
Equidity Funk
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2009年にリリースされた、NYで伝説的なディスコ・レーベルP&P RECORDSを経営していたディスコ・ミュージックの巨匠PATRICK ADAMSとPETER BROWN(あのTKの人とは別人)が制作に関わったオールドスクール・ヒップホップ/ディスコ/ファンクのコンピレーション・アルバム。
リリース年は不明だが、LAND OF HITSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWN。FRED WESLEY & THE J.B.'S/Blow Your Headのようなウネウネしたウワモノが強烈なディスコ・ラップ。この曲、discogsでも出てこないんだよね。未発表なのかな?
BOBBY BROWN、RALPH TRESVANT、RICARDO BELL、MICHAEL BIVINS、RONALD DEVOEからなる全員10代の5人組NEW EDITIONが1984年にMCAからリリースした2ndアルバム。全米チャート6位に輝いたアルバムですね。代表曲の「Mr. Telephone Man」かな、やっぱり!確か当時テレビで放送されたグラミー賞で観たのが彼等を知ったきっかけだったね。RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、エレクトロ・ビートに親しみやすいメロディのトラックに可愛らしい歌声、そしてラップも披露するバブルガム・エレクトロ・ダンサー1. Cool It Now、RAY PARKER JR.制作で、彼のヒット曲「A Woman Needs Love」にかなり似た優し気なメロディのメロウ・ミディアムで、実は同じくキッズ・シンガーのJUNIOR TUCKERのカバーだった2. Mr. Telephone Man、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYが手掛けたシンプルなリズムに寂しげなシンセサイザーのメロディが涙を誘うバラード3. I'm Leaving You Again、MICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHプロデュースで、80年代らしいブヨンとしたシンセサイザーのメロディが耳を惹くAORタイプのクール・ナンバー4. Baby Love、これもMICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHによるクールで涼しげなミディアム5. Delicious、BOBBY HART、RICK TIMAS、VINCENT BRANTLEYが制作した明るく楽しいエレクトロ・ポップ・ダンサー6. My Secret (Didja Gitit Yet?)、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、若さはじけるリズムにクールなシンセサイザーが光るエレクトロ・ファンク7. Hide And Seek、RICHARD JAMES BURGESSが手掛けたARTHUR BAKERをポップにした感じのエレクトロ感たっぷりなナンバー9. Kinda Girls We Like、PETER BUNETTAとRICK CHUDACOFFによるちょっとポップ寄りだが、クールなシンセサイザーが光るミディアム10. Maryannがお気に入り。(2025/06/14)
イギリスはマンチェスターのロック・バンドTHE STONE ROSESが1989年にSILVERTONE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。これは「Fools Gold」を収録した2001年の再発盤。プロデュースは、1曲を除きJOHN LECKIEが担当。このバンドを知ったのはRUN D.M.C.が「What's It All About?」で「Fools Gold」をサンプリングしていたのがきっかけでしたね。「Fools Gold」はBOBBY BYRD/Hot Pants (Bonus Beats)の定番ビートを使い、ワウ・ギターも絡めたレア・グルーヴ感もあるダンス・トラックにIAN BROWNのヘタウマだけど気だるい歌が魅力的なナンバー。「Fools Gold」はすぐにチェックしたけど、当時は、ヒップホップ、R&B命だったので、アルバム自体を聴いたのは十年以上経ってからだったかな。そういえば音楽雑誌「ロッキン・オン」と「ミュージック・マガジン」が彼等の評価を巡ってディスりあっていましたね。「衰弱した小児病者の錯誤に微笑みを」とか結構、過激な表現でディスっていたのはひきましたけどね… (苦笑)肝心のアルバムの内容はというと、「Fools Gold」以外はほとんど好みの曲はなく、郷愁感のあるロック・サウンドを聴かせる1. I Wanna Be Adoredくらいしか聴けません… というか「Fools Gold」と音楽性が違いすぎないか!?個人的には「Fools Gold」だけで十分でしたね。(2025/06/09)
MAC DADDYとDADDY MACのお子ちゃまヒップホップ・デュオKRIS KROSSが1992年にRUFFHOUSE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、JERMAINE DUPRIとJOE "THE BUTCHER" NICOLO。「Jump」流行ってたね~ ラジオでもガンガンかかるし、あの逆に着るファッション(笑)もやってるやつ結構いたよね。この曲、同じチビッコR&BグループANOTHER BAD CREATIONのディス曲なんだよね。チビッコ同士の争いなんて見るに耐えないってナメてたんだけど、アルバム聴いたら、きちんとしたヒップホップに仕上げてきたのはJERMAINE DUPRIの手腕ですね。(一部のNJSはダメだったけど) THE HONEY DRIPPERS/Impeach the PresidentのビートにOHIO PLAYERS/Funky WormのシンセとTHE JACKSON 5/I Want You Back、フックではSCHOOLLY D/Saturday Nightも飛び出すファンキーなクラシック2. Jump、STANLEY TURRENTINE/Sister Sanctifiedと逆回しのJAMES BROWN/Funky DrummerのビートにBOOKER T. & THE M.G.'S/Soul Sanction、フックでBILLY SQUIER/The Big Beatも合わせたトラックにEAZY-Eの声ネタを入れたドープな3. Lil' Boys in da Hood、T.S. MONK/Bon Bon Vie (Gimme the Good Life)(PUBLIC ENEMY/Welcome to the Terrordome?)のイントロからPARLIAMENT/Theme From the Black Hole(DIGITAL UNDERGROUND/The Humpty Dance?)のファンク・ドラムがイカす西好きも納得のヘビー・ファンク4. Warm It Up、AL GREEN/I'm Glad You're Mine、KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mind、LAFAYETTE AFRO ROCK BAND/Hihacheを組み合わせたドラムにFAT BOYS/Human Beat Box、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peasをミックスした不穏な雰囲気もするファンキー・チューン5. The Way of Rhyme、N.W.A./Just Don't Bite It、FUNKADELIC/Good Old Musicを使った佳曲8. A Real Bad Dream、ZAPP/More Bounce to the Ounceの重たいビートが最高なファンク9. It's a Shame、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Songのイントロから、ESTHER WILLIAMS/Last Night Changed It All (I Really Had a Ball)の電話のベル、ZAPP/More Bounce to the Ounce、RUFUS THOMAS/The Breakdown (Part I)のシャウト、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peas、BOB JAMES/Take Me to the Mardi Gras、YES/Owner of a Lonely Heartをてんこ盛りしたファンキー・チューン10. Can't Stop the Bum Rush、パーカッシッブなリズムにICE CUBEの声ネタが映えるファンキー・チューン11. You Can't Get With This、SAMMY DAVIS JR./Baretta's ThemeとJAMES BROWN/Funky President (People It's Bad)を組み合わせたビート、フックではRUN-D.M.C./Sucker M.C.'s (Krush Groove 1)を使ったノリの良いナンバー12. I Missed the Bus、2. Jumpのエクステンテッド・ミックス15. Jump" (Extended Mix)がお気に入り。(2025/06/07)
メンフィスのレジェンドEIGHTBALL & MJGがSUAVE HOUSE/RELATIVITYから1995年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、SMOKE ONE PRODUCTIONS(T-MIX)、スクラッチには、DJ SQUEEKYも参加。全米8位に輝き、ゴールドディスクとなった出世作。個人的にはMJGの聞き取りやすく、的確に韻を踏んだラップが大好きですね!もちろんEIGHTBALLの体格並みに迫力のあるラップも好きですけどね。バラエティーに富んだ内容で、ベーシックな名盤だと思います。
1994年にリリースされたジョン・シングルトン監督、ICE CUBE出演の社会派映画『Higher Learning』のサントラ。ブラック・ムービーのサントラにハズれなしの時代の一枚で、ヒップホップ、R&B共に充実してますね。特にSIR JINXプロデュースの不穏なムードの1. ICE CUBE/Higher、浮遊感のあるキーボードが最高なジャジーR&B3. ME'SHELL NDEGEOCELLO/Soul Searchin' (I Wanna Know If It's Mine)、生楽器を活かしたファンク・トラックにVAL YOUNG姉さんがバックボーカルで参加した4. MISTA GRIMM/Situation Grimm、RAPHAEL SAADIQらしいアコースティック感を活かした優しい気持ちにさせるメロウR&B5. RAPHAEL SAADIQ/Ask Of You、ORGANIZED NOIZEらしいシンプルながら妖しげな雰囲気でグイグイ聴かせる7. OUTKAST/Phobia、UKアシッドジャズを牽引したTHE BRAND NEW HEAVIESによる疾走感のあるジャジー・グルーヴ10. THE BRAND NEW HEAVIES/Higher Learning/Time For Change、寂しげな雰囲気で、しっとりと聴かせるスロウ13. ZHANE/By Your Side、大御所によるもの哀し気なインストルメンタル15. STANLEY CLARKE/The Learning Curveがお気に入り。(2025/05/17)