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(首都圏初)。
この学部の紹介の前に、まずは下記ニュース(学部紹介は ●3から)。
 
●1 メガバンクが人員削減の動き、そのとき文系(事務職志望者)は?
2017年10月28日※1 で、みずほフィナンシャル・グループ(以下、みずほ)が、今後の10年間で、人員1万9千人を削減し、現在の6万人から約4万人体制(つまり1/3 減)にする計画と、報道がありました。
定年退職者などによる減少とともに、新規採用数減も予定されています。
この傾向は、すでに※2
  2017年採用者(総計) 1880人 ⇒ 2018年内定者 1365人
と表面化していまして、たとえば横浜銀行も
  2017年採用者 185人 ⇒ 2018年内定者 150人
です。
背景としては、当ブログでこれまで記事にしてきたAI関連技術とくにフィンテック(※3)の進展などが
あります。たとえば、個人向け融資のAI化サービスは、9月から始まってました ↓。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGC25H0N_V20C17A9EE9000/

 

人員削減、ひいては新卒採用減は、ほかのメガバンクも同様で、翌29日には、三菱東京UFJと三井住友銀行のニュースも(背景については、下記の記事)。

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1710/25/news018.html

証券会社については、元野村證券のモンキー桜さんの記事 ↓

http://www.wakamono-lifeplan.com/entry/2017/02/27/115359

 

大企業ほど削減効果は大きいので、単純事務のAI化は、他業種大手でも進むと思います。

 

●2 理系(技術職志望者)には、銀行・証券からインターンシップのお誘い
一方で、首都圏・国公立工学系3年に在学中のZくん(※4)の、マイナビ・リクナビページには、銀行・証券会社からの秋冬インターンシップお誘いメールが、10社くらいは届いているようです。
なぜか、銀行業界は、文系・理工系別データを公表していないところが多いのですが、
  三井純友信託銀行(2018年内定)  文系384人、理工系23人
今後の「フィンテック勝負」において、理工系の求人を減らすことはないと思います(参考記事 ↓)

https://rikeinavi.com/18/contents/guide/category/f1.html

 

●3 でも結局、「人間」がデータを操る
「理工系Vくん」シリーズは、理系に特化していますので、文系志望の方は、「じゃあ、理系に行けということ?」 と思われるかもしれませんが、「就活」まで考える※5 と、結局、人間力的要素(文系要素)と、論理性・専門知識(理系要素)の両方のバランスがとれていないと、出口(就活)で苦労することになります。
そして、今後もAIに代替されない仕事は、人間が決断したり、何かを創る仕事で、そこに文系・理系の区別はありません。
 
各大学でも、そんな能力を、学生に身に付けてもらうために試行錯誤していまして、これが、色々な大学で、新学部が生まれたり、改編が行われている理由です(そこで、学部の中身が分かりにくくなって、当ブログのネタもつきないわけです)。
 
そして、YCU「データサイエンス」学部では
データを読み解くために必要な数理や統計の基礎的な知識をはじめ、社会で不可欠なコミュニケーション能力や、イノベーションを起こす発想力、そして次世代に通用するビジネス力を学んでいきます』
と、理数系の深い知識と文系の広く社会を見渡す能力とを、身に付けられるはずですので、今後、ますます必要な人材になると思います(くわしいカリキュラムは↓)

http://www.yokohama-cu.ac.jp/academics/ds/department.html#title3

 

あと、YOKOHAMAらしく、英語力も重視の予定です。
 
●4 数II・Bでも受験できる
入試では、前期2次試験※6 が
・数学:選択問題は (数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B)、(数学Ⅲ)、 (確率分布と統計的な推測)からどれか1題
・総合問題 (形式は、サンプルPDF ↓を参照 数学のサンプルも同。当然? 記述式です)

http://www.yokohama-cu.ac.jp/admis/tt534t0000004dat-att/ds_sample_170630.pdf

と、数Ⅱ・Bまででも受験ができます。

 

 
●5 他大学、他学部からデータサイエンティストになる道ももちろんあります
YCUのページには、OG・OBで、すでにデータサイエンス関連の職に就いている方の紹介と、高校生のみなさんへのメッセージが掲載されています。
 例 2011年 横浜市立大学 国際総合科学部 国際教養学系 国際文化創造コース卒業の先輩
『今の自分があるのは、YCUのグローバル教育やリベラルアーツ教育によって、広い視野角を得られたことが大きい』
 
もちろん、他大学、学部でも、色々な可能性はあります。
受験生のみなさんは、まだ迷う余地はありますので、地元近辺の大学でも、探してみてください。
【当ブログ関連記事】
・広島大学(リベラル・サイエンスをめざす)

https://ameblo.jp/pernas/entry-12264073863.html

・山形大学、滋賀大学でデータサイエンス

https://ameblo.jp/pernas/entry-12178880317.html

・ビッグデータ研究拠点が設置される国立大学

https://ameblo.jp/pernas/entry-12196737143.htm

 

※1 読売新聞 2017年10月28日夕刊1面
※2 データは、日経産業新聞 2017年10月16日 「大卒内定者会社別一覧」から
※3 「仮想通貨革命」(野口悠紀雄著)は、いずれ紹介しようと思ってて…今に至っています(うかつに書くと、文系(地方国立大学経済学科卒)Sさんのチェックが厳しいためです…)。
※4 理工系学部3年生で、「イン活」(インターンシップ活動)した結果を、工学部Zくんシリーズでご紹介。
※5 横浜国大・理系院生の就活ブログ記事を、新シリーズ「就活S」で紹介する予定で準備中でしたが、冒頭のみずほのニュースで、急きょ、本記事を先にしました。
※6 一般・後期は、募集5名で、2次試験は「面接」(1次 1300点、2次の面接が200点の配点)

冒頭写真提供:Pixabay
https://pixabay.com/ja/users/merdanata-1736032/
BGM スピッツ 「歌ウサギ」
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JR中央本線上に、公立の工学系単科大学(東京理科大学の姉妹校)
 
以前にも、地方の私立大学の公立化の動きを記事にしました。
その一つ、諏訪東京理科大学が、2018年4月から、諏訪地域6市町村(岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村)の設立※1 する「公立諏訪東京理科大学」としてスタートします。
工学部1学部のみ(2学科:情報応用工学科と機械電気工学科)に特化した大学になります。

https://www.suwa.tus.ac.jp/next/#intro

 

公立化のメリットは、なんといっても「学費」
 
さらに、東京理科大学との姉妹校協定は変わりませんし、地域の自治体や地元企業(とくに諏訪地域のメーカー)との協力関係もより密接になりそうです。
 
●JR中央本線上のアリア
特急あずさ(新宿⇔松本)
   新宿-立川(農工大※3)-八王子(首都大)-甲府(山梨大)-富士見-茅野(公立諏訪東京理科大)-上諏訪--岡谷-塩尻(ここから篠ノ井線)-松本(信州大1年生)…※4…長野(信州大工学部2~4年生)
と、中央本線(とその延長)上に工学系の国公立大学が、また一つ。

とくに、地理的にも、信州大学・工学部※2 との併願を検討する方は、増えそうです。
あと、塩尻~名古屋間の中央本線沿線にお住いの方は、名古屋方面の工学系大学(名工大とか)との併願も考えられますね。
⇒センター試験利用入試(A方式 前・中・後期日程あり)

https://www.suwa.tus.ac.jp/admissions/under_graduate/ippan_a/

⇒一般入試(B方式) 茅野キャンパス以外に、東京と名古屋で受験が可能

https://www.suwa.tus.ac.jp/admissions/under_graduate/ippan_b/

 

 

※1 私立東京理科大に代わり、6市町村からなる「諏訪広域公立大学事務組合」が大学設置者になる
※2 信州大学には工学系として、「繊維学部」もありますが、こちらは北陸・長野新幹線沿線になります。
繊維学部といっても、機械・ロボット学科、化学、生物応用と幅広い学科があります。北陸・長野新幹線沿線地域の工学系志望の受験生は、検討の価値大です。
※3 農工大・工学部の最寄り駅はJR東小金井駅ですが、農工大生は立川~吉祥寺が農工大、立川~八王子間が首都大のテリトリーで、棲み分けていると多分思っていますから。
※4 途中の篠ノ井駅から信越本線
●冒頭写真提供 フリー素材館 E351系特急 スーパーあずさ
https://blogs.yahoo.co.jp/yuuki_20140313/40388057.html
BGM Aimer 「ONE」
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2018年4月現在の、民間テストと国立大学の対応状況について、記事を追加しました
 
新テスト(大学入学共通テスト)・英語についての国立大学の対応 (2017年10月)
読売新聞2017年10月13日報道がベースです(以下、報道) ※1
なお、新テスト・国語と数学の記述式については、以前の記事に書きました
 
2020年度~23年度の国立大学入試・新テスト:英語について、国立大学協会・理事会が、民間テスト(英検など)とマークシート式の併用を決めました。
正式決定は、11月の総会後の予定。
 
◎いつ(期間)
 現在の中学生(1年~3年)と小6が、国立大学を受験(1次)するとき。2024年度以降は英語は民間試験に完全移行の予定。
◎どこで
 現在の「大学入試センター試験」に代わる、新テスト(大学入学共通テスト)の英語について
◎併用方式は?
 ・マーク式→現在の大学入試センター試験と同様のマークシート方式試験
 ・民間テスト→英検、TOEIC、TOEFLなど、複数候補(1つに絞られるわけではない)
◎どうやって受験?
 ・マークシート式→1月:新テストで(国語、数学ほかの教科と同時)
 ・民間テスト高校3年の4~12月に、2回まで受験できる
なお、複数の民間テストの成績利用の指針は、今年度の末までに示される見込みです
 
●どのような影響があるか?
・現在の中学生(1年~3年)のみなさま →民間試験の試験料は、1回5000円~2万5000円。
この点は、↓ いろいろ配慮はされる予定ですが。

https://mainichi.jp/articles/20170621/k00/00e/040/267000c

模擬試験代はかかりそうです。

・公立やセンター試験参加私立も追随?
 報道によれば、私立大学協会、公立大学協会は、今のところ、「各大学の判断」としています。
しかし、「センター試験利用入試」などを採用している私立大学などは、そもそも2020年度~23年度の国立大受験生が、英語は両方のテストを受けて、点数データを持つわけですから、当然、両方に「配慮」した入試方式を考えると思います。
----ただでさえややこしい、私立大の入試方式が、さらに複雑化しそうですね。
 
・英語2次試験に「記述式」を出題する国立大学では、「配点」の変化があるかも?
報道でも「難易度も内容も異なる民間試験の成績で『公平な合否判断ができるのか』という懸念」とありました。
もともと、首都圏の国立大学理工系では、たとえば電通大(平成29年前期問題PDFにリンク)では、英語の長文を出題して、日本語記述(250字要約)や、英語での記述をさせます。わざわざ、記述式を課すのは、将来、大学院で英語論文を書けるくらいの基礎英語力があるか? を、チェックしているためです。
 
ですから、「複数の民間テストの公平性」に悩むよりは、1次試験の「英語」の配点をより軽くして、むしろ2次試験・英語の配点を増やすことを考えるかもしれません
現時点でも、電通大後期のセンター試験・英語の配点は,50/900 ですけどね(2次英語は100/900)。
【2017年度 電通大 前期・後期の配点】 ※受験生の利便性のため転載
 
文科省構想の、理想と現実
2014年資料ですが ↓
上の資料に、文科省が、大学入試の英語についてどう考えてきたか? や、「みなし満点」構想など、いろいろ詳しく書かれています。
ここから、紆余曲折の末、今年度末に出る予定の指針では、どう変わるのか? 
 
引き続き、進展があれば、ご紹介します。
 
※1 読売新聞・2017年10月13日朝刊1面。国立大学協会のHPでは、2017年10月15日の時点で、発表などは掲載されていませんでした。

参考:日経新聞記事

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H36_Q7A710C1000000/

 

BGM :「ラプチャー」 パノラマパナマタウン
冒頭写真提供 Pixabay
● 文系は100通の「お祈りメール」?
2016年刊行の『お祈りメール来た、日本死ね』★1 の冒頭に「まじめに就活する学生なら、こんなお祈りメールが100通も来てしまう」とありまして、逆に、「どうやったら100通も応募書類がだせるのか?」が、疑問でした。
というのは、当ブログで、国公立工学系3年生・Zくんの、この夏の「インターンシップ活動(イン活)」をご紹介して、Zくんでも名前を知ってそうな5社を受けて、ES(エントリーシート)で2社とおりました。
4月~6月までの3か月、学業の合間に、応募先を探して、絞り込み(ここで、「志望動機」につながる、業務内容などのチェックをする)、文章を書くとなると、5社でもけっこう大変だったと思います。※1
このペースで「就活」の応募書類を書くとなると、文系でも、やはり5社くらいが限界と思ったわけです(文系については、新シリーズ「就活S」で)。
 
● 工学部機電系は1社しか受けない?
反対に、工学系の機電(機械・電気電子)と情報系では、「推薦」で1社しか受けないケースも多いと思います。「推薦」制度は、佐賀大学工学部電気電子工学科(「就職率100%」)に、公式ページとしては、けっこう詳しい説明が書いてあります。

http://www.ec.saga-u.ac.jp/fse_ee/afterGrad.html

 

「就活」した側からの視点では「理系院卒のネットワークなブログ」のまとめ記事で必要十分でしょう(ただし「就活」の日程は16卒時点なので、19卒以降とは違います)。

たとえ「推薦」でも落ちる場合はありますが、たいていは、
 「推薦」があるからと油断しての準備不足
(1)ぶっつけ本番の「面接」は、以前の記事でも書いた通り、模擬試験を受けずに、「センター試験」を受けるようなものです
(2)企業研究の不足―――学科に来た推薦/求人枠から、「名前を知ってる企業」を選ぶだけ
たとえば、コニカミノルタが、「プラネタリウム事業をしている」「米国の創薬支援企業を買収(新聞報道では買収価格320億円)」などは、会社のホームページから、すぐに分かる情報です。
こういう情報をもとに、もし筆者が19卒予定の電気電子や情報学、あるいは千葉大情報画像学科・画像科学科※2 などで「画像情報処理」専攻だったら、コニカミノルタを志望したかもしれません。
同様に、他学科の人は、少なくても自分の専攻と「選んだ会社」(この例ではコニカミノルタ)の事業がどう結びつくか? は考えておかないと、それは落ちますよね。
 
「推薦」制度の弱点を埋めるために、今後は、企業も学生もますます「インターンシップ」を利用するケースが多くなると思います。この点も工学部Zくんシリーズで引き続きフォローする予定です。※3
 
● 「研究室」選びは、実はプレ「就活」だった
「学科に来た求人」の中から選ぶという「受け身」で、これまであまり問題がなかったのは、実は理工系(とくに院生)の場合、「研究室選択」制度のおかげかもしれません。

理工系では、学部3年生のどこかで、4年生からの卒業研究のための「研究室」配属が決まります(希望者が多いときは、たいていは、学生間の話し合い)。※文末の★に補足

大学・学部・学科によっては、インターンシップみたいな「仮配属(プレ配属)」もあります。
下記、愛媛大学(工学部応用化学科・高井先生)の例だと ↓(FAQもあり)

https://sites.google.com/site/takailabopen/karihai

 

9月に説明会・研究室見学などがあって、10月に仮配属決定というパターン。
高井先生の過去の研究室生の中には、
「(1) 研究の進捗状況を定期的に報告すること(仮に全く進んでいなくても).(2) 積極的に文献を読むこと.このくらいは,守ってくれないと話になりません」
と注意されるレベルの人もいたみたいですけど、たいていの学生は、これから3年間(修士2年まで)を過ごす「巣」ですので、「研究内容」以外に、居心地(ちなみにZくんは酒・タバコNGなので、酒・タバコありの会合は欠席OKの研究室が第一希望とのこと)、室風(スパルタ:英語論文必須、まったり、時間拘束:9時―5時・コアタイム制)などをチェックします。
ホームページは、なるべく詳しい方が、学生にはありがたいでしょうね(例:農工大・齋藤研究室)。

そうやって情報収集をして研究室を選んでも、いざ「新入室員」になると、3年生(お客様)から、「新兵」(二等兵)となって、上等兵(修士2年)、軍曹(ポスドク)…ヒエラルキーの一番下っ端となります(いわゆる「雑巾がけ」、実は大事です ※3.5)。
 
この「経験」があるおかげで、「就活」の場合も、企業の「建前」と「本音」を見分けるスキルはけっこう身についていると思いますし、入社して「新入社員」になったときも、新兵としての覚悟はできているでしょう(英語のrecruitは元々、兵員採用)。
 
いずれにしろ3年生で「研究室選択」の決断をすることが、次(学部4年か修士2年での就活本番)の企業選択の決断にもつながります.
「研究室」選びに、内々定や二重内定はありませんからね。※4
学部3年の方は、納得のいく決断ができるように。※5
 
★工学部Zくんの、実際の研究室配属については、

https://ameblo.jp/pernas/entry-12359398443.html

の●4 に、

研究室の先輩(修士新2年 複数名)の、2018年4月中の すごく静かな就活 は、

https://ameblo.jp/pernas/entry-12372396912.html

の文末、★印に書きました。

あくまでも、首都圏某国公立大・工学系・某学科某研究室のケースです。

4年生になって、3年生相手に「研究室インターンシップをする側」にたった、Zくんについては、

https://ameblo.jp/pernas/entry-12415060295.html

の文末で紹介…「採用する側」の視点をもつ というのは、就活でかなり大事です。
2019年4月 修士1年になったZくんの、今後の予定については
 
 
※1 工学部Zくんシリーズでは、Zくんの大学入学当初から、「単位」との闘いをレポートしてきました。Zくんは、3年生前半まで、「落とした単位ゼロ」記録を継続中ですが、今期は、「イン活」につい時間をとられて、中間試験で失敗した科目があったそうです(期末試験で取り返して、ぎりぎりセーフ)。
※2 千葉大学工学部 平成29年度から改組 

http://www.eng.chiba-u.ac.jp/blog/index.html%3Fp=8184.html

※3 学部3年・Zくんが、2017年夏インターンシップに応募した(そして「お祈りメール」された)某社から、冬の技術系インターンシップのお誘いメールが来まして、日程(複数回あり・泊まり込み)が、どれも12月前半の平日に設定されていたそうです。2社目も「11月の平日」。

「対象:学部・院の全学年」と書いてたけれど、「実質参加できるのは修士1年だけ」、―――以下、お察しのとおりです。修士前提のZくんは、学部3年秋冬インターンシップを見送ればすみますが、理工系・学部4年で就職予定の方は、早めに大学の「就職相談室」(例:信州大学)に相談してみましょう。

※3.5 リンク先の金田先生のお言葉 『研究をするのに必要とされる能力は社会に出て働く能力と変わりません。 必要なのは、周りの人ときちんとコミュニケート出来て、自分が置かれている立場を理解し、その上で何が出来るか自分で考えて実行している能力です。

学部までなら、誰とも話をせず授業に出て話を聞いて教科書を読んで勉強するだけという生活をすることも出来ます。 しかし「研究室のメンバー」となったら、そうは行きません。 研究室というのは会社とは違いますが、複数の人々で構成される「社会」の一種です。』

※4 「推薦」カードを使った後辞退できるか? は ↓

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13145651728

もし、学校推薦を辞退した場合の、筆者が想定する”最悪のケース”は、修論発表会での「就職担当教授」のリベンジ(報復攻撃)です。

※5 なお、「研究室」の場合、どうしても合わないと思ったら、必死に勉強して「他大学の大学院を受ける」という手も残されています。

★1 『お祈りメール来た、日本死ね』 (文春新書) 海老原 嗣生
●BGM 「TAKE MY HAND」 夜の本気ダンス  ※「ずっと手を握っていて」だと、Hold My Hand
●写真提供 Pixabay


当ブログで以前紹介した「子どもの読解力が低下?(PISAとリーディングスキルテスト)」の、「リーディングスキルテスト」(以下、読解力テスト)についての続報です。
2017年9月23日の読売新聞34面の「中学生の読解力低調」(以下、Y1)と、同31面の「文章構成変わると誤解も」(Y2)、東京新聞WEB(T0)からご紹介します。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201709/CK2017092302000119.html

 

●どうやって「読解力」を測るのか? (詳しくはY2)
出題は、大きく分けて2系統。
教科書や新聞記事の文章から、
  「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」

  「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」
は同じ意味か?
などの文章構造問題と、アメリカ野球のメジャーリーガーの出身国に関する文章を読んで、正しい円グラフを選ぶような図表イメージ問題です。

上の「幕府は~」の問題で、正解(2つの文章は違う)したのは、中学生の全国平均で、約57.4%(4割近くが間違えた)。
高校の全国平均が、72.3%(およそ4人に1人が間違えた)でした。
 
テストの対象は?
テストは、全国の小6から社会人を対象に行われましたが、今回の結果発表は、全国の公立・私立の中高生2万1千人の分です。
高校はいわゆる進学校が多かったせいで、中学より好成績だったようです(Y1)。
文章構造問題全般で、中1の正答率62%、中2で65%、中3で75%。
つまり、中3になっても、4人に1人は、「教科書レベルの文章が読めない」わけです。
また、15%は、短文レベルも理解が難しい(主語がわからない)(T0)でした。

AI化が進む中で必要な、最低限のスキル
当ブログの別の記事で、「AI化によってなくなる仕事」について、『「理工系の学生」は、別の仕事にシフトする学修力が身についているから大丈夫』と書きました。
その対極の「大丈夫ではない」のが、この「教科書レベルの文章が読めない」(基礎的読解力がない) 25% です。
新井紀子先生によれば、「高校生以降は読解力の伸びはあまりない」ので、中3までに、基礎的読解力を身に付けられるように、「分かりやすい教科書」づくりの提言などを行っているそうです(T0)。

私立難関校は実は「国語」教育がスゴイ
一方で、灘・開成などのトップ校が、実は「国語教育」に力を入れている(しかも中学時代)ことを紹介しているのが、下記のyamesenさんのブログ記事です。

  https://ameblo.jp/yamesen/entry-12308684463.html

 
私立中高一貫校をめざせ、と言うつもりはまったくありませんが、小学生にプログラミングや英語などを、「中途半端に」教えるよりは、「基礎的な読解力」が身につくように、学校も親御さんも、まずは考えてみてください。

当ブログの「工学部Zくんシリーズ」で、今後も、大学生・院生の「インターンシップ・就活」記事を予定していますが、実は、志望企業の選定や、ES(エントリーシート)を書く際に、一番大事なのは、読解力(図・グラフの読み取り能力を含む)と、それに支えられた「記述力」(読めないと書けない)だと、つくづく思います ※1
 
※1 下記記事で、Zくんの例を紹介。中学時代に、難関高校向けの受験勉強を通じて、知らず知らず「記述力」を身に付けている場合、当人たちは「それが当たり前」と思っていて、自分で「体験記」を書かせても、「勝因」には挙げないと思います。

https://ameblo.jp/pernas/entry-12300932731.html

 

冒頭写真提供:Pixabay
BGM:[Alexandros] ムーンソング