
CIRCLE OF POWER/Daddy (1993)
おそらくジャズ・ネタを使ったセンス溢れるジャジー・ヒップホップ!やっぱりこのグループ最高だな~
MACEO & ALL THE KING'S MEN/Doing Their Own Thing

ファンク界を支えた名サックス奏者MACEO PARKERとその仲間達が1970年にリリースした1stアルバム。プロデュースは、B.B. CUNNINGHAMとRAY RILEY。JAMES BROWNとの金銭トラブルで脱退したMACEO等のバンドメンバーによるアルバムで、JBの呪縛から解放されたイキの良いファンク・アルバムに仕上がってます。これは1991年にUKのCHARLYからリリースされたジャケット違いの再発盤で、ボーナス1曲を追加。MELLOW MAN ACE/En La Casa、L.L. COOL J/Cheesy Rat Blues、MARLEY MARL、MASTER ACE、CRAIG G、BIG DADDY KANE、KOOL G. RAP/The Symphony Pt. II、BEASTIE BOYS/Finger Lickin' Good、PETE ROCK & C.L. SMOOTH/Ghettos of the Mind、MYSTIDIOUS MISFITS/M.I Crooked Letter、AKINYELE/Checkmate、ERICK SERMON/Get Da Money、J-LIVE/MCeeでサンプリングされた「メイシオ!」と新たな出発の狼煙を上げるMACEO吹きまくりなグルーヴィーなインスト・ファンク1. Maceo、SOUL II SOUL/Jazzie's Groove、OMNISCENCE/Lost in the Music、L.L. COOL J/To Da Break of Dawn、PROFESSOR GRIFF AND THE LAST ASIATIC DISCIPLES/The Word of God Griff on Duty、CAVEMAN/Caught Up、BIG DADDY KANE/Floatで使われたMACEOのボーカル入りの土臭いJB流儀のファンク・チューン2. Got To Getcha、DJ MAGIC MIKE/Feel the Bass. IIIでサンプリングされた軽快なホーン隊がナイスなインスト・ファンク3. Southwick、ワウ・ギターも最高にカッコよく自然に体が動き出すファンキー・チューン4. Funky Women、FUNK, INC.のカバーで、GANG STARR/Form of Intellect、L.L. COOL J/Cheesy Rat Bluesでネタ使いされたブルージーなギターのイントロからファンキーなホーン隊、ワウ・ギターが続くインスト・ファンク6. Better Half、どこかBLOOD, SWEAT & TEARSを思い起こさせる、RICHARD "KUSH" GRIFFITHがボーカルをとった心和ませる7. Don't Waste This World Away、ドライブ感溢れるファンキー・チューン8. Mag-Poo、ボーナスで収録された1970年リリースのシングル・オンリーのSLY & THE FAMILY STONEのファンキー過ぎるカバー10. Thank You For Letting Me Be Myself Againがお気に入り。(2025/07/05)
LARGE PRO/Main Source (2008)
MAIN SOURCEで一世を風靡した名プロデューサーLARGE PRO aka LARGE PROFESSORが2008年にGOLD DUST MEDIAからリリースしたそろ3rdアルバム。1曲を除きセルフ・プロデュース。1996年のソロ・シングル「I Juswannachill」以来だから、20年以上ぶりのLARGE PROFESSORですね。作風が若干変わったのも時代なんだろうね。MAXINE NIGHTINGALE/Love Me Like You Mean It使いの勢いのあるファンキー・チューン1. The Entrance、過去作ではイメージがつかないエキセントリックな雰囲気の2. Hot - Sizzling, Scorching, Torching, Blazing、GUARDIAN LEEPとKILLAH SHAをフィーチャーしたどこか懐かしさを感じる3. Maica Living、時代は違えどMAIN SOURCEを支えたレジェンドMIKEY DとLOTTOが参加した小気味良いホーンが効いたファンキー・ナンバー4. Pump Ya Fist Like This、THE FATBACK BAND/PartyとBRICK/Dazzをアクセントにしたトラックに懐かしいTRAEDONYA(!)をバックコーラスでフィーチャーした5. Party Time、 THE RANCE ALLEN GROUP/See What You Done Doneネタのアーシーな6. In The Ghetto、MARCO POLOプロデュースではっちゃけ感もあるファンキー・シット7. Hardcore Hip Hop、小気味良いビートが耳を惹く9. Sewin' Love、MILTON NASCIMENTO/Journey to Dawn使いのクールなトラックにJERU THE DAMAJAをフィーチャーしたインタールード10. RuDopeDap-N-Noyd Pt.1、FOX/Love Letters使いの90年代らしさ満点のトラックにLIL' DAPが参加したインタールード11. RuDopeDap-N-Noyd Pt.2、HARRISON KENNEDY/Up-The Organizationネタのファンキーなトラックにこれまた懐かしいBIG NOYDをフィーチャーした12. RuDopeDap-N-Noyd Pt.3、FANTASY/What's Next使いの緊張感溢れる13. Classic Emergency、TIM DAVIS/Baby Won't You Come Out Tonightネタの高揚感があって最高なファンキー・チューン15. Large Pro Says、AZとSTYLES Pをフィーチャーした夕暮れにマッチする郷愁感もあるグルーヴィー・ナンバー17. The Hardestがお気に入り。(2025/06/28)
V.A./Equidity Funk (2009)
2009年にリリースされた、NYで伝説的なディスコ・レーベルP&P RECORDSを経営していたディスコ・ミュージックの巨匠PATRICK ADAMSとPETER BROWN(あのTKの人とは別人)が制作に関わったオールドスクール・ヒップホップ/ディスコ/ファンクのコンピレーション・アルバム。
リリース年は不明だが、LAND OF HITSからリリースされたシングル。プロデュースは、PETER BROWN。FRED WESLEY & THE J.B.'S/Blow Your Headのようなウネウネしたウワモノが強烈なディスコ・ラップ。この曲、discogsでも出てこないんだよね。未発表なのかな?
NEW EDITION/Same (1984)
BOBBY BROWN、RALPH TRESVANT、RICARDO BELL、MICHAEL BIVINS、RONALD DEVOEからなる全員10代の5人組NEW EDITIONが1984年にMCAからリリースした2ndアルバム。全米チャート6位に輝いたアルバムですね。代表曲の「Mr. Telephone Man」かな、やっぱり!確か当時テレビで放送されたグラミー賞で観たのが彼等を知ったきっかけだったね。RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、エレクトロ・ビートに親しみやすいメロディのトラックに可愛らしい歌声、そしてラップも披露するバブルガム・エレクトロ・ダンサー1. Cool It Now、RAY PARKER JR.制作で、彼のヒット曲「A Woman Needs Love」にかなり似た優し気なメロディのメロウ・ミディアムで、実は同じくキッズ・シンガーのJUNIOR TUCKERのカバーだった2. Mr. Telephone Man、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYが手掛けたシンプルなリズムに寂しげなシンセサイザーのメロディが涙を誘うバラード3. I'm Leaving You Again、MICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHプロデュースで、80年代らしいブヨンとしたシンセサイザーのメロディが耳を惹くAORタイプのクール・ナンバー4. Baby Love、これもMICHAEL SEMBELLOとRICHARD RUDOLPHによるクールで涼しげなミディアム5. Delicious、BOBBY HART、RICK TIMAS、VINCENT BRANTLEYが制作した明るく楽しいエレクトロ・ポップ・ダンサー6. My Secret (Didja Gitit Yet?)、RICK TIMASとVINCENT BRANTLEYプロデュースで、若さはじけるリズムにクールなシンセサイザーが光るエレクトロ・ファンク7. Hide And Seek、RICHARD JAMES BURGESSが手掛けたARTHUR BAKERをポップにした感じのエレクトロ感たっぷりなナンバー9. Kinda Girls We Like、PETER BUNETTAとRICK CHUDACOFFによるちょっとポップ寄りだが、クールなシンセサイザーが光るミディアム10. Maryannがお気に入り。(2025/06/14)
CHUN-LI/Raspy (1996)
THE STONE ROSES/Same (1989)
イギリスはマンチェスターのロック・バンドTHE STONE ROSESが1989年にSILVERTONE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。これは「Fools Gold」を収録した2001年の再発盤。プロデュースは、1曲を除きJOHN LECKIEが担当。このバンドを知ったのはRUN D.M.C.が「What's It All About?」で「Fools Gold」をサンプリングしていたのがきっかけでしたね。「Fools Gold」はBOBBY BYRD/Hot Pants (Bonus Beats)の定番ビートを使い、ワウ・ギターも絡めたレア・グルーヴ感もあるダンス・トラックにIAN BROWNのヘタウマだけど気だるい歌が魅力的なナンバー。「Fools Gold」はすぐにチェックしたけど、当時は、ヒップホップ、R&B命だったので、アルバム自体を聴いたのは十年以上経ってからだったかな。そういえば音楽雑誌「ロッキン・オン」と「ミュージック・マガジン」が彼等の評価を巡ってディスりあっていましたね。「衰弱した小児病者の錯誤に微笑みを」とか結構、過激な表現でディスっていたのはひきましたけどね… (苦笑)肝心のアルバムの内容はというと、「Fools Gold」以外はほとんど好みの曲はなく、郷愁感のあるロック・サウンドを聴かせる1. I Wanna Be Adoredくらいしか聴けません… というか「Fools Gold」と音楽性が違いすぎないか!?個人的には「Fools Gold」だけで十分でしたね。(2025/06/09)
KRIS KROSS/Totally Krossed Out (1992)
MAC DADDYとDADDY MACのお子ちゃまヒップホップ・デュオKRIS KROSSが1992年にRUFFHOUSE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、JERMAINE DUPRIとJOE "THE BUTCHER" NICOLO。「Jump」流行ってたね~ ラジオでもガンガンかかるし、あの逆に着るファッション(笑)もやってるやつ結構いたよね。この曲、同じチビッコR&BグループANOTHER BAD CREATIONのディス曲なんだよね。チビッコ同士の争いなんて見るに耐えないってナメてたんだけど、アルバム聴いたら、きちんとしたヒップホップに仕上げてきたのはJERMAINE DUPRIの手腕ですね。(一部のNJSはダメだったけど) THE HONEY DRIPPERS/Impeach the PresidentのビートにOHIO PLAYERS/Funky WormのシンセとTHE JACKSON 5/I Want You Back、フックではSCHOOLLY D/Saturday Nightも飛び出すファンキーなクラシック2. Jump、STANLEY TURRENTINE/Sister Sanctifiedと逆回しのJAMES BROWN/Funky DrummerのビートにBOOKER T. & THE M.G.'S/Soul Sanction、フックでBILLY SQUIER/The Big Beatも合わせたトラックにEAZY-Eの声ネタを入れたドープな3. Lil' Boys in da Hood、T.S. MONK/Bon Bon Vie (Gimme the Good Life)(PUBLIC ENEMY/Welcome to the Terrordome?)のイントロからPARLIAMENT/Theme From the Black Hole(DIGITAL UNDERGROUND/The Humpty Dance?)のファンク・ドラムがイカす西好きも納得のヘビー・ファンク4. Warm It Up、AL GREEN/I'm Glad You're Mine、KID DYNAMITE/Uphill Peace of Mind、LAFAYETTE AFRO ROCK BAND/Hihacheを組み合わせたドラムにFAT BOYS/Human Beat Box、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peasをミックスした不穏な雰囲気もするファンキー・チューン5. The Way of Rhyme、N.W.A./Just Don't Bite It、FUNKADELIC/Good Old Musicを使った佳曲8. A Real Bad Dream、ZAPP/More Bounce to the Ounceの重たいビートが最高なファンク9. It's a Shame、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Songのイントロから、ESTHER WILLIAMS/Last Night Changed It All (I Really Had a Ball)の電話のベル、ZAPP/More Bounce to the Ounce、RUFUS THOMAS/The Breakdown (Part I)のシャウト、FRED WESLEY AND THE J.B.'S/More Peas、BOB JAMES/Take Me to the Mardi Gras、YES/Owner of a Lonely Heartをてんこ盛りしたファンキー・チューン10. Can't Stop the Bum Rush、パーカッシッブなリズムにICE CUBEの声ネタが映えるファンキー・チューン11. You Can't Get With This、SAMMY DAVIS JR./Baretta's ThemeとJAMES BROWN/Funky President (People It's Bad)を組み合わせたビート、フックではRUN-D.M.C./Sucker M.C.'s (Krush Groove 1)を使ったノリの良いナンバー12. I Missed the Bus、2. Jumpのエクステンテッド・ミックス15. Jump" (Extended Mix)がお気に入り。(2025/06/07)














