※2021年版(工学部Z feat.D 理系で大学3年のインターンシップは必要か? 2021)を掲載

 

本日(2017年6月25日)の読売新聞朝刊3面に、『大学3年照準「インターンで囲い込み』の見出しで、記事が掲載されていました。就活関連の記事は、たいてい「文系」目線の記事なので、「修士(6年)」が約7割の理工系では、5年(修士1年)として読んでください。

 

おおざっぱに言えば、学部4年(修士2年)の採用活動が厳しい企業が、前倒しで「インターンシップ(本来は、企業の「社会貢献活動」だったはずが、現状は「青田買い」)」に力をいれているという現象です。

 

じゃあ、理系の学部3年でのインターンシップ(本来の意味での就業体験)はどうなのか?

学部4年で、就職予定の方については、最後で。

 

◎6年予定で、現在、学部3年の場合

6年を予定の方については、「余裕があったら、がんばってね」、としか言えません。

 

余裕とは、「学業に響かない自由時間」。

そして、もしやると決めたなら、「千%」の本気でがんばってね…という意味です。

 

具体的には、当ブログ「工学部Zくんシリーズ」でレポート中の、首都圏国公立大・理工系3年のZくんの場合、余裕とは、「科目再履修したつもりの時間」です。

工学系で「2年間、落とした単位0」をキープ中のZくんの場合は、1単位分を再履修したつもりで、その時間を「イン活(インターンシップ応募に向けた活動)」に充て、夏休み、工場・事業所での長期実習関係のテーマで募集している企業複数に、応募しているそうです。

現在進行形なので、今のところは、くわしく書けませんが、筆者も「他己分析」

https://job.mynavi.jp/conts/2018/analyze/

など協力しました。

 

学部3年生ですと、自分の専攻と直接関わらない(でも関心はある)分野の企業、職種に広く応募してみることもできるし、理系のエントリーシートでは必ず「現在の研究内容は?」と聞かれますから、4年生からの「研究室、研究内容」を考える良い機会でもあります。

さらに、理工系では、3年でまだ、折り返し点の手前ですから、これまで自分がどれだけ、何をがんばったか? (頑張らなかったか)を振り返るチャンスでもあります。

 

現2年生は(3年生は、「これから準備」だと、冬のインターンシップですねーーーけっこうありますよ)、あくまで

  学業>>>>イン活

で、応募を考えてみては? 

ーーーそのためにも「単位を落とさない」が、重要なんですよね。※1

 

⇒2017年7月30日 速報

上記、理工系学部3年生・Zくんの応募結果は、5社(すべて、売上高1兆円超の国内企業かグローバル企業の日本法人)に応募して、エントリーシート(ES)通過2社。

面接は、「経験値不足で惨敗!! 」で終了。

現在、Zくんは前期末試験勉強に集中。

 

分析編の記事(1):エントリーシート通過の勝因

http://ameblo.jp/pernas/entry-12300932731.html

(2) 面接の敗因

(3) まとめ(本記事へのアンサー編にもなっています)

 

●2018年9月追加記事 2021年卒対象 「就活ルール」廃止? をめぐっての第一報 ⇒2019年 夏インターンシップは、また様変わりしそうです。

●2019年3月追加記事 「就活S feat.工学部Zくん 2019年夏のインターンシップはどうするの?」 4月から修士1年のZくんが、学部3年でしたイン活の、メリット/デメリットを語っています。

 

◎今、学部3年で、学士で就職予定の方

院生と学部生では、理系の場合は、やはり院生が有利です。

だからといって、焦って、インターンシップの準備で、勉強ができない→留年 では、本末転倒なので、こちらも、今から準備なら、秋冬インターンシップ参加をめざしましょう。

冒頭の新聞記事を見ると、今年の秋冬のインターンシップは、より就職直結型になりそうです(アンサー編に追加情報を掲載)。

 

※1 当ブログ「工学部Zくん」シリーズの過去2年間は、「対単位 攻防記」だったといっても過言ではありません。

冒頭写真提供:Pixabay 

BGM: KICK THE CAN CREW 「千%」