国公立大学・前期の合格発表前に、首都圏国公立大学・工学部 新4年のZくんに取材しました。
大学に「合格」するまでは、試験勉強にせいいっぱいで、「合格したその後」については、あまり考えないですよね(筆者もそうでした)。
今回は、これまであまり生態が知られていなかった? 「国公立・理工系」大学生についての、「調査クエスト(MHW) まとめ」※0 として、自宅通学生Zくんの
  これまでの3年間(前半:学士1~3年:教えてもらう立場)
を振り返りつつ、
   次の3年間(後半:学士4年~大学院・修士2年:卒論・修論を“創る”立場)の見通し
さらに、学部4年で就職予定のJくん(東京都内某大学・機電系学部)の協力で、「理工系の就活」についても、簡単にふれます。
 
●1 祝・合格 まず新入生への新生活アドバイス
Z:前期合格のみなさんは、おめでとうございます。後期合格の人にも、先に、言っときます。
P:自宅通学できるみなさんは、いいですが、家を離れる人は、今年は大変かも?
引っ越し料金も値上げ(3月期は2割増し)し、
https://hikkoshi-rakunavi.com/wp/?p=14346
土日の予約はとれないどころか、「3/15~4/15のお引越しは、全て受託不可」らしいので、基本、生活用品は、現地調達になりますかね。※1 
生協でもいろいろなものを売っています。
https://shinseikatsu.ne.jp/store/sp_original.html

家賃の高い東京生活で、筆者のおすすめは、こたつ兼用テーブル(フラットヒータータイプ)。とくに、寒い時期に、けっこう重宝すると思います(ルームエアコンで暖房すると乾燥しすぎになります。当ブログ執筆も、「こたつテーブル」です)。
Z:ぼくのアドバイスは、『通学自転車はメーカー品を買え』。入学時に、近くのディスカウント店で買った、1万円台の自転車の修理費用が、半年で7千円。2万円台のナショナルブランドの自転車に買い替えてからは、2年半で、パンク1回。乗り心地も違うんですよ。
P:Zくんは、日本のものづくりメーカーの実力を、身をもって※2 知ったようだね。
※追加で、東京での学生生活で注意する点(マルチ商法、政治・宗教勧誘)を、文末に掲載。さらなる追加は、「民事訴訟管理センター」の架空請求はがきについて。
 
●2 理工系の、前半の3年間は、単位との闘い
P::Zくんについては、これまでは、「単位との闘い」の話題がメインでした。
学部・学科の「新入生ガイダンス」でも、真っ先に「4年間で学部を卒業できるのは、7割」とか、言われるはずですが、そもそも単位を落とさなければ、「留年」はしません
Zくんについては、以前(16年10月)の記事で、「(2年後期まで)落とした単位ゼロをキープ中」とお伝えしてました。
3年後期までこの記録を伸ばし、卒論(卒業研究)の単位以外の、卒業に必要な単位数もクリアしたそうだね。
大学によっても、数は違いますが、農工大・工学部だと124単位です ※3。
1学期に20単位ずつとれれば(半年:1学期で、12科目・24単位をめざし、2科目まで×がOKというペース)
  1年前期 20、1年後期 累計40、2年前期 60、2年後期 80、3年前期 100、3年後期120
工学部Zくんシリーズで、各期の「報告会」もしていますが、簡単にふりかえると。
Z: 1年前期…受験勉強の疲れ? を癒すためか? 比較的イージーモードですが、必修・語学を落とすと、2年で泣きますので、語学は単位がとれるくらいの勉強はしましょう。
 1年後期過去記事で、「魔の時間割」と言ったとおり
『月~金の1時限目と5時限目に、語学と工学部の必修&基礎科目(事実上、必修)がずらりと並んで、間を、「その他」選択科目で埋めるといっても、当然空き時間ができます。その空き時間をなるべく少なくしたいところですが、そうすると1日にうける授業数が増えます。』
 2年前期…ぼくは1年前期の単位を落とさなかったので、「まあ、こんなものか」という印象でしたが、1年前期で必修単位をたくさん落としていると、2年前期の授業プラス不足分の穴埋めで、きついと思います。下手をすると、1,2年科目の共倒れ、「負のスパイラル」に墜ちていきますので、注意しましょう。
 2年後期…実験、実習、演習科目が増えてきますので、時間割が一見空いているように見えて、実は…単位をとるための自主勉強時間を、しっかり確保できるかどうかが、ポイントになります。
https://ameblo.jp/pernas/entry-12194182324.html
 3年前期…過去の記事で
『新3年の時間割で、「実験演習」の翌日に「授業空白日」があることを発見して、「あ、この日・丸1日かけて、まともな実験レポートを書けってことね…」と、早くも悟り(あきらめ)? の境地に達している模様』
…予想は当たりまして、丸1日どころか、土日もかなりの時間をかけないとできないレポート課題科目でした。提出日は、ありがたいことに? 火曜日になってました。
 3年後期…2~3週間がかりのレポート科目が追加されました。
P:理工系の「レポート」は、卒論を書くための、基礎トレーニングも兼ねていますので、だんだん負荷が増えます。
ちなみにZくんは、3年前期に、授業をうけつつ、夏インターンシップにも挑戦したので、昨年の春~初夏は、けっこう文章を書きまくっていたよね。
記事「ES(エントリーシート)通過の勝因」にも書いた通り、Zくんは
『都立独自問題作成高校の入試対策で、記述式のトレーニングをしていたから、大学のレポートでもES作成でも、苦労しなかったと思うけど、全国の大多数の高校入試では、これまで記述式対策が必要でなかった。 (中略)Zくんは「記述力」という有利な武器をもっている』
わけで。
新入生のみなさんは、いずれ「レポートの書き方」の授業を、どこかのタイミングで受けるはずなので、この授業でしっかり「作法」を身に付けておくと、あとが楽です。
当ブログでも、また「新テスト」と「就活」の両方で、記事にする予定です。

そして、Zくんの場合は。
Z:4年生でも授業をいくつか受けますが、いわゆる「フル単」=単位を落とさずに学士卒業 が、見えてきました。
P:「フル単」は、下記マイナビのデータによると、全大学生の半分くらいですが、
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50262
約3割が留年する工学系ですと、せいぜい25%(50%の半分)くらいでしょうね。※4
教養科目と語学は、筆者もかつて落としたし…。
いまさらの言いわけになりますが、バイトと勉強バランスが崩れると、やはり単位を落とします
なので、当ブログ記事でも、とくに理工系では、平日バイトはなるべく少なく!! と言ってるわけで。
 
●3 Zくんの勝因分析―自宅通学生はやっぱり有利
Z: 地方出身で、東京の大学に進学した方には申し訳ないですが、工学系の場合、成績はやはり、「勉強時間」に比例します。ぼくの友人なんかでも、バイトに時間を削られて、単位を落とすケースは多いですね。
P: Zくんの学期中の1日のスケジュールは、今でも
  7時 起床
  7時半 朝食(ごはん、みそ汁の和食)
  8時~11時(時間割によって、家を出る時間が変わる。1年後期、2年前期は、1時限目の授業もけっこうあったので、早出)
  12時ころ 大学の食堂(主に生協)で昼食
  午後の授業に出て帰宅(4時~7時) ※図書館ほかで勉強したり、サークルに顔を出したりも
  7時半 夕食(お肉!!)
  11時 就寝
と、高校時代とあんまり変わらないと、聞いてます。
Z: 2年後期から、授業の空きは多くなった代わりに、レポートの量は増えたので、「自主時間割」で、レポート作成に使う時間を確保するには、やはり「規則正しい生活」は、大事だったと思います。
4年からは、研究室ですごす時間が多くなると思うので、このペースがどうなるかわかりませんが。
 
●4 希望研究室に入れるかどうかも、やっぱり「成績」だった
P:Zくんは、第一希望の研究室への配属が決まったそうで、おめでとう。
で、希望研究室に入れるかどうかも、実は「成績順」だったようだね。
Z:前に話したとおり、僕の大学・学部・学科では、3年後期に「研究室選択」をします。
各研究室がオープン・ラボ(説明会)を開催したり、「研究室インターンシップ」もあったり。
それで、ぼくら学生が各研究室に「応募」して、希望者が研究室の「定員」を超えた場合は、教授が「選考」して入室者を決めるというシステムでした。
学生は、応募研究室を自由に選べますが、選考にもれたら「第2志望」、さらに「第3志望」…に回されますので、『談合してもOK』。
つまり、学生同士が話しあって、A研究室5人、B研究室…と、応募する研究室をきっちり調整できたら、教授には選考の余地なしーーということになります。
P:でも、『談合』は成立しなかった。
Z:自主的な「投票」サイトはだれかが作って、みんなが自主申告したので、競合人数が多そうな研究室は避けた人もいたと思います。でも、誰かが音頭をとっての「話し合い」はありませんでした。※6
教授の「選考」方法は、研究室ごとに違いますが、たいていは「成績順」、それに「志望度」(第一希望かどうか? など)が加味され、さらに、過去には教授の「面接」があったとも聞きます。
P:Zくんの場合は、フル単(=ある程度上位の成績)と、研究室インターンシップ参加(志望度MAX)のおかげで、すんなり第一希望の研究室への入室が決まったんだろうね。
 
●5 大学院進学も、成績が良いとすごく楽
P: Zくんは、自大学院への進学希望ですが、研究室選択についての説明会のときに、進路(大学院受験)については?
Z:進路希望調査書は、3年の学期末に出しましたが、大学院進学の詳細は、新学期(4月)のガイダンスのときでしょう。でも、内部進学希望者で、院へ進めない学生は、ほとんどいないと聞いてるので、みんな気にしてないようです。
P;実は、院試にも2種類あります。口述試験と、筆答(筆記)試験です。これも、大学・学部・学科で制度が違いますが、

https://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/admission/nyushi_daigakuin/youkou/2017_t_m_youkou.pdf
とくに、内部進学生で、成績が一定以上(たとえば、学科の上位30%)なら、筆記試験免除(口述試験のみ)。
で、口述試験を担当するのは、身内の先生ですから ↓
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3273616.html
のような、ゆる~い感じのケースが多いと思います。
服装は、迷ったら研究室の先輩に聞いてください(スーツだと逆に浮く?)
このように、理工系の場合は、「成績」が良いとけっこういろいろメリットがありますので、勉強がんばってください。
地方出身で仕送りが心細い方でも1年生の成績がよければ、2年生から学内外の「奨学金」がもらえると思いますので、入学したら、真っ先に大学の担当(学務とか)に相談してみましょう。1年生でがんばれば、2年以降、楽になります
 
※2018年7月 追加記事
研究室に入室し、院試(口頭試験)をうけ、7月現在、大学院・合格内定中のZくん。
「理工系大学院への途(みち)」 で、ご紹介しています。
※2019年3月 追加記事
これで、理工系・主に工学部の学部4年間を、大まかに紹介したことになります。
学部生活の見通しがつくと、まったりできる時期と、頑張る時期とのペース配分ができますので、参考にしてくdさい。
 
●6 工学系の冬インターンシップから就活について
(資料協力:Jくん 上:マイナビ編 厚さ3センチ)
P:今日は、Zくんの友人Jくんの所に届いた資料を、「Zくん便」で運んできてもらいました。
Jくんは、都内の大学のいわゆる機電系・新4年生で、以前の記事では、「親戚リクルーター(某大手企業勤務)に、お正月、自宅へ招待された」というところまで聞いたんですが? その後は?
Z:「あとは時期がくるまで、一切話せない。自分の所に届いたDMは、すべて提供する」といってますので…お察しください。
Jくんは、2年生のときに、「留年黄信号」だったのを、Pさんのアドバイス(親御さんの強制めざまし戦術 詳細記事)のおかげで、なんとか4年で卒業できそうな状態までこぎつけたので、全面協力してくれるそうです。
P:もらった資料(リュックにずっしり)は、新シリーズ「就活S」の記事の参考にさせていただく予定です。
ただし、理工系、とくに首都圏の大学については、自大学・学部・学科に足を運んでくれた企業、さらに「機電情(機械・電気電子・情報工学)」の学生は、「推薦」がもらえる企業から選ぶ傾向が強いので、企業の採用担当の方は、立派な印刷物を作るより、大学の就職担当(事務方・担当教授)に、推薦枠ありの求人票(電子データか紙数枚)を送ったほうが、よっぽど費用対効果は高いと思います。

あと、3年・夏インターンシップに参加したZくんのとこにも、いろいろ届いてるみたいだね。
Z:メールが主ですが、ぼくのところにも、秋からの「冬インターンシップのおさそい」が3ケタ越え。
さらに、夏にES(エントリーシート)を送って、はねられた某社からは、ES応募者限定らしい、2daysインターンシップのおさそいが来ました。地方の事業所見学など、1泊2日で、交通費・宿泊費は先方負担。夜には、若手社員との懇談会…。
P: 夏インターンシップで、たとえ「お祈り」されても、わざわざESを出す学生は、志望度が高いと判断されて、こういう優遇があるかもしれない。だから、Zくんの努力も無駄ではなかったということだよ。
Z:ただし今回も、どの日程も「平日2日間」…学部生は無理!! 「実質 修士1年限定」のインターンシップということですが。
P:企業の側も、交通費・宿泊費を出す=経費 ですから、コストにみあったリターンが必要なわけです。露骨にいえば、今回の2daysから、何人、本採用につなげられるか? という「歩留まり率」が、採用担当者の「成績」になるはずです。
今回、Zくんには、某1兆円企業からおさそいがあったわけですが、たぶん、某社はESを出した学生の中でも、「ある基準」(大学/院・学部・専攻内)の人にだけ、そのメールを出していると思いますよ。
Z: それは、よく言われる「学歴フィルター」とは違うんですか? 
P: 文系だと「学校名」での差がはっきりしています(例 ↓)。
http://toyokeizai.net/articles/-/187555
理系の場合は、「機電」など、学科・専攻での差の方が大きいです。
すくなくとも、当ブログでよく紹介している首都圏6国公立大学の理工系を、“学校名”だけで門前払いにする企業は、まずないでしょう。
そして、
  修士 >> 学士
です。
機電情の「推薦」は、希望者が多い人気企業だとやはり、成績順で決まることが多いです。
 
くわしいことは、今後、新シリーズ「就活S」で触れる予定ですが、受験や就活で、ひとくくりに「大学」と言ってるときは、学生数が多い「私立・文系」を指しているケースが多いので、注意してください。たいていの文系学部よりも、勉強は大変ですが、勉強のきつさと就職力は、正比例していると思っていただいて、けっこうです。
:でないと、ぼくらも、やってられないですよ!!
 
●7 理工系の裏ワザ?
P: たとえば、「研究室」や文系のゼミに入ると、OB経由の情報がいろいろ入ってきますが、理工系の場合は、「学会」にも注目です。
研究室で、各種学会のイベントに連れて行ってもらって、卒論や修論に関連する情報を集めたり、就活にも使えたりします。
Z: 学会で就活ですか?
P: たとえば、電子情報通信学会の学生向け「キャリア懇談会」では、
  アンリツ、日立国際電気、フジクラ、村田製作所
など、世間の知名度はやや低いけれど、業界では有名なメーカー 十数社の担当者と話ができます。理工系の場合は、幕張やビッグサイトに行かなくても、まず学会に注目してみてはどうでしょうか? 
学生会員は、だいたい会費が半額ですよ。
【参考 学会イベントの例】
http://www.sice.jp/info/info_event/
 
【追加のアドバイス: 怪しい勧誘に注意!!(2018.3.18)
先日、山手線・渋谷駅に近いコーヒーショップで、打ち合わせ用の書類を作っていた時に、隣の席から、いわゆるマルチ商法の勧誘の、典型的なやりとりが聞こえてきました。
誘った側(Aさん)、誘われた側とも、お子さんのいる主婦のようでしたが、Aさんは、SNS等いろいろやってたり、芸能関係の知り合いもいて毎日充実している、と話してました。
地方出身の学生なら。「芸能関係」でつい、食いついたかも?
筆者やZくんは、外見は草食系ですが、こういうお金がらみや、政治、宗教がらみのお誘いは、なぜか?? 皆無。
一方で、当ブログの歴戦キリン、Sさんの学生時代(80年代 地方国立大・文系)は、『政治(マルクス主義)や、新興宗教へのお誘いは普通にあった』 そうです。※α
理工系の学生にも、「仮想通貨」をからめた儲け話や、偽装サークルからの政治・宗教のおさそいブラックバイトなど、いろいろあると思いますが、なにか変だと思ったら、まずは、「大学の相談窓口」を利用してみてください。
 
【架空請求 はがき】 2019年7月29日 追加
当ブログ目付役のSさんのところに、「民事訴訟管理センター」からのはがきが届いたそうで。
内容などは、 ↓
と同じ(電話番号は、03-6907-●52● 、住所は霞が関3丁目1-7 微妙に違いました)。
「民事訴訟管理センター」で、検索すると、埼玉県警の警告ページなど、すぐ見つかります。
ほかに、「国民訴訟通達センター」や「地方裁判所管理局」などと名乗る例もあるそうです。
いったいどういうルートで、S家の個人情報が漏れたか不明ですが、もしはがきや封書(封書版に進化したケースもあるそうです)が届いて、何か変だと思ったら、検索するか、大学の学生相談窓口で確認しましょう。
 
※0  3年後期の試験を終えたZくんからは、
「春休みは、バイトと狩り(モンスターハンター:ワールド MHW)で忙しい」
と、一度は丁重に取材をお断りされましたが、下記アイテム提供でOK に。
 
↑ こちらの一品。プラスZ家に近い某駅前の洋風定食屋で「タコライスランチ」。
なお、3月中旬、MHWのハンターランクが100を超えたZくんは、「高校受験や大学受験を終えたらしい、新規参入(ハンターランク1ケタ)が増えたため、人助け に回っている」そうです。
※1 今年は、花粉の量も多いみたいですね!!、耳鼻科の予約を取ろうとしましたが、土日の予約は無理!! 平日、有休をとって受診。しかも、順番がくるまで、近くのコーヒーショップで待ちながら、このブログを書いていました。ちなみに、「診察予約アプリ」にもAIの波が↓
https://xirapha.jp/service/app/
※2 1年夏休みのバイト代をすでにもらっていたため、親から「半額負担」を言い渡されたようです。Zくんは「学業継続に必要なお金は、親負担の約束」を理由に、減額交渉しましたが、「サークル、遊び、バイトに行くときには使わないのか?」と論破された模様です。ちなみに、パンクなどの修理費も「半額負担」。
※3 農工大・工学部2016年入学生では124単位(詳しくは、下記32ページ)
https://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/campuslife_career/campuslife/course/201604181802421036161299.pdf
※4 工学系のみの調査データは、みあたりませんでした。
※5 信州大学 機械システム工学部の場合
 http://www.mech.shinshu-u.ac.jp/education/credit.html#promotion
※6 話し合いが成り立たない要因は、Zくんの分析では、「進級留年の先輩」の存在。「卒業研究資格(3年から4年への進級)を得るのに必要な単位」が、たとえば106単位だと、その単位を取るまで「留年」になります。
2015年入学のZくんたち7割が、14年~12年入学の「先輩」3割と「わざわざ話し合うメリットは何もない」ですからね。
※α Sさんは、「マルクス・資本論」に対しては、「マックス・ウェーバーの『職業としての学問』、「キリスト教・新約聖書」に対しては「易経(漢文)」を持ち出し、「私の勧める本を読んでくれたら、貴方の勧める本も読みましょう」という、竹取物語の「火ネズミの皮衣戦術」で、相手を追い払ったそうです。
ちなみに、「職業としての学問・政治」や、マルクス(資本論)、ケインズ、コーランなど、いまや、どれも「まんがで読破シリーズ」で読めるんですね~。
 

BGM 『Mountain Top』:映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』主題歌 RADWIMPS
冒頭写真と中間風景写真提供:Pixabay 
冒頭写真は シカゴのモニュメント・「クラウド・ゲート」(愛称・The Bean つまり豆)

センター試験が終わり、2次試験の出願締め切りまで、前期・後期の受験先と私立の併願先に迷うことが多いと思います。
自己採点」(正確だったらの前提ですが※1 )にもとづく、一般的な注意点はいろいろネットに記事が出てますね。

https://passnavi.evidus.com/analyze/201602/

https://passnavi.evidus.com/article/study/201711_03/02/

当ブログでは「合格した後」も見すえた、独自の注意点を、昨年の記事でいろいろあげました

(1) お金 →とくに親御さんは国公立6年、私立4年間の資金計画たってますか?
(2) 国公立大・工学系に多い、別キャンパス…入学前は見過ごしがちですが、入学後は「留年リスクと関わります 例:信州大 https://ameblo.jp/pernas/entry-12303122071.html
(3) 中身が分かりにくい学部、学科 (今回の記事の■2でも少し触れました)。
(4) 併願:首都圏私立大学理工系の立地
このうち、(4)東京周辺の国公立大学と有力私立大学の、理工系学部の「立地」は、とくに、私大の地方受験を選んだ方には、けっこう盲点のはず→今回の■1に、改訂版を載せました。
あと、地方国立大でも、地元以外の場所で受験できる場合があります(1-2)。
 
■2では、文系受験生も注目の「新設学部、学科の記事(1月10日 日経産業新聞)が掲載されていたので、紹介します。
 
■1 首都圏・国公立大学と有力私立大学の理工系学部の、立地に注意
図でわかるように、「東京の大学」といっても理工系ですと、けっこう「郊外」に分布しています(あくまで目安です)。
・以下の概略図には、JR山手線内の大学・学部は記載していません。
理工系キャンパスの所在地です。受験会場は本部キャンパスなど別の場合もあります。
・国公立大学は、当ブログでオープンキャンパス情報などをご紹介している7大学です。
・最寄り駅から、バスの大学は、受験のときは注意してください。合格後は、理工系なら大学近辺に住むことをおすすめしますので、あまり不便はないでしょう。
【山手線外、東京23区内】
(1) 明治大学総合数理学部は、中野区中野。※近くに、中野ブロードウェイ
(2) 東洋大学情報連携学部は、北区赤羽台。JR赤羽が最寄り駅
(3) 東京理科大学理学部と工学部の一部学科、および基礎工学部(2年から)は葛飾キャンパス(葛飾区)。最寄り駅はJR常磐線・東京メトロ千代田線の金町。
とくに、東京理科大学は、受験学部・学科だと、どこで何年間過ごすのか?、よーく確認して受験してくださいね。
(9)国立・東京海洋大学 品川キャンパスは港区(◎1-3 で触れています)
(10)国立・東京海洋大学 越中島キャンパスは江東区。JR京葉線・武蔵野線越中島駅が最寄り駅

【東京23区外】
(4)法政大学理工学部、情報科学・生命科学部は、小金井市
(5)国立・東京農工大学工学部と(4)法政大キャンパスは、JR東小金井駅をはさんだ反対(農工大が南側)にあります
(6)国立・電気通信大学は、調布市。京王線・調布が最寄り駅
(7)公立・首都大学東京の本部は京王相模原線・南大沢が最寄り駅
(8)公立・首都大学東京 システムデザイン学部(日野キャンパス)は、JR中央線・豊田が最寄り駅。そこからバス10分か徒歩20分。

【神奈川県】
(11)青山学院大学(理工学部、社会情報学部)は4年間、神奈川県の相模原キャンパス
最寄り駅はJR横浜線淵野辺で、首都大・南大沢(7 かろうじて都内)と近い位置にあります。
(12)明治大学理工学部は、川崎市多摩区生田キャンパス(農学部といっしょ)。小田急線「生田」が最寄駅
(13)国立・横浜国立大学は、横浜市保土ヶ谷区。横浜市営地下鉄「三ッ沢上町」が最寄り駅。
受験前に、まず、坂との戦い ↓ になります
http://ynunavi.com/?p=10921
【千葉県】
(14)国立・千葉大学は、千葉市。JR総武線・西千葉が最寄り駅
(15)東京理科大、理工学部・薬学部は野田市。東武野田線「運河」駅が最寄り駅。
【埼玉県】
(16)国立・埼玉大学は、さいたま市。JR埼京線「南与野」が最寄り駅ですが、そこからバス10分。
(17)東洋大学、理工学部・総合情報学部は川越市。東武東上線「鶴ヶ島」が最寄り駅
 
あと、首都圏外ですが、JR中央線の延長線? 上の、諏訪東京理科大学(長野県茅野市)は、2018年4月から公立化しますね。
 
◎1-2 地方会場受験だと、交通費と時間が節約できる
有力私立大学の場合は、地方会場での受験ができるケースも多いですが、国公立大学の場合は、たいていは本部か学部の所在地キャンパスでの受験です。
ただし、山形大学工学部は、名古屋でも受験できる(※2)など、自宅近くで受験できるケースもあります。
2016年12月の情報ですが、国公立大でも48大学ありました ↓ 。
http://eic.obunsha.co.jp/pdf/exam_info/2016/1213_1.pdf
 
◎1-3 「2次」受験前の宿の手配(早いものがち)と下見の重要性
たとえば、東京海洋大学・品川キャンパスは、当ブログ記事
https://ameblo.jp/pernas/entry-12257717787.html
のように、品川駅から“迷わなければ”徒歩10分ですが、アクセスマップに書いている駅前ロータリーからの3本の道のどこを通るか? 筆者は、迷いました。あと、品川駅内も広いので、昼食の入手先も含めて、前日の同時刻に、宿→駅→大学のルートの下見をおすすめします。
宿は、受験大学候補を絞り込んだら、ご家族にも協力してもらって、とにかく早めに予約しましょう。
たとえば、理工系ではないですが、九州大の一部学部では、2018年2月25日 ↓ 博多周辺の宿が安室、EXILE THE SECONDの福岡公演と、かぶるみたいです。
http://live-events.a-jp.org/soko/prf/40.html
ちなみに、九大工学部は、「伊都キャンパス」内で迷子になる危険も? キャンパスの広い大学は、試験会場(建物)の位置も要チェックです。
http://kyushu-u.bbs.wox.cc/entry621.html
また、雪国の大学を受験する場合は、センター試験直前の信越線立ち往生のように、大雪が心配ですので、できれば歩いていける圏内の宿を取りたいところです……なお、地元勢のほうが、雪の怖さを知ってますので、先に会場に近い宿を確保しているケースもあります。天気予報次第では直前にキャンセルする可能性もあるので、受験日の数日前に、空きがないか? 聞いてみましょう。
●2 文系受験生も注目の2018年度開設 学部・学科
日経産業新聞の記事(以下、単に記事)には、国公私立あわせて14学部紹介されていましたが、当ブログでは、以前の記事でも紹介したデータサイエンス(情報)と、地域系の学部/学科を、とりあげます(★が、2018年新設)。
 
◎2-1 データサイエンス・情報系
・国立山形大学理学部理学科(6コースの中にデータサイエンスコース。2年前期授業の後、コース選択。各コースに進める人数の制限はなし)
https://ameblo.jp/pernas/entry-12178880317.html
・国立滋賀大学 データサイエンス学部
https://ameblo.jp/pernas/entry-12178880317.html
★公立横浜市立大学 データサイエンス学部
https://ameblo.jp/pernas/entry-12323850736.html
★国立広島大学 情報科学部 (データサイエンスコース、インフォマティクスコースも設置)
https://ameblo.jp/pernas/entry-12264073863.html
首都大教授の木島正明先生(金融工学、応用確率論)が、学部長に就任予定らしいです。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/ids/research
★私立京都産業大学 情報理工学部
http://www.kyoto-su.ac.jp/department/ise/
これまでのコンピュータ理工学部から新学部へ。情報セキュリティ、ロボット、データサイエンス、脳科学など10コースから、最大3コースまで選択できるそうです。教員1人あたり、学生6人というのは、地方国公立大理工系なみの少なさですね。
このせいか? 記事によると、新学部の公募推薦募集では、前年の2倍の、1200人の出願があったそうです。
なお、文系受験生にこそ考えてほしい「情報系学部」についての当ブログ記事は ↓
https://ameblo.jp/pernas/entry-12329639046.html
情報系・数ⅡB文系タイプ受験生への注意点は ↓ の●0に
https://ameblo.jp/pernas/entry-12338813762.html
 
◎2-2 地域系学部
そもそも地域系学部とは? という点についての、当ブログ記事は ↓
https://ameblo.jp/pernas/entry-12201162865.html
以下の、九州の3学部については、大分の立命館アジア太平洋大学などとあわせて、2018年中にくわしい記事にしたいと思います。
将来は地元・九州で地方の課題解決をめざすという受験生は注目です。
国立九州大学
共創学部
★私立九州産業大学
地域共創学部
★国立琉球大学
国際地域創造学部
参考:国立熊本大学 対災害のとりくみ
https://ameblo.jp/pernas/archive1-201610.html
 
 
【注】
※1 2015年度受験生Zくんの自己採点誤差
https://ameblo.jp/pernas/entry-12118489117.html
『3科目で合計+5、-4 くらいの誤差があって、単純なプラマイは1ですが、2次のセンター試験の科目配点次第では、けっこう足を引っ張る要因になったかも? 』
※2 平成30年度も工学部・名古屋試験会場。今年も実施するのか?、懸命に探したら、なんとか見つかりました。

https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/files/8315/1087/6504/H30ipp-20.pdf

 

山形大学工学部は、下記のように中部地方(静岡・愛知)からの入学も多いようなので、もし今後も名古屋会場入試を続けるなら、もっと公式WEB上にわかりやすく書いてほしいものです。
https://natukusa.com/life/3728/

BGM:「Glamorous Sky」 hydeバージョンで
写真(2点)提供 Pixabay

 
前編に引き続き、
後編は、
●3 プレ就活(研究室インターンシップ? )
 ※国分寺市・マンホールカード(ペンシルロケット)
●4 糸川英夫
※レジリエンス(打ち克つ力)
です。
【前編】
●1 12月上旬に発表された、「大学入学共通テスト・プレテスト」(2017年11月実施) おもに記述式について
●2 「戦略的」な「大学入学共通テスト」対策としての、読書のすすめ
※文系受験生 注目!! 岡山大学の「公務員講座」(◎2-3)
 
●3 プレ就活 研究室インターンシップ?
◎3-1 二度あることは三度、四度ある
P: いよいよ国公立大受験生の第一関門、センター試験が迫ってきました。センター試験の“自己採点”結果で、志望校をあわてて変更するケースも多いはずです。

Zくんの場合も
『・高3夏(余裕あり)→http://ameblo.jp/pernas/entry-11909287911.html
 ・センター試験後(志望校選択が二転三転)
 →http://ameblo.jp/pernas/entry-12118489117.html
 ・2次試験当日→涙目で、とにかく問題を解く』
でしたね。
Z: ただし、ぼくの場合は、自分がオープンキャンパスで下見した大学・学部・学科の範囲、つまり想定内でした。その中で、前期・後期どちらを受けるかも含めて、やはり「合格可能性判定」とか、過去問のとっつきやすさ ーといっても、2次試験の1か月前だと、傾斜75度のカベを見上げる感じでしたがー などを考えて、最終決断しました。
P: 大学合格後は、過去の記事で、「数学や物理の授業の内容は、やっぱり高校より難しくなった」と言ってますね。
入試問題を傾斜75度のカベとすると、そこを登りきって入学すると、傾斜80度のカベ(大学数学 …少し斜度を増やしました)がある感じですか。
2次試験も、満点をとることを想定しているのではなく、傾斜80度のカベにもひるまず食らいつく、いわゆるレジリエンス(逆境力 ●4で詳しく)を試している部分もあると思います。
Z: 入試は「時間」単位ですが、大学生活は「学期」単位、卒論は「年」単位という違いはありますけど。
P: Zくんはもう、“過去の受験勉強”のことが勘定に入っていないみたいですが、高校受験までに3年、大学受験までに3年の努力があっての、本番の数時間ですからね。
これが、平昌オリンピックに出場する選手だと、トレーニング4年間=分単位 の闘いになるわけです。
そして、Zくんは自覚してないと思いますが、これまで 
  1:高校受験→東京の複数の「独自問題作成高校」の中から、下見して、最終的に1校受験
  2:大学受験→高1から、首都圏の複数の国公立大学・理工系 学部・学科を下見して、2校(前期・後期)選択
  3:大学3年生の夏インターンシップ→自分の「専攻」に関わりのある複数企業を調べて、5社にES(エントリーシート提出)

と、「哨戒(しょうかい)行動」をとってるんですよ。
さらに、いまは週1で「研究室インターンシップ」に通っているそうですね。
以前の記事『理工系の研究室選びは「就活」につながっている』で、研究室選びは、実は「プレ就活だ」と書きましたが、インターンシップまであるんですか。
 
◎研究室インターンシップとは?
Z: ぼくの学科では、4年生から研究室に入るので、3年後期に各研究室で「オープンラボ」を開催します。たいていは、日時を決めての説明会なんですが、中には3年生もゼミ(英語論文読解)に参加できるところや、僕がいま通っている研究室のように、週1回、3年生向けの演習をしてくれるところもあります。
P: 北大の応用物理工学コースでは、コース全体で、そういう風習? があるようですが、
Zくんの学科では、一部研究室が自主的にやってるわけですね。
Z: そうだと思います。
僕は、4研究室のオープンラボに参加しましたが、やっぱり、インターンシップをやってくれてるA研究室と、B研究室とでは、室の雰囲気が違うんですよ。
P: というと?
Z: まず、先輩のレベル。A研究室もB研究室も、修士1年の学生が「研究室」のプレゼンをしてくれたんですが、説明の分かりやすさがA>B。さらに、ぼくらのインターンシップの指導は、学部4年生、つまり1こ上の先輩がしてくれていますが、演習手順書なども配布されて、わずか1年の差でここまでできるのか~と、驚きました。
P: Zくんの学科では、希望定員オーバーの場合は「最後は抽選」らしい※1 ですが、わざわざ「研究室インターンシップ」をすることで、志望度が高い、“やる気のある3年生だけを囲い込みできる”メリットがあると思います。
Zくんも、単位には関係ないのに、週1で演習を受けているわけで。
そして、この時点(3年後期)で「単位拾い」に追われている学生は、「研究室インターンシップ」に参加する余裕はないので、比較的成績の良い学生が集まってる…ともいえるよね。
なんだかZくんを褒め殺しにしている気もしますが、二度あることは、三度、四度ある… ということで、今が
  4:大学3年後期→自分の専攻に関わりのある複数研究室を調べてA研究室に絞り込む
そして、たぶん
5:修士1年夏のインターンシップ→自分の修論研究テーマに関わりのある複数企業を調べて、ES提出
という行動パターンが予測されますね。※2
 
◎探索タイプは、目標(戦略)が分かれば自律行動する
P:では、ここで、本日の特別付録? マンホールカード です。※3
Z: 図柄が「ペンシルロケット」ですね、緯度、経度が書いてあるからの場所はすぐわかりますね。
P: 今回は、「マンホールカードの情報」、つまり、カードそのものではなく、このカードがどこで入手できるか? を教える約束でした。
ネットで検索すると、
www.city.kokubunji.tokyo.jp/smp/kurashi/koutsuu/jougesuido/1017218.html
のように、すぐ分かることですが、そもそもこんなカードがあることや、国分寺市が、実は約60年前にペンシルロケットの打ち上げ実験の場所だったこと。さらに、その場所が現在は、清宮選手の母校、早稲田実業高校のキャンパスで、高校の正門前に、「日本の宇宙開発発祥の地」顕彰碑があることは、Zくんも知らなかったでしょう。
Z: 今いるレストランから、最寄は「本多公民館」で、カードをもらって、回るわけですね。
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/smp/machi/1007398/1009950.html
P: ついでに言えば、国分寺駅前から、バスに乗ると、「西澤タワー」(ケロロ軍曹)のモデルになった「田無タワー」※4 の近くにも行けますよ。
Z: じゃあ、せっかく国分寺まで来たので、西澤タワーをみて、西武新宿線で帰ります。
P: Zくんの場合は、キーワード「西澤タワー」で、あとは、経路を調べて、目的地にいけますよね。
同じように、「大学受験」において見逃しそうなキーワード(戦略)を、お伝えするのが、当ブログ「理工系Vくん」シリーズの目的です。
そのあと、経路やバス代を調べるみたいな、作戦・戦術レベルは自分で考えてほしい(塾、学校と相談する内容もですね)というのが、当ブログのスタンスです。
さらに、これからZくんが突入する、理工系の大学生活の後半(学部4年~修士2年)では、目的地(研究テーマ)そのものを、自分で決めます
たとえ、「抽選」ではずれて、別のC研究室に行っても、「この研究がやりたい」と言えば、C教授は「A研究室のD助教に助言してもらいなさい※5」 と言ってくれるはずですから。
そして、就活で、理工系に企業が求めているのも、この「新しいテーマに挑む」姿勢だと思います。
ちょうど、今日は、Zくんとご友人Jくん(機電系)のところに届いた、就活DMを持参してもらったんですが、食品メーカーのあわしま堂(愛媛県が本社)は、「和菓子ロボット」独自開発のために、機電系の学生を募集していますね。
 
●4 糸川英夫は、タクシーを自ら運転して内之浦に行った
P: 「新しいテーマに挑み続けた人」が、ペンシルロケットの開発者でもある、糸川英夫先生です。
当ブログで小中高生向けの宇宙イベントを紹介したとき、「銀河連邦」加盟国も紹介していますが、
サガミハラ共和国はJAXA・宇宙研の所在地で、サイト内に糸川先生の生誕100周年記念ページがあります。
  1955年 国分寺市でのペンシルロケット発射実験
  1961年 鹿児島県・内之浦視察(ウチノウラキモツキ共和国)
  1962年 秋田県・能代ロケット実験場開設(ノシロ共和国)
と、共和国との縁も深いわけです。
そして、鹿児島県・内之浦へ視察にいったときの有名なエピソードが、
『現地調査のため、隣の鹿屋市でタクシーを手配し、行先を告げると、タクシーの運転手は「あそこは道が悪い」と言って、内之浦に行くのを渋ります。すると、糸川は「それでは私が運転する」と言って、運転手を助手席に座らせ、自らがハンドルを握って、現地に向かいました。』
  引用元:zatsugaku.club/2017/03/6007/
映画『ALWAYS三丁目の夕日'64』をみると、当時は三輪自動車が普通に走っていた時代です。内之浦へ行く道も、林道みたいだったんでしょうねきっと。
Z: 今見つけた、ウチノウラキモツキ共和国関係者の方のページに、糸川博士の言葉「人生で最も大切なものは逆境とよき友である」が載ってましたけど、さっき出たキーワード「レジリエンス」(打ち克つ力)が、ここにつながるわけですね。※6
P: 下の銅像写真※7 の台座にも刻まれている名言です。
実は、筆者は自分の行動パターンを「芋づる式」と、自己分析していまして、ちょうど、この像を
観ていて、新しいテーマが浮かんできましたので、いずれ書く予定です。
テーマは「西脇順三郎」。
Z: なんだか、「続きはネット配信で」というアニメみたいな終わり方ですね…。
P: ちょうど1月1日の「読売新聞」に、「Society5.0」の特集が載っていましたが、こういう社会変革の嵐がくることもよーく考えてそれぞれの「進路選択」をしてほしいということで、今後もいろいろな記事を書いていく予定です。Zくんも引き続きよろしく。
 

※1  悪名高い? PTA役員決めのように、当事者(学生間)の話し合いで折り合いがつかない場合は、抽選という方式のようです。他にも決め方は色々ですが。
参考:当ブログ記事
【研究室の選び方 の参考(nagiさんのブログ)】

http://www.nagibrno.com/entry/laboratory

※2 インターンシップは、夏に長期(10日~数週間)実施して、冬は短期(1~数日)のパターンが多いですが、Zくんによれば、理工系の場合、逆に、夏・短期(複数を比較)、冬・長期(1社にしぼって参加)の方がありがたいとのことでした。企業も、修士1年・冬で「囲い込み」ができるメリットはありますが…たぶん、年度末は現場も忙しいですから無理かも。

※3 通常の取材(ランチ代 上限金額あり)プラス、ZくんやZくんの友人Jくんの手元に届く、冬インターンシップのDM資料(無料)との「等価交換」の代価として、「マンホールカード」情報(無料)を教えることで、交渉がまとまりました。ちなみに、学士卒予定の機電系3年・Jくんには、早くも「親戚リクルーター」がついて、囲い込み(正月に親戚宅へ招待)があったそうです。
※4 正式名称は「スカイタワー西東京」ですが…。
www.skytower195.com/
※5 「A教授に指導してもらえ」とは言いません。でも、国立大の助教は、熾烈なポスト競争を勝ち抜いてますので、すごく優秀で、テストでは学生泣かせです。Zくん2年の時に、某授業を担当したE助教は、授業の最初に「毎年、何人か単位が取れないといって、相談(抗議? )にきますが、毎回出題する練習問題を解けば(解ければね)、単位はとれますよ」。はい、Zくんも毎週、必死に「練習? 問題」をやって、かろうじて単位がとれたそうです。
※6 引用元 http://kimotsuki.info/pages/read/staff-blog/post-1056.html
「糸川先生にとって状況が変わるのは当たり前のことなんです。日本の宇宙開発に金がないのは昔からのことで、金がないなら、たとえば先生は「キンカンのような衛星を打ち上げればいいじゃないか」とおっしゃってました。」
※7 銅像写真 肝付町観光協会サイトより http://www.kankou-kimotsuki.net/
「糸川英夫と堀越二郎(零戦設計者)」についてもいずれ。
BGM Zくん選曲 BECK「UP ALL NIGHT」 ※DAOKOとのコラボ版がおすすめ
http://hostess.co.jp/news/2017/11/015512.html
冒頭写真提供:Pixabay プラハの天文時計
中間写真 マンホールカードと顕彰碑撮影:筆者
 
12月某日、東京都国分寺市の某イタリアンレストランで、現在、首都圏国公立大学工学系3年・Zくんに取材 ※1。
なぜ国分寺市か? は、後編で。

今回(前編)は、
1 12月上旬に発表された、「大学入学共通テスト・プレテスト」(2017年11月実施) おもに記述式について
●2 「戦略的」な「大学入学共通テスト」対策としての、読書のすすめ
※文系受験生 注目!! 岡山大学の「公務員講座」(◎2-3)
後編は、
3 プレ就活(研究室インターンシップ? )
4 糸川英夫
を予定しています。

真っ先に、Zくんから「情報系(数Ⅱ・B)」受験についての注意点を話しておきたいというので。
 
●0 文系の方が「情報系(数Ⅱ・B)受験できる」といっても…
:Pさんが、『理工系Vくん 大学受験への戦略 文系受験生も注目!! 「情報系」の学部・学科』
で、「数Ⅱ・Bでも受験可能な、主に情報系の学部・学科」の紹介をされてましたよね。
ただし、数Ⅲ受験生との競争になることは、忘れないでほしいんです。
ぼくも、3年前に、国公立大の併願先の私立大を探していた時に、数Ⅲと、数Ⅱ・B選択式の出題方式の募集もあった※2 ので、ためしに過去問(一部、記述式)を解いてみたことがあります。
数Ⅲはオーソドックスな出題の大問を、わーっと解いていけば、かなりの高得点がとれるタイプで、逆に、数Ⅱ・Bは、細かなトラップ? があって、時間がかかるわりに、高得点は狙いにくい感じでした。
:つまり、数Ⅱ・B、数Ⅲ選択式の場合、まともに数Ⅲ受験生と得点競走するのは不利かもと?
:数Ⅲ記述式で高得点がとれる受験生なら、国公立大学にも合格する可能性が高いので、某私大の「合格者」には入っても、「入学者」にならないと思いますが。
なので、「数Ⅱ・B」同士の争いで、最終合否は決まるかもしれません。
:もともと当ブログでは、「戦略」レベルでの「大学受験」の話題を提供しています。
  前回記事=戦略レベル 文系でも「情報系(数Ⅱ・B)」受験は可能
  戦術レベル=受験生ご本人の数Ⅱ・B得点力と、ターゲット大学・学科の数Ⅱ・B受験での合格実績
  作戦レベル=過去問ほか、勉強法と対策
の、戦術レベル、作戦レベルについては、それぞれのみなさんの実力をよく知っている、塾・学校とご相談ください
 
●1 「大学入学共通テスト・プレテスト」について、Zくんの感想は?
P:つづいて、「大学入学共通テスト・プレテスト」(2017年11月実施 以下、「プレテスト」)の、記述式問題例について。※3

Zくんには、12月5日「読売新聞」(以下、「読売記事」)30面に掲載された、国語「青原高校 生徒会」、数学「地方の経済活性化」について、見てもらいました。
 
◎1-1 全体の傾向
P;全体としては、いまのセンター試験よりも、問題のボリュームが増えて、「読売記事」31面に掲載された、A:センター試験(過去3年の最大値)と、B:プレテスト 11科目のページ数を筆者が合計してみたら、
  A=307  B=363
でした。※3.5
国語は44→47 ですが、数学(IA,ⅡBの合計)が 30→54 ですから、大幅増ですね。
今回のプレテストを受けた高校2,3年生は、「多浪」しない限り、「大学入学共通テスト」は受験しませんが、現高校1年生は、だんだん「浪人できないプレッシャー」を感じてきたかも?
そして、現中学3年生は「共通テスト元年」の受験生になるわけです。
まだ、出題側も、受ける側も「これから」ですので、焦らず準備をしていってください。
 
【今後の、大まかな行程表】
2017年4月  実施方針の策定・公表
2017年11月 プレテスト(1回目) ★今回記事
2018年11月 プレテスト2回目
2019年4月ころ(2019年度初頭) 実施大綱の策定・公表、出題教科・科目の詳細を公表
2019年度中 必要に応じて確認プレテストを実施予定
2020年度4月ころ 実施要項の策定・公表
2021年1月 大学入学共通テスト 
ここで、「実施方針」、「実施大綱」、「実施要項」が、先に触れた「戦略」~「作戦」レベルに対応すると思っていただければいいでしょう。
この辺りは、別の記事でまた書きます。
 
◎1-2 記述式:国語 について
Z: 複数の資料やデータから、文章をまとめてレポートを書くというのは、大学1・2年生の「教養科目」で普通にやることだし、工学系3年生の後期になると、3週間かけてカラー32ページ(図表は自分で「作る」)のレポート作成を、複数回やらないと、必修単位が取れないしくみになってますので、れくらいの出題をしないと、「逆に大学に入ってから困る」と思いました。
もっとも、ぼくの高3センター試験受験時に、なんの予告もなく、いきなりこの形式の問題が出たら、パニックになってたでしょうが。
P: Zくんはもう3年生で、夏インターンシップのES(エントリーシート)もたくさん書いたおかげで、テキスト情報処理力は、さらにアップしてるから、ちょっと、高校生のころとは見方が違うのはしょうがないよね。
あと、当ブログで何度か触れましたが、Zくんは、東京都立高校受験で、「独自問題」高校※4 を受験しています。
2016年 国立(くにたち)高校の国語入試問題4,5 を見てもらえばわかりますが、「高校受験」段階(中学生での受験勉強)で、大量の文章を読んで、自分の言葉で記述(あなたの考えを「200字以内で書け」問題がしっかり入ってますね)する訓練をしています。
首都圏の有力私立、公立中高一貫校でも、同じようにボリュームのある問題を出題していますので、これらの「受験勉強」経験がある方は、いまさらあわてる必要はないでしょう。

筆者が気になるのは、本番の大学入学共通テストを受ける、現中3生、「スマホどっぷり世代」のことですね。
Z:ぼくらは、その一世代前の「iPadどっぷり」世代ですけど。
P:問題は、「画面の大きさ」です。受験時の「問題冊子」をすばやく斜め読みしたり、鉛筆で書く技術は、ふだん学校や塾で、A4サイズのプリント問題をたくさん解く訓練をしていないと、そもそも身につかないと思います。
首都圏の進学高校(中学受験組を含む)の生徒は、「受験アスリート」として、今でも、大量プリント訓練を日課にしているので「スマホ」問題の影響は小さい※5 と思いますが、スマホ…とくに「トークアプリ」の短い文章に慣れていると、そもそも「長文」がきつい。
あと、「紙」だと、複数の資料を机にならべてノートにまとめるとか、Zくん世代も普通にやったよね。
Z: 高校時代は、科目によっては中間試験の代わりに「授業ノート提出」の教科もありました。そういえば、世界史の「冬休みの課題」にレポート提出があったりしましたね。
P:  「いわゆる進学高校」に関しては、以前公開された問題例や、今回、そして今後の出題を分析して、学校もしっかり対策をしてくれますから、現中3生以下は、まず「大学入学共通テスト対策」をちゃんとしてくれるレベルの高校に入学できるように、受験勉強をがんばってください。
 
◎1-2 記述式:数学について
Z: ぼくは、大学(教養科目)で、「統計学」や「社会調査」をとったので、「散布図」や「箱ひげ図」を、高校で習ったかな?? って記憶があいまいなんですが。
P:  Zくんたちは、ちょうど新課程と旧課程の隙間の「最後のゆとり世代」だからね。
当ブログの2014年11月の記事で、数Ⅲの受験科目から「行列」が消えてあわてたZくん(当時高3受験生)からのメールの話題をとりあげてました。

「データ分析」は、新課程の数Iに加わった科目ですが、本格的な出題例は、まだ少ないようです。
参考 ↓
http://examist.jp/category/mathematics/data/

Z: プレテストで出題されたら、これからは模試にもどんどんでそうですね。
P: 「この範囲までは、出題するつもりがあるから」というギリギリを示すのも、プレテストをやるねらいの一つでしょう。
ちょうど当ブログの前々回記事で紹介した横浜市大「データサイエンス学部」のサンプル問題や、今年度以降の出題が参考になると思うので、中3以下の「大学入学共通テスト受験生_予備軍」は注目しましょう。あと、◎2-2に関連本を紹介しました。
 
●2 「戦略的」な「大学入学共通テスト」対策としての、読書のすすめ
P: 記述式ではありませんが、今回の数I・Aの選択問題3
https://partsa.nikkei.co.jp/parts/ds/pdf/001/20171204_5-02.pdf
の題材は、「渋滞」。
上記、数学記述式の出題とあわせて、下記サイトに、2題の解説とツッコミが書かれています。
http://mathaquarium.jp/blog-entry-288.html
で、筆者の自画自賛となりますが、当ブログ記事で紹介した、東大・西成先生の「とんでもなく役に立つ数学」を読んだことのある人は、ニヤリとしたんじゃないでしょうか?
この本を読んだから「問題が解ける」というわけではないけど、「え、なんでいきなりこんな問題が? 」とパニクるのと、「あ~、西成先生のご専門の『渋滞学』を入試問題にすると、こうなるんだ」と思うのでは、これがもし本番だったら、差が出ますから。
Z: 工学系だと、建設、電気電子、情報工学分野横断の、「交通工学」というジャンルがあって、たぶん自動運転がらみで、これから守備範囲が拡がると思います。
P: 当ブログでは、一昨年ころからAIを話題にしてきて、来年は「量子コンピュータ(実用段階)」あたりを注目しています。大学受験には直接関係ありませんが、理工系を志望する高校生は、図書館の「日経サイエンス」くらいは読んでますよね? 
Zくんたちは、『高校図書館に入荷した「ニュートン」を真っ先に読む競走』をしていたらしいね。
雑誌でも単行本でも、短時間でぱらぱら読みながら、要点を掴むっていうのは、本日もZくんは普通にやってますが、これができるかどうかが、入試問題のページ数が増えたときに、差がつく要因になると思います。
 
◎2-1 大栗博司 『大栗先生の超弦理論入門』:講談社 ブルーバックス
P: これも以前の記事(2014年11月)がらみで、Zくんに高校時代の物理の授業で、クォークについて聞いた記憶があるか? 尋ねたことがありますが、その時には、「授業では名前が出た程度。でも、理系なら大栗先生の本くらいは読んでいる。」て、Zくん答えてたよね。
その大栗先生の本って、これ?(以下、『超弦理論入門』)
Z:  2014年だと、ヒッグス粒子がマイブームだったので、『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る 』(幻冬舎新書)の方だったと思います。
『強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く』などと、記憶がまじってますが、この本も読んでますね。
P: 今回、『超弦理論入門』を取り上げたのは、実は12月3日の読売新聞に、劇作家の山崎正和さん※6 の「地球を読む 学ぶ意欲・能力 高等教育無償化は愚策」の論説が掲載されていまして※7、その記事の中に、普通、大学数学でないと説明できない「オイラーの公式」を中学レベルの数学で導出した、大栗先生の著作について触れた箇所がありまして、それが、『超弦理論入門』の「巻末付録」でした。
Z: (付録を読みながら)高校時代なんで、そこは読み飛ばしてたかもしれませんね。
大学数学を習ってから、この「中学数学レベルでの説明」を読むと、はじめて大栗先生の凄さが分かると。
しかし、劇作家(文系)の大先生が、大栗先生の『超弦理論入門』のこの箇所を、しっかり読まれてるんですね~。
P: 調べてみたら、2015年に、大栗先生と、山崎正和さん、三浦雅士さん(評論家)が鼎談(ていだん)されていた。山崎先生は、Zくんが言った『重力とは何か』もしっかり読まれていましたね~。
Z: ぱらぱらめくっていたら、「電磁場を金融市場のたとえで説明する」(123ページ~)という箇所があって、ここも、大学で「電磁気学」と「経済学」を、どちらも習ってないと、読み飛ばしてしまいますが、大栗先生の脳内では、いったいどんなネットワークが拡がっているのか? 
P:『超弦理論入門』では、アップダイク、小川洋子、宮沢賢治など、随所に文学作品の引用もあります。一応、高校生のみなさんへのおすすめ本として、今回紹介しましたが、Zくんのような大学生、さらに社会人になって読み直すと、別の発見がある、奥の深い本だと思います。
 
◎2-2 河合雅司 『未来の年表』 講談社現代新書
P:本日の2冊目は、「未来の年表」です。Zくんは、いま21歳なので、2040年には、44歳ですね。そのころには、日本の自治体の半分が消滅していてもおかしくない、とか、「日本の将来推計人口」ほかのデータを駆使して、これから「起こりうること」と、それにたいする著者の「対策案」が書かれています。
Z: 今回の数学・記述式のテーマ「地方の経済活性化」もそういう危機意識が背景にあるんですね。
P:そう思って、2冊目に取り上げました。
30ページ~には、「将来、地方国立大学も倒産するおそれ」という、気になる内容も。
Z:言ってはなんですが、それって文系大学・学部の話ですよね。
P:この本では、おおざっぱに国立大学、私立大学で分けています。
Zくんの言う、文系・理系の別とか、公立大は? など、細かい点は省かれています。
ただ、地方国立大が危なくなる理由は、
  地元経済の衰退→就職の受け皿になる地元有力企業の減少→地元志向の、地方国立大受験生の減少(35ページ)
なので、地元就職にこだわらなければ、学費・生活費が安い地方国立理工系から、全国の大企業やグローバル企業に就職というのは、今後も、ありだと思います。
Z:ぼくも、今は自宅通学ですが、就職先によっては、全世界どこに飛ばされても文句はいえないかな? と、半分思って、あと半分は、引っ越ししたくないな~と。※8
 
◎2-3 文系受験生 注目!! 岡山大学の公務員講座
P: 実は『「岡山大学」が、「国家公務員総合職・一般職」試験合格者数で快走を続けている』という新聞記事を最近見つけました。※9
最新実績では、国家公務員の総合職(学部卒)32人、一般職に189人が合格したそうです。
大学(生協)が「公務員試験対策講座」を開講、法学部・経済学部の学生を中心に300人前後が受講。受講者のほぼ全員が、なんらかの公務員試験を受けて、あわせて270人合格、90%超の合格率ですね!!

 

岡山の場合、やはり地元に大企業が少ないという事情があるようです。
そして、岡山大理系は文系就職もできますが、文系の理系就職は無理…これが現実ですので、西日本の国公立文系志望のみなさんは、「岡山大学」を検討するか、地元大学の「就職サポート状況」をチェックしてみましょう。
 
※1 当ブログ「工学部Zくんシリーズ」で、大学生活を追跡取材中。今回も、取材をベースにした再構成版です。Zくんは、3年前期まで、落とした単位ゼロをキープ。後期・中間試験も、ほぼ想定通りだったそうです。
※2 私立大学の場合は、募集方式、受験方法が、同じ学部・学科内でも多数ありますので、あくまでも、過去の某著名大・某学部・某学科、某募集方式でのケースです。
※3 「問題」については、下記日経新聞の記事から、科目別にリンクがはられています。
プレテストの概要もまとまっていますので、ご覧ください。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24220300U7A201C1000000/
※3.5 上記、日経新聞記事にも総ページ数363とあります。
※4 2016年都立高校入試の概要は
http://www.sapix.co.jp/articles/71365.html
なお、2019年度から、東京都の一部高校で、「話す英語」を入試に導入(スピーキング試験)する予定です。

https://ameblo.jp/pernas/entry-12236194199.html

小中高生の「スマホ」利用については、当ブログ記記事

※6 大阪大学名誉教授、関西大学文学部教授
※7 読売プレミアム会員は ↓ で読めます。教育費の観点から、また別記事で触れる予定です。
  http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20171203-118-OYTPT50077/list_CHIKYUOYOMU
※8 当ブログの旧レギュラーYさんは、最近、1年の半分は「世界のどこか」にいて、首都圏の自宅は、“お友達”のRさん(女性)とシェアハウスしているらしいです。
※9 日経産業新聞 2017年12月20日 11面「就勝就喝」
 
BGM:Zくん選曲 米津玄師「春雷」、P選曲 さだまさし「加速度」
冒頭写真 提供 Pixabay
ちs
 
●就職(出口)から逆算して、受験大学・学部・学科を考えてみる
先日、神奈川県の親戚の家へ行ったときに、ちょうど大学4年生の姻戚二人(つまり、血縁はなし。男子なので仮にAくんとBくん)も、来ていました。

2人とも、都内の有名大学※1 を、2018年3月卒予定。
今年の春には、すでに有名企業※2 に就職が決まっていたそうです。
Aくんは飲食店でのバイト>勉強、Bくんは少しマイナーなスポーツですが、学生・全日本クラスの戦績でつい最近部活を引退したところ。
当然? 部活>勉強だったようです。
ただ、話していて、2人とも、バイトや部活をとおして磨いたとおぼしき「コミュニケーション力が抜群でした。
素直な感想として、文系ですと、
  入試難易度が一定レベル以上の大学(一般入試で入った場合、入試段階で基礎学力は担保されていると、企業は考えるはず)+自分の強みを生かす(A,Bくんならばコミュニケーション力)
が、早期内定の方程式だなと、思いました。
 
●横浜国立大学生 理系/文系のホンネ就職事情
ちょうど、2016年度の情報ですが、横浜国立大学(YNU 以下、横国大)の理工系院生の方が、横国大の文系と理系の就職事情について書いた記事があります。↓ 

http://blog.livedoor.jp/ynu_syukatu/archives/11272430.html

理工系でも、学科によって、けっこう「就職のしやすさ」に差があることは、筆者も何回か書いたとおりです。
文系ですと
『正直、文系の就活で就職最難関企業(マスコミ・ディベロッパー・商社・広告・出版・経営コンサル・大人気かつ少数採用のインフラやメーカー等)に進めるのはごく僅かの学生です。 【中略】 最難関クラスの企業をそもそも受けない人もいますが、大半の学生は最難関企業に受からず採用数の多い金融・保険系や業界2、3番手クラスのメーカー、といった比較的入社し易い大手に進む事になります。』
そして、当ブログの前回記事に書いたとおり、“文系採用数の多かった金融系大手”の採用数は今後、減少する可能性大です。↓

https://news.yahoo.co.jp/byline/tsudasakae/20171002-00076438/

 

高3受験生で、まだ、志望大学・学部・学科を迷っているときは、こういう先輩たちの「就職実績」も、チェックしてみてくださいね。ちなみに、横国大・建築学科については、同じ筆者の下記記事があります。↓

http://blog.livedoor.jp/ynu_syukatu/archives/12219016.html

 
●4年後の就職市場は? 晴れか曇りか土砂降りか?
さらに、A,Bくんが経験した2018年3月大卒の就活は、売り手市場で、2019年卒も好調の予想です。
一方、いまの高3生(2018年4月大学入学予定)は、順調なら2022年3月に学部を卒業します。
この4年間の差は、けっこう大きいですよ!
2020年の「東京オリンピック」後、日本の景気がどうなるか? は、あくまで予想の範囲ですが ↓

http://allolympic2020.tokyo/2020tokyoolympic_go_keizai/

https://fstandard.co.jp/column_detail/151/

と、現在の好景気が2020年以降は、減速する可能性があるからです。

 

もしも、2021年、就職が「売り手市場ではなくなった」場合に、「コミュニケーション力」などの武器のない文系のみなさんは、どうやって「受験の次の戦い(就活)」を勝ち抜くのか? ということです。
 
●「情報系」が文理両方OKなわけ
そこで、当ブログでは、文系(数Ⅱ・Bまで)も受験できる、「特色のある学部」として、これまで
  ・地域系学部
  ・データサイエンス学部(滋賀大学横浜市立大学
を紹介してきました。

さらに、国公私立の大学には、いわゆる「情報系」の学部、学科があります。
この「情報系」については、河合塾の資料(以下、単にK資料)↓ 

  http://www.keinet.ne.jp/gl/09/11/chumoku_0911.pdf

2009年とちょっと昔の情報ですが、

  そもそも「情報系」というのは、どんなジャンルを指すのか? 
理系の5分野(K資料の55ページ ※3)と、文系・理系が入り混じったまぎらわしい情報系の「見分け方」(57ページ)。
さらに「情報系」の代表例として、
 ・理系・基盤技術分野(60ページ)
 ・理系・応用情報分野(62ページ)
 ・文系・経営情報分野(64ページ) ★文末に補足
について、紹介されています。
「おもに、どんな対象を扱うのか? 」という観点で、お読みください。
そして、
『理系の中に文系が入り込んでいたり、文系の中に理系が入り込んでいたりすることは、悪いことではない。 実社会では、システムをつくろうとすると、プログラムも わかっていなければならないし、社会の仕組みもわかって いなければならない。技術と幅広い視野が求められるため、 志向の異なるさまざまなタイプの学生が集まっているところで切磋琢磨できる環境が望ましいといえる』(K資料57ページ)
という点で、「情報系」には、かなり文系よりな学部・学科もあるわけです
 
残念ながら、2009年の資料ですので、たとえば当ブログ記事で紹介したように、広島大(情報科学部新設)や首都大(工学系再編)など、どんどん状況が変わっている点には注意して、読んでください。

このような「変化」をフォローするのが、当ブログの使命? とも思っていますので、今回も新しい学部を一つ※4。
国公立大の併願候補として、私立東洋大学※5・情報連携学部をご紹介します。

 
なぜ、今回、東洋大学・情報連携学部 を取り上げたか?
(1)第一に、数Ⅱ・B で受験可能な情報系学部という点です。
当ブログ「理工系Vくん」シリーズでは、国公立・理工系志望者は、学科にもよりますが、『「数Ⅲ」が受験科目の大学・学部・学科を選べ』と書いてきました。
『大学での数学』を習うのに、数Ⅲ抜きというのは、考えられないからです
一方で、文系の国公立大学受験生は、センター試験対策で数Ⅱ・Bまで勉強する人は多いと思いますが、国公立のいわゆる「情報系」は、多くが数Ⅲまでが受験科目なので、ここにカベがあったと思います。
ちなみに、ネット上に、公立会津大学コンピュータ理工学部と、東洋大学・情報連携学部を比較する質問がありましたが、そもそも会津大学も、受験科目「数Ⅲ」必須です。
比較するなら、公立はこだて未来大学・システム情報科学部が、前期の数学で数Ⅱ・Bと数Ⅲの選択問題形式、後期は個別試験なし(実質、センター試験利用入試)なので、文系の方でも受験可能です。
また、岩手県立大学・ソフトウェア情報学部のように、2次試験(前期・後期とも数学1科目)の範囲が数Ⅱ・Bまでの大学もあります。

なお、私立大学については、K資料59ページにも、2009年段階の入試情報ですが、「文系科目で受験できる情報系」が掲載されていますので、手がかりになると思います。
 
(2)第二に、キャンパスが東京都23区内の北区(赤羽台)という点です。
東洋大学には、埼玉県川越市に「理工学部」と「総合情報学部」もあります。
理系の「理工学部」が川越なのは、他の有力私立大学も似たような境遇※6 なので、問題ないとして、
  「文系・理系の枠にとらわれない情報学をめざす」=文系もターゲットにしている
「総合情報学部」が「埼玉・川越」ですと、同じ東洋大の「国際観光学部」(東京都文京区・白山キャンパス)あたりと比較しても、不利な気がします。
ちなみに、立地の要素を抜きにして、
「総合情報学部」と「情報連携学部」の違い
については、当然、同じような疑問を持った人は多くて、下記のようなQ&A

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10170723315

がありました。情報連携学部は、けっこうプログラミング重視のようです。


私立大学の場合、入試方式がいろいろありますが、国公立大文系志望者の観点からいえば、「総合情報学部」と「情報連携学部」どちらも、センター試験利用入試あり(数Ⅱ・B)、一般入試・文系(数Ⅰ)で、受験が可能です。
 
(3)さらに、「総合情報学部」をさしおいて、「情報連携学部」を取り上げた3番目の理由としては、学部長が坂村健さんだからです
秋田の公立・国際教養大学※7 は、2004年に設置されて、中島嶺雄初代学長(元東京外語大学学長)のもと、開学6年で、入試偏差値が、旧帝大と肩を並べるレベルに伸びました。↓

https://www.j-cast.com/2012/04/22129202.html

高い就職実績が、レベルの高い受験生を、雪国・秋田まで呼び寄せたわけです。

 

TRON(トロン)で知られる坂村学部長(東大名誉教授 ※8)が、今後「情報連携学部」の就職実績、受験生の質をどれだけアップさせられるかは、学生のみなさんにどれだけしっかり勉強してもらえるか? にかかっていると思います。

東京理科大学基礎工学部(1年生は北海道・長万部で寮生活)や国際教養大学(英語学習1000時間)、会津大学(会津若松市)は、とくに冬季間、学生を缶づめにできるという“地の利”? がありますが、その点で東京・北区の「情報連携学部」はどうでしょうかね? 
 
◎文系の方への注意点
文系のみなさんも、数Ⅱ・Bで受験できるといっても、学費(初年度の合計約150万円)・カリキュラムとも理工系寄りですので4年間 理工系並みの勉強をする覚悟
  つまり、勉強時間 >その他(バイト・部活ほか)
のある方が受けてくださいね。
【あくまで2016年時点の参考情報】

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13163160078

 

そして、数Ⅲ受験生と、競走する立場になりますから、その点について、現役工学部生Zくんからの一言 (下記ページ ●0 ↓)

https://ameblo.jp/pernas/entry-12338813762.html

……数学得点力に、いまいち自信のない方のためには、岡山大学の主に文系(法学、経済学部)向け、公務員講座について、同 ◎2-3に追加掲載しました。

 

汎用AIの実用化による、文系事務職の「2030年問題」(2017年11月25日補足)
11月22日の読売新聞朝刊 に、「AI時代 人間が働くには」のテーマで、駒沢大・経済学部、井上智洋先生の解説記事が掲載されました。
当ブログでは、以前から「AIに代替される仕事・されない仕事」※2 についてご紹介してきました。
井上先生によれば、
2030年ころには、人間にかなり近い作業ができる「汎用AI」が登場し、企業の「事務職」のかなりの部分は、代替される可能性がある』
一方で、
(1)創造性 
(2)経営管理
(3)おもてなし 
の3分野の仕事は、なくなりにくい。
最終的な判断や、予期せぬ事態の対応とかは、だれかが人間の感性や思考力を使って行わなければいけない。」
と書かれています。

(2)、(3)は文系ならではの強みです。

とくに「経営管理」と関連して、情報セキュリティ分野には、文系よりの学部・学科があっていいと思ってますので、別記事で書く予定です。

 

※1 早稲田、慶応、上智のうちのどれかです。
※2 筆者の‘忖度(そんたく)’により、内々定の時期と企業名(誰でも名前を知っている企業です)については、かなりぼかした書き方にしました。二人とも、文系3年の秋冬インターンシップには、「当然」参加したそうです。
※3 実は、高3受験生の段階では、5分野の違いについて解説を聞いてもピンとこないと思います。そのせいもあってか? 解説者の西野先生が所属する「電通大」は、2016年度から「類別募集」をはじめました。つまり、類別募集だと、大学に入ってから、「選べる」、でも1年生での成績次第で希望の専攻にいけないかも(選ばれる)ーーーというジレンマがあるので、センター試験後あたりに、もう1回記事にするかもしれません。
※4 当ブログでは「大学・学部・学科」の選び方や、「学費」など、「戦略」レベルの話題を取り上げています。個別の入試(作戦レベル)は、塾・高校にご相談ください。
※5 筆者は、その昔(2010年ころ)、Sさんに「一人で散策するにはうってつけの場所」という理由で「哲学堂公園」(東京・中野区)をお勧めいただき、行ってみたことがあります。当時は

http://www.toyo.ac.jp/site/founder/tetsugakudou.html

  哲学堂公園→井上円了→(創始者)→東洋大学
くらいの認識でした。
実は、同じころ東洋大は、「ムーミン大学」として世間の知名度がアップしつつあったようです。

https://matome.naver.jp/odai/2142547375676630201/2142552229109101803

役目を終えたムーミンは、2013年ころ、東洋大から姿を消し、現在は、女性誌リンネルの付録に出没中とのこと(これも、Sさん情報) ↓

https://furoku.info/post-39883/

※6 当ブログ記事で、東京の有力私立大学工学系キャンパスの「立地」(ほとんどが東京の郊外)について書きました。理工系の場合、大半の学生は、どうせ自宅とキャンパスの往復(+バイト先)しかしませんので、郊外に住んでもまったく困りません(むしろ、家賃が安く、かつ勉強に専念できますので、仕送りする親御さんは、さりげなく、これら「郊外型」の大学・学部を推すといいかもしれません)。

※7 当ブログ記事「実はスゴイ! 東工大のリベラルアーツ」の冒頭でも、ふれています。
※8 現・工学部3年のZくんが、高校生のときに使っていた「情報」の教科書の著者が、坂村さんだった記憶が
しかし、高校「情報」教科で紙の教科書を使わせるのは、そろそろやめてもよいのでは?
 
BGM:MAN  WITH  A  MISSION 『Find You』
冒頭・中間写真提供 Pixabay
3番目の写真・筆者撮影 北区・飛鳥山公園内、渋沢史料館