キャンピングカー快適化 ~ リアルタイム視聴 後編 ~ | キャンピングカーと雪山と

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【基本情報】


 

バッファロー nasne HDDレコーダー 2TB

 

チューナー機能 放送種類:地上デジタル、BSデジタル 、110度CSデジタル

入出力端子:LAN端子(1000BASE-T、100BASE-TX)
ANTENNA IN(アンテナ入力)端子(地上デジタル/BS/110度CS 混合アンテナ入力)
ANTENNA OUT(アンテナ出力)端子(地上デジタル/BS/110度CS 混合アンテナ出力)
EXT HDD(外付けハードディスク)端子(USB2.0 最大6TB)

外形寸法 :約44.5×135×187mm(幅×高さ×奥行き)

 

 


【リアルタイムで】


 

ストリーミングデバイスのAndroid TV導入編からの続きになります。

 

車内にストリーミングデバイスを導入しただけでは

ネット転送による自宅のデジタル放送のリアルタイム視聴はできません。

自宅からデジタル放送をネット転送できる機器の導入が必要です。

但し、DVDレコーダの様なスマフォに転送できる機器では難しい、

何故ならスマフォの画面をテレビに映すのは簡単だけど、

デジタル放送をテレビに映すには著作権の関係で禁止となってます。

スマフォの画面をDiXiM Playの様なアプリでキャストするのは出来ますが、

やはり専用に作られた商品には使い勝手の上でかないません。

この手の商品で定番商品はやはりnasneですかね。

発売開始から10年、最初はSONYから販売していましたが、

今はBUFFALOが譲り受けて販売しているロングセラー商品です。
nasne | BUFFALO

 

nasne | PlayStation

 

発売当初のnasneの初期型は持っていましたがすぐに故障してしまい、

ヤフオクで調べると同じ様な故障のジャンク品が大量に出回っているので、

型式を調べて問題のある500GBの初期型は避けたほうが良さそうかな。

これ内臓のHDDが故障するとLEDが点灯して起動しなくなるんですよね。

起動時間が長いだけに見た目はキレイでもHDDの劣化が不安なので、

中古を狙うなら比較的新しいSONY製の3代目が良いかな。

 

nasneの型式・発売日

2012年 8月発売:500GBモデル CECH-ZNR1J
2013年 9月発売:1TBモデル(初期型) CECH-ZNR2J
2015年 3月発売:1TBモデル(2代目) CECH-ZNR2J01
2016年12月発売:1TBモデル(3代目) CUHJ-15004
2021年 3月発売:2TBモデル(バッファロー版) NS-N100

 

現在は販売がSONYからバッファローに変わりましたが、

新品を継続して購入できるのは嬉しいですね。

この手の商品は数年で廃盤になるのが普通ですが、

10年も続くロングセラー商品なので完成されたシステムなんでしょう。

 

 


【設定】


 

ヤフオクからSONY製 1TBの3代目CUHJ-15004を購入しました。

落札は送料いれても12,000円しない程度でした。

 

LANケーブル、テレビ用同軸ケーブルを繋いで電源を入れるだけ

本体は小さいしファンレスで非常に静かな作りです。

nasneオンラインマニュアル

 

パソコンから設定画面起動

エクスプローラーのアドレスバーに「¥¥」につづけて

"ナスネ"底面に記載されたファイルサーバー名を入力して検索し、

「nasne_home」フォルダー内の「index.html」を選ぶ。

 

スマホから設定画面起動

Android機器、iOS機器の場合は、「torne mobile」から起動します。
「torne mobile」を使うとインターネット経由でいつでもどこからでも

「nasne HOME」を起動することができます。

アプリは無料ですが、追加機能は有料のプラグインで可能です。
有料プラグイン「視聴再生機能」
有料プラグイン「書き出し機能」(外出先で見たい場合)

 

以上でnasne本体の設定が可能になりました。

自分の環境に合わせてnasne本体の設定を完了してください。

 

本体の設定が完了したら次に車内で使用するAndroid TV側の設定です。

Google Playから「torne mobile」アプリをインストールするだけ。

「torne mobile」アプリが使えるのが大きなメリットです。

Fire TV Stickと違いGoogle PlayのAndroidアプリを利用できるのは魅力です。

但し、注意点としては「torne mobile」にnasneを登録するには、

同一LAN内となる自宅でnasneの登録をする必要があります。

90日以内に同一LAN内で再登録しないと外出先からテレビ視聴が出来なくなります。

有効期限は「torne mobile」で表示されているので確認ができます。

って事で一番最初は自宅でネットに繋いで設定するのが良いと思います。

スマホにも同様に「torne mobile」をインストールするのがベストです。

これでいつでもスマホから有効期限の確認ができます。

 

自宅で「torne mobile」でnasneの登録が出来てから車内で確認します。

 

アプリ内から有料プラグイン「視聴再生機能」を購入します。

これで「torne mobile」でリアルタイム視聴が可能になります。

有料プラグインはアカウントと紐付けされているので、

同じアカウントで使用するなら追加購入の必要はありません。

一度購入すれば複数のデバイスで視聴再生が可能になります。

車内のAndroid TVでもスマホでもtorne mobileを利用して

リアルタイムで自宅のデジタル放送が外出先から受信可能となりました。

 

自宅に設置したnasneは地上波の他にBS・CS放送も受信出来るので、

リアルタイムで自宅同様に3波のテレビ視聴が可能になりました。

これで車内に設置していたBSアンテナも不要になります。

衛星放送が車内で見れるってかなり便利ですよね。

 

 

 

ネット経由で3波のデジタル放送をリアルタイムで視聴可能です。

これで日本全国何処へ行っても自宅と同じ番組が視聴できます。

地上デジタル放送からBS/CS放送とシームレスで選局可能なので

かなりストレス無くザッピング視聴が可能です。

 

地上デジタル放送

 

BS放送

 

CS放送

 

地方に行っても自宅と同様に3波のデジタル放送が視聴可能です。

しかも回線速度が速いのでワンセグより圧倒的にキレイに写ります。

これで出先でテレビが見れないって事はなくなりました。

キャンピングカーで行ける範囲でau回線が届かない所ってほぼ無いですからね。

番組表を含め「torne mobile」の使い勝手は非常に良好です。

 

Anker Nebula 4K Streaming Dongleの問題点としてあげられるのは

音量が小さくて毎回大きくしないとって書き込みが多数有りますが、

我が家の場合はBluetoothで手元スピーカーに音を飛ばしているので、

音が小さいという問題はありません。

 


【オマケ】


 

リモコンから「torne mobile」が一発起動するようにカスタマイズします。

Google Playからリモコンをカスタマイズするアプリをインストールします。

Button Mapper: Remap your keys

 

英語のアプリなので最初はちょっと戸惑うかも

アプリ内課金は有りますが、無料の範囲でカスタマイズが可能です。

Button Mapperが起動すると初回時に「ユーザー補助」を開始しますか?

と表示されますので「OK」を選択します。

 

設定 - デバイス設定をクリックして

 

ユーザー補助を選択肢ます。

 

Button Mapperを有効にしてから設定を行います。

 

あとは割り当てたいボタンに「torne mobile」を割り当てます。

我が家はテレビガイドボタンに割り当てました。

これで「torne mobile」がワンクリックで起動します。

普段よく使う番組を好きなボタンに割り当てることも可能です。

使いやすいリモコンにカスタマイズ出来るのは便利ですね。

 


【まとめ】



これで外出先からもリアルタイムでデジタル放送が見れます。

駐車場所によっては地デジのフルセグ受信ができない場合もあるし、

地方に行くと放送局が少なかったり放送内容が違ったりしますからね。

ナビで受信した放送をHDMI出力してテレビで見ていましたが、

これでナビを使わなくていいので節電にもなります。

しかも、自宅のBSやCS放送も地上波同様に見ることが出来ます。

これで出先のキャンピングカー車内でも自宅同様になりました。

車内に高速なWi-Fi環境が整ったからこその仕様です。

au回線なら日本全国ほぼ快適な通信が可能でしょう。

テレビっ子としてはこれで完璧な環境が整いました。

 

nasneやAndroid TVドングルなど投資は必要ですが、

バンテックでアンテナをオプション取付するより圧倒的に安価です。

地デジアンテナ(無指向性/DACP-225) 57,200円
BS/CS110 自動追尾フルオートアンテナ(DACP-330) 270,600円

 

バンテックオプションに頼らず自分で安価なアンテナの設置も可能です。

これだけでも結構キレイに写りますからね。

 

 

 

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