ブスとバカとダメ人間が超イキイキしてて、作者の愛を感じます。


うめざわしゅんさんの漫画を通すと、この世界が見えないことにしてるいろんなことが、拡大鏡を通したみたいに見えて、よしよし、とほくそ笑んでしまう。ハナクソとかフケとかって、顕微鏡で見るとすんごいキレイっていう話を聞いたことがあるんですけど、こんな汚いものとキレイなものが同じことなんだぜ!っていう。オラオラこれでも見えねーか!って突きつけてくるような。


といって、美化しとけばOKなんていうキャラクターにもっとも失礼なことはしないところがまた信頼置けるじゃないですか。そんなことではぜんぜんなくて、汚いもんでも、その汚さをものすごーく丹精込めて描いた先にあるものにサッと光をあてる、みたいな愛なんです。


…なんかちょっとなー、どんな言葉もこの漫画の感想としては役不足な気がして、読んで呆然としちゃったんですけど。そんな表現に出会えることって幸せな経験だ!と思い直しました。



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●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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●隠居生活の本出てます