
THE STONE ROSES/Same (1989)

イギリスはマンチェスターのロック・バンドTHE STONE ROSESが1989年にSILVERTONE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。これは「Fools Gold」を収録した2001年の再発盤。プロデュースは、1曲を除きJOHN LECKIEが担当。このバンドを知ったのはRUN D.M.C.が「What's It All About?」で「Fools Gold」をサンプリングしていたのがきっかけでしたね。「Fools Gold」はBOBBY BYRD/Hot Pants (Bonus Beats)の定番ビートを使い、ワウ・ギターも絡めたレア・グルーヴ感もあるダンス・トラックにIAN BROWNのヘタウマだけど気だるい歌が魅力的なナンバー。「Fools Gold」はすぐにチェックしたけど、当時は、ヒップホップ、R&B命だったので、アルバム自体を聴いたのは十年以上経ってからだったかな。そういえば音楽雑誌「ロッキン・オン」と「ミュージック・マガジン」が彼等の評価を巡ってディスりあっていましたね。「衰弱した小児病者の錯誤に微笑みを」とか結構、過激な表現でディスっていたのはひきましたけどね… (苦笑)肝心のアルバムの内容はというと、「Fools Gold」以外はほとんど好みの曲はなく、郷愁感のあるロック・サウンドを聴かせる1. I Wanna Be Adoredくらいしか聴けません… というか「Fools Gold」と音楽性が違いすぎないか!?個人的には「Fools Gold」だけで十分でしたね。(2025/06/09)