東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -31ページ目

”アンティークチェア選び完全ガイド” 追加コンテンツ、公開いたしました。

パンカーダ・サイトにて開催中の、特別企画”アンティークチェア選び完全ガイド”、ご覧いただいておりますでしょうか?

 

 

 

この度、追加コンテンツを公開いたしました。

 

 

 

ひつとめは「モチーフで選ぶ」。

 

アンティーク家具には、様々なモチーフが施されています。

手法はカーヴィング(彫刻)やインレイ・マーケットリー(象嵌)など、どれも手の込んだ方法です。

そして、モチーフはその形の美しさのみならず、様々な意味を含んでいます。

 

例えば、ホタテ貝は、信仰や豊穣の象徴。

アカンサスは生命力。

葡萄は繁栄・・・。

 

古代ギリシアやローマから始まる長い歴史の中で培われてきた多種のモチーフ。

その意味を知り、ともに暮らすことは、ヨーロッパの歴史と文化が貴方に深く根差すことにつながります。

フォルムとともに、こめられた想いを受け止めてください。

 

 

 

 

 

ふたつめは「椅子が選ぶ」。

 

簡単な質問に答えていっていただければ、ある椅子が貴方の前に現れます。

それは、その椅子に貴方が選ばれた瞬間。

 

 

 

 

 

アンティークチェア選び完全ガイドはこちらからご覧いただけます。

 

・・・どうぞお愉しみください。

 

by N

 

 

 

 

 

 

聖なる実の季節:イチジクのタルトをたのしむ

イチジクは聖書に最初に出てくる植物であること、ご存知でしたか?

 


アダムとイブの物語にある「禁断の果実」と言えばリンゴですが、イチジクは「知恵の木の実」と呼ばれ、アダムとイブがこの葉をつなぎ合わせ初めて身につけた・・・という話はとても有名。ちなみに英名の「fig」は「服装」という意味ももっています。

 



Adam and Eve, 1598-1600 by Peter Paul Rubens

 


そんなイチジクは、夏から秋が旬。

 

 

スーパーマーケットなどにはあまり出回らない果実ですが、最近はフレッシュなイチジクをスィーツにしていただくことが流行っているらしく、果物好きとしては気になっておりました。

 

行ってみたのは久が原の老舗パティスリー、フラマリオン。

 

 

 

 


フレッシュなイチジクが美しく盛られたタルトは、この季節の限定品とのこと。

 

 

いただいてみれば、生イチジク独特の食感と、タルト生地に練り込まれたドライイチジクとの組み合わせに、思わず頬が緩みます。

 

 

 

例えば、果実をテーマとしたテキスタイルを得意としていたアーツ&クラフツの巨匠、モリスの「オータムフラワーズ」が張られたミッドヴィクトリアンのレディスチェアに腰掛けて。

 

 

まだまだ夏の暑さが残るなか、涼し気なテーブルウェアとともにあたたかな紅茶をいただく・・・。

 

 

アンティーク家具と共に、久が原の洗練された味わいを堪能してみるのはいかがでしょうか。

 

http://pancada.net/item/chair/cat48/post_1448.html

 

 

by N

 

フラマリオン
〒146-0085 東京都大田区久が原3-37-7
https://www.flammarion.co.jp/

 

 

 

長野県 K様 ビューロー納品・世界の逸品とアンティーク家具の出逢い

以前、当店より蔓薔薇のセティを、長野県の別宅にお納めさせていただいたK様。


最近は生活の拠点をそちらに移し、山々に囲まれた高天原のような清冽な地で暮らしていらっしゃいます。

 

 

またご縁をいただき、当店から佳品というべき小さな傑作ビューローをお求めいただきました。
納品のおり、こだわりのご自宅とコレクションを拝見する機会をいただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。

 

まずはご紹介するのは当店からのセティ。

 

 

吹き抜けの高い天井、きらめくシャンデリア、暖炉と窓に囲まれた最高のポジションで、貴婦人のごとく優雅に腰をすえています。

 

 


小脇には、当店にてリアップホルスタリーさせていただいたフットスツール。

 

 

 

青いシルクはフランス、タシナリ・エ・シャテル社です。

 

 

 

 


K様邸はこのセティを中心に左右対称の造り。

 


片翼には、おおきなディスプレイキャビネットがあり、今回お求めいただいたビューローは、その脇にピタリと納まりました。

 

 

 

まるで以前からそこに在ったかのような雰囲気に、K様の目の確かさを改めて痛感いたしました。


ビューローは、ティファニー社のテーブルランプをディスプレイするご予定とのこと。

 

 

 

その前には、当店から納めさせていただいたサロンチェアのダイニングコーナーがございます。


チェアに座れば、セティのある空間を気持ちよく望むことができます。

 

 

 

 

 


さて、ここからはK様コレクションのご紹介です。

 

ビューローの隣にある大きなキャビネットに収まっているのは、ロイヤルコペンハーゲンのフローラ・ダニカ・コレクション。

 

 

 

世界一豪華なディナーウエアといわれるフローラ・ダニカ。

 

「フローラ・ダニカ/Flora Danica」とは、18世紀、デンマーク領土内すべての植物約3,000種類を収めた手彩色銅版画の植物図鑑『フローラ・ダニカ』にその原画を求めたディナーサービスで、1790年から制作が始められています。

 

もともとはロシアの女帝エカテリーナ2世へ献上するために制作がはじまりました。エカテリーナ2世の死により製作が中止され、完成したのは1802点。そのうち、現存するのは1,530点。この主なものは、現在コペンハーゲンのローゼンボーグ城に国宝として展示されています。

 

 

フローラ・ダニカ・シリーズは成型、装飾はすべて熟練の厳選された職人の手作業で行われ、多彩色は淡色から順に彩色を重ね、24金の金彩もあわせると最低7回の焼成を必要とします。現在も王室晩餐会でも用いられ、デンマークの至宝と謳われています。

 

 

そんなフローラ・ダニカ。

 

 

通常に販売しているものでもカップ&ソーサーで数十万にはなる超高級品ですが、K様のコレクションには販売されていない図柄も含まれているのです。

 

たとえばこのヨロイゴケ。

 


あるルートで、ロイヤルコペンハーゲンに特別にオーダーしたという非常に珍しいもの。


可憐な花々も美しい物ですが、このような植物もあることで、より学術的な要素が加わり、「フローラ・ダニカ」たる完成度が高まるような気がいたします。

 

他にも沢山の珍しいパターンがございます。

 

 


キャビネットの背面がミラーなので、裏面のパターンまでも観ることができ、たっぷりと名品を堪能させていただきました。

 

 

 


さて、セティの前に置かれているのは、ルイ・ヴィトンのトランク。
トップにはガラス板が置かれ、日本の漆工芸が置かれています。

 

 

 

「船旅用のトランクですか?」とお伺いしたところ、「うーん、食器をしまって車に積んでピクニックとかにいく、というイメージでオーダーしたんですよ」


・・・これもオーダー!?

 

 

K様が描かれた設計図をもとに、ルイ・ヴィトンがおこした図面もみせていただきました。

 

 

 


さあ、それでは中を見てみましょう。

 

 

 

蓋を開ければ深紅のクッションが出現。

 

 


その奥には、カトラリーとプレート用を収納するスペースが現れます。

 

 

 

凹みには、K様ご自身のシルバーカトラリーや、あのフローラ・ダニカがぴたりとおさまります。

前板を開ければ、それぞれプレートをおさめるための抽斗が整然とならんで。

 


洗練と贅沢、そして遊び心。

 

そんな言葉が次々と脳裏にうかび、眼福と贅沢な手触りに時を忘れたひとときでした。

 

そして、最寄りの駅まで送ってくださると、ガレージの扉を開けた時、最後の驚きがありました。

 

日常使いにしていらっしゃるであろうお車のとなりには、英国モーガンのスポーツカーが!
珍しいロイヤルアイボリーのボディカラーが上品です。

 

 

リアビューもたまりません・・・。

 

 

時には、モーガンを駆って奥様と自然の中を走るのでしょうか。

 

 

 

・・・ここでご紹介したK様のコレクションはほんの一部。


とてもご紹介しきれない素晴らしい品々を沢山拝見いたしましたし、まだディスプレイしきれていない名品もお持ちのことと思います。

 

当店のお品物をお求めいただいたのみならず、数々の素晴らしいお品物を拝見し、本物をみることの大切さ、本物と暮らすことの贅沢さを教えていただきました。

 

世界の逸品、そして歴史の逸品ともいえるアンティーク家具とのコラボレーションは、まさに今ここでしか体感することができない素晴らしいものでした。


ご自宅二階から眺める絵のような山々。


今日もK様はこの光景を眺めながら、思索にふけっていらっしゃるのでしょうか。

 

 

 

K様、この度は誠に有難うございました。


K様がまた高天原から降臨していただける日を、スタッフ一同心よりお待ちしております。


by N

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパの叔父上、王になる

今から116年前、1902年8月9日。

ロンドン、ウェストミンスター寺院にてエドワード7世の戴冠式が行われました。

 

Coronation of King Edward VII 1902

by John Henry Frederick Bacon

 

 

 

母親、ヴィクトリア女王の治世が長かったため、エドワード7世が皇太子だった期間はなんと60年間。


Portrait by Sir Luke Fildes/1901

 

 

 

繁栄と安定を築いた母親の時代にくらべ、エドワード7世の治世はそれまでの既成概念が大きく変化する激動の時代の幕開けでした。そんな第一次世界大戦前夜のヨーロッパに、外交的努力で平和の時代を築こうとしたエドワード7世。

 


その働きからのちに彼は「ピースメイカー」とよばれることになります。

 

旅行が好きで、ヨーロッパの貴族に知人はもちろん親類がとても多かったため「Uncle of Europe/ヨーロッパの叔父上」ともよばれていました。このつながりは、ピースメイカーとしての役割に大いに役立ったといわれています。

 

 

Edward (right) with his mother (centre) and Russian relations:

Tsar Nicholas II (left), Empress Alexandra and baby Grand Duchess Olga Nikolaevna, 1896

 

 

 

一方で、たいそうな美食家で、沢山の恋人をもっていたという艶福家でもありました。

 

フランスでは華やかなベル・エポックが花開いていた時代。それまで厳格だった英国も、遊び好きなエドワード7世が統治した第一次大戦前夜の時代は、明るく開放的な「エドワーディアン」として記憶されることになります。

 

 

 

 

パンカーダには、その時代につくられた家具達が多くございます。

 

http://pancada.net/item/cabinet/post_1385.html

 

 

すらりとした端正なフォルムが特徴のエドワーディアンの家具。

 

http://pancada.net/item/desk/post_1081.html

 

 


直線的でありながらも、どこか楽しく優し気な印象をもつ家具は、明るく開放的であったエドワーディアンの時代雰囲気をそのままに伝えているよう。

 

http://pancada.net/item/cabinet/post_1544.html

 

 


現代のインテリアにもすんなりと溶け込む、エドワーディアンの家具をぜひご鑑賞ください。

 

 

http://pancada.net/item/chest/post_1496.html

 

 


by N

 

 

 

 

 

特別企画 "Complete Guide to Selecting Antique Chair”

人間に一番近い家具、椅子。

 

http://pancada.net/item/chair/cat50/post_1236.html

 

 

 

どんな椅子に座るかは、どんな生活を送るのかに直結します。

 

いわば、椅子は人生の一部。

 

 

"Scrooge and Bob Cratchit," or "The Christmas Bowl"
by John Leech 1843

 

 

そして、アンティークを愛する貴方であれば、どんなアンティーク・チェアを選ぶかは、貴方の人生を賭けた一大事といっても過言ではありません。

 

 

http://pancada.net/item/chair/cat47/post_1445.html

 

 

パンカーダ8月からの特別企画は、椅子選びに迷う貴方へ贈る、「アンティークチェア選び完全ガイド」。

 

 

Old Original Antique Victorian Print 1894 Singing Lesson

 

 

パンカーダのアンティークチェア・コレクションを、様々な切り口で分析。

そこから新たに見えてくる貴方自身の嗜好/思考とは・・・?

 

 

どうぞこちらからおたのしみください。

 

https://pancada-chair-guide.blogspot.com/

 

 

by N

 

パンカーダ アンティーク・タイムズ 発刊いたしました。

パンカーダでは、アンティーク・タイムズ 2018年7月号を発刊いたしました。

 

メイン企画の「凍れる音楽」をはじめ、英国の家具を贈りものとする伝統、お馴染みのパズルまで、様々な角度からアンティーク家具をより深く知っていただく内容となっております。

 

 

 

今まで当店よりお買い求めいただいたり、ご案内希望をいただいているお客様には、随時お手元に届いているかと思います。

 

はじめての方でも、ご希望をいただければ無料にて郵送いたしますので、どうぞご用命ください。

 

 

アンティーク・タイムズのバックナンバーは、以下からご覧いただけます。

最新号はお届けと店頭での配布のみとなっており、ウェブ公開はしておりませんので、ご了承ください。

 

https://ameblo.jp/pancada/entry-11549231384.html

 

 

また、西日本豪雨により、配送会社サイトにて荷受け停止区域となっている町名へのお届けは、とりあえず控えさせて頂いております。発送は、様子をみて追って致しますので、なにかご不明点などございましたら、当店までお問い合わせください。

 

 

災害をはじめ、酷暑など大変な夏ではございますが、アンティーク・タイムズが、皆様のひとときの心の休憩となれば幸いです。

 

皆様のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。

 

by N

 

 

薔薇の意味するもの

7月も後半。
今日は薔薇に関する名言・格言をご紹介いたします。

 

 


まずは皆様ご存知の「ロミオとジュリエット」より。


「What's in a name?
That which we call a rose by any other name would smell as sweet.」

 

from "Romeo and Juliet" by William Shakespea

 

「名前には何があるっていうの?薔薇を他の名前で呼んだとしても、その甘美な香りには変わりないのだから。」

 

by ウィリアム・シェイクスピア/1564-1616

 

 

 

家名に関わらずお互いに惹かれ合ったすえの、あまりにも甘い言葉。

 

 

 


次はつらい時に響きそうな名言です。


[God gave us memory so that we might haveRoses in December.]

by Sir James Matthew Barrie 1st Baronet, 1860-1937


「神は記憶を与えて下さった。それは人生の辛い冬の時期に、薔薇を思い描けるようにする為だ。」

by ジェームス・マシュー・バリー/1860-1937

 


ピーター・パンの作者として有名なジェームス・マシュー・バリーはスコットランド生まれの劇作家・童話作家。織工の父、石工の娘の母のもとに生まれながら、ジョージ5世から準男爵の地位まで受けた彼にも、薔薇のような美しものを想い描かずにはいられない、苦しい時期があったことを伺わせます。

 

 

 

 


最後は大詩人からの贈り物のような一節。

 

[Which barrel of the rosebud which does and knows for the first time soon a seasonal pass barrel of a rose is.

I’m late and pour the free single-wheel and the multitude of colors with which it can be spangled into an in bloom stem, it cries and remains.]

 

by Johann Wolfgang von Goethe 1749-1832


バラの季節過ぎたる今にして初めて知る、バラのつぼみの何たるかを。

遅れ咲きの茎に輝けるただ一輪、千紫万紅をつぐないて余れり。


by ヨハン・W・V・ゲーテ  1749-1832

 


  

この一節の解釈は幅広く行われており、これ、というものはないように思えます。
ぜひ皆様の心の内で解釈してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

さて、パンカーダでは「初夏のローズ・フェスティバル」を開催中。

 

 

パンカーダ田園調布にご来店の皆様には、パンカーダのアンティーク家具と薔薇の諺をテーマとしたオリジナル・グリーティングカードをもれなく差し上げております。


諺は、前出の3編から。それぞれに合わせた薔薇モチーフのアンティーク家具をデザイン化しております。過去の偉人たちの言葉と共に、古き良き者たちが持つ美をご堪能ください。

 

 


暑い日が続きますが、ご来店を心よりお待ちしております。


by N

 

 

華やかな街歩き:銀座ラデュレとミッドタウン日比谷

1862年創業のラデュレ /Ladurée。

 

可愛らしいマカロンであまりにも有名なパティスリー。

 

 

その高いクオリティと美しいプレゼンテーションで、現在は世界30か国に展開し、高い評価を得ています。


お菓子だけでなく、軽い食事もできるサロン・ド・テは日本では銀座と青山の2店舗のみ。


特に銀座店はパリさながらのインテリアデザインを誇り、最高の立地と共に他にはない素晴らしい空間となっています。

 

 

銀座三越、二階奥。

 


ひっそりとしたエントランスですが、この奥には驚くほど美しいブティックと、サロン・ド・テが広がっています。

ある平日の昼下がり、ちょっとわくわくしながら足を踏み入れてみました。

 


・・・とても、混んでいます。平日なのに。
女性同士はもちろん、壮年のおじ様達があちこちにいらっしゃるのも、銀座ならではの空気を感じさせます。


そして、幸いにも銀座四丁目交差点を正面にみる窓際の席に座ることができました。

 

 

 

 

銀座の中心、四丁目交差点が一望。

多くの車や人々が行き交い、見飽きることがありません。

 

席の予約は貸切パーティのみとのことなので、窓際の席に座れるかどうかは、縁としかいいようがありません。

 


マカロンはお土産用にして、サロン・ド・テではアイスクリームをいただきました。

 

バニラとマロン。

 

バニラはバニラビーンズたっぷりで薫り高く、マロンはコクのある美味しさ。

 

トッピングのメレンゲクッキーが食感のアクセントです。

ゆっくり味わいたいのに、溶ける前に食べなければならないのが残念なほどでした・・・。

 

 

 

徒歩圏内には東京ミッドタウン日比谷がオープン。
特に飲食店は、日比谷公園をバックにした立地の良さで、入店すらできない混雑となっておりました。

 


あらためて、銀座・日比谷・有楽町界隈のもつ懐の深さを思い知った外出となりました。

 

 

 

パンカーダ田園調布は有楽町から五反田乗り換えで、久が原駅で降りていただけば乗車時間30分ほど。
そこから徒歩5分ですので、暑い日でも大丈夫かと思います。

 

 

 

華やかな街歩きのあとに、ひんやりと落ち着いたアンティーク家具の世界を堪能してみるのはいかがでしょうか。

 

 

パンカーダ田園調布

大田区西嶺町15-10  4階

営業時間:12-18時(水曜定休)

*ご予約不要です。営業時間中であればいつでもご来店いただけます。

TEL:03-5701-7380

 

*パンカーダ自由が丘(目黒区緑が丘2-5-13)は完全予約制です。

通常は閉まっておりますので、ご来店前に必ずご予約をお願い致します。

 


by N

 

 

 

 

 

7月のパンカーダ田園調布

東京は全国に先駆けて梅雨があけた・・・ということでしたが、ここのところまた不安定な天候となっております。

 

 

 

 

そんななか、パンカーダ田園調布では、また少し店内の模様替えをいたしました。

 

 

 

 

 

大きな窓は、ファブリックとステンドグラスでクラシカルに演出。

 

 

初夏の青い空をバックに、絵付けのステンドグラスが輝きます。

 

 

新入荷のシャンデリアの煌めきのもとには

 

 

ひんやりとした大理石天板のセンターテーブル。

 

 

今が盛りの薔薇を飾って。

 

 

初夏のローズ・フェスティバルも開催中です。

 

 

季節の変わり目、強い日差しや風、突然の雨などございますが、合間を縫ってのご来店を、心よりお待ちしております。

 

by N

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスが描く薔薇の世界

今日は19世紀世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスを、薔薇が描かれている2作品とともにご紹介いたします。

 

 

 

John William Waterhouse /1849-1917
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス

 

 

画家である英国人の父のもと、ローマに生まれ、5歳からロンドン、サウスケンジントンで暮らしたウォーターハウス。


神話や文学作品に登場する女性を題材にしたことで知られ、高潔な印象を与える彼の絵画は、英国美術院の展示会にも招かれ、高い評価を得ていました。

 

 

 

 

 

The Soul of the Rose/1908

美しい女性が薔薇の薫りに酔いしれる、官能的な1枚。

 

 

 

 

Gather ye rosebuds while ye may/1908年

 

 

 


ウォーターハウスはもう1枚、同じタイトルで違う絵を描いています。

 

 

 

 

Gather ye rosebuds while ye may/1909年


このタイトルの「Gather ye rosebuds while ye may」とは直訳すると「バラのつぼみは摘めるうちに摘め」となります。(yeは古い言葉・詩の言葉で「汝は」の意味)

 


これは英詩人ロバート・へリック/Robert Herrick,1591-1674の詩「Gather ye rosebuds while ye may」をモチーフとしています。

 


長い詩ですが、冒頭はこんな風に始まります。

 

"Gather ye rosebuds while ye may,
Old time is still a-flying;
And this same flower that smiles today,
Tomorrow will be dying.  "

 

"バラのつぼみは集められる時に集めよ
時間は矢のように過ぎ去るのだから
今日微笑んでいたその花が
明日には枯れているのだから"

 


 

 

日本で大正時代に流行った歌「ゴンドラの唄」は、この詩が元歌になっている、という説がございます。

 

ゴンドラの唄、出だしはこんな歌詞です。

 

"いのち短し 恋せよ少女(おとめ)
朱(あか)き唇 褪(あ)せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを..."

 

 

 


 


花の命は短くて・・・は、世界共通の認識ということでしょう。

 

 

 

さて、パンカーダでは「初夏のローズ・フェスティバル」を開催中。

 


パンカーダ田園調布にご来店の皆様には、パンカーダのアンティーク家具と薔薇の諺をテーマとしたオリジナル・グリーティングカードをもれなく差し上げております。

 

 


歳月を経てなお輝きを増す薔薇を閉じこめたアンティーク家具が、皆様をお待ちしております。

 

 

http://pancada.net/particular/cat77/post_901.html

 

 

by N