OLD 2 DA NEW SCHOOL -2ページ目

ESTHER WILLIAMS/Let Me Show You (1976)

ワシントンD.C.出身でEDDIE DRENNON & B.B.S. UNLIMITEDのメンバーでもあった女性シンガーESTHER WILLIAMSが1976年にNYのFRIENOS & CO.からリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、そのEDDIE DRENNONとROY NORMAN RONOR INT'Lと2曲はGREG CARMICHAEL。ディスコの神TOM MOULTONにがリミックスした再発盤も話題になってましたね。ESTHER WILLIAMSと言えば何と言ってもKID 'N PLAYのクラシック「Last Night」の元ネタ「Last Night Changed It All (I Really Had A Ball)」に尽きるかな~!アルバム全体は思ってたよりポップ寄りの感じがしたけど、疾走感溢れて最高にグルーヴィーな2. Every Dog Has His Day、GREG CARMICHAEL制作でファンキーなワウ・ギターとパーカッションが効いた3. It Feels Real Good、明るく楽しくウキウキするナンバー6. Its All In The Way You Dance、郷愁感のあるミディアム・グルーヴ7. Never Say Never、電話の音と会話から始まるイントロと「ラストナイ チェンジィトオール」のコーラスも最高過ぎるクラシック8. Last Night Changed It All (I Really Had A Ball)、8.のシングルバージョン10. Last Night Changed It All (I Really Had A Ball) 45' Versionがお気に入り。(2025/09/13)

 

COLD WORLD HUSTLERS/Everyday Thang (1995)

毎月12日は12'シングルの日
サンフランシスコのCOLD WORLD HUSTLERSが1995年にリリースしたアルバム『Iceland』からのシングル。G好きには有名なグループですね。
A1. Everyday Thang (Original)
REGGIEプロデュースのSLAVE/Just a Touch of Loveをピッチダウンして使ったベースラインにピーヒャラ・シンセ入りの郷愁感溢れるまろやかなトラックにONE TYMEによる熱い男性コーラスもバッチリはまったクラシック!余談だけど、WHOSAMPLEDによるとネタみたいだけど、どう聴いても使ってないような気がする。
A3. Everyday Thang (Original - Remix)
硬めの叩きつけるようなドラムに寂しげなピアノ、キーボードのメロディのトラックにGスタの哀愁を感じる好リミックス!これも最高だね~ ちなみにサクラメントのBLACK MARKET RECORDSのコンピ『Best of Black Market Records Verse 1』に収録されてます。
B3. Cold Day In Hell (Remix)
THE ENHANCER制作でクルーの11/5が参加した暗闇に引きずり込まれるようなダーク・ナンバー。
(2025/09/12)

COLD CRUSH BROS./Cold Crush Flava (1995)

毎月12日は12'シングルの日

ブロンクスの伝説的なオールド・スクーラーCOLD CRUSH BROS.(COLD CRUSH BROTHERS)が1995年にKRS-ONEのレーベルFRONT PAGE ENTERTAINMENTからリリースしたシングル。プロデュースは、もちろんKRS-ONE。

A1. Cold Crush Flava

軽めのビートにDONALD BYRD/Dominoesのフレーズを交えた曲だけど、ビートがイマイチかな。

A2. Resurected

クレジットはないがCHUCK Dのアジテーションからスタートし、スリリングなトラック上でマイクを回し見事なオールド・スクール・ラッピンを披露する快作!

A3. Hut - Girl

JUNIOR/Mama Used To Sayのフレーズからスタートし、COMMODORES/The Assembly Line使いの勢いのあるトラック上でマイクを回す佳曲。

(2025/09/12)

THE BLACKBYRDS/Happy Music (1975)

毎月7日は「シングル・レコード・レビューの日」

偉大なトランペッターDONALD BYRDの舎弟グループTHE BLACKBYRDSが1975年にリリースした3rdアルバム『City Life』からのシングル。

A. Happy Music

イントロのフレーズ「ロッキン ミュ~ジッ~ク」がSPARKY DEE f/RED ALERT/He's My DJ (Red Alert)、STEADY B/Rockin' Music、TYCOON TOSH AND TERMINATOR TROOPS/Love & Peace、JAZ/The Sign of the Crimes、ESHAM/Get on Down等でネタ使いされているエレピも心地良いガラージ・クラシック!

B. Flying High

ポップすぎるディスコでイマイチかな。

(2025/09/07)

MACK DA MANIAK/Loco Motive (1996)

NYクイーンズのダミ声ラッパーMACK DA MANIAKが1996年にSELECT RECORDSからリリースした唯一のアルバム。当時、予備知識もなく突然リリースされたアルバムで「誰これ?」と思った記憶がありますね笑 まあ、ラップ、トラック共にアベレージだと思うけど、こんなものもあったな、ということで。
A1. Reincarnation
雷をバックに叫ぶイントロ。
A2. I'm A Maniak
TONY T.プロデュースで、ISAAC HAYES/No Name Bar使いの渋いトラックにフックで懐かしいMICHAEL SEMBELLO/Maniacの「メ~イニアック、メ~イニアック」と不気味に歌うナンバー。
A3. The Set Up
銃撃戦の短いスキット。
A4. Come On
R. BROWN制作で、甲高く響くビートに夕暮れモードのホーンが印象的な小品。
A5. 2 My Brothas
R. BROWNが手掛けた跳ね気味のビートにうっすらとピアノをループしたナンバー。
A6. Orgie
TONY T.プロデュースで、NY好きが反応しそうなジャジーなホーンを活かした佳曲。
A7. Don't Disturb This Groove
R. BROWN制作で、カンッ、カンッと響くドラムにLOVE UNLIMITED ORCHESTRA/Makin' Believe That It's Youの流麗なギターをピッチダウンしてループしたナイス・メロウ・ミディアム。タイトルからてっきりTHE SYSTEMと期待したんだけどね。
A8. F**k That S**t
ドラムがあまり好みではないかな…
B1. It's Alright Wit Me
TONY T.プロデュースで、硬めのドラムのトラックにラップを乗せた短いインタールード。
B2. What Goes Up
TONY T.制作で、J.J. JOHNSON/Pull, Jubal, Pull使いのファンキー・チューン!これはカッコいいね~
B3. It's Gonna Be Alright
R. BROWNが手掛けた曲で、悪くはないけど、ドラムが全部似ているんだよね… 
B4. S**k My D**k
短いスキット。
B5. Divorce
TONY T.プロデュース、MACK DA MANIAKがCOプロデュースで、THE METERS/Cardovaまんま使いのファンキー・トラックにクレジットはないがSALT-N-PEPAのSPINDERELLAをフィーチャーした好曲!MVにはしっかりとSPINDERELLAも出演しているのにクレジットがないのはどうしてだろうね?
B6. What Cha Gonna Do
ドラムが苦手だな…
B7. And U Know That
DONALD BROWNとTONY T.が手掛けた、なんとG-FUNKテイストのピーヒャラ・シンセとピアノ、男女のコーラスを大きくフィーチャーした哀愁溢れるNY流Gシット!これはG好きにもおススメ。
B8. Do Da Do Anthem
TONY T.プロデュースの短いインタールードながら、トラックは一番ドープだね。これを普通に曲にしてほしかったな。
B9. Real 2 Real
ジャズネタだけど、ドラムがダメだ…
(2025/09/06)

CROWDED HOUSE/Same (1986)

NEIL FINN(ボーカル、ピアノ、ギター)、NICK SEYMOUR(ベース)、PAUL HESTER(ドラム)からなるオーストラリアで結成のロックバンドCROWDED HOUSEが1986年にリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースは、MITCHELL FROOMで、1曲のみ、EDDIE RAYNERと、NEIL FINN。CROWDED HOUSEといえばやはり全米2位(年間チャート13位)に輝いた「Don't Dream It's Over」に尽きますね!ほんとメロディを含むその空気感は堪らないものがありますね。フォーキーなイントロから力強いドラム、ホーンが飛び出す青春ロック1. Mean To Me、寂しげなメロディに惹き付けられるロック・ナンバー2. World Where You Live、優しくもどこか懐かしいメロディ、プロコルハルムのようなオルガンも胸を打つトラックに「もう終わったなんて夢見ちゃだめだ」と歌う名曲4. Don't Dream It's Over、郷愁感漂うメロディに随所で不協和音なピアノも組み合わせた7. Hole In The River、ドライブ感のあるビートにどこか寂しげなメロディのロック・ナンバー8. Can't Carry Onがお気に入り。(2025/08/30)

BRANDY/Same (1994)

1994年のデビュー以来、アメリカを代表するR&Bシンガー/女優として活躍するBRANDYが1994年に名門ATLANTIC RECORDSからリリースし、全米20位に輝いたデビュー・アルバム。プロデュースは、KEITH CROUCH、KENNETH CROUCH、ARVEL McCLINTON、SOMETHIN' FOR THE PEOPLE、DAMON THOMAS。KEITH CROUCHの出世作でもあるけど、SOMETHIN' FOR THE PEOPLEの仕事ぶりにも惹かれるね。

1. Movin' On

KEITH CROUCHプロデュースで、タイトなリズムにワンコードのギター、ウネウネしたシンセ、間奏のファンキーなホーンがアクセントの極めてシンプルなファンク・チューン。70年代のファンクを再現した感じだね。
2. Baby

KEITH CROUCH制作で、少し硬めのドラムにほぼシンプルなギターのみの至極シンプルなミディアム・ナンバー。好きだけどこれが全米4位になるとはかなり驚き。
4. I Wanna Be Down
KEITH CROUCHが手掛け全米6位に輝いたローテンポの太いビートに浮遊感のある寂しげなキーボードとTHE ISLEY BROTHERSバリの泣きのキーボードのメロディに15歳とは思えないしっとりとエモーショナルな歌を聴かせる名曲中の名曲!最初聴いたときもそうですが、30年以上経って聴いてもその感動は色褪せないですね。R&B好きなら絶対に聴いてほしい!

5. I Dedicate (Part I)

SOMETHIN' FOR THE PEOPLEプロデュースの短いインタールードながら寂しげなピアノのメロディが胸を打つスロウ。
6. Brokenhearted
KEITH CROUCH & KIPPER JONES制作で、全米9位と大ヒットしたしっとり系スロウ。リミックスではBOYZ II MENのWANYA MORRISとデュエットしてますね。ヒットしたのはこっちのバージョンですかね。 
8. Sunny Day

SOMETHIN' FOR THE PEOPLEが手掛けた超大好きなSIDE EFFECT/Private Worldを使ったメロウ・グルーヴ!このネタ使われると弱いな~
9. As Long as You're Here

SOMETHIN' FOR THE PEOPLEプロデュースで、ファンクなビートにWILLIE HUTCH/Brother's Gonna Work It Outを隠し味的に使った郷愁感漂うミディアム・グルーヴ。これも大好きだな~
10. Always on My Mind

KENNETH CROUCH制作で、TOM SCOTT AND THE L.A. EXPRESS/Sneakin' in the Backのビートに浮遊感のあるキーボードが絡む小品。

11. I Dedicate (Part II)

5の続編インタールード。
14. I Dedicate (Part III)

5の続編インタールード・パート2。
15. I Wanna Be Down (The Human Rhythm Hip Hop Remix)

4のリミックスで、ビートはそのままにキーボードを差し替えたトラックに大御所姉御MCのMC LYTE、QUEEN、LATIFAH、YO-YOをフィーチャーしたリミックス。悪くはないけど12インチに収録されていた「I Wanna Be Down (Cool Out Remix)」も収録して欲しかったかな。

(2025/08/23)

V.A./Reggae Dance Hall All The Hits (1988)

ROHIT INTERNATIONAL RECORDSから(おそらく)1988年にリリースされたダンスホール・レゲエのコンピレーション。那覇市にあった知る人ぞ知るレコ屋「タワーミュージック」(タワレコじゃねーぞ笑)が今は無き「マキシ-」の地下の階段にあった頃にSANCHEZのアルバムと一緒に買ったな~。いとうせいこうが監修した日本初のDJ本『ULTIMATE DJ HANDBOOK』を読んでレゲエも買い始めた頃でもあるね。レコードを集め始めた頃でもあるから、思い出深いね。

A1. TIGER/Don Is Don
人気DJのTIGERによるイケイケなダンスホール・スタイル。でも、ダンスホールにありがちな、つんのめるようなリズムのところは苦手だな。
A2. YELLOWMAN/Girl Watcher
RUN-D.M.Cとも共演し、ヒップホップ界からも人気のあるレジェンドDJのYELLOWMANによる、ほのぼの系トラックのユルーい佳曲。味があるDJだよね。
A3. BARRINGTON LEVY/She Is Mine
カナリア・ボイスで知られる人気ダンスホール・シンガーBARRINGTON LEVYによる、心ウキウキさせる楽しいトラックに伸びやかに歌いあげる好曲!これ本当に気持ちいいね~
A4. SHELLY THUNDER/Kuff
ヒップホップ界でも名が知られている女性DJのSHELLY THUNDERのヒット曲。ドラムだけの単調でどうってことない曲だけど、コミカルなDJがうけたんだろうね。知らんけど。
A5. FRANKIE PAUL/Them Ah Fight Fight
ジャマイカのスティービー・ワンダーと呼ばれる大物シンガーFRANKIE PAULによる、郷愁感溢れるルーツ系トラックに寂しげな素晴らしい歌を聴かせる好曲!このアルバムで一番好きな曲ですね!ほんと良い曲!
B1. GENERAL TREES/Raggamuffin
80年代の人気DJによる、シンプルなユルユルなトラックに気の抜けたようなコミカルなDJのナンバー。特にひっかかりはないかな。
B2. SANCHEZ/Come On Baby
甘い歌声で人気を博したシンガーSANCHEZによる、ゆったりホンワカ系のナンバー。歌声が素敵だよね。
B3. HALF PINT/Romeo & Juliet
THE HEPTONES/Get In The Grooveのリメイクで、ゆったりと甘いトラックにHALF PINTの味のある歌が染み渡るね。
B4. MARK BRYAN/Sharron Sharron
70年代から活動するシンガーの楽しげなナンバー。これって絶対70年代の曲だよね!? サウンドが全然違うよね。
B5. SANCHEZ/Lonely
ゆったりとしたリズムにどこか懐かしいメロディのトラックに甘い歌声を聴かせるナンバー。
(2025/08/16)

THE COLLEGE BOYZ/Victim Of The Ghetto (1992)

毎月12日は12'シングルの日
1994年リリースの2nd『Nuttin' Less Nuttin' Mo'』がG-RAP好きにも知られているLAの大学生ことTHE COLLEGE BOYZが1992年にリリースしたデビュー・アルバム『Radio Fusion Radio』からのシングル。メンバーは、R.O.M.、SQUEAK、HUMPHRY、DJ CUE。
A1. Victim Of The Ghetto (Ragamuffin Mix)
プロデュースは、TONY JOSEPHとERIC "QUICKSILVER" JOHNSON。リミックスは、DJ RON SKIとHUMPHRY。EDDIE KENDRICKS/The Newness Is Goneネタの郷愁感溢れるトラックにラガ・ラップをフィーチャーした、この時代ならではのリミックス。ラガに抵抗ないんで好きだな~
A2. Victim Of The Ghetto (Hip Hop Mix)
ブレイクビーツ(ISAAC HAYES/Breakthrough?)に緊張感のあるネタ(B.T. EXPRESS ?)を合わせ、サビで女性コーラスが歌うリミックス。このリミックス、最高なんだけど、なんでラップ入れなかったのかな?もったいない!
B1. Victim Of The Ghetto (LP Version)
オリジナル・バージョンで、A1のトラックに女性コーラス入り。ラガに抵抗あるならこれがオススメかな。
B3. Medley: Fuck All The Rigamarole - Politics Of A Gangster
アルバム収録曲のメドレーみたいな曲。正直、不要かな。
(2025/08/12)

CO-DEFENDANTS/Just When You Thought (1995)

毎月12日は12'シングルの日
WU-TANG CLANの2軍メンバーENZAが組んでいたグループCO-DEFENDANTSが1995年にECHO INTERNATIONALからリリースしたシングル。
A1. Just When You Thought
KING SUNとのコンビで一世を風靡したD. MOETが手掛けたBARRY WHITE/I'm Gonna Love You Just a Little More Babyネタに少しGっぽいピーヒャラ・シンセを合わせた哀愁トラックに男性ボーカルOMAR CHANDLERがフックで熱く歌うナンバー。ドラムがもう少し強ければな~
B1. Get Your Weight Up
C.E.O.プロデュースによるSUN/Time Is Passing使いの夕暮れモードのトラックに、なんとベテランROB BASEをフィーチャーした佳曲。
B3. Who Are We
C.E.O. & GREG BROWNプロデュースで、ファンクな重たいドラムにイルな音処理のウワモノがカッコ良すぎる!ウェスト・コースト好きにもオススメ。
(2025/08/12)