OLD 2 DA NEW SCHOOL -5ページ目

CHINO XL/Kreep (1996)

毎月12日は12'シングルの日
ブロンクス生まれニュージャージー育ちで西海岸で活動するプエルトリコとブラックのハーフMC"CHINO XL"がRICK RUBINのレーベルAMERICANから1996年にリリースしたデビュー・アルバム『Here to Save You All』からの2ndシングル。バトルMCとしても有名ですね。歯切れの良い攻撃的なラップ・スタイルがカッコいい!
A2. Kreep (Video Remix Original Full-Length)
KUT MASTA KURTによるリミックスで、THE WHATNAUTS/Why Can't People Be Colors Too?のファットなビートにCOLERIDGE-TAYLOR PERKINSON/Where Do I Go From Here (Sonny Carson's Theme)の寂しげなピアノをループした男の哀愁あふれるナンバー。いやー、これ最高ですね~!歯切れのよいラップはもちろんだけど、フックでも「I'm a kreep. I'm a loser. You're so very special. I wish I was special.」と意外と達者な歌も披露。
B1. Kreep (Dirty Linen Remix Original)
DJ HOMICIDEによるリミックスで、SONS OF CHAMPLIN/Freedom使いだけど、ちょっとドラムが地味すぎるかな。
B3.  Kreep (Album Version Clean Edit)
ERIK ROMEROプロデュースで、RADIOHEAD/Creep、IRON BUTTERFLY/In-A-Gadda-Da-Vida使いの暗く寂しい曲。まずまずかな。
(2025/05/12)

CHINGO BLING/Walk Like Cleto (2004)

毎月12日は12'シングルの日
テキサスのメキシカン・ラッパー/コメディアンCHINGO BLINGが2004年にリリースしたアルバム『The Tamale Kingpin』からの4曲入りシングル。コミカルなラップが持ち味で、なかなか聴かせるね。
A2. Walk Like Cleto (Street Version)

ニワトリの鳴き声を入れたMANIE FRESHばりのイケイケ・バウンスなトラックに5TH WARD WEEBIEをフィーチャーしたバカチョンなファンキー・シット!

B1. Waca, Waca, Waca (Street Version)
電子音なトラックに「ワカワカワカ!」と素っ頓狂なラップが耳を離れない佳曲。
B2. American Pie (Street Version)
これも不穏な電子音に(意図的に)荒っぽいスクラッチが耳を惹くトラックにMIKE JONESとPAUL WALLの強力なメンツをフィーチャーしたハーコー・シット!
B3. Swang On Deez Nutz (Street Version)
チカーノ系特有の哀愁のスパニッシュ・ギターを取り入れたトラックにRUSSELL LEEの歌をフィーチャーした哀愁ナンバー!
(2025/05/12)

KISS/Dynasty (1979)

1979年にリリースした7thアルバム『Dynasty(邦題:地獄からの脱出)』。プロデュースは、VINI PONCIA。当時、小学校低学年でしたが、「I Was Made for Lovin' You」はラジオやテレビでかなり流れていましたね~ 怖いペイントして、ザ・シーク顔負けに口から火を吹くパフォーマンスには子供ながらに恐怖を覚えましたが、こんなノリの良い曲もしてるんだって思った記憶がありますね。全米11位と大ヒットとなった「アイ ワズ メイド フォー ラヴィン ユー、ベイビー♪」もキャッチャーなディスコ対応のハードロック1. I Was Made for Lovin' You、ベースが効いた郷愁感漂う3. Sure Know Something、ちょっとポップな感もあるノリの良いハードロック4. Dirty Livin'、男の哀愁を感じるギターが胸を熱くさせるハードロック6. Magic Touch、ドライブ感たっぷりのハードロック7. Hard Timesがお気に入り。(2025/05/10)

B.T. EXPRESS/Express (1974)

毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」

NYブルックリンの人気ファンク・グループB.T. EXPRESSが1974年にリリースしたデビュー・アルバム『Do It ('Til You're Satisfied) 』からのシングル。プロデュースは、JEFF LANE。

A. Express

B. Express (Disco Mix)

B面はA面のロングバージョンで、列車の音を取り入れたノリの良いディスコ・ファンク!BUSY BEE/Express、GANG STARR/Gusto、LEADERS OF THE NEW SCHOOL/Sound of the Zeekers @#ˆ**?!、POWERULE/Young Stars From Nowhere、PRINCE JOHNNY C/For the Love of Hip-Hop等でサンプリング。

(2025/05/07)

V.A./Go-Go The Sound Of Washington D.C. (1985)

1985年にLONDON RECORDSからリリースされたワシントンGO-GOの2枚組オムニバス。こんな国内盤がリリースされていたのも驚きですが、これを昨年、近所のブックオフで見つけたことの方が驚きですね~ 近所にワシントンGO-GOなんて、今やドマイナーなもの聴いていた人がいると思うとワクワクするね笑

収録されているアーティストもREDDS以外、全然聞いたことがないけど、もう、GO-GO大好きなんで、無条件にOK!

A、B面はREDDS AND THE BOYSによるライブ”Hitt'n And Holding Live”。

以前にレビューした1985年のオムニバス『Go Go Crankin'』にも収録されていたグループですね。

A1. Introduction

A2. Hear Any Noise It's Just Redds And The Boys

A3. Hitt'n And Holding

A4. What You Say - Love Boat, Love Boat

クレジットは4曲だけど、メドレー形式なので実質1曲。パーカッション、ピュンピュン・マシーン、ホーンのワシントンGO-GO必須のバック隊に活きの良いコールアンドレスポンスがマジで最高過ぎるぜ!曲によってホーンのアレンジを変えてるので、まったく飽きないで聴けるよね。ライヴに行ってREDDSの「右手を空に上げろ!左手はパンツの中だ!Put Your Right Hand In The Air, Put Your Left Hand Down In Your Underwear!」を一緒に叫びたいよマジで!

B1. Bop Gun

B2. Oops Si Do

B3. Lock It In The Pocket

B4. Funk Your Body "Redds"

これもクレジットは4曲だけど、実質1曲。

基本、A面と変わらないけど、それがワシントンGO-GOたる所以(笑) このREDDSって男、かなりの盛り上げ上手だね!アルバムはリリースされてないのかな?

C. SHADY GROOVE/On The Move Live

ヴァージニアのGO-GOグループだけど、ボーカルがやる気がない感じで少し萎えるね。演奏は軽めながら最高なだけに少し残念。

D. PETWORTH/Special Dedication Live

ラストはPETWORTHなるグループ。軽快なギターを活かしたライト・ファンクなGO-GOからホーンセクションがイカしたサウンドなどバラエティに富んだトラック上で客を煽る塩辛ボイスがGOOD!これはカッコいいね!

(2025/05/05)

MASTERS OF CEREMONY/Dynamite (1988)

GRAND PUBAが在籍したNYのヒップホップ・グループMASTERS OF CEREMONYが1988年に4TH & BROADWAY/STRONG CITY RECORDSからリリースしたデビュー・アルバムにして唯一のアルバム。メンバーは、D.J. SHABAZZ、GRAND PUBA MAXWELL、DR. WHOの3名にサブメンバーとしてラガMCのDON BARON、プロデュースは、GRNAD PUBA(MAXWELL DIXON)とD.J. SHABAZZ、お目付け役は、ROCKY BUCANOとJAZZY JAY!近田春夫のFM 『ミュージック・ワークショップ』をエアチェックしていて、おそらく「Master Move」を聴いたのが出会いだったかな。そのカッコ良さにはシビれたな~

A1. Dynamite
J.J. JOHNSON/Parade Strutのドラムにトランスフォーマー・スクラッチを散りばめたトラックにタイトなラップがイカしたクラシック!
A2. Keep On Moving
KOOL & THE GANG/Give It Up by Kool & the Gang、YELLOWMAN/Zungguzungguguzungguzeng使いのアーシーなファンキー・チェーン。
A3. Redder Posse
跳ね気味の打ち込みドラムと春っぽい心地よいメロディに女性コーラス、そしてDON BARRONのラガ・ラップをフィーチャーしたメロウ・ナンバー。今聴くと、意外にもR&B色濃い曲だね。
A4. One To The Knot
ワンループのファンキー・トラックにトランスフォーマー・スクラッチのシンプルさがラップを引き立てるナイス・チェーン!後のBRAND NUBIANを思い起こさせるね。
B1. Rock Steady
WILSON PICKETT/Get Me Back on Time, Engine Number 9、ARETHA FRANKLIN/Rock Steady、UFO/ESGのド定番ネタを組み合わせた最強にファンキーなクラシック!このカッコ良さよ、最高だぜ!
B2. Sexy
KENNY ROGERS AND DOLLY PARTON/Islands in the Stream、BROOK BENTON/EndlesslyネタにDON BARRONをフィーチャー。ドラムがちょっと好みじゃないかな…
B3. Master Move
MANDRILL/Fencewalk、BOB JAMES/Take Me to the Mardi Gras、QUEEN/Flash's Theme使いの鬼ファンキーなトラックにDON BARRONをフィーチャー。DON BARRONの存在感が際立ってるね。カッコ良すぎ!
B4. Cracked Out
FATBACK BAND/I Found Lovin'、GEORGE CLINTON/Atomic Dog、BESIDE/Change the Beat (Female Version)    、WILLIAM RAY/You Are What You Areネタだけどドラムがダメだね…
B5. Rock With The Master
女性コーラスを交えた軽めの可愛らしいトラックにDON BARRONをフィーチャー。これもドラムがな…
(2025/05/03)

THA HITMEN/Here Come Tha Hitmen (1993)

ウエスト・コーストヒップホップ界のパイオニア的存在のRODNEY O & JOE COOLEYがPOOKIE DUKEと組んだTHA HITMENが1993年にPSYCHOTIC RECORDSからリリースした唯一のアルバム。プロデュースは、JOE COOLEY。余談ですがPOOKIE DUKEは2017年に亡くなったみたいですね…(R.I.P.)G-FUNKというよりは古き良きウエスト・コーストのファンキー・トラックで、特に重たいビートのイントロ1. In Tha House、MELVIN BLISS/Synthetic SubstitutionのビートにFOSTER SYLVERS/Misdemeanorの声ネタ、MALCOLM McLAREN/Buffalo Galsも隠し味にしたご機嫌なファンキー・シット2. Here Come Tha Hitmen、JOE COOLEYのソロで、AL GREEN/Here I Am (Come and Take Me) 、OHIO PLAYERS/Funky Worm使いのファンキー・チューン3. J.O.E.、POOKIE DUKEのソロで、ブルージーなギターのループのトラックにBILLY SQUIER/The Big Beatのシャウトを合わせた5. 1-4-The Road、RODNEY O & JOE COOLEYによるOHIO PLAYERS/Funky Wormネタのファンキーな6. Everybody's Talkin 'Bout They Nine、ZAPP/So Ruff, So Tuff by Roger使いのノリノリなウエスト・コースト・ファンク7. Sho Gettin Ruff、WAR/Me and Baby Brotherネタのご機嫌なファンキー・ナンバー8. Finger On The Trigger、ネタ名は思い出せないが、シンプルに楽しげなファンキー・チューン11. 3 Funky Hitmenがお気に入り。(2025/04/26)

LEO'S SUNSHIPP/We Need Each Other (1978)

MOTOWN、特にMARVIN GAYE作品を手掛けたKENNY STOVERを中心にALVIN FEW、JOHNNY SIMONEのトリオによるR&B/ファンク・グループLEO'S SUNSHIPPが1978年にLYON'S RECORDSからリリースした唯一のアルバム。これは1996年にUKのEXPANSION RECORDSからの再発盤。制作途中でJOHNNY SIMONEが癌で亡くなったため4曲しかできず、その4曲のインストを加えてアルバムを完成させたとのこと。きちんとフルアルバム作っていたら、きっととんでもないアルバムになっていたんだろうなと思わせる好曲揃いで、オムニバス『The D&D Project』収録のFABIDDEN FRUT/From Within Out、SHOLA AMA/I Love Your Waysで使われたCURTIS MAYFIELD/Give Me Your Loveにも似たニューソウル感溢れるメロウ・クラシックA1. Give Me The Sunshine、フリーソウル・シーンで大人気のAL JOHNSON/I'm Back For Moreのオリジナルで、ACTION BRONSON/The Choreographerでサンプリングされた妖しげな雰囲気も漂うメロウ・グルーヴA2. I'm Back For More、カッティング・ギターもイカす疾走感溢れて都会的なグルーヴィー・チューンA3. Get Down People、TAVARESがカバーしたグルーヴィーでありながら哀愁たっぷりのメロディが最高なB1. Madame Butterflyと4曲すべて最高!MARVIN GAYEに楽曲提供した実績は伊達じゃないね。(2025/04/19)

CHILL ROB G/Let Me Know Something (1996)

毎月12日は12'シングルの日
ニュージャージーのレジェンドMC"CHILL ROB G"が長いブランクを経て1996年にECHO INTERNATIONALからリリースしたシングル。
A2. Let Me Know Something (Street Version)

プロデュースは、STORMで、暗めのピアノのループに短い女性コーラスをプラスしたアングラな佳曲。

B1. Know Ya Place (Dirty)
プロデュースは、EMOEで、ズシっと重たいビートに寂しげなピアノのループが印象的なもろNYアングラな一発。
(2025/04/12)

CHEK 1 CHEK 2/The Thickness (1992)

毎月12日は12'シングルの日

謎のグループCHEK 1 CHEK 2が1992年にMHJ RECORDSからリリースした唯一のシングル。2曲とも最高なのにまったく話題にならなかったのは残念な限り。

A1. The Thickness (Hip Hop Mix)

THE ISLEY BROTHRS/Between The SheetsネタのイントロからSOUL II SOUL/Back To LifeのビートにMTUME/Juicy Fruitを合わせたトラックにフィーメールMCがラップするメロウ好きには堪らないメロウ・ミディアム!

B1. One Nite (Extended Mix)
疾走感のあるビートにメロディアスなピアノ、(多分)INNER LIFE/I'm Caught Up (In a One Night Love Affair)のフレーズを合わせた最高のメロウ・グルーヴ!
(2025/04/12)