メンフィスのレジェンドEIGHTBALL & MJGがSUAVE HOUSE/RELATIVITYから1995年にリリースした3rdアルバム。プロデュースは、SMOKE ONE PRODUCTIONS(T-MIX)、スクラッチには、DJ SQUEEKYも参加。全米8位に輝き、ゴールドディスクとなった出世作。個人的にはMJGの聞き取りやすく、的確に韻を踏んだラップが大好きですね!もちろんEIGHTBALLの体格並みに迫力のあるラップも好きですけどね。バラエティーに富んだ内容で、ベーシックな名盤だと思います。
A1. Intro
ホラーなイントロ。
A2. Pimp In My Own Rhyme
妖しげなピーヒャラ・シンセも取り入れた暗闇に引きずり込むような雰囲気充満なトラックに貫録たっぷりな御大のラップが映えるダーク・チューン。
A3. What Can I Do
跳ね気味のドラムにおどろおどろしいシンセやピアノが耳を惹くナンバー。
A4. For Real
ワウ・ギターや儚い音色のシンセ、ピーヒャラ・シンセが郷愁感を駆り立てるミディアム・チューン!二人のラップも若干落ち着いた感じなのもナイス。
B1. Funk Mission
N.W.A./Dopemanの声ネタやラストには映画『New Jack City』のセリフも取り入れたブルージーな曲。ドラムが好みじゃないかな。
B2. Kick That Shit
STEVE MILLER BAND/Take the Money and Runのドラムを隠し味に使い、FLAVOR FLAVの「Kick That Shit!」の声ネタも巧みにスクラッチしたファンキーな好曲!このネタ、たぶん誰かが使っていたけど、思い出せない… Whosampledにもなかったけど、誰だろ?
B3. Friend Or Foe
アーシーで哀愁溢れるスロウ・トラックにE-40、MAC MALL、BIG MIKE、EIGHTBALL、MJGの順でマイクを回し、フックでは、RODNEY D. ELLISがエモーションな歌でバックアップするサザン・フレイヴァたっぷりの好曲!
B4. Hand Of The Devil
タイトなドラムに郷愁ギター、ピーヒャラ・シンセが効いたそこはかとなく寂しげなナンバー。この雰囲気イイね~ 落ち着いた貫禄たっぷりなラップも最高だね。
C1. Top Of The World
ファンキーなビートとISAAC HAYES/The Look of Loveの弾き直しを軸に浮遊感のあるキーボードと女性ボーカルのヴォコーダーを組み入れた郷愁感溢れてグルーヴィーな好曲!
C2. What Do You See
ドスが効いたビアッチ・ラッパーNUCKLE HEADSをフィーチャーしたミステリアスな雰囲気のナンバー。
C3. In The Line Of Duty
不気味な鐘の音が響き渡るホラー・チックな曲。ドラムがあまり好きではないかな。
C4. All In My Mind
レーベルメイトのSOUTH CIRCLEをフィーチャーした、もの哀しいピアノが胸を打つ曲だけど、ペラペラなドラムがもったいないな…
D1. Comin' Up
憂いを感じる暗めのナンバー。
D2. Space Age Pimpin'
まろやかなギターの優し気なメロディにすべてを持っていかれるトラックに1 OF THE GIRLS のメンバーNINA CREQUE嬢のコーラスもバッチリはまったメロウ・ミディアム!
D3. Break 'Em Off
タイトなビートにスリリングなウワモノの佳曲
(2025/05/31)