東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -33ページ目

創業の地に誇りをもつ老舗の茶鋪


「ベティーズ」、ご存知ですか?
 
 
ベティーズ/Bettysとは、イングランド北部・ヨークシャーの街ハロゲイトで1919年創業したティールームのこと。
 
 
他国はもちろんロンドンにすら出店せず、ハロゲイト・ヨーク・リーズ近郊のヨークシャーのみでティールームを6店舗展開しています。
 
 
古き良き時代のティールームの雰囲気を守り続け、茶葉にこだわる、良い意味での頑固な姿勢は、多くのファンの心をとらえ続けています。

以前、ハロゲイトを訪れる機会があったので、ずっと気になっていたベティーズに行ってみました。
 
ハロゲイトは16世紀に発見されたというスパがある、ちょっとお洒落な街。
余裕のある英国人の観光スポット、という感があり、日本でいうと伊豆か熱海のような印象でした。(あくまでも私見です・・・)
 
ハロゲイトの賑やかな通りに面したベティーズ本店。
 
 
評判のティールームは店の奥。
手前にはもう少しカジュアルな、セルフサービスのカフェがあります。
ティールームは混雑していたため、今回はカフェで休憩となりました。

紅茶をいただくべきと思いながらも、その日は妙に暑く(エアコンは例によってあまり効かず)、思わず冷たい物を頼んでしまいました・・・。
 
ラズベリー・レモネード 3.35ポンド也。
 
 
ショップには紅茶やお菓子をはじめ、ベティーズ・オリジナルグッズも多数販売されており、お財布の紐がゆるみっぱなしとなります。
 
紅茶やチョコレートに加え、思わずオリジナル・トートバッグも手に入れてしまいました。

英国定番のフォートナム&メイソンやハロッズの紅茶ももちろん素晴らしい物ですが、創業の地にこだわり続けるベティーズの紅茶は、誇り高い英国人の気質が如実に現れているような気がします。
 
 
もしも、機会がありましたら、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
 
 
そして、アンティーク家具と共に心豊かなティータイムを、ぜひどうぞ。
 
 

ベティース オフィシャルサイト(英語版)
https://www.bettys.co.uk/
by N
 

"ライティング・フェア 2018"のお知らせ

樹々の若芽が目に優しい、新緑の季節となりました。


いつのまにか夜明けも早くなって、まさに「春眠暁を覚えず」を体感していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

 

春から初夏のやわらかく眩しい陽射しから隠れて、もう少しだけ、うとうとまどろんでいたい・・・。

 

そんな少しだけ退廃的な気分に寄り添ってくれるのが、アンティークの照明達。


パンカーダでは、"ライティング・フェア 2018"として英国やフランスからのアンティーク照明をご紹介してまいります。

 

 

 

 

 

 

きらめくプリズムが織りなす華やかな光。

 

 

 

 

シェードから漏れ出るほのかな光。

 

 


明け方の光・暁光にも似た、アンティーク照明の柔らかな光の饗宴をどうぞお楽しみください。

 

 

パンカーダの照明コレクションはこちらからどうぞ。

http://pancada.net/item/cat55/

 

 

 

by N

 

 

アール・デコの美術館で観る フランス絵本の世界

桜の花咲く頃。
 
白金の庭園美術館で開催中の「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」展にいってまいりました。
 
 
本館のアールデコ・インテリアをたのしみつつ・・・
 
 
モダンな渡り廊下を通って新館へ。
 

そこには、1820年代、30年代からはじまるフランス絵本の世界が繰り広げられていました。
 
 
いままで、いろいろな冊子やネットの画像などでみかけ、「このテイスト好きだな、いいな」と思っていたもののオリジナルが、しっかりとそこに。

たとえば、風刺画家、J・J・グランヴィル(1803-1847)による「動物たちの私生活・公生活情景」。編集者としてジュール・ヴェルヌをはじめ、多くの名作を世に送り出したエッツェル/Hetzel(1814--1886)による傑作たち。

当時としてはたいへんな贅沢品であったに違いない絵本は、いったいどのような子供たちが読んでいたのでしょうか。
 
 
ちなみにこちらは、撮影が許可されている、1865年以降の、エッツェルによる多色刷り凸版印刷の絵本の展示。
 
 
 
 
当時のカラー印刷の技術は素晴らしく、ニュアンスのある色使いが見事に表現されています。
 
 
当時の書店のポスターや、初版本特典のすごろくなど、本以外のものの展示もあり、見飽きることがありません。
 
 

一番心にのこったのは、1838年発刊、スイフト作「ガリヴァー旅行記」。
あまりにも有名なこのお話を、グランヴィルの類まれな美意識が、上下二巻からなる素晴らしく美しい本に仕上げていました。
 
残念ながら撮影はNG。
ガラスケースにはいった本を、何度も何度も見てしまいました。
 
 
 

さて、からめてご紹介したいのが、パンカーダで展示中の1870年代につくられたフランスのキャビネット
 

https://pancadamuseum.blogspot.com/2018/04/blog-post.html

 

 

はめ込まれた陶板には、ストーリーを連想させるような情景が描かれています。
それはさながら、インテリアのなかに潜ませた絵本。
 

19世紀フランスの美意識が、世代を超えて結実したような気持になりました。
 
 

庭園美術館正門横には新しくレストランがオープン。
 
 
今回は時間がありませんでしたが、名物の庭園を見渡せる端正なフォルムのレストランは、ぜひ訪れてみたい場所のひとつとなりました。
 
 
歴史ある良いものを見て、美しい自然にふれ、美味しい物をいただく。
 
 
 
 
きっと贅沢な時間を過ごしていただけることと思います。
 
ぜひ皆様も、脚を運ばれてみてはいかがでしょうか。
 
鹿島茂コレクション フランス絵本の世界
2018年3月21日(水)-6月12日(火)
 
 
by N
 
 

久が原のサロン カフェ・ド・メル

高級住宅街 久が原。

 

パンカーダ田園調布にほどちかい、閑静な住宅街の一角に「カフェ・ド・メル」はございます。

 

 

たいそう立派なお屋敷の地下。

外階段から降りていくと、よく手入れされたパティオがみえてきます。

 

 

3月は、オカメザクラが濃いピンクの花びらを可憐に開いてお出迎え。

 

 

ベージュが基調の落ち着いたインテリアで、美味しいコーヒーはもちろん、平日はチーズケーキ、土日祝日は自由が丘の名店モンサンクレールのケーキを愉しむことができます。

 

 

名前の由来は、オーナー様の愛犬だったメルから。

 

「もう1匹、チャッピーもいたんだけれど、ちょと語呂があわなくって。ごめんね、チャッピーって言いながら、メルにしたんですよ」とにこやかに語るオーナー様。

 

1階には小さなホールがあって、ミニコンサートなどが開かれることもあるそうです。

 

 

 

上品で優しげなオーナー様、スタッフ様にサーヴされながら、時間を忘れてゆったり寛ぐことができる空間をたのしみに、ご近所の常連さんが次々とお見えになっておりました。

 

 

パンカーダ田園調布にいらした際に、是非脚を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

カフェ・ド・メル

http://luke071.wixsite.com/mell

 

 

by N

 

 

想いを仕舞うバイブルボックス

バイブルボックスとは、文字通り聖書を仕舞うための箱。


もともとは高価な聖書を安全に運ぶためのツールであったといいます。

 

 

歴史と共に様々なスタイルをもつようになり、蓋部分(天板)がスロープ状になり、
書見台やライティングボックスとしての役目を持つつもの、脚がついて家具のような大きさになっていくものなど、多くのバリエーションが生まれました。

 


英国の美術館、V&A所蔵のバイブルボックスをいくつかご紹介いたしましょう。

 

 


オリーブウッドのバイブルボックス。


1680-1700年頃・英国

 

 


ウォールナットに象牙象嵌のバイブルボックス。

 


天板は書見台にもなるスロープとなっています。
1600年頃・推定生産地Pesaro/ペーザロ(イタリア)

 

 


オークのスタンド付きバイブルボックス。

 


17世紀後半・英国

 

 

 

 

パンカーダにも、アンティークのバイブルボックスがございます。


こちらは英国のバブルボックス。

 

 

オーク材の杢目をいかした素朴な風合いが魅力です。
取っ手がついており、ちょっとした移動に便利。

開ければ小さな仕切り段がついています。

 

 

英国国教会は原則としてロザリオは使いませんので(一部例外あり)、クロスのネックレスや小さな大切な物を仕舞っていたのかもしれません。

 

 

大きな空間は、もちろん聖書のためのもの。
かなりゆったりしていますので、大切な蔵書入れとしてはもちろんのこと、コレクションボックスとしてもご使用いただけるのではないでしょうか。

 

このバイブルボックスはこちらから詳細をご覧いただけます。

http://pancada.net/item/subcategory_a/post_1566.html

 

 

 


もう少し大きな、フランスのバイブルボックス。

 

 

こちらはテーブル・ビューローとしてもご紹介しています。

http://pancada.net/item/cat54/post_1155.html

 

 

 

引き出し付き、書見台としてもご使用いただける風格あふれる逸品です。

 

 


現代日本では存在、言葉ともに珍しく感じる「バイブルボックス」。

 

 

「聖書入れ」ととらえると、少し手をだしずらいかもしれませんが、「大切な物を仕舞う収納」と思っていただければ、どなたにでもご使用の機会はあるのではないかと思います。

 

大切な物を、特別な箱に。


あなたの想いと共に、仕舞ってください。

 

by N

 

 

 

 

 

パンカーダ アンティーク タイムズ 発刊いたしました

パンカーダ アンティーク タイムズ 2018年3月号、発刊いたしました。

 

 

またしても、しばらくぶりの発刊となってしまいました・・・。

 

お待ち頂いている方には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

代わりと言っては何ですが、今回は「アンティーク家具と神話」や「ゲームのための家具」、アンティーク家具と英国関係のディープな知識を試される特製パズル等々、読みごたえのある内容に仕上がっていると自負しておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。

 

 

 

アンティークタイムズは、今までパンカーダよりお買い物をしていただいたり、ご案内希望などでお名前をいただいた方に発送しております。

 

そのような方々には、既にお手元に届いているかと思いますが、もし届かず、アンティークタイムズをご希望でしたら、恐れ入りますがその旨ご連絡ください。

 

「届いたけれど、お友達にあげたいので、もう1部ほしい。。。」などというリクエストにも、喜んで対応させて頂いております。

 

 

アンティークタイムズはどなたにも無料でお送りしております。

 

ご希望の方は、メールもしくはお電話にて、お名前とお届け先を添えてお申し込みください。

 

メール

meguro-pancada@vivid.ocn.ne.jp

 

電話

03-5701-7380 (12-18時 水曜定休)

 

なお、こちらのアーカイヴでは、前号までの分をご覧いただく事ができます。

どうぞ覗いてみてください。

 

 

パンカーダ田園調布店頭でも、最新号、そしてバックナンバーを配布中。

 

イースターフェスティバルも開催中ですので、ご来店を心よりお待ちしております。

 

https://ameblo.jp/pancada/entry-12355697151.html

 

 

by N

 

 

こだわりのギミックを堪能するテーブル


英国人が大好きなカードゲーム。


18世紀後半から19世紀には、英国のホイスト(ブリッジの前身となるカードゲーム)がヨーロッパ中で流行し、多くの有閑人達がプレイを愉しみました。

 

貴族や富裕層は優雅に大金を賭けながら。

 

庶民は日々の疲れを忘れるために・・・。

 

 

 

いずれにしても、娯楽と交遊を兼ねた、またとない場であったことは間違いありません。


英国アンティーク家具には、そんなカードゲームを楽しむために仕掛けを施した家具が多くございます。


パンカーダにも、面白い機構をもつマホガニーのゲームテーブルが入荷しております。

 

 

一見、品の良いオケージョナルテーブル。

 

 

ただ、天板には何故か取っ手が2箇所。

 

 

天板をくるっと回すと・・・

 

 

幕板に仕込まれていた収納が4箇所から飛び出してきます!

 


天板を外すと、こんな感じ。

 

 

 

これはきっと、ブリッジやホイストを愉しむときに、掛金(チップ)を仕舞っておく場所と思われます。


勝負がついたら、みんな一緒に、はい、精算!

なんと合理的、そしてたのしく、スマートなことでしょう。


普段はちょっとしたコーナーに置く飾りテーブルとして。


お友達が集まったときには、まさにゲームテーブルとしてお使いいただけます。

 

収納が飛び出す様子はこちらの動画からもご覧いただけます。

 

 

 

英国アンティーク家具ならではの、こだわりのギミックをお楽しみ下さい。

 

by N

 

*天板の回転は両手で行ってください。

*テーブルを移動させる際には、天板のみではなく、幕板の下部分から持つようにお願い致します。

*天板を外すためには、下部の擬宝珠を外す必要がございます。(通常のご使用では外す必要はございません)ご興味ある方はお問い合わせください。

 

 

 

皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ヘレンド展

汐留・パナソニックミュージアムにて開催中の「ヘレンド展」。
 
「オーストリア帝室・ハンガリー王室御用達」であった1826年創業のヘレンド。

皇妃エリザベートやヴィクトリア女王、ナポレオン三世妃ウージェニーにも愛されてきた、いわずもがなの名窯、その約190年にわたる歴史を、多くの傑作陶器と共に俯瞰し堪能できる展示会です。
 
新しく清潔なパナソニック汐留ビルにも感嘆しながら、19世紀の名作を愉しんでまいりました。
 

現代では写真はもちろんネット画像などで比較的簡単に素晴らしい作品をみることができます。
 
でも、やはり「色」「質感」そして、そのものが纏う「迫力」は、直接肉眼でみることが、何にも勝ります。(出来れば触りたいところですが、さすがにそれはかないません・・・)
 
今回、感動したのは見事な色合いと釉薬の奥行き。

歴史に沿って展示されていますので、古く、まだ素朴な印象が残る陶肌から、中国、日本、マイセンなどから影響をうけながら深く艶めく肌に変わっていく様。
 
そしてヘレンドならではの、可憐な色合い。
 
やはりピンク色は何にもましてよく映えており、メインビジュアルになっている「色絵金彩「皇帝」文コーヒーセット」1860 年頃ブダペスト国立工芸美術館蔵は、本当に素晴らしく、思わず声をあげてしまうほどの出来栄えです。
 
 
開催は3月21日まで。
 
ぜひ傑作を貴方の眼でみてください。
 

皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ヘレンド展
オフィシャルサイト
https://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/18/180113/
 
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パンカーダ イースターフェスティバル2018 のご案内

パンカーダでは、本日よりイースターフェスティバル2018を開催いたします。

 

 

イースターとは復活祭の事。

 

キリスト教圏では最も重要な行事のひとつであり、多くの行事が行われます。

 

「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」であるため、年によって日付が変わり、今年は4月1日(日)。

 

キリストの復活を祝う祭りであり、ちょうど春先であることから、まさに春来への悦びに満ちたお祭りでもあります。

 

パンカーダではイースターにちなみ、パンカーダ田園調布にご来店のかたにはもれなく卵にちなんだミニプレゼントを、そして50,000円以上お買い上げいただいた方には、スペシャルなプレゼントを差し上げます。

 

 

是非ご来店をお待ちしております。

 

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スプリングフェア ~花を纏ったアンティークファニチャーとこだわりの雑貨達~

スペシャルサイトは引き続きオープンしております。

 

アンティーク家具に咲いた百花繚乱の花々を是非ご堪能ください。

 

 

フェアのスペシャル・サイトは以下のリンクからどうぞ。

https://pancada-spring-2018.blogspot.jp/

 

 

by N

 

銀座の隠れ家 ・ダンヒル アクアリウム

いつもにぎわう銀座、中央通り。

 

 

銀座伊東屋のはす向かいに、ダンヒルの路面店があります。

 

 

格調高いディスプレイの店内は、いつも静か。

 

でも、そこの2-3階がバー&カフェになっていること、ご存知でしたか?

 

1階入り口脇に、ごくごく控えめに看板がございます。

 

 

バー&カフェ専用の入り口や階段はないので、入る時は若干気後れするかもしれません。

 

でも素敵なスタッフの方々は、みんな親切なのでご安心を。

 

おすすめは3階。

 

 

チェスターフィールドのソファがゆったりと並べられ、クラシカルなインテリアを堪能しつつ、銀座中央通りを見渡すことができます。

 

 

お食事もできますが、今回はケーキセットを。

思いがけず素敵なデセールをいただくことができました。

 

 

連れは生ガトーショコラセット。

 

 

私は、キャラメルケーキとチョコレートオレンジのケーキ。

 

 

紅茶はポットサービスです。

 

少々お値段は張りますが、ゆったりした座席と見晴らし、美味しいケーキと静かな環境を思えば、納得の価格といえるかもしれません。

 

 

 

外から混雑具合もひとめでわかるので、空いていたら是非お勧めです。

銀座の人ごみに疲れたら、ぜひ行ってみてください。

 

 

そして、パンカーダにある「ダンヒルのヒュミドール」のこと、ちょっと思い出してみてください。

 

http://pancada.net/item/subcategory_a/post_1516.html

 

 

英国紳士が積み重ねてきた、厳格なエレガンスを体感できるひと時です。

 

 

銀座 ダンヒル オフィシャルページ

https://www.dunhill.com/experience/jp/the-homes/tokyo-ginza/

 

 

by N