給与対資産拡大比率
前回の記事に引き続き、以下のグラフを用います。赤線は私のこれまでの資産の推移、青線は私のこれから先の残りの労働による生涯賃金の推移を示しています。
大学を卒業した23歳てから33歳までの10年間は給与収入の3割程度を貯蓄に回しており、株式投資などもしておりましたが原資が少なかったので投資による収入はほとんどありませんでした。これに対して34歳から44歳までの10年間は給与収入の約160%程度の資産を拡大しました。
現在、45歳ですが55歳までのこれからの10年間はどうなるでしょうか?分かりませんけど、給与収入の200~300%の資産拡大をする可能性があると思います。逆算した目標利回りは10~13%です。
労働者としての仕事への力の入れ具合が難しいところで、どうせ徐々にしか責任と給料が増えていくことがない現状において、内容にもよりますが、少なくとも好まない内容を全力で頑張るという事はありません。健康・時間・充実感・家族の幸せ・幸福感・良好な人間関係が大事です。
これから成すべきこと
株式市場の平均リターンは7%ぐらいと言われるので投資した金額は10年で2倍になる。なので10年間、入金して投資し続ければその次の10年は入金しなくても最初の10年以上の収益が出る可能性が高い。その次の10年は出金しても大きな収益が出る可能性がある。
具体的に下のグラフだが横軸は私の年齢、縦軸は金額である。青は私の会社員としての残された生涯賃金で、赤は私の資産の推移である。
上のグラフについて私にとって大事そうなのは以下の2点だと思う。
①私の資産は会社員として残されている私の生涯賃金を超えてきている。
②直近の10年間は資産の増加は生涯賃金の減少(既に頂いた給料)を上回っている。
10年以上会社から頂いた給料を一切使っておらず、投資の範囲で生活して給料は入金に回っていると考える事も出来る。そのペースで資産形成を進めてきた結果、現在の資産は残りの15年の生涯賃金は超えてきている。現時点でFIREは可能であり、会社を辞めても資産が減ることは恐らくなく、緩やかに増え続ける可能性が高い。現時点でまだ仕事を続けているのは、まだ健康で頭と体が動くので働けるし、なんだかんだで仕事から学ぶところが大きいと考えているからだ。
だが仮に仕事を人一倍頑張って給料が増えて青いグラフの勾配を急峻なものにしたとしても、その増加分が赤い線に上乗せされて資産形成が進むだけで、その仕事が労働集約的なものであればあるほど私の時間が奪われる。対して何もやらなければ青がなだらかになるだけで、赤もなだらかになるだけなのだが、時間が生まれるので、投資で稼ぎ赤線を急峻にするための工夫や手を打つ余地や機会が生まれる。
残された15年の給料を増やすことよりも資産を増やすことに着目したほうが可能性が大きい。仕事は頑張りたくなければ無理に頑張らないという選択肢もありうる。というか現時点で既に肩の力が抜けすぎており頑張っていないのだが、そのような姿勢が許容されにくい空気感はあり、無理に頑張らされずに辞めてしまっても良いという選択肢もありうる。
いずれにしろ、金銭面よりも大事にして追求すべきなのは、健康・時間・充実感・幸福感・良好な人間関係などである。
とにかくレバレッジ拡大
新NISAへの投資や設定も終わったのでレバレッジを拡大したい。不動産でローンはこれ以上拡大しないが金融商品で拡大したい。新NISAはギャンブル枠でIPOセカンダリや小型株へ投資していくが、信用取引は指数や低ボラなアセットクラスを選んで安心してハイボラで投資できるようにしていきたい。ヘッジ用の資金確保も大事で有事には信用を手仕舞い、ヘッジ用の資金を使って為替や株式の先物を機動的に売って対処する。
①信用取引
株式を担保に株式を買って2階建て運用をする。株を担保にする時点で株価下落に弱いのであまりハイレバに出来ない。
ハイレバにするためにはボラディリティが小さなアセットを選ぶことで少し強気にポジションを拡大することが出来る。
担保となる現物株が安定成長する資産でなくてはならない。IPOセカンダリや小型株をNISAへ移行しながら投資対象を指数や安定資産に組み替えていきたい。
②為替・暗号通貨FX
為替は最低2~3倍、最大でも10倍以内にレバレッジを抑えて絶対にロスカットにならないことが第一。暗号通貨は1.5倍程度のレバレッジが最大限。
③株式先物取引
マイクロで30万円、ミニで300万円。私の場合はミニを1枚かせいぜい2枚。デイトレで4枚ぐらいのポジションを持ったことはある。
今後現金はとにかく証拠金の積み増しに回していき、レバレッジがかけられないアセットクラスにはお金を回さない。信用取引を低ボラ資産に移行しながら、為替のFXや株の先物取引については現物のヘッジが主目的なのでポジションの1/10程度の現金の余力を持って、普段はレバレッジ1~2倍でマイクロ先物や外貨を買いっぱなしにしておき、有事に対応できるようにする作戦で行きたい。
株式購入と信用取引拡大
大発会という事で新NISAで株を買い増しました。
Keyholder(4712)
秋元康が特別顧問。賞金1000万円のオーディションが好調。6月に株主優待があり500株だと優待利回りが8%近くあり、株価も年前半にピークをつけやすい。
JRC(6224)
ロボットSI。上場は2023年8月。Jカーブ期待。
オプティマス(9268)
オーストラリア進出。上場は2017年。Jカーブ形成中。
浜井産業(6131)
SUMCOや信越化学向け。半導体加工用ラップ盤が好調。
テクニスコ(2962)
半導体関連。上場は2023年7月。Jカーブ上昇期待
ローツエ、東京エレクトロンデバイス、日東製網、ジェイテック、Hamee、宇野澤組鐵工所などもいいと思います!
新NISAはIPOセカンダリや中小型株で使い切りました。
信用取引も拡大したいと思い、宇野澤、ETFの純金信託や銀行株指数なども選択してレバレッジを拡大し、LTVは23.9%程度にまで拡大しました。
信用取引はまだまだ拡大余地はあるのですが、まずは現金の証拠金を積み増し、慎重に暴落局面での買い増しとか含み益の範囲内で買い増すなど適切な容量用法を守ってレバレッジをかけていきたいと思います。投資対象も値動きが比較的穏やかな指数などを選んで投資していこうかと思っています。
為替と暗号通貨
株式は大発会の1月4日から取引開始ですが、暗号通貨は24時間365日、為替は1月2日7:00から取引が可能という事で、
取り敢えずドル売りと暗号通貨の買いから1年を始めました。
FXで50000ドル売り、ビットコインを0.05BTC購入しレバレッジを22.7%に拡大しました。リスクを取っているようではありますが、FXについては長期債等のドル建て資産があり実質的にはそれらのヘッジを行っているつもりでおります。暗号通貨については2階建てではなく証拠金に対して最大で150%のビットコインを買っているようなイメージです。
1月4日に株を買い増しLTVを25%程度に拡大する予定です。こちらは株を担保に株を買うのでハイリスクです。銘柄の選定などで値動きが少ないものを選ぶなどでリスクを下げていこうと思います。
2024年の作戦
来年は以下のような作戦で投資していきます。特別な事はありませんがNISAで日本株を中心に海外は投資信託へ投資していきます。
来年は日銀がマイナス金利やYCCの撤廃を行い、米国が利下げに転じれば円高になる可能性があるようです。それに加えてアメリカの大統領選が11月ぐらいにあるので結果によっては荒れる可能性もありそうです。
以上の内容を踏まえて外貨への投資は控えめにして金やBITCOIN、株でレバレッジを拡大し、国内のIPOセカンダリを中心に攻略していきたいです。
① 240万円のNISA成長株枠はフルで使う。IPOセカンダリスイング
② 120万円のNISA積立枠はS&P500とオールカントリーでフルに使う
③ 外貨の新規積立は行わない。FXでドル売りヘッジを行う。
④ 11月に償還を迎える24000米ドルは大統領選を見ながら米株か債券に再投資
⑤ IPOセカンダリのモニタリングを強化して、新規上場のブックビルディングに参加
⑥ 子供への暦年贈与は規模を縮小し資産規模が横並びになるように継続
⑦ 信用取引は金ETFなどの安定資産へ移行
⑧ ビットコイン等の暗号通貨はFXで暴落で死なない程度にやや拡大
⑨ 不動産の物件を取得、Loan To Valueの拡大
⑩ 四季報通読による割安銘柄の発掘継続
従来、NISAが投資信託で特定口座がスイングトレードだったのが2024年からは逆(積立枠を除く)になる。
新NISAへの投資
来年早々に取り組まなければいけないのが新NISAへの投資となる。
360万円のうち積立枠の120万円は設定が終わっているから残りの240万円は早めに枠を埋めなければならない。
昨年まで1月には暦年贈与で子供2人に200万円を贈与していたがこれよりもNISAの方が優先度が高い。
12月に株主優待のクロス取引で使っていた資金が解消されるのでこれを新NISAに投入して、
現物株を一部売却するなどして300万円強を準備し新NISAと6か月分の積立NISA資金をまず用意したい。
投資先はこれから探すが、12月の四季報が出たときに選定した企業の中から1つか2つをピックアップして、
投資することになろう。新年ということもあり半導体、部品、インバウンド関連のようなこれからの社会で日本企業が
強みを発揮できそうな分野の銘柄を組み入れてみたいなと言う気持ちもあるのでこの辺も考えてみたいと思います。
2024年にまず取り組むこと
新NISAの設定をまず始める。
積立枠120万円を月10万円のクレジットカード払いのオールカントリーを中心とした投信で積立。
私が使っている証券会社はクレジットカード払いが5万円までなので買付余力が常にある状態を維持する必要がある。
資金効率向上のためIPOへの応募を再開し、2週間に1回は当月のIPOについて纏めて応募の作戦を考えるようにする。
成長枠240万円だが、これは株式投資の核となる部分になるのでIPOセカンダリ―のスイングトレードなどで
1月中には全て埋める。その為に現金を集めてきて信用取引のポジションを成績が悪いものから少し手仕舞う。
個別株のスイングトレードをNISA枠へ移行して、従来の信用取引は順次、金ETFなどの安定資産に移行していく。
昨年までは子供NISAがあったので暦年贈与を行ってきたが、これは少し後回しにして規模も縮小する。
余裕があればBITCOINなども少し買いたいが、これも順番としては最後で後回し。
新たな不動産物件を購入すべくローンの審査は回してみる。ドミナントで現在の城東エリアで探してみるか。
レバレッジは拡大する。ビットコインをFXで0.05枚追加した。
為替は1月2日にドルショート40000ドルのポジションを持ち、株式は400万円程度のLongを持つことで
Loan To Valueを23%程度に拡大する。
2023年のパフォーマンス
今年の成績は約+10%でした。日経平均が+27%だった事を考えると相当低い利回りでしたが資産全体に占める株式の割合は20%程度と少なく致し方ない面もありそうです。
支出面でも教育費の積み立て、投資用物件のリフォーム、車の購入、自宅の改修などいくつかの出費がありましたがそれらを乗り越えて年収2年分の資産拡大をした感じになりました。
2024年は新NISAも始まりますのでIPOセカンダリなどのスイングトレードを行いながら、タイミングを見計らいつつレバレッジも拡大してよりリスクを取っていくことで資産拡大を図る方針でおります。
来年の目標設定としてはやや野心的ですが+25%を目標にして行きたいと思います。株式の割合を高めてどこかのタイミングではとにかくレバレッジを大きくとってリスクテイクすることで実現したいです。
現状のポートフォリオは以下のようになっており、レバレッジの箇所を何とか表現できないかという事でドーナツグラフにしてみた。国内株式は信用取引、外貨や暗号通貨はFX、不動産はローンでレバレッジが黒の部分でかかっている。
外貨と株式投資でレバレッジ拡大の余地は残っている。為替については円のロング、国内株式については国内株式(金ETF等を含む)のロングでLTVを年始に23%まで上げていきたい。
今後どうなるかと、その時どういう状態でいるか
2005年からの18年間の資産推移は以下のグラフのようになっている。とてもゆっくりなのだが、放物線状に傾きが上がってきている。長いこと会社員をしているが給料は10年間全く上がっていないし家族も増えて支出は増えている。放物線上に2次曲線的に資産が増えるのは運用利回りによる複利効果が出ているものと考えられる。
近似曲線を探すと、1000万円貯蓄があって年間300万円貯蓄しつづけて18年間8%で運用し続けると大体グラフに近い推移になる。その近似曲線で10年後を予測すると今の2.5倍に増えていることになる。10年後は資産収入が今の2倍以上になっているはずだと思う。
その時、自分がどういう状態でいれば幸せで満足していられるか。家族が健康でいる事、好きな事をする時間が十分にある事、楽しい仲間に囲まれている事、やりがいのある仕事がある事、煩わしい人間関係に悩まされていない事、という大体そんなところが大事なのではないか。




