サテライトファインダー レベルチェッカー 衛星アンテナ調整器
BSデジタル・110°CS(スカパー)の衛星アンテナの感度を
アンテナそばで音と視覚で調整できるツールです。
テレビ側ケーブルから電源供給を受け動作するので電池不要
Androidアプリ BSコンパス
「方位角・仰角」って何?どう調べればいいの?という方でも、
アプリの画面に沿って操作していただければ安心して設置できます。
BSアンテナの設置準備が整ったこちらからの続きになります。
参考:【DXアンテナ公式】BSアンテナの取付方法
実際にBSアンテナを車内に設置して放送を受信してみよう。
やみくもにアンテナを回しても効率が悪いので放送衛星の位置や
方位角と仰角の意味を最初に調べます。
※画像はDXアンテナからお借りしました。
BS・CS放送衛星の位置関係
受信アンテナの方位角
場所 | 稚内 | 盛岡 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 岡山 | 松山 | 福岡 | 那覇 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
方位角 | 220.9度 | 223.4度 | 224.4度 | 221.5度 | 220.0度 | 217.9度 | 217.0度 | 213.9度 | 215.9度 |
受信アンテナの仰角
仰角とは水平面よりも上にある対象物を見る視線と水平面とがなす角度
仰ぎ見る角度なので「仰角」と言います。
仰角0とは水平線を見る感じで角度を大きくすると見上げる感じになる。
日本各地から見たBS衛星の仰角
場所 | 稚内 | 盛岡 | 東京 | 名古屋 | 大阪 | 岡山 | 松山 | 福岡 | 那覇 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
仰角 | 29.1度 | 34.0度 | 38.0度 | 40.1度 | 41.5度 | 42.3度 | 43.7度 | 45.2度 | 53.6度 |
【受信確認】
最初にBSアンテナの仰角の調整ですが関東なので38度に設定します。
仰角と方位角の同時調整は大変なので最初に仰角を決めてから調整します。
テレビ本体の設置設定でBSへの給電をONに設定します。
アンテナケーブルをわざわざ2本使っているので
アンテナケーブルの間に衛星アンテナ調整器を割り込ませのも容易です。
右下のツマミを回して針が1付近になるよう調整します。
アンテナの方位角は日本なら基本的に220度前後になるので、
車の駐車方向は南西方向が前方で大きな建物が無いのが重要です。
反射鏡の向きはスマフォのアプリで大まかな方向を確認して
衛星アンテナ調整器がピピピッとレベルが上がるのを確認し
微調整しながら方位角の設置位置を決めます。
方位角が決まったら、仰角も微調整してレベルが最大になるように設定
最後に衛星アンテナ調整器を取り外したらBSアンテナ設置終了です。
※衛星アンテナ調整器は絶えず音がしているので付けっぱなし不可
はいっ 無事に衛星放送を受信することが出来ました。
思ったより簡単に衛星からの電波が受信ができたので一安心
衛星アンテナ調整器が有るのと無いのでは設置の難易度は違うかも
テレビで受信感度を確認するより衛星アンテナ調整器の方が感度が良好
これならアンテナ設置は面倒な作業って感じではないですね。
バンクベッドのFRPパネルを通しても受信レベルは50以上あります。
テレビの取扱説明書でも受信レベルは50以上を推奨しています。
BSアンテナは車内設置でも問題ないレベルってことが確認できました。
【改善】
今回の改善内容はボルトをツマミ付きのボルトに変更して、
BSアンテナの設置に工具を使わなくても出来るようにします。
据え置き型ではないので工具を毎回使用するのは面倒です。
蝶ボルトを使った手締めで固定できるように変更しました。
反射鏡にコンバーターアームを取り付ける箇所を蝶ボルトに変更
※あとで蝶ボルト:M6×25mmに更に変更しています。
仰角調整も蝶ボルトに変更してグンッと調整が簡単になりました。
イレクターパイプの取付部は長い蝶ボルトが無かったので
ボルトキャップを被せて手に力が入りやすい様に改善
※あとで蝶ボルト:M6×40mmに変更しました。
【収納】
さて形が悪く非常にかさばるBSアンテナ
この問題が値段の高いキャンピングカー専用品との違いでしょう。
逆に言うと収納さえクリアーできればキャンピングカー専用品の
BSアンテナより安価で受信感度の優れたアンテナが利用できます。
ここで問題になるのが収納スペースの少ないコルドリーブス
形も悪く外部収納に収めるには無理がある大きさです。
・・・普段一番使わないスペースがコルドリーブスにはあります。
サードシートの下の空間です。
長期キャラバンで予備の清水タンクを積むとか、
真夏に春秋用の寝袋を収納する位しか活躍していない空間
これを今回からBSアンテナ専用の収納スペースにします。
まずは下準備としてクッションテープを用意します。
BSアンテナの反射鏡外周にクッションテープを貼ります。
2mのクッションテープで不足無く貼り付けできます。
イレクターパイプとコンバーターを先に入れ
反射鏡をサードシート下の空間に押し込んだら収納完了
クッションテープが壁面に喰い付いて反射鏡が動かず固定できました。
これで普通に走る分には反射鏡のガタツキはないのは確認しました。
【まとめ】
実際のキャラバンで使用してきちんと使えることを確認しました。
不安定な事が多い地デジ放送の受信より格段に画質がキレイ
これでテレビが映るって条件がかなり広がりました(^^)
山の中は地上波は無理でも衛星からなら受信できます。
アンテナが車内に収納できるのは非常に重要です。
雨や寒さなんか気にせず準備できるのは大きいです。
これが外部収納なら取り出しも面倒で大変ですから。
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