6月のえらく早い時期の台風。
通過前は梅雨前線を刺激してすごい雨でしたが、通過すると昨日の午後からは日も差しました。
宮崎は、太平洋側のルート、そして速度が速いとそれほどの被害は出ない傾向があります。今回もほとんど被害はありませんでした。
でも、8年ぶりの上陸とのことで和歌山県などルート状の地域は大変だっと思います。被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、ブログのネタも最近はなくなり(笑)、原稿の締め切りも間近なのでゆっくりペースの更新となっております。
「原稿早く上げていただければ、カラーの紙面がいっぱい押さえられますよ」と、編集長からは言われましたが、「では、明日できます」とそうそう簡単にはいきません。
書く、まとめる作業は大変なんです。ここでいいと納得がつくまで書かなきゃあいけませんから。
でも、締め切りはきっちり守っていますよ。ね、締め切りが守れるだけでも優秀な筆者でしょ?(笑)
ラストスパークで倒れそうな日々(実際倒れてます、笑)です。でも、この想いはきっと皆さんに伝わるでしょう。そう信じて青春映画みたいに「自分はできる、できる」と言い聞かせていますよ(笑)。とにかく、1日でも早く送れるように頑張ります!!
さて、アジサイも満開になりましたが、その横でひっそりとバイカアマチャの花も咲き始めました。
これも好きな花です。
バイカアマチャ
宮崎では山の方の沢みたいなところに生えています。「バイカアジサイ」と呼ばれることもありますが、正式名称は「バイカアマチャ」です。
葉っぱが「甘茶」のようで、花が「梅花」に似ていることからこの名前がついています。まんまですね。
まんま「アマチャ」と言う名前の為にアジサイの1種のように思われがちですが、実はアジサイとは別物で1属1種の学名も「Platycrater arguta」の植物です。同じユキノシタ科ですが、アジサイは学名が「Hydrangea」ですので、全く違うでしょ。
極端に乾燥する場所でなければ丈夫に育つ落葉低木です。沢の道沿いにあった小苗を拾ってきたのが数年で胸の高さぐらいになりました。
で、アジサイと交配してみているのですが今のところうまくいっていません。
ね、これと交配できたらなんか変わったアジサイができるような気がするでしょう?交配は年に1回しかできないので、難しくても来年ぐらいまでは挑戦しようと思っています。ねばりも大事です。
さてさて、「バイカアマチャ」と混同される「バイカアジサイ」と呼ばれる植物がこちら。
‘渦アジサイ’
または‘おたふくアジサイ’とも呼ばれます。
花弁が「梅の花」の様なので「梅花咲きアジサイ」とも呼ばれることがあり、これが「バイカアマチャ」と混同される要因です。
「梅花」はともかく、つまりはみんなのイメージの中で「アマチャ」と「アジサイ」が混同しているんですね。アマチャはアジサイの一種ですのでそうなるのかもしれません。
でも、この祭ですから、「バイカアマチャ」は1属1種の植物だと認識して下さい。
このアジサイ、普通のテマリ咲きから出た変異個体を栄養繁殖した品種のようで、祖先返りか時折この様に「渦」にならない花も咲きます。
種子を播くとほとんどは普通の花型に戻ると聞いたこともあるので、遺伝性も低いのでやはり変異個体の選抜でしょう。
ちなみに‘墨田の花火’も‘城が崎’も種を播くとそのほとんどは一重に戻ります。もし、種を播くのであれば原種からの変異選抜ではなくて園芸種の方がぐっと変異がでますのでそちらをお勧めしますよ。
さてさて、第一弾の台風は通り過ぎましたが、第二弾がこちらに向かっています。今度は九州直撃のルート。再び気を引き締めて対策を行わねば!!
*トラブルにより、これまで頂いたメールのほとんどが消えてしまいました。何か連絡がとれないなあと思われたらそういう事情です。申し訳ありませんが、またメールをください。よろしくお願いします。