映画「国宝」のロケ地へ
先日鑑賞したばかりの「国宝」。大津市内でロケされていたということを思い出しました。映画を観ていた時はすっかり忘れていたけれど旧琵琶湖ホテル、大津館。桃山風破風造りの優雅な外観は東京銀座の歌舞伎座、大阪中之島の中央公会堂を設計した事務所が手掛けたもの。歌舞伎座の雰囲気に近いことから「日乃本座」の外観やロビー稽古のシーンに使われたそうです。昨日は雨が降っていたけれど、うちからはすぐ近くなので行ってきました。正面エントランス。いまもレストランやお土産屋さんなどが入っていて上階は資料室や貸会議室として使用されています。昭和9年に建てられた滋賀県初の国際観光ホテルです。ロビーに映画「国宝」ロケ時のパネルが展示してありました。これは昨日の大津館。こんなふうに歌舞伎座に仕立てたんですね。まさに歌舞伎座そのものでした。昨日のロビー。角度は違うけどここで撮影している様子。森七菜ちゃんのお父さんが怒鳴り込んでくるシーンはここだったの!映画の中のロビーのカーペット。一部残してありました。高畑充希さんと森七菜さんのサイン。エキストラも200人動員してのロケだったそうです。それから渡辺謙さんが入院していた病院も大津市内の県立総合病院を使っているそうです。昭和45年に建てられ、改装工事のため閉鎖中だった病棟を貸し切っての撮影だったとのこと。昨年、日本アカデミー賞最優秀作品賞だった「侍タイムスリッパー」もクライマックスシーンのロケ地は滋賀のお寺でした。身近にそういうところがいろいろあって面白いなと思っています。大津館の周囲では紫陽花がとてもきれいに咲いていました。次回はそのことを。