プラネット整形外科 代表院長のシン・ドンウです。
私は17年目の形成外科専門医として、これまで数千件のリフト手術を行ってきました。
カウンセリングをしていて、いつも感じる少し残念な点があります。
それは、多くの患者様が「切開リフトだけ」を目的に来院されるということです。
皆様には一度、「なぜ手術を受けたいのか」をじっくり考えていただきたいと思います。
おそらく、自然に若返り、美しさを取り戻したいからではないでしょうか。
切開リフトは確かに顔全体の老化を改善する手術です。
しかし、これ一つで全ての問題を解決できるわけではありません。
実際に高額な費用をかけて手術を受けても、額や目元のシワが残ることで、かえって不自然な印象になってしまうケースも少なくありません。
私は「若さを提供する医師」として、顔面リフト単独ではなく、より自然な結果を目指した総合的なアプローチを考えていただきたいと思っています。
そのため、今回から複合的なケースについてシリーズでご紹介していきます。
本日はその第一回として、「併用すると良い手術」について概要をお話しします。
今後の内容を理解するためにも、ぜひ最後までお読みください。
切開リフトだけでは不十分?
これまでにもお伝えしてきた通り、切開リフトはすべてのシワや老化を解決できる手術ではありません。
切開リフトで改善できるのは、主に「顔の外側の中顔面〜下顔面」です。
そのため、首や額、内側の部分は改善が難しい領域です。
中顔面や下顔面がきれいに整っても、目の下の脂肪や首のシワ、額のシワが残っていると、かえって違和感のある印象になることがあります。
また、「ここだけ手術した」という印象が強く出てしまうこともあります。
自然に若返りたい方にとって、これは大きなデメリットです。
そのため私は、より自然な仕上がりを目指すため、複数の手術を組み合わせてご提案することが多いです。
額のシワ・目のたるみ → 額リフト
これは上顔面を改善できる唯一の方法です。
額が下がると、眉毛・まぶた・眉間・目元へと順に影響し、シワやたるみを引き起こします。
その結果、怒っているような印象や、きつい印象に見えてしまうことがあります。
そのため、目元や額のたるみがある方には、顔面リフトと額リフトを同時に行うことをおすすめしています。
全体的により自然な仕上がりになるだけでなく、1回の手術で総合的な老化改善が可能なため、回復やアフターケアの面でもメリットがあります。
(経験上、額リフトを見送った方の約60〜70%は、2年以内に再相談されることが多いです。)
目元のシワ・たるみ → 上眼瞼手術・眉下リフト・額リフト
目元の改善方法は患者様ごとに異なります。
例えば、目と眉の距離が広い方に額リフトを行うと、不自然になることがあります。
一方で距離が近い方は、額リフトによってバランスが改善されます。
そのため、適した術式の選択が非常に重要です。
人が相手を見るとき、最も注目するのは「目」です。
そのため、目元の老化は年齢印象に直結します。
目元は皮膚が薄く、シワができやすい部位です。
さらに加齢とともに目の下の脂肪が突出し、老けた印象を強めます。
顔全体が若々しくても、目元だけにシワがあると、その部分が強調されてしまうため、必要に応じて目元の手術も併用することをおすすめします。
ボリューム減少 → 脂肪移植
3つ目は脂肪移植です。
脂肪が多い方は手術時に調整できますが、加齢によるボリューム減少は補う必要があります。
これを放置すると、ほうれい線や頬の下がくぼみ、陰影が強くなり、老けた印象を与えてしまいます。
そのため、頬前部、ほうれい線、側頬、インディアンバンド、こめかみなど、状態に応じて脂肪移植を検討します。
顔全体のボリュームバランスを整え、リフトの効果を最大限に引き出すことができます。
まとめ
ただし、カウンセリングの場で他の手術を提案すると、過剰診療と感じられたり、ご負担に思われることもあります。
そのため、今後のシリーズをご覧いただきながら、ご自身に必要な施術を考えていただければと思います。
より詳しい内容については、今後順次ご紹介していきますので、ぜひご期待ください。





























