今回は、当ブログで以前書いた記事の、続編2テーマです

1-1 学力テストの中学生4科目で仙台市がトップ
文科省が毎年行っている学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果について、8月29日に公表。
今年から、政令指定都市別の平均正答数と平均正答率も掲載されるようになりました。
ここで、仙台市が中学生の4科目(国語A,Bと算数A,B)でいずれもトップでした。

http://www.47news.jp/47topics/e/289033.php

 

1-2 仙台市は、子どものスマホ使用の問題点を警告してきた
仙台市がトップの要因は、下記の河北新報(新聞)記事のように、

もあると思いますが、以前、当ブログ記事「小中高生のスマホやゲーム使用と学力の関係 前編後編」で紹介した、スマホ(アプリ)などの使用と学力についてのデータは、仙台市教育委員会東北大学の川島隆太先生らの研究がもとになっています。

この研究をふまえて、仙台市は保護者向けのパンフレットなどを毎年制作していまして、現在の最新版(H28年度リーフレット)が、下記 ↓

http://www.city.sendai.jp/manabi/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyoiku/documents/h28gakusyuiyoku.pdf

前年度(27年度)の調査では、スマホ・トークアプリの使用時間の長さに注目していましたが、H28年度は、勉強時間中にスマホを使う子供(70%―――まったく使わない子は30%)の、「使い方」と成績の関係について掲載しています。
筆者も、昔は音楽を聴きながら受験勉強してましたけど、スマホで音楽アプリを時々使うだけだと、あまりマイナスの影響はないようですね。
「ゲーム(アプリ)をいつも使う」、「LINEをいつも使う」ーーーですと、そもそも「勉強時間」にカウントしていいのか? と思ってしまいますが。
 
1-3 スマホ使用セーブの呼びかけと、学力の関係は?
仙台市の好成績には、スマホ使用のセーブ(マイナス要因の除去)とともに、学習意欲のアップ(プラス要因)などにも取り組んでいたり、上記地元紙(河北新報)の報道のように、仙台市民自体の教育に対する意識が高い、などの他要素もあると思いますが、他地域の小中高生の保護者のみなさんも、ご家庭での「スマホしながら勉強」については、「努力を無駄にしたくないなら 勉強中はスマホOFF」(H28パンフレットの標語)で。
◎追加情報 学力テスト 大都市 塾で長く勉強(毎日新聞)
 

2-1 教育費についての最新情報
日経トレンディ2017年10月号の特集が「学歴&教育費」。
当ブログが書いてきました、国公立大学・理工系(可能なら自宅通学)のコスパの高さが、この特集であらためて裏付けられています。
たとえば、幼稚園~大学(4年間) オール国公立、自宅通学ですと、770万円(23ページ)。幼稚園と大学が私立で、大学自宅外1273万円(文系、理系の区別なしのデータなので、私立理系だと年間30万円、4年間で120万円増?)、などです。
子ども2人(2歳差)だと、最悪、家計費の半分ちかくが教育費になるかもしれないという試算もあります(22ページ)。
そこで、お子さんが小さいうちからの、教育費の貯め方(24ページ~)や、奨学金情報(28ページ~と、62ページ~)を掲載。
あと、主要70大学の教育・研究力ランキングも34ページから載っていますが、大学別のST比(教員一人あたりの学生数)や、就職力(独自に選んだ主要400社への就職率)は、理工系の場合は、「学科(専攻)」単位で比較しないとあまり意味をもたないので、注意してください。
たとえば、農工大のST比14.0となっていますが、これは「専任教員1人あたり」となっていまして(相撲部屋の「親方」)、実際は、若手テニュア・トラック教員とかポスドク(部屋付きの「年寄」)が指導するケースも多いので、実質的なST比はさらに低いです。
また、主要400社実就職率トップ10に、東工大、豊田工業大(私立)、電通大が入っていますが(38ページ)、工学系オンリーの大学は、当然? 主要400社実就職率が高くなります。
STEM教育(48ページ~)などは、いずれ別記事で、ご紹介の予定です。

【関連記事】とても大事な「お金」の話

https://ameblo.jp/pernas/entry-12131121067.html

6年間の経費を減らすには?

https://ameblo.jp/pernas/entry-12216624995.html


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BGM 尾崎裕哉 「Glory Days」
冒頭写真 ブログ「東北の関西人」 (yamatsutsujiさん撮影)
http://yamatsutsuji.hatenablog.com/entry/2016/06/16/170000
仙台市・勾当台公園付近
※以下は、2020年卒まで対象の記事です。2021年卒予定(2018年現在、学部2年生で学士で就職予定)は、18年9月速報記事のとおり、夏の短期インターンシップ=事実上の会社説明会 になる可能性があります。じゃあ、何時から企業研究をはじめればいいの? この点は、別途記事を追加しています(文末)。
 
3-1  学部3年生でも「当事者意識」があれば、挑戦の価値あり
今回の記事は、以前に書いた「工学部Zくん 理系で大学3年のインターンシップは必要か?」 という疑問への、現時点でのアンサーです。
結論として、修士進学予定の学生にとって、絶対必要とはいえません(理系学卒については、●3-4)。
しかし、あくまで
  学業(単位) >>> イン活(●3-2でも触れます)
という前提で、挑戦してみる価値は十分あると思います。
というのは、今年以降の、「企業が採用したい人材のキーワード」として
  強い当事者意識をもつ
があげられます。
典型は、就活・インターンシップサイト「リクナビ」の運営もしているリクルート※1 グループ 。就活サイトのライバル「マイナビ」が、「AIを使ったエントリーシート(ES)判定サービスを本格稼働予定」という話題は以前紹介しました。
グループ会社のうち「リクルートホールディングス」では、2016年度のIT人材採用から、書類選考業務にAIを導入し、16年度の検証結果では、人事担当者との一致度(正しい評価が出せた精度)は95%だったそうです。
そして、2017年度はESの自由記述欄の内容を分析し、「強い当事者意識をもって行動できる人物か? 」の判定機能を加えたそうです。
「強い当事者意識」だと、漠然としていますが、別の記事※2 で、ソニーの採用部統括部長が、やはり「当事者意識を持っているかを重視する」それは、
 ・自分の頭でしっかり状況を理解し、考えた上で、アクションを起こしているかどうか?
つまり、オリジナルな「異見」を言えるかどうか?であると、話されています。
学卒予定の文系/理系3年生が、「強い当事者意識」をもつのは当然ですが、修士6年前提の理工系3年生が、「強い当事者意識」をもてるのか? この点は、最終章で、また書きます。
以下、
●3-2 で、2017年夏、首都圏国公立大学・理工系学部3年生Zくんが、実際に理系インターンシップに挑戦した反省まとめ。
●3-3 筆者の「反省」
●3-4 日経産業新聞が、8月31日の一面トップに掲載した「就業体験 もはや前哨戦」の記事(以下、★)の内容をまじえて、2019年卒向け・秋冬インターンシップの動向
●3-5 これからの、理系学部3年インターンシップは?

●3-2 工学部3年・Zくんの反省
【おさらい】過去の記事 0-1~2-4を読んだ方は、飛ばしてください。
・そもそも理系インターンシップとは? →本記事では、「理系限定、5日~15日くらいの日程で、職場体験(工場、事業所、研究所)するタイプ」を指します
・Zくんの応募結果
上記、理工系学部3年生・Zくんの応募結果は、5社(すべて、売上高1兆円超の国内企業かグローバル企業の日本法人)に応募。
エントリーシート(ES)通過2社。
面接は、「経験値不足で惨敗!! 」で終了。

Zくんの反省(PDCAのC)は、
【メリット】
・エントリーシート(とくに志望動機)を書く過程で、4年生からの「研究室選択」や「研究テーマ」について深く考えることができた
・応募企業を選択する過程で、いろいろな企業のHPを見て、こんな業務もあるんだという発見があった。視野が拡がった。
自分の弱点(面接)が分かった。これが、修士1年(就活本番)だったらと思うと…。
【デメリット】
・空き時間(1単位再履修したつもりの時間)で、インターンシップへの応募をするつもりだったが、時間がついオーバーして、勉強時間にしわよせ
中間試験で1科目、「黄色信号」の得点の科目があった。なんとか期末試験で帳尻をあわせた※3 が、学部3年生の場合は、日々のレポートもあり、時間配分は、けっこう難しいと思う。
ちなみに、インターンシップに参加できなかったZくんの、今年の夏バイトは、1日(8時間勤務)で、1万円超の収入。もし、3週間のインターンシップに行っていたら、最大15万円の減収だったわけです。自宅通学でお小遣いがかせげれば良いZくんは「デメリット」に挙げてませんでしたが、夏バイトを生活費の足しにする必要がある方は、長期インターンは無理です。
 
●3-3 筆者の反省? 名前を知らなかった企業に限る」を条件に追加すべきだった
Zくんには、事前に、インターンシップ応募企業について、「学科の就職先の王道(たとえば、都市開発専攻で建設会社とか)以外の会社を考えたら?」と、アドバイスしていました。
たとえば、信州大学の工学部(学士)の場合、学科別の主な就職先が一覧できるページがあり、

http://eng_shien.shinshu-u.ac.jp/shushoku/gakubusei(2009-2013).html

建築学科だと、○○建設、機械システムだと、○○製作所など、違いがはっきりしています。

先輩のいる会社については、修士1年になればOBルートでいろいろ聞けますから、学部3年の段階では、「選択肢」をひろげる活動をしてほしいと思ったわけです。

Zくんは、50社くらい調べて、10社くらいにプレエントリー、5社に応募しました。
この5社、「すべて、売上高1兆円超の国内企業かグローバル企業の日本法人」と、前に書きましたが、もう一つ「Zくんでも名前を知っていそうな有名企業か、業界の有力企業」、つまり、「Zくんがすでに名前を(なんとなくだけど)知っていた企業」という共通点があります。
9月初旬時点で、マイナビ(インターンシップ募集)に掲載の企業が約4000社。理系対象インターンシップ掲載企業だけでも2500社以上ありますので、「企業を調べる」だけでも大変だとは思いますけど、「みんなが知っている企業」には、応募が殺到するので、理系学部3年の場合は、「勝率」を上げる意味でも、「知名度はないけどスゴイ企業」を探す努力をしてみてください。
たとえば、「新光電気工業」は長野市が本社ですが、「半導体パッケージ」では、世界最高レベルの技術力をもっています。

こういう、「企業の探し方(理工系向け)」については、2019年5月の記事で、具体的に書きました(あくまで、例です)。
 
 
●3-4 「就業体験 もはや前哨戦」 2019年卒向け・秋冬インターンシップは?
日経産業新聞(★)が、7月末~8月に、2019年卒予定の首都圏の大学生・大学院生135人に調査した結果では、約70%が夏インターンシップに参加予定。「参加しない」(約27%)うちの約30%も「選考で落ちた」ということですから、国公私立・文系理系全学部対象のデータではありますが、約80%の首都圏の大学生が、イン活をしたことになります。
ただし、実質企業説明会の1dayインターンシップ、先着順(書類選考等なし)なども含んだ数字です。ちなみに、「参加予定」のインターンの日数(複数回答)では、「2~5日」が72%、1dayが41%ほか。
上のデータだけでは、理系の長期インターンシップについての傾向は、はっきりしませんが、記事(★)では、
企業が前のめりになれば、参加する学生もインターンシップ活動を就職活動の「前哨戦」ととらえるようになる』
とあり、夏季インターンシップよりもさらに、文系学卒、理系学・院卒予定者の秋冬インターンシップへのなだれ込みが、今年は起きる可能性があります。
 
●3-5 これからの、理系学部3年インターンシップは?
上記●3-4のような、秋冬インターンシップの実質「プレ就活」化が進むとすると、2019年学部卒(予定)だけれど、就職予定ではない理工系学部3年はどうなるのか? 
Zくんは、夏インターンシップのESの「志望動機」に、堂々と「修士での研究(予定)構想」を書いて2社通りましたが、秋冬は、企業の方も就職予定者の「囲い込み」を優先して、学部3年はさらに、不利になるかもしれません。

ただし、●3-3で触れた「実力の割に、名前を知られていない企業」(ものづくり系にはけっこう多いです)や、業種が理系学生の「専攻」と違うので採用が難しい(製薬会社で電気系とか)場合は、インターンシップで「理工系学部3年生」にアプローチして、「名前を知ってもらう」戦略がとれますので、ぜひそういう企業のみなさんには、「(修士卒予定)理工系学部3年生歓迎」のプログラムも用意していただきたいものです。

たとえば、コクヨ・サッポロビール・古河電工など異業種5社が相乗りで、7日間のプログラムを行ったようで、このタイプを増やすとかね。

https://unistyleinc.com/topics/2698

 

逆に、理工系学生の場合は、

A:これからのAI選考に負けないESを書くには、「異見」を言えるかどうか? ※4

がポイントになりますので、
B;その前提として、オリジナルな「研究テーマ」を、考え抜くことができるか? 
C:さらに、その前提として、学部3年で、Zくんのように、企業研究を卒論テーマ選びのヒントにいろいろ考えることもできます。※5
時間順で並べると、
 大学入学→2年間の基礎勉強→C;【学部3年】→B:卒論・修論→A:就活(就職)
で、学部3年で、「教えてもらう」と、「自分で調べて考える」の比重が逆転する感じですね、
レポート大変でしょうけれど、余力があれば、企業について調べてほしいというのは、こういう能動的な探索が、就活本番でも、就職後も役に立つからです。
 
■2018年9月 追記;2021年卒予定の2019年夏インターンシップと、2020年就活は要注意です! なぜかって? ⇒就活ルールが変わる? 第1報
■2017年夏に、学部3年でインターンシップに挑戦したZくんの「2年後」(2019年夏)
3年生でたとえ全敗ても、その経験と、2年間の「臥薪嘗胆」で、2021年卒以降の「就活ルール撤廃=就活戦国時代」を闘う力がついているはずです。
 
※1 日経産業新聞 2017年8月25日 2面「リクルート 働き方改革 下」
※2 日経産業新聞 2017年6月15日 19面「採用最前線 2018 ソニー」
※3 Zくんについて補足しておくと、工学系学部3年前期まで、「落とした単位ゼロ」を継続中。当ブログ・工学部Zくんシリーズは、おもにZくんの‘単位との闘い’と、‘アルバイト探し’を記録してきました。
※4 昨日(9月2日の読売新聞に、「カシオ G-SHOCK 1億本」の記事が出ていました。開発秘話は ↓ 

http://bizmakoto.jp/style/articles/1210/22/news119.html

※5 学部のある先生からは、「20年先、○○のコストが100分の1になった場合を考えて、研究テーマを考えよ。安易に‘機械学習’とかに走るな」とも言われたそうですがーーーこれは、学部3年末の「研究室選び」に向けての布石(牽制)かも。

BGM: 山下達郎 「スパークル」
写真提供:Pixabay
 

 

 
2-1 準備不足が最大の敗因だけれど…
理工系・学部3年生がインターンシップに挑戦した結果(1) ES(エントリーシート)編に引き続き、面接(失敗)編です。
現在、首都圏国公立大・理工系3年のZくんは、6月~7月にかけて、5社に応募して、エントリーシート(ES)通過が2社でした。
結果的に2社とも「面接」の結果、落ちたわけですが、「国公立入試」にたとえると、「模擬試験」を一切受けずに、前期・後期を受験したような状態でしたので、「負けるべくして、負けた」と言っていいでしょう。
ただし、Zくんの立場でいえば、「大学入試では、センター試験の点数に関係なく、前期・後期は出願」できますが、インターンシップの場合、たいていは書類選考(ESやWEBテスト)の通過者だけが、次の面接にすすめます。
しかも、工学系学部3年生が、有名・有力企業※1 に応募したので、本人すら「半信半疑」の状態。
そして、大学入試では、センター試験から前期試験までに約1か月の期間があり、その間、受験生は「立てこもり状態」で、2次対策に専念できますが、学部3年生の場合、通常の授業やレポートのすきま時間にインターンシップ活動をします。
さらに、今回のZくんのケースでは、1社目はES通過の連絡から、約1週間後が面接日でした…最終章(2-4)でも書きますが、修士1年なら、なんとか対応できたと思いますが、学部3年にはきついスケジュールだったと思います。
 
2-2 1社目は…5回コールド負け
1社目は、ES通過の連絡の際、約1週間後に面接日程が組まれていました(選択の余地なし!)。
服装は指定なし。
幸い、Zくんは、成人式の時に買った、冠婚葬祭&イン活、学会など万能の黒のスーツと皮靴を持っていたので、一式を持参する、「様子見戦法」をとることにしました。
駅前の一等地に陣取る巨大ビルの十数階が受付で、スタッフのみなさんも、他の面接学生も(たいていは)スーツ。
で、面接ブースには、面接官1名だけだったそうですが、その後の20分間、どのような受け答えをしたか?あまり覚えていない、ただし、「今後のエントリーシート(ES)で、“これまでの人生で最も苦しかった経験”を書けと言われたら、涙目で答案を書いた国公立2次試験をさしおいて、この20分間しかない」との感想でした。
敗因としては、甲子園初出場校と同様、「とにかく雰囲気にのまれた」というのが、Zくんの自己分析です。
 
2-3 2社目は、善戦(本人の評価)
先の1社目の面接を、ESの“これまでの人生で最も苦しかった経験”にもし書くとしたら、「その経験から何を得たのか?」を書かないと、評価はマイナスになります。
Zくんは、2社目は、1社目の約1週間後に面接があったので、
「面接でやってはいけないこと」(サイト例)
をチェックしてみたそうです。
1社目について、覚えている限りでは、
態度――あいさつをしなかった、声が小さい、答えが短い、面接官の顔をまともに見ない
逆質問(何か質問は?)―――何も質問しなかった
NGだらけですね
2社目は、1社目と比較すると、カジュアルな雰囲気でしたが、今度は面接官が3人。エンジニア風の若手2人と年配の方1名(人事?)で、前回よりは受け答えできたし、逆質問もしたそうですが、「Zくんはアルバイトでも面接を何回も経験しているのに、何だか緊張した感じだね」と指摘されるレベルではあったようです。
ただし、上記サイトの記事に書いているように、口下手(くちべた)でも、がんばって話そうとする態度をみせれば、とくに理系の場合は、あまりマイナスにはならないと思います。
Zくんの場合、2社目からのお断りメールに、「総合的に判断して、今回は選考に通らなかった」の文章があったので、本人の評価では“5対3で敗退”だそうで(---落選者全員に同じ文面とは思いますが)。
 
 
2-4 学部3年生は、面接の事前準備までは難しいけれど
最近は、どこの国公立大学でも、就職対策室(例 :信州大)がありますので、面接対策を相談することもできるはずです。が、人生をかけた「就活」や「本命インターンシップ」にのぞむ学部4年(おもに文系)・修士1年をさしおいて、学部3年が、ES通過前から「面接対策」をしてもらうわけにもいきませんよね。
 
実は、理系、とくに修士に進学する予定の方の場合は、これからまた何度も「人生で最も苦しかった20分間」を味わうチャンス? がありますので、そこでけっこう鍛えられるはずです※2。
 
まずは、学部4年の「卒論(構想)検討会」。研究室の夏休み合宿などで、上から(教授)、斜めから(修士の先輩)、横から(同期)と、3次元・包囲殲滅戦にさらされます。
大学院入試が、口頭試問というパターンもありますね
そして卒論発表会 例→http://www.ituore.com/entry/presentation-of-graduation-theses

この間にも、理工系では、期末試験代わりに、レポートやグループ実験の発表会があったりして、「人前で説明する」機会は、たくさんあります。

 

Zくんは、8月上旬の前期末レポート発表会で、さっそく「手元の資料ばかり見て、聞き手(学生)を見ないで話している」と、教授に指摘されたそうです。
 
Zくんには、「もしも余力があれば※3秋・冬インターンシップ(1~3日程度)にも応募してみて、いろんな会社の人に会ってみては?(場慣れ)」とアドバイスしました。
今年の秋・冬インターンシップの動向については、(3)アンサー編でも触れます。

※1 前回記事(ES編)で書いたとおりです 
「5社すべて、売上高1兆円超の国内企業かグローバル企業の日本法人なので、失礼ながら、そもそも第一関門(ES)の突破ができるか? すらあやしいと思っていましたが。」
※2 大学・学部・学科によって、風習はまったく違います。あくまで、例です。
※3 イン活と学部3年の勉強とのバランスも、(3)のテーマです
 
BGM: Zくんの選曲で、DAOKO feat.米津玄師 「打上花火」
冒頭写真提供:Pixabay (ドバイの花火)
中間画像 Pixabay geralt作
・松本市美術館 草間彌生作品
 
再び、「相手」を知ることの重要性
一昨年の「札幌」、昨年の「金沢」に引き続き、筆者は夏休みに、信州・松本市と長野市(あと安曇野)に行ってきました※1。
信州大の本部は「松本市」にありますが、以前の記事で、別キャンパスの場合の留年の危険性を注意したように、、工学部は「長野市」(教育学部も)。
さらに、同じく工学系の「繊維学部」は上田市。「農学部」は伊那(南箕輪村)。これら別キャンパスの学部は、松本市での1年間の教養課程の後、各地に散開するわけですね。
ですから、信州大学・工学系(工学部・繊維学部。なお、理学部は4年間松本市)志望者のみなさんと親御さんは、6年間(学部+修士※0)の学費と生活費プラス「引っ越し代」も、経費に入れておく必要があります。
 
 
●「通松」はできるか?
信州大学用語で、1年間の松本生活のあと、各地に行くのを「離松」。単位を取るために2年以降、「松本キャンパス」に通うのを「通松」というらしいです。
大学当局は、1年→2年進級にハードルを設けていませんが、下記の機械工学部ページのように、

http://www.mech.shinshu-u.ac.jp/education/credit.html

「1年次末までに修得を要する科目および単位数については特に定めていません.

しかしながら,1年次の授業科目は長野地区(長野(工学)キャンパス,等)では受講できず,長野地区の授業科目を受講しながら松本キャンパスへも通学することとなり,2年次以降の専門科目の履修計画に大きな支障となります.
このようなことを避けるため,1年次の授業科目は入学年度において必ず履修してください」

工学系で、「通松」かなり厳しいと思います。
 
当ブログ・工学部Zくんシリーズでお伝えしているように、工学系の1年前半は、受験勉強の疲れをいやすためか? 比較的イージーモード、後期から「魔の時間割」、2年から専門科目の洗礼があって、3年からレポートの嵐がまっています。
つまり、通松そのものも大変ですが、通学時間のしわよせが、2年以降の単位を落とすドミノの引き金になる危険が大きいです。
 
●松本→長野 「高速バス」
論より証拠、松本市から長野市への移動(上図 赤い〇間)をまず「高速バス」で。
松本駅前のアルピコ高速バスターミナル9時10分発(片道1200円)で、途中、高速道路を利用、予定では10時36分着でしたが、10分ほど遅れました。長野市街に入る手前の橋の付近で渋滞が起きたためです。
【参考:市内渋滞情報】
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1490456649
なお、駅から工学部キャンパスまで、徒歩20分、バス5~8分(善光寺とは駅をはさんで反対方向なので、本旅行では行ってません)。
●長野→松本 「JR」
JR篠ノ井線で、最多1時間3本。特急(50分)は1時間に1本くらい。普通列車では、1時間15分くらいかかります。筆者は、16時5分長野発普通列車に乗って、17時20分松本着。途中、姨捨駅で5分停車。この駅は、鉄道ファンなら必見の場所。ホーム(展望台代わり)に、高性能カメラをもった人が複数名。

https://allabout.co.jp/gm/gc/63187/

筆者も、善光寺平を眺望してきました。夏場は、夜景列車も運行しています。

観光にはいいですが、毎週、通松で夜景を見るなら、涙がにじんできそうですね。

 

松本―上田
松本からは、上田市(繊維学部)行の高速バスも発着しています。地図で見ると鹿教湯温泉経由の山越えルートで、所要時間1時間30分、1500円。
ただし、今のところ、1日2往復しかありません!! 
 
信州大工学系志望の方は、松本1年+長野or上田3~5年ですので、まず長野or上田を重点的に下見しましょう。
さらに入学後を考えて、2地点間の移動も体感してください(こっちは、合格後でも十分です)。
 
 
●信州大の下見もできれば「冬」に
信州大工学系の就職先は、たとえば

http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/department/mechanical/graduate/

のように、首都圏国公立大と遜色ありませんし、

http://www.mech.shinshu-u.ac.jp/education/graduate.html

によれば、例年求人は1000社くらいだそうで、

『例年1,000社程度の求人があります.(中略),企業などへの推薦に際して評価の対象となるのは,学業成績はもとより研究室での日常の研究活動やクラブ・サークルの活動状況です.入社試験や面接試問に備えて,日頃から情報収集に努め実力を養成しておくことが大切です.』※2
繊維学部も、その実体は「ロボット学や感性工学、化学、生物の専攻(修士)」

http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/textiles/course/course2.html

で、専攻により就職先に違いはありますが、全国の有力ものつくり企業に就職しています。

 

他県の方も、無理に首都圏国公立を志望しなくても、
  地方→信州大→首都圏・名古屋方面企業へ就職 
というルートの方が、生活費は安くすみますので、検討の価値ありです。※3
なお、温暖な海沿い地方在住の方は、高2「冬」の下見もしておいた方がいいでしょう。
 
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冒頭写真 撮影;筆者 松本市美術館 草間彌生(現・現松本蟻ヶ崎高等学校卒業生)作・「幻の華」。松本市は松本民芸家具とか、クラフトも盛んな街です。
文末写真 松本市・旧開智学校。写真提供「足成」
※明治9年に建てられた「旧制小学校」。建設費の7割は、松本市民の寄付によるものだそうです。
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress_index-p_193-htm
BGM サカナクション「白波トップウォーター」
※0 信州大学工学部の場合、大学院進学率は50%強です。
※1 なぜか「旅友」になったJくんといっしょ。列車と朝夕ごはん以外は別行動で、Jくんは日帰り上高地ツアーに行ったそうです。ちなみにJくんは、「国立・蛸足大学」かつ「登山とスキー」では信州大とライバル関係? にある山形大出身です。山形大学理学部、データサイエンス系の続報もいずれ。

https://ameblo.jp/pernas/entry-12178880317.html

※2 「推薦」以下のフレーズは別途、「インターンシップ」記事でもありがたく使わせていただきます。なお、この文の後に続く、「就職支援室」へのリンクが切れていました。今はこちら ↓ ?

http://www.shinshu-u.ac.jp/campus_life/careersupport/
※3 大学事情については「信州大学 アンサイクロペディア」を検索―――あくまでも「参考」ですが。あと、信州大生の7割は、他県出身者とのことです。

http://miyazawa-suwa.jp/2016/03/03/diary029/

 

 
 
以前の記事「工学部Zくん 理系で大学3年のインターンシップは必要か?」でお伝えしたように、現在、首都圏国公立大・理工系3年のZくんは、6月~7月にかけて、5社に応募(文章末に、Zくんのおおまかなスケジュールを掲載)。
うち、エントリーシート(ES)通過2社。
しかし、面接は、「経験値不足で惨敗!! 」で、「夏の陣」は終了。
夏休みに入り、お盆過ぎからは夏バイト※1 を予定しているZくんと、「反省会」(ランチ)をしました。
「現在、公開できる情報」の範囲が限られているのと、インターンシップそのものが、大学入試などと同様に、刻々変化していますので、Zくんの証言をまじえつつ
 (1)エントリーシート通過の勝因→「志望動機」と記述力(本記事)
 (2)面接の敗因→面接NGは口頭発表NGに通じる
 (3)志望企業の探索(Exploration)と、全体のまとめ
の3回にわけて、筆者の再構成版で、ご紹介します。
 
■そもそも理系インターンシップとは?
なお、一口にインターンシップといっても、Zくんがめざした「サマーインターンシップ」とは、理系限定、5日~15日くらいの日程で、職場体験(工場、事業所、研究所)するタイプを指します。
例:コニカミノルタ ※3  
文系(事務系)や、文理同時募集は、今回受けなかったそうです。
また、実質「会社説明会」の「1dayインターンシップ」も、今回は受けませんでしたが、5社目は、「修士1年相手の長期インターンシップでは、学部3年はやはり不利と、だんだん思ってきて」、3日間ほどの「職場見学会」タイプに申し込んだそうです。
この5社目は、ES段階で落ちましたが、メールに「予定より大幅に多い応募者があり返事が遅れました。今回の合否は、採用とは一切関係ありません」とわざわざ書いてあったそうなので、前回記事でも触れた、「就活の前倒し」で、理系修士1年生が、有名企業の「短期(数日)インターン」になだれ込んだ可能性があります。
来年のインターンシップでは、「学生=実質・就活、企業=囲い込み」の傾向が、さらに強くなると思います。この点は、(3)でまた触れます。
では、今回は(1)エントリーシート(以下、ES)についてです。
 
●1-1 来年からは、ESをAIが判定?
就活サイト「マイナビ」と三菱総研が、昨年10月に「エントリーシート優先度診断サービス」を発表しました。

http://news.mynavi.jp/news/2016/10/28/264/

さらに、ESの「使いまわし」や、ネットからの例文「コピペ」をチェックする機能も加わる見込みです。2019年卒就活の文系(事務系)から導入が本格化されるようです。

上記サービスの記事をまずZくんに読ませて ↓。
P(筆者):来年からは、まず事務系(文系)の就職やインターンシップ応募から、AIが活用される見込みだけれど、理系の場合、何か影響はあるかな?
Z:ぼくは、50社くらい調べて、10社くらいにプレエントリーして、最終的に5社に絞ったわけですが、ES
の中身は、大きく分けると
 (A)自己紹介(長所)
 (B)学生時代にがんばったこと
 (C)研究内容
 (D)志望動機
のパターンでした。
ぼくは、学部3年なので、「研究内容」ではなく、「4年から研究したい内容(最終的に4つくらいに絞れました)、卒論/修論構想」を、「志望動機」とからめて書く戦法をとったんで、「研究したい内容」と「志望動機」は5社バラバラになりましたが、修士1年だと、(A)~(C)は、「ほとんど同じ内容」(コピペ? )になってもしょうがないんじゃないかな?
逆に、エントリーする会社によって、(A)の自己紹介の中身が、全然違う方が問題のような気がしますが…。

●1-2 WEBテスト(性格検査)と自己紹介
P:Zくんが応募した5社の中で、1社だけWEBテストも受けさせたって? インターンシップ選考でWEBテストまでするのは少数派らしいけど、
参考記事:

https://careerpark.jp/4505

就活本番ではたいていの会社が、適性検査(性格検査と学力・能力検査など)をするので、そもそも(A)の自己紹介の中身が、性格検査の結果と一致していないと、かえってマイナスになると思う。

たとえば、Zくんが(A)自己紹介で、「コミュニケーション能力があります」と書いても、WEBテストや面接で、ばれるよね。
Z:ぼくは、「他己分析」をPさんにお願いして、そのとき「理系インターンシップで、文系ほどコミュニケーション能力は重視されないと思う。ただ、チームで行動するときに、どういう形で貢献できるタイプなのか?(P注:協調性は必要です) 実際、大学の実験や実習ではどうだったか、具体例も書いてみれば?」とアドバイスがあったので、“過去10年内に他大学で死傷者も出たと、先生に警告された某実験・実習の件を書きました。
 
●1-3 Zくんが「志望動機」で重視したこと
Z:あと、(D)の志望動機では、Pさんから「学科の就職先の王道(たとえば、都市開発専攻で建設会社とか)以外の会社を考えたら?」と、これも事前アドバイスをしてもらったおかげで、かえって「御社の○○に、ぼくの関心がある□□が役にたちそうなので、この志望テーマ△△に応募しました」という書き方で、スムーズに書けました。
P: Zくんの協力で、通過した2社のESの下書を読ませてもらったら、確かに「志望動機」の部分で、この会社で、こんな事業をやってて※6 、こんな募集があったんだ!! という募集内容を見つけて、それに対して、Zくんの専攻をからめてアンサーを書いてるね。
実は、5社すべて、売上高1兆円超の国内企業かグローバル企業の日本法人なので、失礼ながら、そもそも第一関門(ES)の突破ができるか? すらあやしいと思っていましたが。
やはり理系の場合は「研究(予定)内容」を、しっかり説明できるか? が、第一のポイント。
とくに、修士1年になると、たいていは、修論テーマになるべく近い募集内容を選ぶと思うので、(C)(D)は、ワンセットで考えましょう。
ZくんがESで落ちた3社については、応募内容(企業名、期間、場所、希望した研修テーマ)だけ聞いたんだけど、5社ともけっこう希望テーマがバラバラだよね。
Z:5社の応募時期が、6月はじめ~末の約1か月の時間差があったので、その間に、考え方が変わった部分もあります。研究予定テーマも、最終的に4つくらいに絞込みましたが、逆に、いろいろな会社の「研修テーマ」を見て、そこから自分の「傾向」=「関心」が分かったり広がったり、ということもあります。
たとえば、「志望動機」が詰められなかったので、今回は応募しませんでしたが、「新日鉄住金」の夏季インターンシップでは、「実習テーマ」の中に、「鉄スラグを利用した藻類生産システム」がありました。
P:鉄スラグ?
Z:Pさんもやっぱり初耳ですよね。ネットで調べると、 

  http://www.nssmc.com/csr/env/circulation/sea.html

ということで、製鉄の過程で産まれる「鉄スラグ」を、海中に入れると、海藻の生産量が劇的に増えるらしいです。前に、Pさんから「東京海洋大」の話を聞いてましたので、「海を対象にする工学もありだな」とは思っていました。それで、キーワード「もずく」で、応募を考えたんですが※4。
 
●1-4 「関連付け」で「志望動機」が書ければES突破は見えてくる
P:「鉄スラグ」みたいに、いったんボツにしたアイディアの集積から、新しいことが生まれるので、そういうのは、大事に寝かせておきましょう。当ブログのネタも、「バベルの塔」とか「ダ・ヴィンチのロボット」とか、いろいろ書きたいことはありまして。
ちょうど、つい先日、読売新聞の記事※5 で、当ブログでも前に、子どもの「読解力」の記事で取り上げた「PISA(国際学習到達度調査)」に関連したインタビュー記事が載っていた。
その中で、テストを実施しているOECD(経済協力開発機構)の幹部が、
「日本の生徒(15歳)は、“計画的学習”(自分で優先度や目標を決め、進捗度を管理しながら効率的に学ぶ)はできているが、様々な知識や情報を、自分と関連付けて学ぶ生徒は少ない
という趣旨の発言をしていた。
学部3年生は、研究(予定)テーマが決まっていない分、逆に、Zくんのように、「御社の○○に、ぼくの関心がある□□が役にたちそうなので、この志望テーマ△△に応募しました」という、関連付けの幅は広いから、そこを工夫して書くと、ES突破が見えてくると思う。
Z:どうせ、来年「IoT」は、バズワード(Buzzword)からはずれていると思いますので、ネタばらしすると、今回僕は、「ぼくの関心のあるIoT関連の□□(専攻に関わる言葉が入る)が、御社の○○に~」のパターンで、文章を組み立てました。
 
1-5 埼玉大学工学部の「小論文」対策が、ES作成のヒントになるかもしれない
P:工学系だと、今年はどの分野でも、AI/ビッグデータ/IoTのどれかを、キーワードにできたと思う。
「キーワード×研究内容を、志望動機に代入」するとして、来年の「キーワード」は当然変わりますから、そこを見つける努力が必要です。
見つけ方のトレーニングとしては、ちょうど埼玉大学工学部※7 が、来年度(平成30年)入試の前期から、「小論文」を出題するようで、その設問例が
「人工知能、省エネルギー社会、温室効果ガスの排出削減、自然災害などに関して、重要と考える技術的な課題を一つ取り上げて説明しなさい。またその課題に対して科学技術がどのように貢献できるか述べなさい」
この要領で、これからのニュース記事から、1テーマ400~800字(理系ESの標準字数でもあります)でまとめる練習をしてはどうでしょうか?
Z:工学部の一般入試で、小論文ですか?
P: Zくんは、都立独自問題作成高校の入試対策で、記述式のトレーニングをしていたから、大学のレポートでもES作成でも、苦労しなかったと思うけど、全国の大多数の高校入試※8 では、これまで記述式対策が必要でなかった。
"これからの変化"は、当ブログの理工系Vくんシリーズの「記述式」でまたフォローしますが、現在の学部3年で、Zくんは「記述力」という有利な武器をもっているありがたみは、自覚しておいた方が良いよ!!
各大学(とくに教育学部のある大学)は、入試と入試後の成績推移をチェックして、入試方法を改善していきますから、埼玉大工学部の小論文導入効果については、埼玉大教育学部のみなさんが奮起※9 して、分析してみてください。
あと、平成30年度以降工学部入学者の、インターンシップ参加率もですね。
実際、書いてみると分かるけど、400~800字のまとまった文章を書くのは、けっこう大変ですから、そこで挫折する人も多いかも。
 
【追加情報】
エントリーシートについては、主に修士1年(卒論ベース)むけですが、下記に理工系にフォーカスしたESの書き方をご紹介しました。250字とか、短い方がかえって難しいと感じた3年生は、今がチャンスですので、この段階から「記述力」アップに努めると、秋以降の「応募」や、卒論執筆時など、なにかと役立ちますよ。
 
【付録】理工系・学部3年 2017年度のZくんの大まかなスケジュール
4月 新学期開始から、1単位分の時間を、インターンシップ研究? にあてる
5月 「他己分析」に筆者が協力。この時点では、「学部3年のインターンシップは、あえて“学科の先輩が就職していない”企業を選んでみたら? 」とアドバイスしていました
6月 マイナビ、リクナビなどの就活サイトが、2019年卒向けのインターンシップ情報の掲載をはじめる
6月初め(中間試験後) 応募開始
6月下旬 Zくんは、5社で応募を終える
7月中旬 面接(2社)
7月下旬 大学の前期末試験
8~9月 予定では「長期サマーインターンシップ」に参加するはずが…。
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※1 2年夏休みにバイトしたIT企業で、今年も週4日働くそうです。
※2 中央線某駅近くのサラダバーが名物の店
※3 通常ページで、募集の場所や概要が見られる例を選びました。プレエントリー(住所、大学・学部・学科名ほかをまず登録)しないと、詳しい内容が分からない会社の方が、多いです。なお、このコニカミノルタの「募集概要」だと、修士1年がターゲットと推測できますので、Zくんは、このような「業務本格体験型」には、そもそも応募しなかったそうです。
※4 Zくんの大学・学部・専攻は、今後も書けませんが、「もずく」との関連性は、「鉄スラグと海藻」同様に、説明をくわしく聞かないとわからない、意外な取り合わせです。
たとえば、もずく×ドローンとかね。
そして、ドローンと言っても、躯体のCNF(セルロースナノファイバー)化とか、学科によりアプローチは当然違ってきます。
※5 2017年8月11日 読売新聞朝刊11面「編集委員が迫る 総合学習 学力アップの鍵」
※6 たとえば、今回例にあげた、コニカミノルタの「事業紹介」には、黄疸計(ヘルスケア事業)、プラネタリウムなどもありました。
※7 当ブログ記事で、学部改編を速報ずみ
※8 ほかに、宮城県の進学高校・仙台二高ほか、一般入試で高度な小論文を出題する形態もありますが。
http://www.hinoki-sendai.com/moshi/zenki_senbatsu/essay.html
※9 平成30年度から、430→380 に定員減。なお、埼玉大工学部の小論文導入は、隣接する東京都の、都立自校問題作成高校の生徒(高校入試段階で記述式の特訓済み。上位層は、旧帝大、中位層は自宅から通える国公立大狙いが多い)を、学部に呼び込むための深謀なのかもしれません。

BGM:Zくんの選曲で、 UNISON SQUARE GARDEN 「シュガーソングとビターステップ」
写真提供:2点ともPixabay