されるのは、

主にこの「アニメ待ち」が原因となっています。

アニメ待ちが発生した時点で、そのアニメーションに意味はなくなるのです。

アニメ待ちの具体的な回避方法は、

「アニメーションの速度をアップする」こと。

初期設定の「倍」ほどの速度を設定すれば、

オブジェクトをテンポよくアニメーション表示できます。

ちなみに、アニメーション設定の理想は

「アニメーションであると意識されないこと」。

プレゼンの流れを止めず、オーディエンスの理解をサポートする

自然なアニメーション設定を心がけましょう。


-----------------------------------------------------------
【ポイント3】
スライドを分ける
-----------------------------------------------------------

スライドプレゼンの場合、企画書プレゼンと違って、

スライド枚数を気にする必要はありません。

区切りのいいところまでを1枚のスライドにおさめなくてもいいのです。

ひとつの話題を何枚かのスライドに分割しても、

工夫次第でつながりのある見せ方にできます。

惜しみなくスライドを使いましょう。

スライドをどんどん分けて、テンポよくプレゼンを進めましょう。

詰め込みすぎや小さい文字は厳禁です。

見やすい大きさで表示して、伝わりやすいプレゼンを目指しましょう。



以上、プレゼンスライドを刷新する方法と、その3つの留意点をご紹介しました。

プレゼンしながらスライドをつくる。

だまされたと思ってやってみてください。

スライドのみならず、プレゼンも大きく刷新されますよ。

スライドをつくっている間、ずっとプレゼンの予行演習をしているわけですから。

【パワポ系ブックマーク大公開】その1★素材編★

(小声で)


内緒ですよ。


ここだけの話。


僕のGoogle Chromeに登録されているブックマーク、


そのなかから“パワポ系”のものを


ちょこっと公開しちゃいます。


まず最初は、「素材編」。


無料で使える写真やクリップアート、テンプレート、音素材など。


スライドを効果的に演出してくれる便利な素材です。


では早速、どうぞ。


※それぞれ解説はしていません。ナマな感じで羅列していきます。


**************************************************************
ブックマーク【素材編】
**************************************************************


stock.xchng - 先端を行くフリー写真サイト

ゆんフリー写真素材集

flickr_cc - teraminato

Flickrの写真やクリエイティブコモンズのライセンスが付いているビデオ

フリー素材まとめ

openphoto.net home to 15221 images

写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】

【フリー写真素材】モデル・人物の写真素材はモデルピース

morgueFile free photos for creatives by creatives

Icons & Icon Packs - Download Free PNG Icons | IconsPedia

Luc Viatour

Free Clip Art - Download Free Vector Clipart Images Online

AAAClipArt.com - Find thousands of free quality clip art images and graphics for your website or offline project!

完全無料:パワーポイントのフリー素材サイトまとめ

Old Book Art

The Public Domain Review |

魅せる企画書 / パワポで使えるハイセンスなテンプレート集 - NAVER まとめ

Wikimedia Commons

Free PowerPoint Templates and Backgrounds

710+ Free Backgrounds and PowerPoint(PPT) Templates | FPPT.info

GATAG | Free Photo 1.0

Video Templates - Templates - Office.com

Example slide effects with instructions - Templates - Office.com

無料アイコン、PNG 、ウェブアイコン

効果音フリー素材集-mp3を無料、wavを有料でダウンロード-

ザ・マッチメイカァズ

効果音、SE-MP3,WMA 無料音楽素材

TAM Music Factory ~MIDI,MP3,効果音などの音の素材屋さん~

著作権フリーMIDI データ・ライブラリ ・デジタルレコーディング

Free PowerPoint Templates by Categories - PowerPoint Templates Backgrounds

ストックフォト:ロイヤリティフリーの画像&写真の検索

無料写真素材 東京デート

無料素材 - BEIZ Graphics Web

*** Forc ***

音の杜(おとのもり) - BGMと効果音と声の素材を無料でダウンロード

Free Vector Silhouettes, Huge collection!



以上、素材編でした。


お役に立ちましたら幸いですw