市川春子さんという漫画家さん。はじめて読んだけど、独特でちょー面白かった。

 
表題作から読んだら、「?」だったんだけど、はじめからぜんぶ通して読むと表れる、この未体験の世界よ。。。
 
四つの短編が入ってるんだけど、私がいちばん好きなのは一個目の『星の恋人』。
 
本来のあらすじは、「僕の指から生まれた妹に恋しさをつのらせて、ひとつになりたいと願うようになる」という奇想天外な話なんですが。
 
ここに収められた作品って、どれも絶妙にBLみが感じられて、私のインナー人格・中2のブスの妄想が、話をそっちには消化させないんです。
 
冒頭、「叔父さんは好きだったなぁ」ってことは、さつきくんの「好き」が育って、ああなったんですよ。叔父さんむっちゃイケメンだし!オイオイ~あの場面ってもしかして同衾してんちゃうんか~??(´д`)ハァハァハァハァ
 
しかし物語はそこで終わらない。「好き」はやがて自立し、人格をもちはじめて、、、
 
自分からうまれたものが、独り立ちして自分から離れていくのって、どんな気持ちなのかな。やっぱり不安なのかなぁ。
 
 

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●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)