おげれつたなか先生(←お名前!!)の、BLマンガ。
ストーリーは、高校のときの元カレ・太一(コミュ障)と、大学でまさかの再会を果たした直人(パリピ)。友達同士ならうまくいくのに、恋人になると気持ちが強すぎてうまくいかない、二人の顛末。
このマンガ、恋愛対象を男と限ってもいない感じで、ふつうに機会があれば女の子ともデートに行く、というのがすごく自然でよかった。ダブルデート(女二人、男二人)で水族館に行くんだけど、太一と直人が後ろ手で手をつないでるところなんか萌。
でもか~なり激しめなエロシーンがあるから、苦手な方は要注意かも。私はエロシーンなくても、このストーリーは好きだけど。
ところでこれは他のBLを読んでても思うんだけど、やっぱり「男同士はふつうじゃない」的な常識が直人の頭の中にはあるようで、一家離散を経験してる太一の家族になってやれないことを気にやむんだが、このマンガが発売されたのは2015年。これから同性婚がどんどん合法になって男同士でも家族になれる世界になったら、日本のBLはどういう変化を遂げるんだろう。
えすとえむ先生の作品なんかは、同性婚が当たり前な現代ヨーロッパを舞台にしてるものもあって、でもふつうにBLとして成立してるから、そこらへんの葛藤に頼らないストーリーが展開されるのか。これからも楽しみ。
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●好きなBL作品(BL要素が感じられるもの含む)
・『双程』 (中国のBLドラマ)
・『虫と歌』 (市川春子さんのマンガ)
・『夜よ、ひらけ』 (韓国文学)
・『影裏』 (沼田真佑さんの小説。芥川賞受賞作)
・『火花』 (又吉直樹さんの小説。芥川賞受賞作)
・『どうしても触れたくない』 (ヨネダコウさんのBLマンガ)
・『HIStory 2 越界 〜君にアタック!』(台湾初のBLドラマ)
・『equus』『作品ナンバー20』『ULTRAS』『キネイン!』
(えすとえむさんのBLマンガ)
・『メリーチェッカ』(鈴木ツタさんのBLマンガ)
・『夜空のすみっこで、』(ハヤカワノジコさんのBLマンガ)
・『ふしぎなともだち』(新井煮干し子さんのBLマンガ)