リチウムバッテリー番外編 ~ 充電能力を考える ~ | キャンピングカーと雪山と

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【充電】


 

我が家の記事を見てリチウム化する人なんてほぼ居ないだろうし

連載なのでリチウム化に興味のない人はもう飽きたことでしょう(笑)

 

なので、ちょっと息抜きで途中経過で感じたことを書いてみます。

バッテリーの容量をどれだけ積むのがいいかも重要ですが、

オフグリッドでロングキャラバンを行うには充電能力の見極めも重要です。

カムロードの究極はハイパーエボのような強力な充電システムがありますが、

あそこまで複雑なシステムの構築は一般的に個人レベルでは無理

だからと言ってあそこまでのシステムが必須かと言われると

鉛と違ってリチウムでは必須では無いよなってのが正直な感想。

じゃ~ 目安としてどのくらいの充電能力が必要か?

正直言って家庭によって環境も使い方も違うので一概には言えませんね。

とりあえずその家庭に合ったシステムが一番なわけで

これがベストと言われるモデルケースがないのは仕方ない。

って事で一つの例として我が家の使い勝手を紹介して

最適なサブバッテリーの充電能力を考えてみたいと思います。

 

 

 

【途中ですが】



まだチマチマとサブバッテリーのリチウム化の記事を毎週末アップして

ブログ記事としてまだ公開完了していません(^_^;)

実際にはGW前に載せ替えて今はトラブル無く順調に稼働していて、

ブログも全て書き終えているんですけどね。

リチウムに交換して3ヶ月近く経ちましたがトラブルは一切無し

ホント快適にリチウム化の恩恵を味わっています。

 

検証も含めて現状システムでの評価はほぼ終わっています。

ほぼというのは真夏の検証結果も付け加えたいってのが理由です。

ちなみにリチウムの評価は9月にUPされる予定のこちらの記事です。

 

「CEL system」の構成

バッテリー:Sinopoly SP-LFP400AHA / 400Ah

ソーラーパネル:120W×2枚+80W×2枚=400W

 

走行充電器:25A+25A=50Aのソーラー充電器兼用モデル

 

上記の仕様で我が家のコルドリーブスは非常に快適です。

キャンピングカーのキモはやはり電力事情だと思います。

新型モデルに乗り換える、業者に交換作業を頼む、

我が家のように自分で快適化をする、ポータブル電源の導入など

キャンピングカーのリチウム化も色々な方法が考えられますが、

その電力事情を格段に向上させるサブバッテリーのリチウム化が

現状考えられるキャンピングカーには最善の快適化だと思います。

何故なら走行充電+ソーラー充電でポタ電より効率良く充電出来ますから。

1年前にこんな感じでリチウム化の検討を開始して

 

 

リチウムのキモとなる走行充電器の搭載から始めて生セルを購入

リチウムバッテリーをユニット化しての入れ替えは意外と簡単でした。

自宅でリチウムを組み立てたらゆっくり作業もできるし、

今となってはリチウム化の情報も多くなりました。

サブバッテリーのリチウム化は素人でも出来る範囲の難易度でした。

 

とリチウム化して快適に使用してきましたがそろそろ夏本番目前

梅雨明けの7月中旬から残暑の9月中旬位までの2ヶ月間が

キャンピングカーとして年間通して一番電力事情が厳しい時期

逆に言うと真夏以外の10ヶ月間はそれ程苦労しないとも言えます。

我が家の電力事情も今現在は不自由なく運用できていますが、

これから真夏の2ヶ月間の使用で充電能力が不足になるかも?

って言う不安が少しだけ気になりだしました。

ま~ 我が家は夫婦二人だけなので家族が多い家庭やペットが居る等

真夏の電力事情に切迫した危機感は感じていませんが、

それでも人の欲は深いもので今以上に快適になるのではないかと

ちょっと夏本番前に電力事情を考えてみました。

 

 


【使用状況確認】


 

梅雨明け目前ですが日中は30度を超える晴天の週末の話し

 

土曜日の朝イチからリアのエアコンを付けて日中もエアコンを連続使用

エンジンを停止した状態でリアのエアコンを使用していました。

詳細に書くと朝の時点でサブバッテリーは満タン

7時半からエアコンを稼働して19時半の12時間で割合としては

エンジン始動して90km:3時間

エンジン停止して:9時間

夜は電子レンジに電気ケトルの使用で自宅と同じ感覚です。

夜は涼しかったのでエアコンは使用はしていませんが、

日曜日の朝7時の時点で残量は半分の200Ahでした。

帰宅はリアのエアコンは使用せず129km走って97%まで残量復活

一見問題無さそうに思えますがリアのエアコンを使用しながらなら

ここまでバッテリー残量が復活しないと思われます。

リアのエアコンを使いながらなら通常の半分程度充電できるのかな?

もう少し暑い日にリアのエアコンを使用しながら、

どれだけ充電出来るかの検証は必要ですね。

以上のことから週末二日間程度の普段使いでは残量気にせず

400Ahでもバッテリーの容量として十分対応可能だと感じましたが、

エアコンの使用が連日連続使用となる真夏のロングキャラバンでは、

二日目以降の充電能力不足の問題は発生しそうな気はします。

ロングキャラバンでも外部充電に頼らずオフグリットで運用するなら

充電能力の違いはハイパーエボリューションのユニット価格153万と

我が家のユニット価格28万の値段の差が出てきますね(^_^;)

価格は高いけど、どの様に使っても対応できるシステムとして

ハイパーエボリューションは流石と言わざるを得ないですね。

 

かと言って価格ほどの差がないのも事実で、

二日目以降の午前中だけリアのエアコンを使わないとか制限付ければ

真夏のロングキャラバンでも乗り切れそうな感じはします。

それでも充電能力が足りないと感じる場合はソーラーパネルの増設か?

それともソーラーチャージャーを別途追加するのが正解か?

今の所、我が家の使い方からするとサブバッテリーの容量として

リチウムなら400Ah有れば不自由しなさそうなので、

ひと夏越して充電能力を見極めてから次のステップに移行ですかね。

バッテリー容量が足りないのではなく充電能力の問題なので、

我が家はポタ電追加購入で容量増強とかは必要無さそうです。

 



【充電能力増強検討】


 

とりあえず、バッテリー容量の増強ではなく充電能力増強の手段を

念の為におさらいして今から考えておきましょう。

考えだけでもまとまれば能力増強の検討には有利かと思います。

真夏のロングキャラバンで想定しながら検証する基準になりますね。

 

まずザックリと我が家のリチウムシステムの充電能力を考えます。

現状のサブバッテリーの容量が400Ah

最大で80%使用したとして400Ah×0.8=320Ah

ソーラーパネルの発電量が1日:100Ah程度

320Ah-100Ah=220Ahを走行充電器で発電すると考えて

走行充電器:25A  220Ah/25A=8.8時間

満充電基準でいうと正直言って充電能力は十分とは言いづらいかも

充電に使用するエンジン稼働時間は5時間以内が現実的かな。

今のシステムで走行充電器を50Aで充電出来るようにすると

エンジン始動中のソーラー充電は出来ないので

ノーマル状態の使用方法より多少は良くなるとは思いますが、

走行充電器:50Aで計算するのはちょっと違うような気がします。

 

って事で充電能力の増強を検討します。

まず考えられるのはソーラーパネルの追加設置

天候に左右されますが結局の所、走らなくても充電できる

ソーラー充電はやはりキャンピングカーには最適な充電方法。

我が家の走行充電器はソーラー充電兼用タイプで

ソーラーは660Wまで入力が可能なモデル。

今現在は400Wのソーラー搭載なので260Wまで増設可能

追加するとしたらフレキシブルタイプの100Wを

バンクベッドの上に2枚設置ですかね。

フレキシブルソーラーパネル 100W

ソーラー増設を販売店に相談したらあっさりと拒否られました(-.-)

業者に依頼する工賃の目安にしようと思いましたが話になりません。

ソーラーパネル持ち込みでの施工工賃っていくら位でしょうか?

 

今まで通りキャンピングカーの快適化は自分でやるのがデフォ?

ソーラーパネルの増設・・・自分でやるとしたらかなり不安です。

固定不良でパネルが飛んでいったら大惨事だ(^_^;)

この辺は施工実績がないので自分にノウハウが無いってのが痛い

ソーラーパネル増設は自分の力量的に無理かな~

誰かソーラーパネルの増設作業を手伝って頂けるなら頑張れますが、

今の所、自分ひとりで施工することは無いだろうな~

 

自分で作業するとしたらソーラーパネル増設より確実なのは

ソーラーチャージャーの追加設置ですかね

これなら本体固定して配線4本繋げるだけなので自分でも作業可能

今使っている走行充電器はソーラーと合わせて50Aが最大ですが、

走行充電器とは別にソーラーで同時充電可能になります。

但し、この走行充電と同時にソーラー充電の入力は

Renogyでは推奨していないのでそこが気がかりです。

確かにネットで調べると走行充電とソーラー充電の同時充電は

ダメってのが主流の意見として多く見かけますが、

同時充電は問題なしという意見も見かけるし、

我が家のコルドリーブスは購入時は同時充電でしたね。

ちなみに鉛バッテリーのバンテックは基本的に同時充電がデフォです。

ソーラーチャージャーを追加するならRenogyのこれですかね。

MPPT チャージコントローラー 40A ROVER LIシリーズ

一応の対策として走行充電とソーラー充電の同時充電は

本当に切羽詰まった状況での非常手段として

切替器を増設して普段はMPPTチャージコントローラー 走行充電器を使用

充電能力不足のときだけ走行充電とソーラー充電の同時充電に切り替える

ソーラーパネルからの配線に切替器を設置して使用したらと考えています。

Bimjim 32A 2極双投 ナイフスイッチ インジケータライト付き

 

現状のサブバッテリー容量が400Ah

最大で80%使用したとして400Ah×0.8=320Ah

ソーラーパネルの発電量が1日:100Ah程度

320Ah-100Ah=220Ahを走行充電器最大発電で対応すると考えて

走行充電器:50A  220Ah/50A=4.4時間

ソーラー充電器を増設するだけでかなり現実的な充電時間になります。

これなら充電能力増強としてはギリギリ及第点かな。

天候で左右されるソーラー充電を最大値で考慮していますが、

ソーラー充電出来ないような天気ならエアコンの消費電力も少ないので

やはりピーカンの猛暑日基準で考えています。

 

走行充電とソーラー充電の同時充電をOKとするなら

ソーラーチャージャーの新規導入は

比較的安価で簡単に充電能力の増強が可能だと思います。


 


【まとめ】



真夏の充電能力の不足と言っても我が家では致命的ではないけど

やはりもっともっと快適に真夏を過ごすために検討だけは必要かな?

とりあえず今回の考えは我が家でのケースであって

それぞれの家庭でエアコンの使用状況も設定温度も違うので

本当に我が家の使用状況は参考にしかならないと思います。

ま~ それでも考え方の参考くらいにはなりますかね。

 

折角サブバッテリーの鉛バッテリーをリチウムバッテリーに置き換えて

キャンピングカーとしては満足できる電力事情に近づいたので、

極力必要最小限の改善で完璧な環境を構築したいと思っています。

まっ 充電能力不足は真夏のロングキャラバンの

2日目以降から発生する問題で週末だけの使用では問題有りません。

 

 

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