益田ミリさんの漫画。

主人公の早川さんが、せっかく田舎に引っ越したのに、世間の田舎暮らしのイメージに、合わせないわけでも合わせるでもなく、どちらでもない感じで、森は散歩するけど畑はめんどくさいからやんない、みたいにフラフラしてんのが良かった。つまり一言で私はこうです、と言いきらない。

そんで、世間に対して何かを言い切らないことのラクさよ。

年をとると、世の中のことって、たいていのことは白黒つかないよなーと思う。若い頃は何でもハッキリさせようとして、無駄に疲れてた気がする。グレーな大人になって、マジでよかった。

隠居だからって4畳半でちゃぶ台に裸電球とか絶対やんねーし。