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妻と1歳の息子、3人家族で過ごすための
マイホームを計画中

< 登場人物一覧 >
2021.08 マイホーム検討開始
2021.11 土地売買契約
2022.03 土地引渡し
2022.07 建築請負契約
2022.09 着工
最近、お鍋が美味しい季節になってきましたね
以前は鍋をすると、具材を追加投入しての2回戦や、締めのおじや・ラーメンなんかも楽しんでいたのですが・・・
最近はできていません
長男・しらたまの入浴や就寝時間を考えると、あまりゆっくり食べることもできないんですよね
まぁ、もう少し成長してくれれば、時間にも余裕が出てくるでしょうから、それまでの辛抱ですね
一緒にお鍋をつつく日が父は楽しみです
それでは本題。
今まさに我が家は建設中なわけですが・・・
現時点までで最大の後悔は
住宅会社探しの時点で、断熱・気密の知識が甘かったこと
だと以前書いたことがあります。
この考えは今も変わっていません
おかげで断熱に関する意識が高くない工務店と契約してしまい・・・自分で色々調べて、仕様を打診し、価格を交渉するという、茨の道を通ることに
大変でしたよ、マジで
ただ、その努力の甲斐も会って、我が家のUA値は(深基礎を外皮に換算しなければ)0.41
我が家の建設地は6地域ですから、HEAT20 G2に相当します
深基礎を考慮すると0.47のG1なんですけどね。その節はまじでブチギレたものです。でもまぁそれでもあと0.01でG2なので、ほぼG2ってことで。笑
そこで今回はですね・・・
特に断熱性能へのコダワリが強くない工務店の標準仕様からHEAT20 G2まで性能を上げるために選んだ仕様と、その費用をご紹介しようと思います
これから住宅会社を選ばれるという方や、使用を決めている最中だという方の参考になれると嬉しいです
前提:標準仕様はZEHレベル
まず前提として、我が家の住宅会社・ツリーハウジング(仮称)が標準でどの程度の性能なのかを紹介しておきます。
ツリーハウジングではもともと、ZEHレベルが標準仕様でした
6地域なので、UA値で言えば0.6以下ですね
住宅会社選びをしていた当時のぼくは「ZEHってなんか高性能なんでしょ?」くらいの認識しかなく、満足してたんですけどね。
この数字、ぜんぜん大したことないです
木造軸組工法(在来工法)の家で、
- 壁には袋入グラスウールを詰める
- 小屋裏に袋入グラスウールを敷き詰める
- 床下にスタイロフォームを敷き詰める
っていう・・・
常識レベルの施工を普通にやりさえすれば、どこの会社でも当たり前にクリアできる水準だと思います
ではその、どこの住宅会社でもクリアできるであろうレベルから、
- 何を
- どう変更して
- いくらかかったのか
について、いよいよ紹介していきますよー
変更① 窓をグレードアップ
おそらく最も効果的だったのが窓のグレードアップです
家の断熱を考える上で、開口部(窓とか玄関とか)は最大の弱点になるところ。
ここを強化するのが効率が良いことが多いです。
詳細に計算するとそうでないことも多いようですが、面倒なので割愛します笑
ツリーハウジングの標準仕様は
- APW330とサーモスXから選択
- アルミスペーサー
- 乾燥空気封入
こんな感じ。
これを、家の東西北面については
- APW430
- 樹脂スペーサー
- アルゴンガス封入
に変更しました。
家の南面は、日射取得率を言い訳にコストカットを意識して、
- APW330
- 樹脂スペーサー
- アルゴンガス封入
に変更。
これらの変更するのに要した費用は22万300円(税別)でした
ちなみに窓の仕様については以前、別記事で詳しく書いてますので、こちらも参考にしてください
変更② 窓の数を抑える
これは「変更した」って感じじゃないですけど。断熱性能を上げるために意識したことではあるので、ご紹介。
先日、上記の記事でご紹介した通り、我が家は窓が少なめです
詳しくは上の記事を読んでください
どこまで言っても窓は断熱の弱点になりますので、不要な窓は可能な限りつけないようにしました
それに窓を減らすことで、上述した窓のグレードアップにかかる費用も抑えることができました
というわけで、当然ですがこの変更?に要した費用は0円です
むしろマイナスと言っても過言じゃない
変更③ 天井断熱への変更
ツリーハウジングでは
- 天井断熱
- セルロースファイバー
- 180mm厚
が標準仕様。
ですが我が家は気密性能を上げるため、
- 屋根断熱
- ウレタン吹付
- 160mm厚
に変更しておりました
ですが、上記だとどうしても断熱性能が足りない
「ウレタンの吹付け厚さを増やす」「ボード系断熱材で屋根断熱する」などの施工も検討したんですが、技術的・予算的な問題で断念
そこで、気密の確保が少しばかり難しくなることを許容し
- 天井断熱
- セルロースファイバー
- 300mm厚
とすることにしました。
標準から、セルロースファイバーの厚さを180→300mmに増やした形です
こちらの変更で要した費用は5万8669円(税別)でした。
天井部分の面積で計算されてるので数字が細かいですね。
30万円かからずにG2クリア
いろいろ調べて、検討もたくさんしたものの・・・
結局、我が家で行った工夫は上記の3つだけ
合計、27万8969円(税別)で、ZEH→HEAT20 G2まで性能向上できた形になります
性能向上による光熱費の節約効果だけで元を取るのは難しいと思ってるんですけど、そもそも快適さが違うので満足です
住宅会社の標準仕様に助けられたと思う
他の会社のケースを知らないので、なんとも言えませんが・・・
上述の「30万円かからずG2まで性能向上」って、かなり安価に達成できたんじゃないかと思うんです
これはツリーハウジングの標準仕様のグレードがもともと高かったからだと思います
具体的には、例えば玄関ドア。
ツリーハウジングの標準は(サッシがYKK APの場合)YKK APのヴェナート D30、D2仕様。
それなりに高性能なドアを標準で付けられます。
他にも、比較的安価にAPW330からAPW430に変えられたりとか。玄関土間もすべて断熱施工していたりだとか。
もとの仕様が良かったり、計算方式がぼくに有利に働いたおかげで、オプション費用が最低限で済んだんじゃないかなと思ってます
これはもう住宅会社によってかなり違う部分だと思いますね
「6地域でG2」は案外簡単
今回、実際に自分で仕様を検討しながら、G2水準まで性能を上げてみて、思ったことがあります。それは・・・
6地域でG2クリアするの、簡単じゃん
ってこと。
え、だって。今回工夫したのって、
- 窓の性能を上げる
- 窓の数を減らす
- 天井断熱の厚さを増やす

あんなにたくさん、いろんな施工方法を勉強したのに。結局この3つだけなんです
UA値=0.4台くらいは、上記のようなよく語られる対策を取るだけで、わりと簡単に実現できるんだなーって思いました。
たぶん、UA値=0.4を切ろうと思うと、世界が変わってくると思います。外張り断熱とかしないと達成できなくなってくるんじゃないかな?しらんけど。
いや、結局の所、ぼくが何を言いたいかと言うとですね・・・
こんなシンプルな方法だけでG2水準を達成できるなら、何でもっと普及しないの
おかしくない
もっと住宅業界、頑張ったほうがいいんじゃないの
っていう
とりあえず、最低限の投資で、G2(厳密にはG1だけどw)を達成できましたよーってお話でした
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