【バッテリー】
2018年 お盆のロードサービス救援依頼内容
JAFのデータから一番考えられる心配事項は高速道路ではパンクですが、
普段の生活で考えると圧倒的にバッテリーの過放電が多いですね。
特に冬がメインの自分にとってバッテリーの過放電は深刻です。
って事で普段の生活でバッテリーの過放電について考えましょう。
自分はJAFに加入しているのでJAFに頼むのが簡単で良いですね。
でもJAFに頼まず自分でできる方法も模索しておきましょうか。
クルマのバッテリー上がりと応急処置
緊急用としてジャンプコードを用意するかまたは、
真夜中で周りに車がいない単独でって考えると
モバイルタイプのジャンプスターターを用意することですかね。
使えるならモバイルタイプのジャンプスターターも便利かもしれません。
【必要容量】
モバイルタイプのジャンプスターターを用意するとしたら必要容量は、
セルモーターの大きさはエンジンの排気量やエンジン型式により異なります。
ディーゼルエンジンはガソリンと比べ圧縮が高いためカムロードの標準で2.2kW、
寒冷地仕様で2.7kWになるセルモーターが採用されています。
無負荷時のセルモーターの電流値はおおよそ標準の2.2kWで
2200W ÷ 12V=185A程度、寒冷地仕様の2.7kWで
2700W ÷ 12V=225A程度の容量が必要になります。
モーターの消費電力は負荷によリ変わるためエンジンスタート時には
無負荷時の数倍の電流が流れることになります。
そしてその負荷はエンジンの状態で大きく変わります。
一般的にエンジンが温まっている状態(ホットスタート)で無負荷時の1.5倍程度、
最も消費電力が大きくなるのはエンジンやエンジンオイルが完全に冷え切った状態で
冬期など外気温が低くなればなるほどセルモーターへの負荷も高くなります。
このようなエンジンが冷えた状態(コールドスタート)では
瞬間的には無負荷時の4~5倍程度の電流が必要だと言われています。
自分の選んだのは寒冷地仕様の2.7kW(225A)のセルモーターなので
ホットスタートで340A程度、コールドスタートだと1000A程度の容量ですね。
一番心配な冬場のコールドスタートを基準にしてモバイルタイプの
ジャンプスターターを選ぶのはあまり現実的ではないですね。
・・・と言う考えになるのですが、バンテックのキャンピングカーは、
バッテリーあがりに対してサブバッテリーからの電源供給で
セルモーターを回すことが出来る機能が標準で装備されています。
この機能を使うことでモバイルタイプのジャンプスターターは必要ありません。
セカンドシート下の点検口から覗くと運転席側にスイッチが見えます。
このスイッチの蓋をめくってボタンを5分間押し続けるとメインバッテリーに
サブバッテリーから電源が給電できます。
この機能によりジャンプスターターとしての機能は特に必要としないので、
バンテック車にはモバイルタイプのジャンプスターターは必要ないですね。
ついでにジャンプコードも必要ないや(笑)
これでバッテリー過放電に対して心配事項はクリアになりました。
とりあえず、メインバッテリーの過放電に対して基本的には、
コルドリーブスに標準で装備されている機能で対応可能と思います。
それでもダメな場合はJAFを呼ぶってことで二重に対策できているので、
ジャンプコードもジャンプスターターの必要性も無いと判断できます。
バンテック車はなかなか考えられていると実感しました。
メインバッテリーもサブバッテリーもどちらも過放電って事案は
普通の使い方であまり考えられないと思われます。
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