事故物件Perfume | 全身蜂の巣

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煩悩を持て余せ!

 

 

 

「怖い話を聞くことは安全圏からの行為ではあるけれども、冒険や探検と同じように”生存確率を伸ばすための快楽”として人間に組み込まれているプログラム」

 

有名な事故物件芸人さんが、そんなことを語っていた。

今回は”怖い話”である。苦手な人もいるだろうから、気を付けながら目を通すように。

 

 

 

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 *注 一部、『事故物件芸人・松原タニシが選んだ「怖すぎる物件写真」』より引用

 

 

 

 

   (事故物件)

 

①内見の際、スマホで押入れの写真を撮ろうとすると、突然、顔認証システムが起動

 

 

”注 本文と画像に関連はありません”

 

人の目に見えないモノにペットの動物が反応し、驚かされることはある。

たとえば飼っている猫が何もないはずの天井付近をずっと凝視していたり、誰もいない空間に向かって突然、犬が吠え始めたり。

事故物件であっても、一度誰かが賃貸契約の後にその物件を選んだ場合、事故の報告義務はなくなる。

このような事象に遭遇した場合には、くれぐれもその物件に安易に飛び付いてはいけない。

・・・くれぐれも。

 

 

 

 

①”現実に存在しているはずなのに、カメラに認識されず、あたかも存在していなかったような事象

 

実際に存在している人物を写真撮影しようとした場合に何も写っていなかったり、半身が透けて写ることがあり、心霊写真などと言われる。

これに近いこととして、あるユニットのメンバーをデジカメで撮影しようと試みたがシャッターが降りなかったという事象が報告されている。

 

 

この一件は、機械の顔認証システムの不具合だったとか、カメラを操作する人間の人為的ミスだったとか、いろいろな推察が噂されているが、事実は闇の中である。

 

 

ひとつ言えることがあるとすれば、この人物は、ひょっとすると芸能界で言われるところのカリスマ物件のような手の届かない雲の上の存在だったのではないかということだ。

事実、この事象の後、この人物を含むユニットは殺人的なスケジュールを熟すことになるのである。

まことに恐ろしい、恐ろしいほどの人気を得ていったのである。

 

 

 

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② 2DKのある物件は、お風呂場の鏡がペンキで塗られていて、使えない状態になっていた

 

事故物件は”心理的瑕疵がある”という報告義務を持つが、実際の物件にその痕跡を残すことはほぼ無い。

稀に、このように物件自体に謎の痕跡が残され、内見に訪れた者の心理を恐怖側へと引き込むことがある。

ただ、仲介業者にその説明を求めても、理由が判明することはまずない。

 

”注 本文と画像に関連はありません”

 

 

 

②” ある物件には、鏡に映ったように反転している画像が存在するが、その理由は謎である

 

芸能ユニットは、画像を公開開示し、その端正な姿で見る者を惑わすことがある。

ただ、この公開開示する画像の撮影規範は業界で統一されておらず、反転しなければ元の様子が伝わらない場合も多い。

 

 

この場合は、鏡の作用を利用し、その反転効果によって被写体の偶像性を狙っている場合もある。

このように、物件自体に謎の痕跡が残され、閲覧に訪れた者の心理を絶望的な依存状態へと引き込むことがある。

 

 

ただ、所属事務所にその説明を求めても、その理由が判明することは、まず無い。

まことに恐ろしい、恐ろしいほどの依存症に引き込まれるのである。

 

 

 

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③ 封印された玄関

 

最近、事故物件になった家がある。

その現場の生々しさに言葉も出ないことが多い。

玄関の引き戸周辺が黒っぽくなっているのは、指紋を採取するために警察が使ったアルミニウムの粉でである。

封印された扉の向こうは、いったいどうなっているのか。

 

”注 本文と画像に関連はありません”

 

事件直後ということは凄惨な光景がむき出しになっている可能性も高いが、この家もしばらくすると、“事故物件”として賃貸市場に出され、再び誰かが住み始めるのである。

確かに安いとはいえ、事故物件が抱える闇はかように深い。これを「リーズナブル」と解釈できるかどうか、かなり票は割れそうである。

 

 

 

 

③” 封印されたような物件

 

入手困難になった作品がある。

ファンサーヴィス関連品他である

 

 

”sweet”のフタが黒っぽくなっているのは、作品を取り出すために所有者が何度も触ったからである。

 

 

他にも、バツ印で封印されたような活動時期もある。

 

 

事務所が異なる人間の作品ということは凄惨な芸能の掟がむき出しになっている可能性も高いが、この作品もしばらくすると、“わけあり物件”として市場に出され、再び誰かが買い求めるのである。

確かに高いとはいえ、作品が抱える闇はかように深い。

これを「エクスペンシブ」と解釈するかどうか、かなり票は割れそうである。

 

 

 

 

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”事故物件”

 

この表現につきまとう暗い影の部分も理解している。

ただ、あるユニットの場合、振付演出の者自身が、その関わり合いを、

 

  「事故」=M

 

と、とある番組内で明言している。

 

 

” 13:42~はっきりと発言されている「事故」というワード”

 

そして、楽曲創作者であるN氏も、一連のこのユニット人気について

 

  「誤爆」=N

 

であると言い切っている。

 

 

 

 

 

所属事務所が個性派アイドルユニットとして売り出そうとしていた時の、ある意味”事故”のような、

 

 *振付演出家の起用

 

 *楽曲創作者の起用

 

…だったわけである。

つまり、このユニットは”事故物件”であり、そのユニットを探ったり聴いたりしていることは、自分の生きる範囲を求めているというか、生存ためにプログラムされている行動なのである。

そうっ、それは、

 

 ”事故物件に住み続ける行為”

 

・・・のようなものであり、”生存確率を伸ばすための快楽”として人間にプログラムされた本能的な行為に他ならない(ほんとかっ)

すなわち、本稿が主題とする所の、

 

 「事故物件Perfume」

 

ここに着地したと見做して論考を終了したい。

怖い思いをして読み進めてくださった読者の方に於いては、このユニットが持つ一面であるところの人気の深さに置き換え、”初夏の涼”として楽しんでいただければ幸いである。

 

 

 

 

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”謎に鏡に映った状態の「事故物件Perfume」”

 

 

 

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・・・「怖いコジツケだったな」・・・とお思いのアナタ・・・

 

 

  ”事故物件Perfumeは高い人気で存在する”

 

 

・・・「わかってるっ」