長野県 K様 ビューロー納品・世界の逸品とアンティーク家具の出逢い | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2018-08-16 09:41:58

長野県 K様 ビューロー納品・世界の逸品とアンティーク家具の出逢い

テーマ:納品事例・お客様の声

以前、当店より蔓薔薇のセティを、長野県の別宅にお納めさせていただいたK様。


最近は生活の拠点をそちらに移し、山々に囲まれた高天原のような清冽な地で暮らしていらっしゃいます。

 

 

またご縁をいただき、当店から佳品というべき小さな傑作ビューローをお求めいただきました。
納品のおり、こだわりのご自宅とコレクションを拝見する機会をいただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。

 

まずはご紹介するのは当店からのセティ。

 

 

吹き抜けの高い天井、きらめくシャンデリア、暖炉と窓に囲まれた最高のポジションで、貴婦人のごとく優雅に腰をすえています。

 

 


小脇には、当店にてリアップホルスタリーさせていただいたフットスツール。

 

 

 

青いシルクはフランス、タシナリ・エ・シャテル社です。

 

 

 

 


K様邸はこのセティを中心に左右対称の造り。

 


片翼には、おおきなディスプレイキャビネットがあり、今回お求めいただいたビューローは、その脇にピタリと納まりました。

 

 

 

まるで以前からそこに在ったかのような雰囲気に、K様の目の確かさを改めて痛感いたしました。


ビューローは、ティファニー社のテーブルランプをディスプレイするご予定とのこと。

 

 

 

その前には、当店から納めさせていただいたサロンチェアのダイニングコーナーがございます。


チェアに座れば、セティのある空間を気持ちよく望むことができます。

 

 

 

 

 


さて、ここからはK様コレクションのご紹介です。

 

ビューローの隣にある大きなキャビネットに収まっているのは、ロイヤルコペンハーゲンのフローラ・ダニカ・コレクション。

 

 

 

世界一豪華なディナーウエアといわれるフローラ・ダニカ。

 

「フローラ・ダニカ/Flora Danica」とは、18世紀、デンマーク領土内すべての植物約3,000種類を収めた手彩色銅版画の植物図鑑『フローラ・ダニカ』にその原画を求めたディナーサービスで、1790年から制作が始められています。

 

もともとはロシアの女帝エカテリーナ2世へ献上するために制作がはじまりました。エカテリーナ2世の死により製作が中止され、完成したのは1802点。そのうち、現存するのは1,530点。この主なものは、現在コペンハーゲンのローゼンボーグ城に国宝として展示されています。

 

 

フローラ・ダニカ・シリーズは成型、装飾はすべて熟練の厳選された職人の手作業で行われ、多彩色は淡色から順に彩色を重ね、24金の金彩もあわせると最低7回の焼成を必要とします。現在も王室晩餐会でも用いられ、デンマークの至宝と謳われています。

 

 

そんなフローラ・ダニカ。

 

 

通常に販売しているものでもカップ&ソーサーで数十万にはなる超高級品ですが、K様のコレクションには販売されていない図柄も含まれているのです。

 

たとえばこのヨロイゴケ。

 


あるルートで、ロイヤルコペンハーゲンに特別にオーダーしたという非常に珍しいもの。


可憐な花々も美しい物ですが、このような植物もあることで、より学術的な要素が加わり、「フローラ・ダニカ」たる完成度が高まるような気がいたします。

 

他にも沢山の珍しいパターンがございます。

 

 


キャビネットの背面がミラーなので、裏面のパターンまでも観ることができ、たっぷりと名品を堪能させていただきました。

 

 

 


さて、セティの前に置かれているのは、ルイ・ヴィトンのトランク。
トップにはガラス板が置かれ、日本の漆工芸が置かれています。

 

 

 

「船旅用のトランクですか?」とお伺いしたところ、「うーん、食器をしまって車に積んでピクニックとかにいく、というイメージでオーダーしたんですよ」


・・・これもオーダー!?

 

 

K様が描かれた設計図をもとに、ルイ・ヴィトンがおこした図面もみせていただきました。

 

 

 


さあ、それでは中を見てみましょう。

 

 

 

蓋を開ければ深紅のクッションが出現。

 

 


その奥には、カトラリーとプレート用を収納するスペースが現れます。

 

 

 

凹みには、K様ご自身のシルバーカトラリーや、あのフローラ・ダニカがぴたりとおさまります。

前板を開ければ、それぞれプレートをおさめるための抽斗が整然とならんで。

 


洗練と贅沢、そして遊び心。

 

そんな言葉が次々と脳裏にうかび、眼福と贅沢な手触りに時を忘れたひとときでした。

 

そして、最寄りの駅まで送ってくださると、ガレージの扉を開けた時、最後の驚きがありました。

 

日常使いにしていらっしゃるであろうお車のとなりには、英国モーガンのスポーツカーが!
珍しいロイヤルアイボリーのボディカラーが上品です。

 

 

リアビューもたまりません・・・。

 

 

時には、モーガンを駆って奥様と自然の中を走るのでしょうか。

 

 

 

・・・ここでご紹介したK様のコレクションはほんの一部。


とてもご紹介しきれない素晴らしい品々を沢山拝見いたしましたし、まだディスプレイしきれていない名品もお持ちのことと思います。

 

当店のお品物をお求めいただいたのみならず、数々の素晴らしいお品物を拝見し、本物をみることの大切さ、本物と暮らすことの贅沢さを教えていただきました。

 

世界の逸品、そして歴史の逸品ともいえるアンティーク家具とのコラボレーションは、まさに今ここでしか体感することができない素晴らしいものでした。


ご自宅二階から眺める絵のような山々。


今日もK様はこの光景を眺めながら、思索にふけっていらっしゃるのでしょうか。

 

 

 

K様、この度は誠に有難うございました。


K様がまた高天原から降臨していただける日を、スタッフ一同心よりお待ちしております。


by N

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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