汚事記 -8ページ目

汚事記

汚い事が記されます。

山岡荘八のヤッス(徳川家康のこと)の小説、あと1章まできて、なかなか読む気にならないです。

残すところ、26巻「立命往生の巻」の「悲願果てなく」という章で終わりです。おおよそ2年かかって読んできただけに、読み終わったらどうすればいいんだ、みたいな気分になってしまって、これは『ダルタニャン物語』の時もそうでしたが、なんとも心もとない。このヤッスの小説はひたすらダラダラと長く、読んでる間は、

(もっと簡潔に書けそうなものなのに)

とか、

(はやく終わらないかなー)

とか、不平たらたらだったのが考えられナス。

26巻の終盤、ヤッスが鯛のフライを食べて発病、ついに最期の時が来た! って展開から、感動の楔が心にガシガシ打ち込まれるのに仰天、

(これはすごい小説だったのでは?)

と思い直し、姿勢で喩えるなら……、寝転がって鼻ほじりながら読んでたのが、バッと起き直って正座して読む、そんな心持ちで、心打たれて涙を流したり洟をかんだりしながら読んだんですが……ヤッス、なかなか死なない。

(いつ死ぬのかな)

とか思うようになってしまって、いかん。鯛のフライを食べて倒れたのが1月21日、そこから危篤だのなんだのと騒いで「生命の大樹から体を借りてきた」といって持ち直したかと思いきや、朝廷の使いが来るからと起きてはまた危篤、また持ち直し、また危篤、やがて春になり小説のなかではとうとう4月半ばに。ふざけてるのか。

それはおいといて、この巻の真ん中あたりに『越路の雁』という題の章がありまして、これがいたく感動致しました。忠輝のセリフに、

 

その死までを歩く人生の旅にも、真剣な旅もあれば、苦患を遁れるための負け旅もある……

 

という箇所があり、これには目を開かされた、と言いますか、生き方を考えさせられました。そこだけポッと読んでも真意は伝わらないでしょう。その後、松平勝隆が家康の伝言を話すセリフ、

 

「はいッ。生死は問わぬ。が何れ相会うところは一つ、そのおり、父と子と、何れが真剣に生きたるや、それを上総と競おうほどに、そう申せと」

 

続く忠輝の述懐、

 

(結局、それが人生らしい……その競いにすがって生きてゆく……そこにしか救いのないのが、まことの人生の姿らしい)

 そう思うと、それは無限の悲しさと、無限の滑稽さで胸をえぐる。

 

って部分、これはハートを衝かれたような心持がしました。ここが読めただけで26巻にわたる長い小説を読んできた甲斐があった、とすら思えました。小説家というのはどこでこういうことを学んでくるのかと、そこを読んでから風呂に入っていたりしても思い出されました。彼らはこれだけ凝ったことを描くのだから、相当な時間机に向かっていると察せられるわけで、となると人生修行みたいなことを学ぶ暇などないように思われます。なのにこういう深いところを出してくる、そこが小説家であり凡人との違いなのだと言ってしまえばそれまでかもしれない、しかしどこか鋭敏な部分がなくては普通に暮らしていたらこの境地には達しないはずです。ここはさすが、と唸るしかないのでありました。この山岡荘八という人はどういう暮らしをしていたのか、非常に興味をひかれます。

あと、死にかけている家康が夢を見ていて「生命の大樹」の枝に今川義元、織田信長、豊臣秀吉がそれぞれ鳥に姿を変えて止まっている箇所の感慨深さや、この世から戦は無くならないと言い張る真田昌幸と言い争っていたという場面(ここ、すごくわかる! いかにもあの世で家康に言いそう)、また、信長にも笛を愛する優しい一面があった、そのことが家康には救いであった、信長ですらそうだったのだから、やりかた次第で人は戦と縁が切れるはずだという場面、こうした描写のつるべ打ちで私にとって珠玉の最終巻でありました。やはり作品は最後まで読んでみないとわからないですね。

この作品は中古の揃いを買ったので仰向けで読めなかった(仰向けで読んでいると中古本はページに挟まっている菓子くずや鼻くそなどのゴミが顔によく落ちてくる)のです。なので、全部新しく買い直して好きな姿勢で読めるようにしたいです。

あと、家康は伊勢を日本人にとって非常に大切なものと考えていて、私にはそこらへんの知識が無くて理由がわからなかったので、学んでおかねばと思いました。

 

ああ、これ読んじゃったらどうしようかな。

S-49 きちがいロボット クレージーゴン

■分類:機械

 攻撃低下なし

 ダメージ回復なし

 装甲ルール適用

■地形:

 地01 山03 川02 海× 空…エリア移動時のみ

■攻撃:

 破壊光線(前01-02、d34-1/d5-2/d6-3)

 アーム(前横01-02、格闘戦闘力+01)

■移動力・体力:

01 01

02 02 03 04

03 05 06 07

04 08 09

■特殊:

 濃霧発生

 旋回移動ポイント消費:0

 

 

こんな風にデータを作ってボードゲームで遊んでいます。

クレージーゴンは『ウルトラセブン』のポピーバンダイ系消しゴムで49体目の怪獣なので、「S-49」です。ポピーのキングザウルスシリーズを真似た分類番号で、「S」は『セブン』のエス。『帰ってきたウルトラマン』の怪獣だと「K」の何番になり、『ウルトラマンA』のはA-99みたいになります。

 

今日は寒かったけど、正月からずっと昼間は晴れていい天気が続いています。

ペン習字は行書に入ってから飽きてきて、以前ほど熱心に練習しなくなりました。だいたいパターンで書けるようになったこともありますが、ここで気を抜くと全て、おじゃんになるってこともわかりますので、そこそこちゃんと続けるつもりです。

 

1月4日から仕事始めで、今日はマジ行くのツラタンでした。

真冬に何日も誰もいなかったもんだから、ストーブがんがんに炊いてもぜんぜん暖かくなんなくて、朝のうちは氷点下、11時くらいにプラスになり、昼過ぎにやっと10度になりました。一日中、ストーブの脇に椅子を移して仕事してました。

今日行って、明日と明後日行けばまた3連休だし、それを思えば少しやる気になります。

 

家に帰ってきてもやることがペン習字くらいしかないので、他は怪獣消しゴムを並べて写真を撮ったりして遊びます。

 

 

空の大怪獣ラドン。

こないだDVDを視たやつ。ラドンの映画はmyお気に入り怪獣映画の中でもかなり上位に来ます。

今回紹介するゴジラ消しゴムはミューゼオでフォローしている方がやってるウェブショップで買ったものです。去年の11月頃だったかな、状態が良くて、ご覧の通りピカピカです。

青いのを買いました。私の中ではラドンのイメージカラーはキングザウルスの刷り込みで「赤」なんですが、大人になってから知ったソフビではミニサイズがピンク、スタンダードサイズは青で、それもイメージに取り入れられつつあり、ポピーのゴジラ消しの初期6種は大小2サイズあるので、この大きい方は青にしてみようと思ったわけです。

この時に買えたゴジラ消しゴムは初期の少し大きいやつです。これまで私が持ってたメタリックのデッドストックのは、増し型みたいな? これより少し小さい金型のやつだったので、この初期型ので基本カラー(オレンジ・青・黄・ピンク・緑・黒)の美品が手に入るならこの機会に……と思って買ったのでした。

私の記憶にある初期の怪獣消しゴムが、このラドンのピンク色のとウインダムの青いので、黒目を書き込んであるラドンが今も残っています。初期型のは、ドンと構えていて絶妙な厚みがありカッコイイのです。ラドンとウインダムは地方で回したガチャガチャで出たような……丸いカプセルではなく、底が平たいカラーのふにゃっとした蓋に、ドーム状の硬い透明カプセルの形だったような……。北海道にはガチャガチャの機械の会社があって、札幌や旭川なんかは進んでいたように思います。

あっ、この思い出に関しては、小学生低学年時の記憶なので間違ってる可能性が大です。

他のゴジラ消しゴムは駅前にあった「ふじよし」という店の2階にあった駄玩具屋で、大袋に入った中から1個何十円で選んで買う方式ので買った覚えがあります。

 

 

地底怪獣バラゴン。

イメージ通りの色で、これもご覧の通り、ピカピカに美しいです。

ゴジラ消しの初期6体のうち5体はどれもそれなりにトントン相撲が強かったです。ラドンは尻尾が無いので倒れやすいのですが、それでも時々もたれかかって倒したり、おもしろかったです。

 

 

 

メカゴジラ。

みぞおちのとこの模様が逆三角形なので、これはⅡです。

この消しゴムは小学生の頃、好きでたまらなかった1体です。せびれと尻尾の段々にメカを感じ、腕や顔が角ばっているのもロボっぽくて良かったです。ドーベルマンみたいに見える顔もいいです。

 

 

未来怪獣ガイガン。ガイガンの別名はサイボーグ怪獣とか、いろいろありますが、私は未来怪獣というのが好きなので、こういうとこには未来怪獣と記します。

これはトントン相撲でカマを相手に掛けて倒したりするのが絶妙に素敵なヤツで、腹の回転ノコも相撲時に、空想の幅を広げられてたまらないです。

 

 

宇宙超怪獣キングギドラ。

すごい美品です。

眠くなってきました。

 

 

水爆大怪獣ゴジラ。

これまたすごい美品。テカテカ光っています。第2弾の時期のものでここまでのはなかなか無いのでは。

 

 

第2弾コレクションボックスの中身。いつの間にか無くなってコレクション抜けしていた「技ポーズレオ」もこの時購入したので、完璧に。これはデッドストックだった新品消しゴム用のコレクションボックスだけどゴジラのはメタリック系ので別に持ってたし、今回紹介した6体はすごい美品だから加えてもいいかな、と。

眠くて何書いてんだかわかんなくなってきました。

 

 

あけましておめでとうごぜいやす。

 

 

今日の……

 

 

道新の卓上四季の書き写しでやんす。

仮名は楷書体で、漢字は行書体で写しています。

卓上四季の書き写しも、もうそろそろ半年近くになり、専用ノートも6冊目に。

1回も休まず続けておりやす。

えーと……

 

 

最初の書き写しが昨年の7月13日でした。

始めた時のと現在のを比べると、まるで違っていて我ながらビックリです。4か月でここまで変わるものなのか。男子三日会わざれば刮目せよ、とか言いますが(自分で言う)、左のはこれでも丁寧に書いているつもりでした。通信教育と言えど、教わるというのはモノスゴイことなんだなぁと実感しました。

 

 

昨日はイオンに正月にはく新品のパンツを買いに行きました。これは学生の頃から続けている習慣で、必ず自分で買いに行きます。いま、はいてるのはおろしたての新品パンツで気分良いです。

今年の正月は暖かく風もない、この辺りにしては珍しい天候の良さで、31日から春うらら? みたいな気分で大変穏やかな正月です。こんなことはホントにない。12月に降った雪もほとんど溶けて無くなり、最低気温も明け方にマイナス3度になる程度、終日ポカポカと日が照って、今日なんかも歩いてコンビニへ出かけて新聞を買いました。いや、ほんと心穏やか。

うつらうつらしながら怪獣消しゴムを並べて立てて、DVDなんかを見たりして雑煮を食べおせちを食べ、買い込んだお菓子を食べ、また怪獣消しゴムを並べ、そのまま居眠り、そんなことの繰り返しで寿命が延びたような心持ちがします。DVDは『ウルトラマンタロウ』のモチロン回、タイラント回、あと『空の大怪獣ラドン』を見ました。『ウルトラマンタロウ』、サイコー。

 

 

NEO2のケシゴムが気に入ってしまっていろいろと組み替えて並べます。

これは『Jr.』。

向かって左がバンダイ(NEO)の「メトロン星人Jr.」(ウルトラマンA登場)、右がユタカ(アンティッQ)の「バルタン星人Jr.」(帰ってきたウルトラマン登場)。

どちらも初代の息子らしい。

 

 

名称に『改造』がつく組み合わせ。

前列向かって左からポピーの「改造ブラックキング」(アンドロ超戦士登場)、中央は「ベロクロン(改造)」(ウルトラマンタロウ登場)、「ベムスター(改造)」(ウルトラマンタロウ登場)。改造ベムスターは何のハンデもない状態でタロウを負かした強豪怪獣です。

後列向かって左から丸越の「巨大ヤプール(改造)」(ウルトラマンタロウ登場、足裏の刻印はただの「巨大ヤプール」となっている)、中央がポピーの「マグマ星人(改造)」(アンドロ超戦士登場)、右がユタカの「パンドン(改造)」(ウルトラセブン登場)。

 

 

ポピーの「メカバルタン」(アンドロ超戦士登場)を入れ忘れていたので、撮りました。

バルタン星人をサイボーグ化? したもの。

 

 

これは「再生」の括り。

向かって左から、丸越の「デッパラス(再生)」(ウルトラマンタロウ登場)、中央がユタカの「ドラコ(再生)」(ウルトラマン登場)、右がバンダイの「エレキング(再生)」(ウルトラマンタロウ登場)。

 

 

これは「二代目」の集合です。

前列向かって左から、ユタカの「レッドキング(二代目)」(ウルトラマン登場)、バンダイの「メフィラス星人(二代目)」(ウルトラマンタロウ登場)、ポピーの「アンギラス(二代目)」、ポピーの「ゴジラ(二代目)」。

後列向かって左から、バンダイの「ウー(二代目)」(ウルトラマンA登場)、バンダイの「ゼットン(二代目)」(帰ってきたウルトラマン登場)、ユタカの「バルタン星人(二代目)」(ウルトラマン登場)。

 

 

最後、「2」とか「新」とかが付くチーム。

向かって左からポピーの「メカゴジラ2」、中央はポピーの「バルタン星人(新)」(ザ☆ウルトラマン登場)、右はポピーの「ゴモラⅡ」(ウルトラマン80登場)。

 

こんな風に誰に見せるわけでもなくいろんな区分を思いついては、並べて眺める……そんなまったく意味のないことが楽しくてやめられないのだー。

あと、自作ボードシミュレーションのデータを作ったり。バンダイの「ifシリーズ」がもと。これをコマにして表とか作って数値を設定してサイコロ振って戦わせてバトルロワイヤる(←「バトルロワイヤルする」の意味)。

 

そんな平和な正月を過ごしております。


 

やっと来ました、「ウルトラ怪獣消しゴムNEO2」。

これは画像で見た時から欲しくてたまらなかったのです。40個入りのを2袋買うつもりでいたのに、今回はバンダイが通販とか禁止したらしくて、やれやれでした。キンケシの可動のやつがいつものように出回らなかったので、もしかしてついに発令したか? と思っていたら、案の定でした。なにもこのタイミングで……やることがいつも遅くて変な時期に始める。1セット、保険をかけておいたのが今日届きました。こないだ行った釧路の店ではいま現在、入荷していないようですし、どの道、雪が降ってしまってはクルマじゃその店にも行きたくないですし、汽車やバスではコロナ感染が怖いですし、春にならないと買いには行けませんから、こうするしかない、みたいな。

 

 

ウルトラマンティガ。

ウルトラマンは前のよりかなり洗練され、カッコよくなっています。

私はウルトラマン系のは「アンティッQ」のスタイルが完成形だと感じていたのですが(ニセウルトラセブンやにせウルトラマンの消しゴム化を鑑みるに、あまりヒョロヒョロしていては怪獣や星人と統一性がとれなくなるので)、全種のウルトラマンが統一されるのなら、これでもいいと思いました。

 

 

ウルトラマンダイナ。

 

 

ウルトラマンガイア(V2)。

ガイアはアグルのイメージカラーが青なので、反対の赤系であるピンクを選択してみました。

 

 

メフィラス星人(2代目)。

左手にマンダリン草を持っています。

 

のっぺりした後ろ姿も、すごくいいです。

耳のあたりのえぐれ具合がうまいです。

 

過去のメフィラス達。

ゴールドサタンに近づけたボディラインがうまく再現されていますね。

ポピーのは上半身に対して脚が小さすぎて、なぜこうなったのかと今でも不思議です。

 

 

メトロン星人Jr.。

これはもう、たまらないデキです。子供の頃にこれをゲットしていたら好きすぎて狂ったかもしれない。

この顔と不安を煽るシルエット。腕がまた、たまらなく良いのです。

 

後ろ。首や足首の謎のヒラヒラもイイカンジの立体感で再現されていて、狂おしいほど好き。

 

従来のメトロン達と。

やはり、ポピー消し第2弾の大きさを踏襲した第12弾やアンティッQの大きさ、それが最も自分の中ではしっくりくるサイズですので、このサイズ比率がうれしいな、と。

 

超獣対怪獣対宇宙人。ガチのJr.でこの場面を再現できる日がこようとは、長生きはするもんじゃのう。ドラゴリーが一番弱そう。

 

 

ウー(2代目)。

これは画像でひとめ見た時から気に入っていました。顔がすごいのです。手の感じも、あの二代目のイメージがよく出ていてすごいです。

 

それで、この顔なんですけど、髪? の奥に造型があって、これはいったいどうやって成型したのか? と。

 

貼り合わせているようには見えませんし、引っ張ったり曲げたりしてみましたが、継ぎ目みたいのは見当たりません。よく見ると、顔の左側に円形の線がうっすら見えました。

 

逆側には同じような薄い横線が何本かあります。

すごい力の入れようです。

 

初代ウーと。

ポピーの怪獣消しゴムの中で、私がガッカリした数少ない怪獣のひとつが、ウーです。どんな恐ろしい顔で消しゴム化されるのか期待していたのに、実際出てきたのはこの顔だったので、なんじゃこりゃ……と。

その点、この二代目は実物をしっかり再現していて、全体的な姿もおどろおどろしくて最高です。色は白が申し分なくいいです。

 

アイスロンと。これもまた超獣が小さい。

 

 

再生エレキング。

理想的と言いますか、夢に見ていた以上の再生エレキング消しゴムで、惚れ惚れします。

 

正面。

 

横。

シルエットも抜群に再生エレキングです。怪獣消しゴム的にもシッポなどのバランスや比率はバッチリ文句なしです。

 

後方から。

体表のエレキ模様の彫りがクッキリはっきりしていて実に美しく、袖まくりしてるような腕や、口の周囲の肉の盛り上がり、首のくびれ等、すごい再現度です。

 

今までのエレキング達と。

大きさも理想的で、最高のエレキング消しゴムです。

これはガチで惚れる。

この造型で初代エレキングも出していただきたいです。

 

ピット星人達が迎えに来た、という妄想シーン再現。

 

 

改造ベムスター。

これは画像で見た時点では、あまり惹かれなかったのですが、実物を見るととてもグッとくる消しゴムで、傑作の1体といえるのでは。

 

ほら、この作り込み。彫りの美しさが塩ビの材質にマッチして美しいと思いませんか。ベムストマックのあたりとか全身のヒビみたいな線とか、美しい。

 

顔がまた良く似ていて、どの角度から見ても破綻がない。

 

顔のえぐれた湾曲が再現されているのもポイント高いです。真横から見た時の改造ベムスターの体の薄さまでは再現されてないようですが、それもたいしたことには思えなくなります。

 

五芒星形で、ツルンとした頭頂部付近の表面の作り具合とかたまらない感じです。翼もウエストもいいです。

 

再生怪獣軍団の乱戦を再現。

『ウルトラマンタロウ』の怪獣消しゴムを並べていると、この再生怪獣登場回あたりがゴッソリなくて不満だったんですが、それもすっきり解消されます。

 

 

ベロクロン(改造)。

これは二世なのか改造なのか悩みましたが、ミニブックには「改造」と書いてありました。二世と改造の違いは体型と、喉のイボの有無で区別するらしいです。これを見ると、確かに喉元のイボが剥げ気味な箇所があるように思えます。

 

この消しゴムも、ベムスターと同じく画像で見た時はたいして気にならなかったのですが、他の人がアップしていた動画をみると怪獣消しゴムとしては思い切りよく突き抜けていておもしろく、例えるなら初めて『ザ★ウルトラマン』怪獣のバダンやザイクロンの消しゴムを見た瞬間に受けた衝撃、みたいな? 新しい感動があったのでした。この四方八方に飛び出した突起は一方向からしか見られない画像だと、ふざけたものに見えますが、これを実際に手にすると、

 

「バア!」みたいに開いた手とツメもあいまって、消しゴム玩具にマッチした特有の面白みが楽しめるのでした。

 

マッハレスと比べてみても、比率やバランスはばっちりです。

 

ポピーのベロクロン達と。

消しゴム玩具として見劣りしない愉快な迫力を感じます。

 

 

ウルトラマンアグル(V2)。

今回のウルトラマンでは、これだけポーズが違います。写真でよく見るポーズです。

 

 

ブラックドーム。

円盤生物も消しゴムになっていないのがまだまだ多く、これからに期待です。

 

後方から。

前から見るとシオマネキ、後ろから見るとダニとカニみたいな生物です。

ブラックドームの回ってどんな話だったかぜんぜん覚えてないです。

 

裏。

 

これまでの円盤生物消しゴム。丸越のブラックガロンは持っていますが、ブリザードの大きいのが行方不明なので、丸越のは並べませんでした。

 

 

今回の目玉のひとつ、きちがいロボット・クレージーゴン。

すげえ……45年近く経って、ついにクレージーゴンが消しゴム化。

 

当時からの怪獣消しゴムマニアとしては、この姿を見るに、ただ絶句するしかないくらい感銘を受けると言いますか、感無量。

いや、これは凄い。

よく出来ています。

口? にあたる6角形の部分がツルツル(普通、中に見えてるネジみたいの、彫ってあると考えるのでは?)なのは、画像では気になりましたが、実際に手にするとおかしくありません。

 

横。

素晴らしいとしか言いようがないくらい感動。

クレージーゴンの消しゴムについては当時、脚が細くて立たないから消しゴムにはならないんじゃないかと話していた友達がいました。ビラ星人とかクール星人も消しゴムになってるから、それは関係ないんじゃないかと思いながらも、確かに立たないかもしれないと考えたり。

このクレージーゴン、2パーツ構成なのは残念だけれども、こうして現実に目の前にあるのを見ると、そんなことはどうでもよくなってしまいました。

 

後ろ姿も最高。

大きさがまた非常にバランスよい。

生きててよかった、とまで思ってしまいました。

セブンの怪獣はまだまだ消しゴムになってないのが多いので、出してほしいところです。アンノン、アイアンロックス、テペト、ノンマルトとか。

 

 

「ウルトラ怪獣ケシゴムNEO2」、前の弾はちょっとガッカリしましたが、今回のは素晴らしくて今夜は興奮のあまり寝付けないかもしれません。

明日は仕事行きたくないな。一日中これを見たりいじったりしていたいです。

早く正月休みにならないかなーと願うのであった。

 

 

 

 

こないだの日曜日に来たチャンドラー。

カッコイイ。凄いデキです。これは気に入りました。

ただ、瞳が赤いのは何故なのか。

あとはマグラーも欲しいところです。

 

チャンドラーが届いた日曜日は、朝起きたら雪が積もっていてゲンナリしました。それからの月曜(昨日)・火曜(今日)の職場は大変に寒く、昼間でも室温がなかなか上がらず、今日注意して温度計を見ていたら、11時過ぎになってやっと10度を超えました。また温泉を恋しく思う季節の到来です。

家に帰ってきても寒くて頭痛が止まず、風呂に熱いお湯をなみなみ張って入るとやっと人心地つきます。

そんなこんなでやんした。

 

あとはペン習字をしたり、ボーナスが出るのでオークションで買った怪獣消しゴムを洗ったりしていました。

怪獣消しゴムは150個くらいのを買ったのですが、よく見ると青い色のにまんべんなく何かがかかっていたり、説明通り何かが張り付いていたりで、全体にえらく汚かったです。

そこでまず、酸性の漂白剤を濃い目に溶いた液に12時間浸け、それから一晩水に浸けて薬品抜きをし、1個1個取り出しながら中性洗剤を掛け歯茎用の歯ブラシで洗ってザっと汚れを落とします。鍋に湯を沸かし塩と酢を入れ数分煮て柔らかくすることで、しつこく表面に張り付いて取れないプラや接着剤、のり等の汚れを楊枝とティッシュを使って地道に剥がしていきます。ついでに変形も直します。最後に冷水に投げ込んで冷やして乾かしたのが画像のです。

カッター等の刃物で切れ込みや改造されてるのが2個、液体の腐食が酷くて表面がダメなのが2個、成型不良が2個、パチモノが1個ありました。

インクシミや色移りに目をつむれば、新品みたいにシットリプリプリのツヤツヤピカピカになりました。

よっしゃ、よっしゃ。

 

怪獣ケシと言えば……「ウルトラ怪獣ケシゴムNEO2」が発売になるので、先週の土曜日、予行演習を兼ねて「キンケシ」のガチャをやりに隣の市のイオンへクルマで行ってみましたよ。朝8時半に家を出て、国道を60キロの速度で直進、11時に着きました。よくネットで馬鹿にされたりアニメなんかでネタにされる「ジャスコ直進110km」の看板は家のそばに立っていたもので、そのジャスコが今はイオンになっているのでした。途中、他のクルマがバンバン追い抜かしていって呆れました。私はシカとかが飛び出してきて前のクルマが急ブレーキをかけても大丈夫なように間隔をあけて走っているのに、そこにわざわざ入ってくるのです。その前は詰まっているから私のクルマ1台抜いても変わらないのに馬鹿なやつらだ。

何年も町から出ていなかったせいか、あの釧路が都会に見え、ひどいもんだ……と。しばらく中をウロウロして、ガチャガチャの固まっているところを探し、それらしいところを見つけたのですが、それにしては規模が小さすぎる……もう少し歩いてみようとまた30分、グルグル壁に貼ってある店内の地図を見ながらデタラメに歩いていたら、最初に入ってきた入口のすぐ脇にあったファストフード店の横にガチャガチャコーナーがありました。ズコー。

目当てのキンケシは組み立て式の可動タイプのやつで、1個500円もします。6回廻してクルマに戻り、試しに1個開けて組み立ててみたら、予想以上にショボかったのでガッカリしました。しかもキン肉マンは1個もなし。肌色は悪魔将軍が1個、あとは全部銀色で悪魔1、テリー2、ロビン2、以上、でした。馬鹿らしくてそのまま帰りました。コレクションに欠けが出来てしまったので、もうキンケシは集めても意味がないです。でもキンケシのリングセットと単品リングを予約してあるので来年の2月にその分、取られます。ああ金がもったいない。

 

 

そんな感じの近況でした。

ヤフオクで落札しました。

「いくらなんでも5千円程度でいけるだろ」、

と思っていたら、終盤、やたらブッ込んできた人がいて、送料込みで1万円突破しました。トホホでやんした。

十何万円で三栄の怪獣ボーシ落札してた人じゃないかな。

 

私は怪獣消しゴムに関しては新品コレクターなので、余裕のある時なら、ガッと買います。

 

 

昭和54年発売開始の商品です。

これ、小学生の頃、何回買ったかわかりません。第7弾まではこの形式で売られていたのは確かで、どうしてもガチャガチャで出なかったカタン星人が入ってるの見つけて買った記憶があります。冬休みに旭川のばあちゃんのとこに遊びに行った時にカタンの入ってるのを買って、ばあちゃんに無駄遣いをするなと怒られたので、忘れません。

最初、こういうのは「ポケットザウルスパック」という商品名で、透明の茶筒みたいな大きさの容器に第1弾と第2弾のがバラバラ詰められて売られていて、真ん中に大きいのが1個(なぜか「丸越製」ってことにされている、しょっぱいアントラーとかイカルスとかの大きめのライン)入っていました。結構な値段だったような。その1個だけ入っていた大き目の怪獣ケシのシリーズはそれだけでまとめられて「デラックス・ポケットザウルス」という商品名でウインドウつきの紙箱入りセットで販売されていました。バラで紙タグ付きの袋売りされていたのもありますが、アレは「〇」に「P」のマークが印刷されているだけで、「丸越」とはどこにも書かれていなかったような。後のウルトラファミリー・ポーズシリーズ(光線技ポーズとは違う)と一緒に3個組で売られたのと、同形式の「ウルトラマン80」のと、それと最初ポピーで出た「新・デラックスポケットザウルス」の大き目の20種ラインは紙タグにはっきり「丸越」と印字されていますし、なぜ混同して考えてしまうのかわかりません。

それは今回置いといて、第3弾が出ると、「ポケットミニ」という小さなビニールバッグに入ったのが出ました。中身は第3弾のと第1・2弾のミニサイズで、中央にジョーニアスの少し大きめのポーズ消しが1個入っています。これはいつも駅の売店に下げられていて、当時の怪獣消しゴム大好きな私は下校のバスを待つ間、ずっと駅にいるわけで、それが気になって気になって仕方がなかったです。

第4弾の時は今のグミキャンディーのパックみたいな包装に1弾から4弾までの消しゴムが詰められて販売されまして、第1弾の原色のクリアや蓄光成型、第1・2弾のミニサイズのピンククリアやクリアやメタリック、変わった成型色のが多かったです。両手がベンダブルでクネクネ動くウルトラファミリーのポピー刻印消しゴムが2個入っていました。

で、この「新ポケットザウルスパック」の販売形式になったのは第5弾からです。

 

 

パックの構造は、ホチキスでフチが止められていて……、

裏から剥がすと、ご丁寧にもマン兄さんの顔の形に切り抜かれた厚紙が下の顎のあたりで留められています。

めくると、やっと本体のパックが現れます。

表面のマン兄さんの顔はポリカーボネートみたいな透明ので立体になっていて、付属のゴム紐……

このパックには、必ず結んだゴム紐がこうして入っています。外したマン兄さんの顔ケースの耳の穴にゴム紐を通して、被って遊べるようになっているのです。パッケージ正面下部にも色を塗ってあそぼうと書いてあったり。

 

 

本体。

今回、重さを計ってみたら、220グラムでした。

内容量はどのように決めていたのか、知りたかったのです。

 

取り出して、並べました。

内容量は単純に個数で決めていたようでした。40個。

前は数えるのを忘れてコレクションに混ぜてしまったので、今回はちゃんと記録をとっています。

オークションの画像で、タロウ、蓄光アリブンタ、ガマス、マグマ、ベキラ、シーグラ、レッドスモーギ、コンビューゴン、新バルタン、ガイロス、ゴキネズラ、ザローム、ゲロン、バダン、ゲラド、ジャニュールがあるのはわかっていました。

橙バニラとザイクロンとガドン、綺麗なのが欲しかったのでラッキーです。前に買ったパックにもウルトラが5個入っていました。前のパックは第5弾が最新の時に発売された個体だったのか、2弾の大きいのと3弾、4弾、5弾のしか入っていませんでした。

今回はウルトラを除くと、第4弾と6弾のしか入っていません。しかも、青成型なし。このパックは色に偏りが激しいのがあります。

 

 

前のパックのとで、新品の『ザ★』怪獣ケシ、これだけ揃いました。あとは……4弾のドルフィーゴと、6弾のガラドラス、ヘクトール、イモムシ、ゴグラン、キングモア、アイランダ……結構、まだまだありました。

 

 

これは第3弾と4弾の新品を1種類ずつ入れているコレクションボックスです。アリブンタが蓄光成型に交代し、ガマスやらマグマなどが加わりました。

 

 

『ザ★』のコンビューゴンと新バルタンとファイヤバドン、めっちゃ好きで何時間でも眺めていられます。

バニラの新品のテカリとかゴキネズラの表情とか眺めたり、ぞろぞろ箱から出したり並べたり、またしまったり、そんなことをしていたらあっという間に時間が過ぎて、ペン字やってないです。こんなことは何か月ぶりやら。どれだけ怪獣消しゴム好きなのか、という。

はあ、いい。

 

 

市内のエスカロップを制覇しようと計画しまして、今日も洋食店にエスカロップを食べに行きました。そのお店は小学生の時に父方のばあちゃんに連れられて行ったきりです、確か。

小学生の頃、「武徳殿」という所へ剣道を習いに通わされまして、嫌で嫌で仕方なかったんですけれども、剣道と水泳のおかげで身体が強くなって喘息がなおったんですから、結果オーライです。

今日、エスカロップを食べに行った店は、その武徳殿の横の急な階段を下りたところにあります。その店の1階に銭湯があり、近所に住んでいた小学生の頃に通っていたんですが、無くなっていてショックでした。奥の方に氷屋があって誰かが熱を出すと氷枕に入れる氷を買いに行かされたりしたことも思い出しました。

図書館の駐車場に車を止めて、その階段坂を下りて店に入りました。懐かしかったです。十数年ぶりに通りました。階段坂、通れるのか、まだあるのか不安だったんですが、全然大丈夫でした。図書館も昔は公民館でした。お茶菓子をもらいにお茶の教室に通ってたような。違ったかな。

 

赤色火焔怪獣バニラの消しゴム、悪い顔してるなー。橙色のバニラ消しゴム、ずっと欲しかったので数十年ぶりに願いが叶ったわけで、色々といい日でした。

11月になりました。

先月は帰宅してから字ばかり書いていて、ブログはさっぱりでした。

今月は改善したいと思いました。

今日の 『卓上四季』 書き写しです。


やっと、この程度までサラサラ書けるようになりました。ザッと見、「む」とか「防」とか、気を抜いたのかいろいろ変なとこがありますね。最初の書き写しをさっき見たら、ふざけているとしか思えない字で、笑えました。今は、

(まあまあ、書けるようになった)

とか思ってるこの字も、また後から見たら、ひどいんでしょう、きっと。

卓上四季の文章は、内容がイマイチおかしかったり雑だったりすることがあり、あまり好きではないのですが、毎日、ひとつのテーマに沿って書かれており、通常の書き取りでは扱われないような語句が繰り返し出てくるため、こうした勉強にはうってつけです。例えば今日のですと、「魔女」、「饗宴」、「祭典」、「群衆」、「雪崩」、など。

が、一昨日の卓上四季では私の嫌いなエビゾーをやたら褒めていて、反吐が出そうでした。書き写すのは好きな小説の一部でもいいんじゃないかな、と思ったり。
 
読書も進んでおらず、『徳川家康』はまだ23巻の終盤です。真田左衛門佐信繁(幸村)、源次郎が出てきました。以前にも真田はチョロチョロ名前は出ていましたが、章メインで描写されるようになったのはこの巻に入ってからです。源次郎は私の中ではやはり、草刈正雄のイメージが強いです。みんな大好き、真田幸村。私は平将門公、真田幸村、土方歳三が好きです。たとえ死んでも筋は通す、みたいな。
 
今週は木曜日が祝日なのでウキウキ気分です。

最近はペン習字が面白くて面白くて、帰ってきてからもずーっと音楽を聴きながら紙に向かって字を書いています。

ひらがなは何となく得手不得手がわかってきました。

 

「あ」…気を抜くと崩れる。

「い」…角度が日によって変わってしまう。

「う」…まあまあ。下の伸びが不足しがち。

「え」…好きじゃない。線が太くなるし、下に伸び気味。

「お」…あまり書く機会に恵まれない。見ながらじゃないとダメだ。

「か」…いい感じ?

「き」…難しい。

「く」…調子が悪いと途端に変になる。

「け」…気を遣う、かなり。

「こ」…難しいが上手く行くことが多い。

「さ」…最初は癖があって嫌いだったが、書き慣れると割と決まりやすい。

「し」…まだうまくならない。

「す」…『さ』と同じでクセのある字体だったが、慣れるとラク。

「せ」…これも『さ』や『す』と同じ。

「そ」…普通に書けているつもりだが、どうだろう?

「た」…おもしろい。

「ち」…まあまあ。

「つ」…ふつう。

「て」…書いても書いてもうまくならない。

「と」…これも『て』と同じで、いくら書いても体が覚えない。

「な」…まあまあよく書けるようになってんじゃないかと思う。好き。

「に」…うまく書けていたつもりが、最近、変になってきた。

「ぬ」…まだよくわからない字のひとつ。

「ね」…これも書く機会があまりなく、見ながらじゃないと変になりそう。

「の」…めちゃくちゃ難しい。すぐ崩れる。

「は」…最近、やっと結びのとこが書けるようになってきた。

「ひ」…きれいに書けない。

「ふ」…書く機会が少ない。よくわかっていない。

「へ」…『く』と同じで感覚がおかしい日はダメだ。

「ほ」…『は』と『ま』が合体した手ごわいやつ。

「ま」…よくわからない。

「み」…最後のはらいを長くするのを忘れる。

「む」…これも書く機会がなく、まだよくつかめない。

「め」…「あ」の仲間。「の」よりは書きやすい。

「も」…むずかしい。

「や」…これもうまくならない。

「ゐ」…さっぱり練習していない。

「ゑ」…上に同じ。

「を」…書くほどわからなくなる、不思議な字。『と』や『の』と同じ難解さ。

「ん」…まだ崩れる。

 

今日の『卓上四季』書き写しです。

漢字の学習は始めたばかりで、偏の形とか、シルエット的な全体像をパッと見分けて区別できるようになりたいと思いながら毎日書き写しています。基本的なトメ・ハネがマスターできていないので、何年かかるやら……。

グニャグニャが直りませんが、最初に比べたらずいぶんマシになったと思います。

 

日ペンの課題は2回目を月初に送りました。縦線が曲がってしまった字が2つあり、書き直そうか迷ったのですが、キリがないので残念でしたけどそのまま出しました。

 

最近は字ばかり書いていて、他には何にもしていません。『徳川家康』はまだ23巻のまんなかあたりです。

月初めに床屋に行きました。毎月ずっと角刈りです。日本男児なので。朝も石鹸でサッとひと洗いで済んでラクですので。でも目つきが悪くてヤクザとかそういうのに間違われます。昔、都内で電車通勤していたころ、向かいに座った男がよくメンチ切ってきて困りました。私はそんなんじゃありませんのだ。

あとは……なんかしたかな。妖怪大魔境の消しゴムを通販で買いました。「手の目」や「泥田坊」などは家にあったはずなのに、探しても見つからず……去年の断捨離の時に、誤って捨てちゃったような気もします。パンドンのソフビも予約して……昨日、バンプレでキンケシのリングも予約しましたね。

いつの間にか涼しくなっていました。ペン習字にかかりきりで気付かなかったです。

今夜は十三夜だそうで、外を見ると雲がかかっていますが月はうっすらと見えました。

 

 

『徳川家康』の読書メモです。

またつけるのを忘れていました。このメモをつけるにあたっては、軽く読み直すに近いことを毎度やっているので、えらく時間がかかるです。

 

「都鳥」

松平忠輝、福島も領地に併合して六十万石の大大名に。嫁の五郎八姫、父・伊達政宗が忠輝を天馬、長安をそれに乗った狐と評していたと話す。なるほど。確かに「当たっているような当たっていないような」。

そこへ長安が卒中で倒れたとの知らせ。連判状に名前を書いちゃってる忠輝、家老の花井に状況の拙さを説かれて心配になり、五郎八姫を伴って長安の見舞いに行くことに。

 

「狂気の正気」

於こう、出来上がった緑の小箱に隠す手紙をしたためる。初恋の人、光悦に宛てた遺書。秘密を知っている者を長安が生かしておくはずがなく自分も近々、殺されると思っている。

長安、卒中というのはウソだった。更に、奇妙な生活が詳しく書かれ、びっくりすること多数。すごい気持ち悪いヤツだな、これ。黒川谷に黄金を運んでは隠しているらしい。

忠輝が見舞いにやってきて、どうなることかと思ったが、長安は仮病であることすら隠さず、泣いたり怒ってみせたりふざけたりごまかしたりして丸め込んでしまった。忠輝さあ、これはちゃんとしとかないと後々、マズイんじゃないの? いや、まあ、確かに長安みたいな海千山千の山師が相手じゃ若い忠輝にはどうにもできないかもしれないけど。こんな男を家臣に付けられるとは運が悪かったね。

 

「地鳴り」

加賀にいた光悦、京に戻る。

於こうに託された緑の小箱の隠し引き出しにあった手紙を読む。

長安の計画は……忠輝を奉行職に頂き、政宗と組んで世界中の貿易を一手に収めたい。キリシタン大名を糾合し外国への伝手をつくり、隠し持っている莫大な黄金があればそれも夢ではない……みたいな。これは謀反ととらえられても仕方のない話で、政宗が家康を怖れて長安に背を向けたと手紙には書いてあった。もっと事実を知りたい光悦、大坂城から戻った於みつから話を聞き、調査と手伝いをさせることに。

 

「先進国日本」

慶長十五年春先の家康の様子。

尋ねてきた加藤清正と話し合い。名古屋城の金の鯱のこととか。大坂とも平和なムード。ただ、家康は、いつか秀頼には(あくまで平和的にではあるが)大坂城から出てもらわねばならない、とは考えているらしい。

 

「火星木星」

海外に伸び行く日本の交易。「信長や秀吉の頃を思うと隔世の感」と文中にあるが、まったくそう思う。

三月末、二条城にて家康、秀頼と対面。清正、高台院も同席、和気藹々、たいへん楽し気な様子。秀頼は六尺一寸、とある。当時で180越えとは凄い。家康、秀頼が気に入ったらしく、説教癖丸出しにして秀頼に様々な忠告。

 

……清正は、その都度涙が出そうになった。

(若君が、これほどくどく、男の愛情を押しつけられたことがあったであろうか……)

 

と書いてあり、これわかる。じいちゃんがそうだった。会社の年取った人とかね、そんなこと言われんでもわかっとるわ、みたいなこと言うのも後から考えるととても思ってくれてるんだよね。

会見は大成功だったが、別の間の本多正純と大野治長は険悪ムードだった。正純と修理とか、いかにも合わなさそうな組み合わせ。

 

「啓蟄」

淀の方、京での会見の様子を大野治長に聞かされる。治長は本多正純に散々いやな思いをさせられて面白くないので、あることないこと、良くない噂話をメインに仕立てて報告した。淀君、虫の居所が悪いところにそんな話で、またヒステリーを起こす。家康と秀頼の微笑ましい睦まじさに感銘、幸せ気分が抜けきれないまま報告に来た清正、淀の方に手ひどく当たられてうちひしがれ退席、かわいそう。織田有楽や片桐且元も手に負えない我儘ぷり。淀の方、これをなんとか早いうちに遠ざけていれば大坂は助かったかもしれない。城内にはもう手向かえる者がいない感じ。こりゃー悪い方に決まった。

 

「流れ聖者」

本多佐渡と大久保忠隣の対立が如実に。長安のとこにソテロが来て脅迫、次に松尾松十郎という正純の手代の同心が来て、また脅迫。ここで、驚愕の事実。於こう、長安に殺されていた。こういう形で登場人物の死が知らされるのは新鮮。長い読書歴ながら、ここまで衝撃的だったのはこれまで無かったかも。

 

「山祭りのおりに、着飾った女子衆やら、身内以外の抗夫やら百七八十人ほど、一度に淵に落されたようで……」

「ハハ……何をいうのじゃ。おぬしも、あのおりの出来事を、わしの仕組んだ悪事と思うて居るのか。あれには証人は幾らも居る。あれはのう肝心の藤づるが虫に食われて朽ちていた……そのための奇禍であったのだ……」

「といういいわけの通るはご家中だけのこと。あのおり淵に落ちこんだ於こう様という女性の幽霊が、夜な夜な出ると聞きましたが……」

 

ショック。

悪いやつだな、この長安というのは。どこまでひどいんだ。

 

「悪の良心」

脅迫された長安、本多親子に弱みを握られる前に、有利にことを進めようと、計算。

有馬晴信の件で銀を受け取っている「事実」のある、岡本大八を始末することに。

ああ、長安悪いヤツだ! こういう問題のある人間をなぜ重用してしまうのか。少々なら仕方のない……とも思えるが、ここまでひどいのは……ちょっと許せないな。現実にも歴代総理まわりにいるけどこういう感じなんだろうな。

 

「羊と狼」

松尾松十郎、於みつに接触、於こうが殺されたことを知らせる。綱を切って桟敷ごと、谷の深い淵に落して一度に大量殺戮、『零』とかに出てきそうで怖い。

大坂城から戻った角倉与一の話を聞く光悦。大坂はすっかり旧教側(イスパニヤ・ポルトガル側)に取り込まれているのではないか、との報告。本当ならいよいよ良くない状況。

 

「一期一会」

於みつ、光悦に会い、於こうが殺されたことを報告。

悪を憎む生き方はどうだとか、鬼がこうだとか神仏論を語り合う。

所司代の板倉勝重を訪ねた光悦、長安に関する疑問をぶつける。岡本大八は安倍川原で火刑に処され、本多正純は争いを避けるため、有馬晴信を長安に預けたと知る。それから二人、「一期一会」という言葉について考える。それでもやはり勝重、「ご忠告の石見守がこと、忘れはおきませぬ」とポツリ。うーむ、こうして悪は少しずつ少しずつ裁かれていくのか。でもそんな悠長なことではいかんと思う。殺された人の身になって考えてないな。

 

「霜の叛骨」

伊達政宗、ソテロの腹の底を知る。その後、秀忠に会ってソテロの助命をさせられる。うーん、これは……たまたま、そうなったのか。それとも、秀忠が政宗を利用したのか。或いは政宗が秀忠をうまく使ったのか。政宗がうまいことやったのかな?

 

「毛虫の生命」

慶長十八年、大久保長安、庭の毛虫を焼いている際中、今度は本当の卒中で死ぬ。金に関する要職に就きながら遺言もなく家族ですら本当の年齢を知らないようなありさまで、てんやわんや。

 

「火山活く」

長安の長女は伊賀者の頭領服部半蔵正成の次男・服部正重に嫁いでいて、正重が本多正純の屋敷へ死亡報告。正純、「大掃除をする」とか言ってる。服部正重、舅の不正を調べ上げるハメに。

本多正純、登城して家康に、連判状を皮切りに、松平上総介の名も出して長安謀反の報告。家康はキレて怒鳴ったり震えたり泣き出しそうになったりかわいそう。

家康、柳生又右衛門宗矩を呼び出すと極秘で内偵を頼んだ。

 

「五柳の根」

柳生又右衛門が八王子に着くと服部正重が連判状の写しを出してきた。本物は駿府の本多正純に、さらにもう一通、写しを秀忠に送ったと聞いて「遅かった!」と歯噛み。他にも出てきた手紙まで一緒に送っていたり、服部のやることなす事、下手ばかりでアタマは良くないらしかった。

又右衛門、江戸に着くと、城内は「大久保石見守に叛心あり」の噂で大騒ぎ、秀忠が面会。又右衛門は連判状については長安の悪ふざけだったのではないかと正直に思う所を述べる。秀忠は金銀の不正についてのみ取り調べると言明。連判状には弟の忠輝の署名もあるので触れない模様。

 

「万雷落つ」

駿府の正純、連判状を持って家康に伺候。家康は、悪意のない連判状ではないかと言い、平静に見えたが正純からすると、打撃を受けているのがわかるらしかった。

翌日、又右衛門が家康に会ってみると、眠れなかった様子。秀忠が連判状の写しを見ていることを知ると、顔色が一変、夜叉のような顔になったとある。秀忠が家康に対して抱く絶対の信頼と愛情に隙を生じさせるものと考えたらしい。自分が若かったら大久保と本多の派閥争いなど起きる筈もなかったと、もうかなり弱々しくなった家康。

長安の隠匿していた金は幕府に収めていたものより多かったらしい。

大坂城に切支丹が集まって謀反の計画を立てているとか、加賀の高山右近、九度山の真田幸村に密使が送られた、とか。

伊達政宗のアタマのキレの良さが終盤、書かれている。

 

「陰謀以上」

政宗、家康の死後を見据えて凄まじい作戦。どちらに転んでもうまくいく手。

家康も手をうっておかないと秀忠以降の代が危ないことに。まず、江戸へ行き忠輝に会い、処断するかどうするか。又右衛門に意見を尋ねつつ、江戸へ着くまでに肚を決めるらしい。

忠輝はそんなに悪いやつではないと思うんだけど、多少アタマがよくないかも。どうなるんでしょうね。

 

 

以上でした。

長かった『徳川家康』も、残すところあと、23・24・25・26巻の4冊となりました。大坂の陣2回で1巻ずつとして、ちょうどいいくらいの配分です。

最後はどんな風に書かれるのか楽しみです。

 

 

今日は連休最終日で、ガッカリです。

朝からいい天気で、洗濯して外に干しました。

昼に駅前の古い店でエスカロップを食べました。

夕食まで寝てしまって、食後もまた寝てしまい、眠くないです。困った。

3連休は土日月のパターンがいいです。金土日だと、金曜日の夜を過ぎたらもう、普通の土日と同じになりますから、特別感が薄れます。その点、土日月のパターンですと、月曜も休めて次の週は火水木金の4日でまた土日になるので気楽です。

ああ、月曜日は嫌です。いつまでたっても。